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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:ふじのくに県議団


○佐野委員
 今、8番委員から大きな話が出た後でちょっと言いにくいんですが、私もきょうの委員会の趣旨をいろいろな人に確かめたところ、この委員会でもまたゼロベースで言いたいことを言ってもいいんだよということも言われました。議員として自分の気がついたことをたたき台にしてそれをまた何らかの形で反映できるので、思ったことを全てまた話してもいいというようなことも聞きましたので、これを盛り込めるかどうかということは別として、私は自分が今危機感を感じてることを意見として言わせていただいて、皆様の見解を伺いたいと思います。
 大きく絞って3点。
 157ページに水資源のことが載っています。あくまでも意見ですが、水資源の大切さの理解を深める講習の受講者数で水循環の確保ができるかなという思いを持ちました。
 余談ですが、ペットボトルで名水とかありますよね。この前新聞で見たら、名水ペットボトルを出してるのが静岡県は日本一だそうです。南アルプスの自然水とか富士山のとか24%強を占めていて、2位が山梨県です。北海道なんか多いかなと思うんですが、ああいう名水の販売率は北海道は数パーセントですので、静岡県のきれいな水というのは自慢すべきものだと思います。それが脅かれされないように適正管理とか条例に基づく管理もするんでしょうが、もう少しこれを守る、脅かさない、県民が誇りに思っていくような指標を立てられないかなという感想を持ちましたので、所見をお聞かせください。

 それとこれに関連して、173ページに南アルプスユネスコエコパークがありますよね。リニア中央新幹線の工事は、ほぼ決まりだと言えると思います。この総合計画の後期アクションプランの平成29年度まで工事の期間に当たりますので、水を守るために157ページの水循環の確保のところに水質の汚濁防止を図るため、工場や事業場への指導を行うとか、173ページにエコパークに県も協力、支援を行うというようなことも書かれていますが、総合計画の中にリニア中央新幹線の工事に伴うということを入れる必要があるのではないかなと思いました。この期間に工事をやるというのはわかっているので、ちゃんと対策を講じるということを総合計画でうたうというのはいかがでしょうか。

 次は、資源の循環利用の推進で167ページですが、ごみを減らす、一般廃棄物の排出量を1人当たり900グラム以下にするというところで、今食品の残渣というか、食品の廃棄率が大変多いということが問題になっています。
 そして、賞味期限、消費期限の仕組みを変えて、工場から問屋さん、そして販売店まで消費期限の3分の1に達してないと流通に乗る前に捨てられちゃうというようなことが今問題になっていますね。ここのところに当たるかどうかわからないんですが、特に食品のリデュース、リユースにもう少し県も力を入れて、県民に働きかけたり業者に働きかけたりする必要があるのではないかなと思いました。このごろの社会情勢から見ての所感で私の課題として受けとめることですが、主に食品について焦点を当てた表記も必要かなと思いましたが、この辺の所見をお聞かせください。

 最後に男女共同参画ですが、大体いつも県の総合計画は人権が保障されていると思う県民の割合とか個性が発揮できる割合という、男女共同参画がそういう大観でしか目標値が出せないというのはしょうがないんですが、今国でも女性の参画率というのを数字で挙げています。もう少し主な取り組みの中で、しっかりと各市町の審議会委員に30%だとか、女性の重役というか管理職のいる企業の割合が何%だとか、女性の参画拡大に向けて県が率先して取り組むというんでしたら、例えば県庁の中の参画率が何%だとか、そのようなしっかりとした数字を入れてしまって、それに向かってやるということのほうが大きく動くのではないかという感想を持ちました。これだけではなくどこでも言えることなんですが、特にここの項目について意見、所感をお聞かせください。以上です。

○橋水利用課長
 水循環の確保についてお答えします。水資源の啓発に関する取り組みといたしまして、県では学校訪問の水資源啓発教室とか作文コンクールを実施しております。
 今回この指標にいたしましたものは、主に学校訪問の水資源啓発教室でございますけども、これにつきましては、小学生の4年生以上を対象といたしまして水の循環、それから水を無駄にしない、水を汚さないという、これらをテーマにして学校を訪問して出前講座を実施しております。この講座はことし68講座実施をしておりますけれども、多くの児童の皆さんから大変勉強になったということでアンケートからも好評を得て、続けていきたいと考えてます。
 それから、水資源は県民が誇るものということですけれども、これにつきましては特に東部地域におきまして地下水が豊富であるということで、今年度から地下水賦存量調査を実施しております。現在条例で地下水の取水規制はしているところですけれども、有効活用も含めて調査を実施しています。以上でございます。

○芝田自然保護課長
 委員のおっしゃった、南アルプスエコパークの管理計画策定に対する人的支援のところを今おっしゃったかと思うんですが、そういうことでよろしいでしょうか。
 この管理計画策定につきましては、各市町ごとにいろいろ計画され策定されていくということになります。そういった中で、水資源の確保というようなこともあればくらし・環境部以外にも他部局でもいろいろな水環境への対策、河川関係のこともあると思います。そういったほかの部でも行っているいろんな施策につきましても十分把握した上で、関係する市町の管理計画策定の中に反映できるように、あるいは助言等もしながら、この地域の水確保について県としても助言あるいは応援できる面については積極的に対応していきたい、このように思ってます。以上です。

