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委員会会議録

質問文書

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平成20年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○伊藤委員
 では、数点お願いをします。
 まず 1つ目ですが、97号議案についてです。ほぼ理解はしたところですが、議案でもあることですので、微に入り細にわたりの質問を御容赦いただきたいと思います。例えば昨年度盛り土した箇所の沈下が想定以上となった場合、どのように対処するおつもりかまず伺いたいと思います。

 それからもう1点は、工事費増額の主なものがレベリング工事だということは理解いたしました。しかしながら2,050立方メートルで1億4000万円近くの工事費。少々高いように思われるんですが、ほかに増額となった要因がございましたら、伺っておきたいと思います。

 その次、2点目です。先ほど全体のスケジュールを伺ったところですが――ページで言いますとこれは説明書の17ページですね――その中に例えば実質一番機が飛ぶ前に地元へのスケジュール説明会が入っているのかどうかお伺いしたいと思います。
と言うのは、地元の方々は土地の収用も含めてずいぶん苦労してきたわけですが、さていよいよ一番機が飛ぶ段階になって知らないうちに飛んだというわけにもいかないだろうと。実質一番機が飛ぶ前に、地元へのスケジュール説明会が入っているのかどうかお伺いしたいと思います。

 それから2点目ですが、これは同じ17ページの上のエアポートフェスタ、まずこの11月8日、9日についてお伺いいたします。
この概要が何か見えてこないなという感じがいたします。この主な参加団体等と書いてある、ここら辺が実行委員会を形成しているだろうとは思うんですが……。スカイ・レジャー・ジャパンというのはこちらにお任せすればよろしいわけですね。ところがこのエアポートフェスタのほうはどういうふうな展開なのかなと、イメージがわきません。教えていただきたいし、またこれに対してずいぶんさまざまな声が上がっていると思うんですね、県民の声それから我々議員の中からもいろいろな声が上がっていると思うのですが、それはどこでどういうふうに吸い上げてくださっているのかお伺いしたい。
特に県民から公募してほしいと、やらせていただきたいこと、やっていただきたいこといろいろあるんだという声も聞こえてまいります。そういう声にどういうふうにどこがどんな形で答えているのか、それをお伺いしたいと思います。

 それから、同じように5月27日の新聞――静岡新聞でしたか――によりますと、県西部地域に空港利活用促進協議会というのが立ち上がったと。その内容に100日前の記念イベントと書いてありますよね。これとの連携はどうなっているのか、それについてもお伺いしたいと思います。

 それから、実行委員会というのは、その下の開港記念行事を進める実行委員会と同じ実行委員会なんでしょうか、それとも新たにそのために立ち上げるということなんでしょうか。それについてもお伺いしたいと思います。

 それから、もう1点はその前のページですが、自治体における空港利用促進に関する研究会ですけれども、ここにまた先ほど10番委員から出ました空港ファンクラブそれからサポーターズクラブですね。それを組織するのも結構ですが、前に私が本会議で提案させていただいたように、各市町が姉妹都市を持っているわけですよね、そうするとその交流というのはばかにならない人口が行ったり来たりするわけですよ、交流するわけですね。むしろこのファンクラブをつくるなんていうことよりも――つくってくださって結構ですよ――しかしながら、もう県民レベルで何とかしたいという県民が友の会、それから榛原のほうに空港応援会ですか、ありますよね。そういう県民レベルでの立ち上がりがあるわけですのでそれをどういうふうに支援していくのか。と同時にそれに水をさすような県主導の形というのはお考えいただきたい。

 それから、それに関してなんですがファンクラブの組織も結構ですが、それよりもまず姉妹都市の提携をもっと各市町で進めるようなそういう指導をいただきたいなというふうに思っているところでございます。

 それからもう1点、今度は先ほども出ました三島信金が中心となって信金関係で定期預金に入った人は自動的にサポーターズクラブの会員になるというふうな新聞記事がございました。資料で言いますと19ページに載っていますね、県内の12信用金庫が19日にこういうのを立ち上げて、信金富士山静岡空港サポーターズクラブの自動的な会員となるというふうに書いてありますけれども、このサポーターズクラブはこれの前倒しということなんでしょうか。何だかとにかく似たようなものがそっちこっちばらばらばらばら立ち上がっているんですが、どういうふうに整合をとっているのかお伺いしたいと思います。以上です。

○勝山整備室長
 まず、97号議案に関するお問い合わせについてでございます。昨年度盛り土を実施したところにまた想定外の沈下が起きたときの対処方法はいかにという御質問だと思います。
昨年度盛り土を実施したところというのは、御案内のとおり土地収用法の手続によって権利取得をした場所のことをおっしゃっているものと思いますが、そこの部分の用地造成――盛り土が一番最後まで造成工事で残っておるところでございます。確かに昨年度いっぱいぐらいまで盛り土工事を実施しておりましたが、その前に今回議案で提出させていただいたような他の場所での圧密沈下による沈下が若干全般的に盛り土のところで見られるという経験を生かして、盛り土をある意味で若干計画高よりも余盛り――上げ腰と申しますけれども――をしてその沈下を予測したような形で盛り土を実施しております。
 なおかつ、先ほどもちょっとお答えしましたがそれも基本的には3カ月ぐらいの間で終息するものというふうに考えておりますので、3カ月ぐらい経過した後で舗装の工事に取りかかってはおりますが、まだ我々が予測した以上の沈下が起きたときに対処できるように、さらにその上の舗装についても若干計画高を上げ腰をした高さで、舗装を若干高めに施工するような形をとっております。もちろんのこと、その高めにというのは予想どおり沈下したときでも、当然最終的な滑走路・誘導路のいわゆる国の検査基準には必ずそれ以内におさまるような高さということで計画をしておるところでございます。
若干沈下が進まなかった、逆にそれ以上に進んだということがあっても、その範囲内でおさまるような計画としておりますので、問題はないというふうに考えております。

 それからもう1点、今回の議案の説明の中で先ほど来、その盛り土の沈下の部分にレベリング工を実施したいということで御説明を申し上げておりますが、1番委員の御指摘のとおり、この理由だけですべての1億3700万円という増額ではもちろんございません。
申しわけありません、代表的な理由だけを今回御説明をさせていただきましたが、もう1つ、2つ目として理由がありますのは、この説明の中では盛り土の箇所の沈下ということなんですが、もう1つは逆に切り土をしたところの部分が掘削の結果――山を切り取った結果、その下の例えば説明資料の1ページのこの舗装の一番下の下層路盤というものを実施するここから上の舗装なんですが、この下の切り土の面の高さのところの土がもともと土質調査を実施していたときの土の強度よりも若干強度が劣ると、弱いということがわかったものですから、ここの部分の舗装の厚さ、具体的に申し上げますと、ここの一番下の下層路盤――クラッシャーランと書いておりますところの当初の予定の13センチの厚さから32センチというように下層路盤を厚くして、所定の強度が保てるような工事を実施しております。それが主な2つの理由ということでございます。
1つ目だけしか御説明しなくてまことに申しわけありませんでした。以上が変更の2つの大きな理由ということでございます。以上です。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 全体のスケジュールでございますが、きょうおおまかに記念行事ということでお示しをしてございます。これ以外に先ほどちょっとお話にありましたウオーキングができないかとか、そうしたものをいろいろいただいておりますので、そうしたものができるかどうか、これに合わせて検討をしていくわけでございますが、当然地元の方の御協力もいただかなければならないこともございますので、この中に特に説明会というスケジュールを入れておりませんが、その時期時期においてそれぞれお願いをしたいということで説明のほうはきちっとしていきたいというふうに思っております。

 それとエアポートフェスタ、まず概要が見えてこないじゃないかということでございます。やっとこの辺の組織が立ち上がりまして、今これを全体で所管して受けてもらう業者選定を、やっとしたところでございますので、これから今まで参加をいただいているいろんな団体からこういった所  でぜひ踊りたいとか、いろいろなパフォーマンスをやりたいというような要望もいただいておりますのでそうしたところと、これからまた公募などもいたしまして、参加をしていただけるところがあればそういった方にも参加をいただいて内容を検討していきたいと思っております。

 それから、県西部地域の就航促進協議会が発足ということで、これは全体の就航促進協議会という県全体の組織がございますが、その中の西部版ということで位置づけておりまして、この100日前イベントというのは具体的に何をするかということはちょっとまだ聞いておりませんが、今月もゆかた祭にあわせまして西部でイベントをやりたいということでお話はいただいていますし、就航促進協議会とまさに連携して一緒に取り組むということで今進めておるところでございます。

 それから、この実行委員会はスカイ・レジャー・ジャパンのほうの主な参加団体等ございますけれども、そこのところの組織と開港記念式典の実行委員会は別のものでございまして、式典を進めるために地元の市町にもお入りいただいて、その式典をどうしようかということをこれから実行委員会を立ち上げて詰めていきたいと思っております。

 それから、サポーターズクラブのお話がございまして、先ほど利用推進室長から申し上げましたように全体の事業を上げてもらうための取り組みといたしましてこういったものを考えているところでございまして、地元のいろいろな推進団体とも意見を聞きながらこれから詰めてまいりたいと思っております。

 また、そういう中で各市町のいろいろ都市間交流も進めていただいているということでございます。これも自治体研究会で早急に――今月もございますので――そういうところでも御披露して情報をいただくとともに、今後そういったものの促進にも努めていきたいと思っております。

 それから、信用金庫のいろんな預貯金に関しまして定額で入っていただいた場合には、いろんなインセンティブがあるよということで売り出しが始まっているわけでございまして、その中でサポーターズクラブの会員になるというふうなことが入っておりますが、名前が紛らわしいもので非常に申しわけないですが、今我々が考えておりますものとはちょっと違っております。
したがって、その辺の名称も含めて私ども少し検討しなければいかんのかなと思っておりますけれども、いいものになるように内容のほうは詰めていきたいと思っております。以上でございます。

○岩瀬空港部理事(路線就航担当)(空港部部長代理)
 私どものほうでどことどこが姉妹都市を持っているかというのはちょっと今つかんでおりませんが、資料をまとめているところもございますので、そういったものを参考にしながら、具体的に近々自治体研究会がまたございますので、そちらのほうに少しお話もしてそういう取り組みを深めてまいりたいというふうに思っております。
 それからイベントのほうは先ほど申し上げましたように、実行を行うところが業者ということでございますが、決まりましたのでこれから参加を希望するところを募って内容を検討していきたいというふうに思っております。

○伊藤委員
 ありがとうございます。
 そうしますと、業者が決まったということを今おっしゃったのですが、確かこれは実行委員会が立ち上がって1回会合があったはずですよね。あの実行委員会とこの業者との関係というのはどういうふうにこれ進められるんでしょうか。それが1点です。

 それからもう1つ、特に姉妹都市提携につきましては2年ぐらい前に私質問したことがあったんですが、そのときに市町にお任せしてあるというふうな御答弁でしたので、このチャンスだなと。特に自治体における空港利活用促進研究会というものがあって、ここで市町に対してこちらが要望なりもっと強い指導なりができるんであれば、ぜひこの機会を逃さずに姉妹都市提携、それから姉妹校の提携を、子供たちのためにも姉妹校の提携というのはすごくいいことだと思いますし、若者の交流のためにも姉妹都市提携というのは非常にいいプログラムだと。私自分の地元島田市とリッチモンド市の交流を見ていて、これは一石二鳥にも三鳥にもなると思いますので、ぜひこの機会に進めていただきたいというふうに思います。

 それからもう1点、先ほどの地元への説明スケジュールなんですが、これはもうぜひお忘れなくやっていただきたい。だって今どき、また空港はいらない何とかの会なんていうふうに要望が出てくるものですから、気が気じゃないんですが、実質一番機が飛んだとたんに下のほうで反対反対なんて大騒ぎされたんじゃ、とてもじゃないと思いますし、地元では「県は土地を手に入れたとたんに冷たくなったと」いうふうな声も聞こえてくるわけですよ。全然来もしないし、言うことを聞いてもくれないしというふうな声も聞こえてきますので、これは丁寧に説明会の日程をきちんと入れて、それで一番機がこうこう、実質一番機が10月には飛びますよと。こんなはずじゃなかったなんて声が上がらないように、ぜひ細かな御配慮をお願いいたします。以上、よろしくお願いします。

○岩ア空港部長
 今委員御指摘の姉妹都市それから姉妹校、こういう形で静岡県とほかの県、さらに世界の各国と連携を深めていくということは富士山静岡空港の将来的な発展のためにも極めて重要なものだと思います。委員御指摘のとおり、自治体の研究会におきましてもその旨を私どものほうからも強く説明をさせていただき、ぜひとも各市町村の御協力をいただけるよう努力をしたいと思っております。

 それから、地元への説明会のスケジュール等につきましては、これまで空港整備に当たりまして、地元の協力なくしてここまで来れなかったという事実がございます。そうした中でいよいよ開港を迎えるに当たりまして、また開港後も含めまして地元には引き続き多大なる御支援をいただく形になるんだと思っております。そういう意味からいたしましても、地元の皆様方には頻繁にそれぞれ今後のスケジュール、段取り等につきましてしっかりと説明し、地元の皆様と一致団結をして今後この開港に向けるということでまいりたいと思っております。

○勝山整備室長
 今部長から説明しました件に若干補足させていただきます。1番委員からおっしゃられた実質一番機ということで10月から11月ごろとおっしゃっていただいたのは、いわゆる飛行検査を実施する飛行機が実質的に一番最初に滑走路に着陸すると、例えば我々の資料の17ページにあります飛行検査機出迎式などというのも、検査機がいわゆる着陸するときの出迎えということで、それが実質的に着陸する一番機ということになろうかと思いますので、今おっしゃられたような地元へのお知らせと言いますか、説明と言いますか、そういうものは飛行検査の説明なるものを地元へも実施しなくてはいけないと考えております。
今のところ我々と検査をする国土交通省、それから最後に空域を持っています静浜基地と浜松基地、それらと我々実務者レベルではいわゆる検討を始めたところでありますけれども、近いうちに地元の2市1町の方々には――行政の方々にはその辺の概略は説明しましたが――行政の力をかりて地元の方々にも飛行検査が概略こんなふうに行われる、いつごろ飛行機が検査のために飛びますとか、そういうようなお知らせをしなくてはいけないと思っておりますので、そのときに例えば飛行検査機が着陸することがありますというようなことが具体的に決まれば、そういうものも含めてお知らせをしたいと考えて、今は地元の行政ともお話をしているところでありますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

○伊藤委員
 ぜひそれを忘れないでください。

○犬丸利用推進室長
 エアポートフェスタの実行委員会とイベントの委託業者の関係でございます。
実行委員会におきましてイベントの計画の概要をつくった上で業者に企画コンペをして、各業者から提案を求めまして、過日委託業者を決定したところであります。実際にイベントをやる際には、ステージを設営したり、ブースのためのテントをつくったり、あるいは仮設トイレを設置したり、バスで輸送したりといったようなもろもろのことが必要になりますが、そういったところはイベント業者に委託するというやり方でやっております。
 これからステージとかブースに出展するものを公募することになりますけれども、それについては最終的に業者のほうでも提案はいただきますけれども、実行委員会としてイベントの基本計画をつくって、その上でどういうやり方で、どういう基準で公募していくかということを決めていくことになりますので、そういう状況でございます。

○伊藤委員
 答弁の内容を確認したいと思うんですが、イベントそのものに参加する県民を公募するというふうな御答弁だったんですが、私が申し上げたのは、どんなイベントをするかを県民から公募してほしいという声がありますよということだったんですが……。

○犬丸利用推進室長
 イベントの際にはステージを設けまして、そのステージで例えば踊りを披露するとか、伝統芸能を披露するとか、そういう活動もありますし……

○伊藤委員
 違うのよ。もう1回説明しますね。
 あのね、踊りを踊ったり歌を歌ったりする人を公募するという意味ではなくて、県民の声というのは、踊りをやるのか、マラソンをやるのか、ウオーキングをやるのか、それとも太鼓でもたたくのか、そういうものを提案させてほしいって県民は言っているんですよ。そういう公募を、例えば実行委員会で公募してくれるのか、それともどこかで公募してくれるのか、とにかくそういうものを提案したいという県民の声が結構あるんです。それにはもちろん県民が参加することになるわけなんですが、そのイベントとして何をやるかを提案したいという県民の声があるんです。それをどうやって吸い上げてくださるのかということなんですけれども。

○芝田総務室長
 このイベントにつきましては、利用推進室と私ども総務室とで一体でやっておりますので私のほうから少し説明させていただきます。
 今、委員からお話があった、どういった内容をと。それと参加者ということも含めてでございますね。
これにつきましては、次回の実行委員会でもって正式に決める予定となっておりますけれども、今回の実行委員会は地元の市町をはじめ、ある意味で全県的にカバーしているような団体にも入っていただいています。そういった実行委員会を通しまして推進という形で、PRについてもその実行委員会のほうでいろいろとやっていただいて、それでもって、その逆に提案についても実行委員のほうでいったん拾っていただき、それを私どものほうで集約させていただいて全体の流れ、場所であるとか時間とか限られておりますので、その辺のところを全体調整させていただきたい、こんな段取りを考えております。
詳しくは次回の実行委員会でその辺のところを皆さんの御意見を伺いながら、こういうことでやりましょうということを調整させていただきたいと、このような状況でございます。

○伊藤委員
 はい、了解です。

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