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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:富士の会


○中澤(通)委員
 1点だけ聞かせていただきます。
 総合計画後期アクションプラン(仮称)95ページの中段以降ですけれども、リニア中央新幹線のことがここに書かれていて、要は整備した後、新幹線の増便等を願うというんです。JR東海が計画を出してこれどうするのというのは、まだまだ議論の範疇になっているんですけれどもね、わざわざリニア新幹線の整備が順調にいくように促進する、協力するようなことが書いてある。これはわざわざ書かなきゃならないんですか。何か枕言葉として使っているような感じがするんですけどね。この言葉はなくてもいいわけですよね。どうしてもこの言葉が必要なのか。そのことだけ聞かせてもらいたい。

○塚本交流企画局長
 この空港新駅の議論は、かなり以前からされておりまして、その中でリニア中央新幹線の議論が途中で入ってきました。国のリニア中央新幹線の議論をする委員会におきまして、このリニア中央新幹線ができた暁には、現在の新幹線の新たな使い方ができる。そういう中で、地元で非常に利便性の高い使い方ができる。その1つとしてこの富士山静岡空港と直結した新幹線新駅という議論が出てきましたので、やはりこの文脈の中で、この新幹線新駅を位置づけていこうということで、こういった表現をさせていただいています。

○中澤(通)委員
 リニアのことは民間会社のJR東海のことなんですよ。国鉄の時代と違って、民間企業になって全てがJR東海の持ち物ですよね。先ほど言ったように、あくまでも主体は民間会社で、強制力も何もないですよね。それが一部いろんな言い方をして、国策だとか、それに対する税金のカットとか、いろんなこと言ってますけれども、それはあくまでも国がやることであって、地方はまだ結論を出しているわけじゃないし、これからの問題で、今この段階でこういう枕言葉は要らないと私は思うんですよ。これを書かなければ、あとの文章が続かないんですか。

○塚本交流企画局長
 すいません。今、説明の中で若干舌足らずの答弁になりましたけれども、やはり現在の新幹線に新駅をつくるということに関しまして、東海道新幹線というのはやはり日本の国土軸上、大量高速輸送の大動脈になっていると。そういう中で、新たな新駅を設置するということが現実上難しい。具体的に言えば、あの1時間の中で「のぞみ」が9本――今度の改正で10本ぐらいになるようですけれども、そういった本当に4分、3分に1本新幹線が通っている中で、新駅をつくって空港用に「ひかり」か「こだま」をとめるということが、事実上無理であるという技術的な観点の中から、JR東海からは新駅設置が無理であるという説明がされております。したがって、そのリニア中央新幹線が整備されることによって、「のぞみ」の部分がリニアに移転する中で現新幹線に新たなダイヤの余裕ができて、新駅を設置することができるだろうと、そういった流れの中で出ております。

○中澤(通)委員
 総合計画の中の一部かもしれません。しかし、リニアをつくるということに対して、環境の問題とかもろもろのことは、当然ほかのところにも影響するわけです。今回そのことは一言も出てないんですよ。交通のところだけでリニアが出てくる。きっかけはいろいろわかるんですよ。だけど果たしてそこまで書かなければいけないのかなと。これができなければ、全てができないというのか。それとも議論されているということを盾にして、あたかもリニア中央新幹線ができたら、「のぞみ」もとまるし新駅もできると言うのか。要らなければ要らないでいいんじゃないんですか。議論されている可能性があるというだけですよ。可能性があれば何でもやってもいいのかと思って。
 エコパークが来年登録されても、その後大幅に現状を変更することによって取り消し処分が出たときに、誰が責任をとるんだと。総合計画に書いてあるし、このとおりに県はやったんだから、あくまで原因はJR東海ですということで突っ張れるんですか。

○塚本交流企画局長
 若干繰り返しになるかもしれませんけれども、少なくとも順番としては、現在リニア中央新幹線ができれば、JR東海としてはやはり「のぞみ」の機能はそちらへ持っていくと。そういう中で、今の現新幹線駅には「ひかり」、あるいは「こだま」を通す。今の新幹線の使い方が劇的に変わってくる中で、空港新駅の可能性が出てくると。理屈としてはすんなりいくわけですけれども、そういう中で、委員御指摘のあったリニアの環境への影響についての議論などは、まだそこまでは言及していないということでございます。

○中澤(通)委員
 わかっているんだけれども、要は総合計画でここだけにリニアの話が出ているんですよね。ほかのところには、何も書かれていない。ですから、リニアができたら、本当に交換条件でそういうことが十分できると考えているんですか。言動一つなくて、ただ一つの議論があって、それをずっと可能性、可能性といかにもできるというように言うけれども、誰も約束してないんです。当事者が約束してない、そんなことは毛頭考えられませんと言ってるでしょう。可能性は十分ありますねというコメントがあったならわかるんですよ。何もあなたがJR東海の連絡員でも、代弁者でもないでしょう。あえて総合計画のこの部分に書かなきゃならない理由というのは、全くないんじゃないかなと思う。だからこれは見解の違いと言えばしょうがないかもしれんけれど、よく考えてみてはどうかなと思います。後々、ここに書いてあったからということになるかもしれません。

○塚本交流企画局長
 中澤委員のおっしゃる論理も私どもも十分理解いたしておりますけれども、少なくとも順序としては、国の審議会の中で議論をされて、リニアに今の「のぞみ」の機能が移る。これがまず順番として最初にあって、そうすれば富士山静岡空港について少なくともJR東海が真っ向から否定している現在の過密ダイヤの中で駅ができないという理屈は解消するわけで、そうすれば理論的にはこの新幹線新駅を設置する余裕ができる。これは理屈から言っても無理ない説明ではないかなと考えております。以上でございます。

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