• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年10月多様な働き方推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:10/05/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 今、お話伺っていて、ふと考えたのは、結局農家で繁忙期と冬場と、うちのほう農家なんですが、冬場は建設会社、地元の土建会社に行くんですよね。そして農家の忙しいときは農家をやっているという。それでうまく生計が、お互いに土建会社に対してもいいし、農家の皆さんにとってもいいし。だから考えてみれば、昔からそういう働き方はしてたんじゃないかなと、今ふと思いました。
 やまきさんは、御自分の会社に主軸を置いてくれる、ここの社員として3カ月でも働かせてくれているわけですよね。普通だったらパートというか、あくまで期間社員なんですが、その辺の会社の保障とか、例えば医療保険とか、そのような制度は、そういう期間社員に対してはどうなんですか。

○浅野秀浩氏
 私どもの会社で進めている、制度なんですけれども、まずいわゆる正社員、フルタイム勤務ですね。それ以外の短時間勤務、子育て支援の出勤形態を取っている短時間勤務も含めてなんですけども、全て保険とか雇用保険や社会保険等々に関してはみんな均一で、また評価の仕方も全て同じ横一線に置いてまして、そういう面では同一労働、同一賃金は、うちはもう既にでき上がっているんです。ただ、1つだけですね、65歳以上の社員3名に関しては、フルタイムを希望している社員1人を除外して、年間3カ月勤務、要するに9カ月会社にいない者に対してはですね、相手先も重複して会社に勤めているので、そちらの雇用制度にもある程度合わせていかなきゃいけないので期間限定で契約をする形を今はとっています。3カ月だけ契約をして、あと9カ月は一旦自由にさせる形ですね。ただ、これもまだ制度が始まって2年目なので、出先のパートナー、先ほど言ったJAさんの販売店とか、固まってきた時点で、そういう保障といいましょうかね、保険を含めた制度に関してはいろいろ研究をしながら固めていきたいと思っています。

○佐野委員
 ありがとうございました。これから高齢者というか、熟練の技能が失われる危機がありますよね。いろんな技術を持ったすばらしいものづくりの技術。技術を持った人たちがどんどん退職してしまって、定年になるともうそれが受け継がれないという課題があると思うんですが、そのような短時間でも短期間でもきちんと雇用しているということは、これからの日本、社会全体に求められるなと思いました。
 似たような話なんですが、うちのほうの田舎で花火職人として頼まれた時期だけ全国行って、ほかの時期は農家やっている人も多いんですよ。なので、そういう働き方はもっと堂々と社会の中で組み込まれるといいなと思いました。
 あと、国等の奨励金とか支援事業についてです。環境整備、レジを変えたりシフトをつくったり、そういう事業助成を受けるのはわかるんですが、雇用に関しても、そういう人を雇うと給与面に対しての助成なんかもあるんですか。

○浅野秀浩氏
 基本的には、週平均20時間以上でないと、助成の対象には恐らくなっていないと思いますので、多くの短時間勤務者にとっては、そういう雇い入れ時の補助というのは実際はありません。でも、本人たちが求めているのは、どっちかというと短時間勤務のほうが多くなってきていますので、ただ、生活の糧を得るための人は、もちろんフルタイムで働いてはいるんですけれども、ある程度、精神的なゆとりを持ちながら進めたいという人に対しての、そういう助成制度というのは今は整備されていないですね。

○佐野委員
 障害者の雇用も問題になっていますが、国の助成金だけを頼り過ぎてたり、罰金制度とか、そういうものでがちがちにした雇用だと結局ひずみが来てしまいますよね。助成が打ち切られたらもうやめてしまうとか、そのような本来のね、人道的な趣旨に反したことはね、よくないなと私も思います。やまきさんのように、何のための人生かとか、日本の国の先を見越した経営者がふえるといいなと思いました。
 そして前、男女議連で女性の働き方についてお話を聞いたことがあるんですが、今思うと、女性だけがということは、あのころは、それがまだ新しかったんだけれども、女性だけが働きやすいことが目的ではなくて、男女問わず、年齢問わず、全てを問わずが大事な考え方だなと思いました。ありがとうございました。

○野澤委員長
 質疑等を続けます。発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp