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委員会会議録

委員会補足文書

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平成22年12月定例会企画文化観光委員会
総合計画(案)の説明 【 当局側説明 】 発言日: 12/02/2010 会派名:


○出野文化・観光部長
文化・観光部長の出野でございます。よろしくお願いいたします。
説明員につきましては、お手元の座席のとおりでございますので、職員の紹介は省略させていただきます。
午前中の審査におきまして、企画広報部から総合計画案の全体説明を行いましたので、私からはふじのくにづくりの戦略体系のうち、文化・観光部が主に担当いたします「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりと、「有徳の人」づくりの一部について御説明申し上げます。
初めに、資料1−1、基本構想案の10ページをお開きください。
“ふじのくに”づくりの戦略体系のうち、(2)「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりであります。この(2)「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりでは、ふじのくににおける地域の魅力づくりを推進するとともに、交流ネットワークを充実して観光交流を促進し、さらに多様な交流や移住・定住の促進へと展開を図っていくこととしております。
構成する6本の柱について御説明申し上げます。
まず、@多彩な文化の創出と継承であります。
本県の培ってきた文化力を高めて、地域の創造的な発展を図るため、ふじのくに芸術回廊を形成して、国内外からあこがれを抱かれる地域の実現を目指すとともに、本物の文化に触れることのできる機会を充実するなどして、地域に根差した多彩で魅力ある文化を創出し、継承してまいります。
次に、Aスポーツに親しみ技量を高める環境づくりであります。
県民のだれもが生活に潤いや活力を与えるスポーツを身近に感じることができるよう、地域スポーツ団体や関連企業等と連携してスポーツを通じた交流を促進するとともに、生涯を通じてだれもがスポーツに親しみ、技量を高められる環境づくりを行ってまいります。
次に、B多文化共生と新たな地域外交の推進であります。
国内外の人々と積極的にかかわり、自立した地域づくりを目指すため、だれもが安心して活躍できる多文化共生社会の形成を進めるとともに、国際的な協力や貢献に積極的にかかわり、海外との交流において、政府間外交によらない自治体や民間による交流を促進するなど、新しい地域外交を展開してまいります。
次に、C交流を支えるネットワークの充実であります。
ヒトやモノ、情報が円滑に行き交い、本県の中心性を実感できるよう、富士山静岡空港を初めとする国内外につながる広域交通網と、鉄道・バス等の地域交通網が連携した交通体系や情報通信基盤の整備を促進するなど多様な交流を支えるネットワークの充実を図ってまいります。
次に、D誰もを惹きつけ、もてなす魅力づくりであります。
ふじのくにが持つだれもを引きつける力をさらに輝かせ、何度でも訪れたくなる地域となるため、おもてなしの心があふれる体制を整え、多彩な資源を磨き上げることで、新たな魅力を創造し、国内外の人々を引きつけるブランドの構築など、だれもを引きつけ、もてなす魅力づくりを進めてまいります。
最後に、E多様な交流の拡大と深化であります。
他の地域にはない本県の個性ある魅力を発信し、国内外との交流の拡大を図るため、国際的な学術会議やイベント、展示会の開催や誘致に取り組むとともに、農山漁村と都市との交流や家・庭一体の考え方を取り入れた移住・定住を促進するなど、ふじのくにの魅力を最大限に活用して、多様な交流の拡大と深化を図ってまいります。
次に、お手元の資料1−2、基本計画案に基づきまして、最初の4年間に重点的に取り組む施策を御説明申し上げます。
まず、42ページをごらんください。
2−2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりのうち、1、多彩な文化の創出と継承であります。
まず、(1)地域の多彩で魅力的な文化の創造と発信につきましては、1年間に芸術や文化を観賞した人の割合を90%とすることなどを目標に掲げ、県内において、いつでも、どこでも、多彩で魅力的な文化の花が咲き、県内外からあこがれられるふじのくに芸術回廊を実現してまいります。このため、ふじのくにの文化を創造する環境づくりとして、本物の文化を創造する活動の推進、創作の場の充実や文化資源の発掘と活用等に取り組んでまいります。
43ページをごらんください。
また、文化に触れる機会の充実として、次代を担う子供たちに文化芸術を鑑賞する機会を提供するとともに、文化活動を支える人の育成と仕組みづくりとして、文化活動全般を適切にマネジメントできるアートマネジャーの配置を進めてまいります。
44ページをお開きください。
富士山の後世への継承につきましては、富士山世界文化遺産登録の早期実現などを目標に掲げ、世界に誇るべき国民の財産である富士山を後世に継承するための運動を展開してまいります。具体的には、富士山の世界文化遺産登録の実現を早期に図るとともに、来訪者への富士山に関するさまざまな情報を提供する拠点として、富士山世界遺産センター、仮称ではございますが、その整備を推進するなど、富士山世界文化遺産の適正な保護管理と活用を推進するほか、県民がそれぞれの立場で富士山について、思い、考え、学び、そして行動する富士山の日運動を推進してまいります。
ページが飛びまして恐縮ですが、50ページをお開きください。
3の(1)多文化共生社会の形成につきましては、外国語ボランティアバンクの登録者数を1,000人とすることを目標に掲げ、外国人県民の地域社会への参画を促進するなど、だれもが安心して快適に暮らせる多文化共生の地域づくりに向けた施策を展開してまいります。具体的な取り組みといたしましては、だれもが理解し合える地域づくりを進めるため、外国人県民と日本人県民双方に対する意識啓発や、外国人県民のコミュニケーション支援を図ってまいります。また、だれもが快適に暮らせる地域づくりを進めるため、多文化共生社会や国際交流、国際協力活動の推進において、地域の核となる民間国際交流推進団体の育成支援等を行ってまいります。
52ページをごらんください。
(2)留学生の支援の推進につきましては、外国人留学生を2,500人とすることと目標に掲げ、入り口となる留学前から、出口となる就職時、帰国後までの体系的な支援を総合的、効果的に行えるよう、産学官、そして地域を結ぶネットワークを形成して、留学生支援体制の構築を図り、留学生があこがれを持つ地域となるような環境づくりを推進してまいります。
53ページをごらんください。
(3)国際協力の推進につきましては、青年海外協力隊の累積派遣者数を1,350人にすることを目標に掲げ、県民による国際協力ボランティアへの参加促進を図るとともに、国際貢献を担うリーダーを要請するJICAグローバル大学院の設立に向けて、大学院の設立と本県への誘致を国に働きかけるなど、国際協力や国際貢献を地域レベルで実施し、新たな地域外交を展開してまいります。
54ページをお開きください。
(4)国際交流の促進につきましては、県及び県内市町における国際交流協定の提携数を68件とすることを目標に掲げ、相互にメリットある友好的互恵関係の構築を基本姿勢として、政府間外交によらない自治体や民間による交流を促進するなど、新しい地域外交を展開してまいります。特に、中国につきましては、これまでの浙江省との相互協力関係を基礎に、防災や医療など具体的分野における交流の進化を図るほか、韓国を初め台湾、モンゴルなどその他の国、地域につきましても、富士山静岡空港の就航先を中心に、多様な分野での地域間交流を推進してまいります。
55ページをごらんください。
交流を支えるネットワークの充実であります。
まず(1)広域交通ネットワークの充実につきましては、国内旅客輸送人員27億人を目標に掲げるとともに、航空ネットワークに関する目標につきましては、県民意見を踏まえ、富士山静岡空港の就航地域数等を新たな項目として追加したほか、利用実績等を勘案し、富士山静岡空港の利用者数を70万人と設定し、陸・海・空の広域交通ネットワークの充実を進めてまいります。特に、人の交流を促す交通ネットワークの充実といたしましては、富士山静岡空港のアクセスの一層の充実を図るとともに、新幹線の空港新駅設置に向けた働きかけを行い、また56ページの記載にあります産業を興す物流ネットワークの充実や、富士山静岡空港の路線の充実につきましては、航空貨物輸送に向けた取り組みを進めるとともに、トップセールスによる新規路線の誘致や県民交流を促進するなどして、県を挙げて空港利用の推進を図ってまいります。
58ページをお開きください。
(2)地域交通ネットワークの充実につきましては、中心都市等への30分行動圏人口カバー率を92.8%とすることなどを目標に掲げ、鉄道交通の利便性向上やバス交通等の生活交通及び海上交通ネットワークの維持と活性化など、地域交流の促進や地域住民の生活を支える交通ネットワークの充実を図ってまいります。
次に、62ページをお開きください。
5、誰もを惹きつけ、もてなす魅力づくりであります。
(1)おもてなし日本一の基盤づくりにつきましては、本県へ再び訪れたいと強く感じる旅行者の割合を60%とすることを目標に掲げ、静岡ならではのおもてなしを提供する観光地づくりを行ってまいります。特に、人材の育成と観光施設の充実を図るため、観光産業の担い手や観光を地域で支える人材育成を行うとともに、来訪者の利便性を高める案内看板のユニバーサルデザイン化を進めるなど、旅行者の満足度を高める取り組みを推進してまいります。
63ページをごらんください。
(2)空港を活かした地域の魅力づくりにつきましては、富士山静岡空港の見学者等100万人を成果目標に掲げ、奥大井地域等の森林景観や大井川流域等の田園景観、また牧之原台地等の茶園景観等の自然空間と、空港等の都市機能や都市空間が調和したガーデンシティとして、地域の魅力づくりを推進するとともに、富士山静岡空港の利活用促進を図るため、エアポート楽座の整備を行い、空港周辺地域のにぎわい空間を創出してまいります。
64ページをお開きください。
世界に誇れる観光ブランドの創出につきましては、観光交流客数を1億5000万人とすることを目標に掲げ、多くの人があこがれを持って訪れる観光地づくりを行ってまいります。このため、魅力ある観光地づくりを推進することとし、伊豆半島地域や浜名湖地域における観光圏の取り組みに対して支援を行うなどして、各圏域について魅力ある観光地づくりを推進してまいります。
65ページをごらんください。
(4)国際観光地の形成につきましては、外国人延べ宿泊者数を55万8000人とすることを目標に掲げ、外国人観光客を積極的に受け入れる意識の醸成と体制の強化を図ってまいります。特に、東アジア等に対するセールスに重点的に取り組み、プロモーションや現地エージェント等の招聘を行うとともに、訪日教育旅行の誘致や海外に向けた情報発信を行うなどして、本県への誘客を促進してまいります。
67ページをお開きください。
新しいツーリズムの推進につきましては、ニューツーリズムの旅行商品を造成した事業主体数を300社とすることを目標に掲げ、伊豆半島全域の世界ジオパーク構想を推進するとともに、多彩な地域資源の結合によるニューツーリズムの推進など、体験型、目的志向型に大きく変化した旅行者のニーズに対応し、健康、歴史、環境、産業などテーマ性を備えた新しいツーリズムを推進してまいります。
68ページをお開きください。
6、多様な交流の拡大と進化であります。
(1)MICEの誘致促進につきましては、県が支援した国際会議及びインセンティブ旅行の誘致件数を年間20件とすることを目標に掲げ、誘致のノウハウを持った人材の育成や団体への支援を行って、本県の交流人口の拡大と地域経済の活性化を図ってまいります。
69ページをごらんください。
(2)農山漁村地域の魅力を活用した交流促進につきましては、都市農村交流人口を2200万人とすることなどを目標に掲げ、滞在型グリーンツーリズムの促進等、農山漁村地域の資源を最大限に活用して、都市との交流を促進してまいります。
70ページをお開きください。
(3)広域交流と連携の促進につきましては、外国人延べ宿泊者数を55万8000人とすることなどを目標に掲げ、県域を越えた地域間の交流、連携を促進して、観光戦略の共同展開などの広域的課題等に協力して取り組み、地域の魅力の向上を図ってまいります。
次に、72ページをお開きください。
(5)家・庭一体の考え方を取り入れた移住・定住の促進につきましては、平成21年度から平成25年度までの累計の移住・定住者数を350人とすることなどを目標に掲げ、ふじのくにならではの魅力を生かして、移住・定住促進戦略の策定と、このための体制整備を行い、国内外からの移住・定住の促進を図ってまいります。
次に、2−1「有徳の人」づくりのうち、文化・観光部に関係する部分について御説明申し上げます。
恐縮ですけれども、24ページにお戻りください。
1、心と体の調和した人間形成の基礎づくりでありますが、(1)家庭の教育力の向上のうち、家庭教育の支援体制の確立につきましては、人づくり地域懇談会等を通して、家庭における人づくり実践活動を促進してまいります。
25ページをごらんください。
(2)幼児教育の充実につきましては、県民の多様な教育ニーズにこたえられるよう、自主性、独自性を生かした私立幼稚園における幼児教育を支援してまいります。
ページが飛びまして恐縮ですが、33ページをお開きください。
(5)魅力ある学校づくりの推進でありますが、私立学校につきましては、学校生活に満足していると答える児童生徒の割合70%を目標に掲げ、下段にありますように、私立学校における魅力ある学校づくりの支援を行うとともに、次の34ページ上段にありますように、公立学校と私立学校の連携等の一層の推進を図ってまいります。
続いて、36ページをお開きください。
(6)安全・安心な教育環境の確保でありますが、学校の耐震化の推進につきましては、学校施設の耐震化率100%とすることを目標に掲げ、私立学校が行う学校施設の耐震化の早期完了を支援してまいります。
次に、38ページをお開きください。
3、生涯学習を支える社会づくりでありますが、(2)地域の教育力の向上のうち、地域の教育力の向上のための支援の充実につきましては、人づくり推進員による助言等を通じて、県民みずからが行う人づくり実践活動の促進を図ってまいります。
次に、40ページをお開きください。
(4)高等教育機能の充実と学術の振興につきましては、大学の教育内容に満足している大学生の割合を70%とすることなどを目標に掲げ、ふじのくににふさわしい大学コンソーシアムの設立を支援するなど、大学間連携の推進による高等教育機能の充実を図るとともに、学から産・官・民への研究成果の還元や、高等教育機関等の学術支援を身近に感じることができる環境づくりを進めてまいります。
以上が、総合計画におきまして文化・観光部が主に担当いたします該当部分についての説明であります。なお、9月15日に行いました全員協議会での御説明後の主な修正点につきましては、資料の2に、また総合計画案に対する県民の皆様からいただきました意見の状況とこれに対する県の考え方は、資料の3のとおりでございます。私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○石橋委員長
以上で、当局側の説明が終わりました。
これより、質問等に入ります。
では、発言願います。

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