○小林廃棄物リサイクル課長
 167ページの資源の循環利用の推進に関して、食品廃棄物についてでございます。
 食品廃棄物が出る場面というのが幾つかございまして、まず1つは工場と食品の製造業で出てくる場面。また委員がおっしゃいましたように、問屋等の流通過程で出てくる場面、また一般の家庭で出てくる場面、このように幾つかの場面がございます。また食品製造業につきましては、例えば野菜の切りくず、コーヒーの搾りかすでありましたり、こうしたものが飼料ですとか肥料とかいったものに利用されているのが現状でございます。
 ただ、家庭における食品ごみについてはなかなか利用されにくいということで、実際、家庭ごみの中の約40%ぐらいの重量比を処分していまして、ここの減量化というのが非常に大切だと思います。また食品の賞味期限の記載方法についても、先般話題に上りまして、今見直しが進められているというようなことを聞いております。
 いずれにいたしましても、こうした食品ごみの減量化というのが全体の廃棄物を減らすという意味で1つの大切な要素になってくると思います。現在、ここの記載にありますごみ削減運動の展開では、特に家庭ごみの減量、その中で食品ごみの減量。また各種リサイクル法の推進というところで食品リサイクル法というのがございますので、そちらの推進によりましてごみの減量、粗大ごみ、産業廃棄物の3R啓発の推進で製造過程におけるごみの減量ということで、この施策の中に食品も入ってるということで御理解をいただけたら思います。以上です。

○鈴木男女共同参画課長
 現在、策定を進めております来年度から実施の分野別の計画の中で、審議会委員に女性が占める割合等を高めておりますけれども、県が率先して取り組むということで、県職員の知事部局の管理職に占める女性の割合を今回初めて数値として定めることとしております。
 国では、2020年までにあらゆる分野で指導的地位に占める女性の割合を30%以上にするという目標を定めているというのは委員御指摘のとおりですけれども、県におきましてもこの目標に向けて段階的に実施してまいりたいと考えております。以上です。

○佐野委員
 ありがとうございました。
 水に関しては、教育啓発で子供たちに水の大切さを教育するのが県の施策の重点ということで理解しました。ぜひとも子供たちからいろいろ作文コンクール、また講座等をたくさんやっていただきたいと思います。県の皆様の外部人材の活用でぜひともそういうたけた人を実際に講座等に出向いていって啓発をしていただきたいと思います。
 私としては、外国の人たちが土地を買い占めて――企業、中国等に買い占められて静岡県の水がほかの資本に移ってしまうということも危惧しています。またそういった取り締まりの部分も視野に入れていただきたいと要望します。

 そして、南アルプスエコパークのことはわかってるんですが、リニア中央新幹線の工事をこの計画に入れる必要はないかという、エコパーク、水資源のほうのどちらに入るかわからないのですが、少し表記する必要があるのではないかという意見ですが、それについてのお答えをください。

 食物につきましては、ごみになってしまう前に、生かし方も積極的に県民にPRするべきだと思います。今いろいろな家庭にある賞味期限前の物を集めて施設等に送るという運動が始まっています。家庭に眠っている缶詰だとか乾物だとかレトルト食品とか、そういうものを捨ててしまわないで生かす方法があるという取り組みをNPO等がやっていますので、今はそういうのを推奨していくのも1つの方法かと思います。これは意見です。

 男女共同参画も総合計画にいろいろ盛り込めなくても、ぜひともこのような計画等でしっかりと数値を立ててそれに向かって必ず達成するということで、頑張っていただきたいと思います。総合計画ってどうしても、県民が感じてる割合とかアバウトな目的なので、どれもそうなんですけれども、広く考えればそれが県民幸福度につながるということなんでしょうけれども、もう少し各担当課でしっかりとした数値的な目標で、実際的な雇用だとか、上げるということを各計画で盛り込んでいただきたいと思います。

○芝田自然保護課長
 リニア事業につきましては、大きな国家プロジェクト事業ということであるわけでございますが、個別の事業について今回の自然環境の中の指標に入れて、県でどう管理していくかというのは少し難しいかなと感じております。
 自然環境等の面から言えば、市町も関係することでございまして、水だけでなくて生物関係、植物関係も含めまして、健全な保全対策等がとれるように県の計画書としても事業者に対して適正な事業執行ができるように強く要望していきたいなとこのように考えているわけです。施策的な目標としてちょっとここに入れるのは難しいかなと感じております。以上です。

○佐野委員
 目標というのがどこの部分を言ってるのか。この後期アクションプランの中の四角をいってるんですか。適正な管理と利用とか、水のほうでも当てはまるかもしれないんですが、適正な管理と有効利用の促進という文章のほうに一言入れるという意味で言ったんですが、目標の中に入れるという意味ではありません。
 部長とか政策監のほうで、そういうものをこの総合計画に盛り込むべきかどうか、見解をお伺いします。

○伊熊くらし・環境部長
 リニア中央新幹線によってさまざまな影響が出るのではないかという懸念が、静岡市の市長、あるいは大井川流域の皆さん方からもいただいております。現在、知事意見をまとめているところでございまして、我々も個別事業をこの中で取り上げるというのはちょっとどうかなとは思っております。
 具体的にその自然環境をどう守れるか、守られるか、我々が意見を出したときにどういう対応をしていただけるのか、水に対してもどういうような対応ができるかというところをやはり確認をして、もし言う必要があるならば、この計画は4年間そのままずっといくわけではありませんので、必要があれば修正等も入ってくるかと思ってます。今のところはこれでいきたいと思っております。以上です。

○佐野委員
 わかりました。ちょうどこの総合計画の時期とリニアの工事の時期と重なる部分があると思いますので、必要性がありましたら対応をお願いしたいと思います。

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