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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年6月定例会産業委員会
所管事務等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/04/2018 会派名:


○梅藤企業局長
 企業局長の梅藤でございます。よろしくお願いいたします。
 今議会へ提出いたしました企業局関係の案件は、報告第17号から報告第19号までの予算繰越計算書の報告についての3件であります。
 工業用水道事業、水道事業及び地域振興整備事業の各事業会計における、平成29年度予算の建設改良費の繰越額を、地方公営企業法の規定により報告するものであります。
 予算繰越計算書の報告の詳細につきましては、後ほど次長から説明いたしますので、私からは、所管事業の実施状況等について説明を申し上げます。
 お手元の産業委員会提出資料の1ページをごらんください。
 1平成29年度企業局決算見込みについてであります。
 まず、1の工業用水道事業会計であります。
 工業用水道事業の平成29年度の収益は44億6500万円、費用は41億7000万円で、平成29年度の損益は2億9500万円の黒字、前年度に比べて3900万円の減でございます。
 次に、2の水道事業会計でありますが、収益は65億500万円、費用は52億6800万円で、平成29年度の損益は12億3700万円の黒字、前年度に比べ1億1300万円の増となりました。
 次に、3の地域振興整備事業会計でありますが、収益は2700万円、費用は8200万円で、平成29年度の損益は5500万円の赤字となりました。
 以上が、平成29年度決算見込みの概要であります。
 内容につきましては、地方公営企業法第30条の規定に基づき、過日、知事に報告をいたしました。今後、監査委員の審査を経て、県議会9月定例会の認定に付すことになっております。
 2ページをお開きください。
 2工業用水道及び水道事業の現状についてであります。
 まず、1工業用水道事業ですが、柿田川工業用水道を初めとする7つの工業用水道事業を経営しております。
 1の(1)の表の1段目の合計欄にありますとおり、現有給水能力は7事業合計で日量146万6000立方メートル余、契約水量は、その下の段に記載のとおり、75万9000立方メートル余となっております。また給水先事業所数は348社であります。
 平成29年度の実使用水量は、(2)の表の2段目の合計欄にありますとおり、年間合計1億9100万立方メートル余で、前年同期比101.5%となっております。なお、上段の契約水量に対する使用率は69.1%であります。
 次に2水道事業でありますが、駿豆水道を初め、3つの水道用水供給事業を経営しております。現有給水能力及び基本水量は、2の(1)の表の合計欄にありますとおり、3事業合計で日量41万9000立方メートル余であります。
 平成29年度の実使用水量は、(2)の表の2段目の合計欄にありますとおり、年間合計7899万立方メートル余で、前年同期比99.6%となっております。
 なお、上段の基本水量に対する使用率は51.6%であります。
 3ページをごらんください。
 3水道施設の耐震対策についてであります。
 企業局では、施設の破損等による二次災害防止と被災時における早期の給水機能の確保を基本方針として、第3期耐震計画等に基づき、地震対策に取り組んでおります。
 平成29年度末の耐震化率は、浄水場などの施設は73.9%、管路については46.9%であります。浄水場などの施設の耐震対策については、平成26年度から10年間の第3期耐震計画の期間内で、46施設の耐震化を計画しており、平成29年度末までに23施設の対策を実施いたしました。残る23施設は、2023年度末までに耐震化し、耐震化率80.5%の達成を目標としております。
 管路につきましては、第3期耐震計画及び第5期長期修繕・改良計画に基づき、平成29年度末までに、延べ346.9キロメートルの対策を実施し、2027年度末までに52.2%の達成を目標としております。
 なお、被災した場合には、第4次地震被害想定に対応した備蓄資材を利用し、早期復旧を図ることとしております。
 今後の方針といたしましては、浄水場等の施設については、引き続き第3期耐震計画に基づき、計画的に対策を進めてまいります。また、管路についても、水道施設更新マスタープランにおいて、耐震性、重要度、老朽度などを勘案して、管路整備の優先順位を定めたことから、これに従い計画的に耐震化を進めてまいります。
 4ページをお開きください。
 4地域振興整備事業の状況についてであります。
 1富士山麓フロンティアパーク小山については、ふじのくにのフロンティアを拓く取り組みの1つとして、小山町湯船地内において、レディーメード方式による工業団地を整備しており、面積等につきましては、表に記載のとおりであります。ことし9月末には全ての工事を完成させ、所要の手続を完了後、10月末以降に土地の引き渡しが可能となる予定であります。
 去る5月30日には小山町内の小学3年生137人が参加し、宮脇方式による植樹イベントを開催いたしました。
 企業誘致の状況につきましては、これまで、食品系企業を中心に、合計37社から引き合いがあり、現在、契約済みの1社を除く11社と具体的な商談を進めているところであります。引き続き、経済産業部や小山町などと連携し、次の成約につなげてまいりたいと考えております。
 5ページをごらんください。
 2長泉南一色工業用地は特殊紙の保管・配送を業務とする静岡ロジスティクス株式会社の新施設の用地造成であります。昨年12月に造成工事が完了し、4月27日に土地の引き渡しを終了したところであります。
 3清水町久米田工業用地は、航空機や宇宙関連の部品を製造する株式会社エステックの本社工場のための用地造成であります。昨年12月末に造成工事が完了し、6月1日に土地の引き渡しを終了したところであります。
 4森中川下工業用地は、生活用品等の梱包や保管、出荷を行う株式会社松井梱包の施設拡張の用地造成であります。昨年、12月27日に造成工事契約を締結し、工事着手いたしました。今年度後半の引き渡しを目指して、造成を進めてまいります。
 6ページをお開きください。
 5藤枝高田工業団地造成事業の概要についてであります。
 昨年、12月26日に企業局と藤枝市で、セミオーダーメード方式による工業団地造成を進めるための二者協定を締結いたしました。物件調査等の委託業務と民地に係る用地買収が完了し、現在、測量・設計の委託業務を実施しております。事業のスケジュールにありますとおり、2021年度末の完成を目指して、作業を進めているところであります。
 7ページをごらんください。
 6地域振興整備事業における整備対象用地の拡大についてであります。
 本年3月30日に、多様化する事業用地の需要に対応するため整備対象用地を拡大し、企業局が造成する用地として、新たに陸上養殖施設用地と植物工場用地を定め、告示いたしました。今後も、社会経済動向に応じ、企業のニーズに適合した用地を、柔軟かつ迅速に供給できるようにしてまいります。
 報告事項は以上でございますけれども、参考資料といたしまして、平成30年度企業局概要、それから企業局情報通信Kリリースをお配りしております。企業局情報通信Kリリースは、企業局の取り組みをPRするため毎月1回発行し、工業用水のユーザーである企業に配布しているものでございます。参考にごらんください。
 私からの説明は以上であります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○大場企業局次長
 今議会に提出いたしました予算繰越計算書の報告3件につきまして、御説明申し上げます。
 最初に議案に基づき概要を御説明し、その後、議案説明書に基づき、詳細を御説明申し上げます。
 議案の77ページをお開きください。
 報告第17号「平成29年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書」であります。
 78ページをお開きください。
 富士川工業用水道を初め、7つの工業用水道事業で、計5億1500万円を繰り越ししたものでございます。
 81ページをお開きください。
 報告第18号「平成29年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書」であります。
 82ページをお開きください。
 駿豆、榛南、遠州の三つの水道事業で、計3億400万円を繰り越ししたものであります。
 85ページをお開きください。
 報告第19号「平成29年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書」であります。
 86ページをお開きください。
 開発整備費で、7億4200万円を繰り越ししたものであります。
 次に、議案説明書に基づき、各事業の詳細を御説明いたします。
 議案説明書の58ページをお開きください。
 平成29年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書について説明いたします。
 まず、上段の富士川工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費1億6600万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、吉原線配水管路布設替工事において、施工箇所で大量の湧き水が発生し、この処理に日時を要したものであります。
 次に、下段の東駿河湾工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費2774万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、富士川浄水場の特別高圧用直流電源設備改築工事において、既存設備と更新設備の仕様の整合性を図ることに日時を要したものであります。
 59ページをごらんください。
 上段の静清工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など3億976万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、送水本線布設替工事において、既設の配水管の位置が当初の想定と異なっており、工法等について再検討する必要性が生じたため、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に、中段の中遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費30万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの理由といたしましては、寺谷浄水場の衛星携帯電話用外部アンテナ設置工事において、常設の外部アンテナ設置に当たり、基本設計の策定等に日時を要したものであります。
 次に、下段の西遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費920万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、初生浄水場急速攪拌機改築工事において、国営三方原用水2期事業の断水時期と重複しないための国との協議に日時を要したため、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 60ページをお開きください。
 上段の湖西工業用水道建設改良費の工事請負費100万円、下段の柿田川工業用水道建設改良費の工事請負費100万円につきましては、中遠工業用水道事業建設改良費と同じく、衛星携帯電話用外部アンテナ設置工事に係る繰り越しであり、繰り越し理由も同様であります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 61ページをごらんください。
 平成29年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書について御説明申し上げます。
 まず、上段の駿豆水道建設改良費につきましては、工事請負費1192万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、畑ポンプ場擁壁耐震補強工事において、地権者との補償交渉に日時を要したものであります。
 次に、下段の榛南水道建設改良費につきましては、工事請負費など1億1348万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、送水管布設替工事において、他の既設配管が近接していたことや、道路管理者との協議による施工方法の変更により、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 62ページをお開きください。
 遠州水道建設改良費につきましては、工事請負費など1億7860万円を繰り越ししたものであります。繰越の主な理由といたしましては、寺谷浄水場新浄水池送水ポンプ増設工事において、国営三方原用水2期事業の断水時期と重複しないための国との協議に日時を要したため、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 なお、繰り越し事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 63ページをごらんください。
 平成29年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書について御説明申し上げます。
 開発整備費につきまして、土地購入費など7億4200万円を繰り越ししたものであります。繰り越しの主な理由といたしましては、富士山麓フロンティアパーク小山(小山湯船原工業団地)造成事業において、引き合い企業の要望に応えるための区画割の検討に日時を要したものであります。
 また、森中川下工業用地造成事業においては、造成工事の盛り土材の搬入路の選定について地元との調整に日数を要したものであります。
 藤枝高田工業団地造成事業においては、藤枝市との協定締結が12月になり、測量設計業務委託の発注が1月になったため、適正な工期を確保するために繰り越しをしたものであります。
 なお、繰り越し事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 以上、3件の繰り越しにつきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により、報告するものであります。
 以上が、企業局の「予算繰越計算書の報告」の概要であります。よろしく御審査のほど、お願い申し上げます。

○大石(哲)委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これより所管事務調査に入ります。
 質問等がありましたら、発言願います。

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