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委員会会議録

質問文書

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平成27年11月大規模スポーツイベント対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:11/20/2015
会派名:自民改革会議


○多家委員
 裾野体育協会の会長をやられたということで、2002年のFIFAワールドカップのキャンプ地の総括ということで、生々しく具体的に、たくさんのことをお書きいただいて、まさしく、我々大規模スポーツイベント対策特別委員会として、目の先に2019のラグビーと、それからオリンピック、この合宿所の誘致、もしくはラグビーについては、エコパが12会場の1つに決まりましたので、そういう意味では、非常に参考になることをここにお示しをいただいたんですが、もう2月ごろの話だったと思いますけど、時之栖の庄司清和会長としっかりラグビーのワールドカップの合宿所の誘致について話をさせていただきました。まさしく同じことを言っておりました。トラウマではないけれども、あのときのウルグアイの誘致によって、果たして御殿場、裾野もしくは、誘致をした団体にとって、正しかったかどうかと。余りにも、誘致をして御殿場、裾野が名前を売れたかどうかということよりも、リスクのほうが多かったような気がしますと。したがって、2019のラグビーの誘致については、我々としては、多分、庄司清和個人としてはという意見だったと思いますし、それが御殿場、裾野の考え方だと思うんですが、慎重に対応しないとならないと、そういう感想をいただきまして、まさしく鈴木さんおっしゃっているとおりの話だと思うんです。
 もう1つ、一方で考えますと、JFA福島を日本サッカー協会から押しつけられたという形かもしれませんけども、もう既に、2013年から4年間面倒を見てらっしゃいます。もう大変なことだと思います。
 もう1つ、JFA福島を誘致していく片一方に、サッカーの全国高校選手権大会、まさしく、裾野、御殿場が1月1日に向けての裏選手権、日本中で国立に行く前の合宿地は、全ての高校が御殿場、裾野へ行くと、こういう前提を聞いているわけですが、そういう意味で、今回のラグビーにしろ、オリンピックにしろ、誘致をしていくと。片一方で、名前のことを知られてないかもしれないけども、サッカー界では、もうそれが全てだと、そういうふうに言い切ってもいいと思いますし、事前誘致ということを考えたときに、それだけの実績を持っているわけですから、時之栖が持っているのか、裾野、御殿場のサッカー協会、体育協会が持っているかわかりませんけれども、そのあたりについて、どんなお考え方なのかお聞きしたい。オリンピックは種目もたくさんありますし、静岡県は広いので、ロケーションも含めて、非常に誘致の可能性を持っている地域はたくさんありますので、そういう意味でお考えをお聞きしたいと、そんなふうに思いますが。

○鈴木啓久氏
 私も、庄司会長とは、もうワールドカップの誘致のときから、いろんなことでお会いして、お話をしていますけども、本当にあの大会が、本当に誘致がよかったかどうかというのも、今、おっしゃったとおりでございます。これから、どういうふうに、特に、ラグビーの場合は、ここでまた盛り上がってしまったもんで、どういうふうにやっていったらいいのか。今、うちのラグビー協会の会長からも相談は受けて、どんどんもう市民に認知していただくには、ある程度、市のほうからお金が出なければできないと思うんです。財源的なものの確保が一番、まず第一優先だと思いますので、金ありきでないと、こういう事務できませんので、その辺のことを、御殿場と裾野で共同でやりたいという話も、私も聞いています。御殿場市と裾野市がどういうふうな経費を算定して、それをどういうふうに分担していくかということが、まず第一だと思います。
 県のフレンドリーシップという事業があります。要するに、2つ以上の市や町が共同してやる場合、2年間か、3年間継続してやる場合に、事業について補助が出るんです。それで私、ワールドカップのときに、県から500万円ぐらい、確か引っ張ったような気がします。600万円ぐらいかな。要するに、御殿場と裾野共同でやっていますから、2市でやっているということで、ワールドカップに向けた単年度ごとのいろんな事業があります。私、ジーコを呼んで教室をやって、うんと盛り上げたり、NHKのオリンピックで一番解説者をやった西田善夫さんですか――もう亡くなっていますけど、横浜のスタジアムの初代場長をやった方ですけども――そういう方とか、いろんな方を呼んでイベントを、そのフレンドリーシップの経費を使ってやりました。だから、その場合には、こちらは、市のほうからは、一部分だけで済ますとか、そういういろんなことが、これから考えられますから、難しいところはいっぱいあります。とにかく、早く正式に御殿場、裾野が、手を挙げて、市民の人に理解していただくやり方を進めていく。その当時は、もういち早く両市で協議会をつくりまして、それ以外に、裾野市と御殿場、御殿場と小山は一体になったんですけども、サッカー協会が一緒なものですから、市民会議というのをつくりまして、いろいろな関係団体の名前を全部入れて、全員で盛り上げていくというやり方をしました。部会もいっぱい分けて細かくやっていったんですけども、そういうやり方も、今回もやっていくことが、大事じゃないかなというふうに思っています。これからの取り組み方は、言葉は私、余りよくないんですけども、本当に両市の市長の腹一つだと思います。

○多家委員
 なかなか答えにくい話だったかと思いますんで、しかし、現実はおっしゃるとおりで御理解いただけたと思うんですが、もう1つ、世界の一流のアスリートが来るということに対して、青少年に与えるスポーツの夢というものが、結実できたのではないのかなと思います。

 それと、もう1点は、ウルグアイとの交流が、その後、何らかの方法で,せっかく開催したわけですので、合宿候補地として残ったかどうか、そのことについて、ちょっと教えてください。

○鈴木啓久氏
 ウルグアイとの関係からいきますと、その後も、ウルグアイは結構、ワールドカップで2回か、3回優勝している国ですので、サッカーに対する考え方もしっかりとした国でして、その後、ウルグアイ大使館、西麻布にありますけども、いろんな関係で出かけたり、こちらのほうがイベントやるときにも声をかけたりしていることは、ちょっと今はしてませんけど、始めのころは続けてました。それでウルグアイがワールドカップに出ると、ウルグアイの試合をサッカー協会に声をかけて、みんなで見るようなこともやってきました。
 ことしですけど、ウルグアイの大使館から電話がありましては、これは日本協会を通しての話なんですけど、ウルグアイが、ワールドカップ記念館をつくるという話の中で、2002年にキャンプをした裾野市のコーナーをつくりたいという話が出ました。その当時の資料とか、いろんなつくったものがあったもんですから、それを全部送りました。もう完成したと連絡ないんですけども、そういう関係で大使館とか、日本サッカー協会を通して、ウルグアイに提供をしましたので、お礼は来ていますが、まだどういうところに、どういうふうな形で飾っているかということは聞きませんけれども、そういうつながりは、今も持っております。

○多家委員
 そういう将来にわたっての大きな芽が、2002年のワールドカップサッカーの合宿地として、裾野、御殿場に残ったということはすばらしいと思います。オリンピックは、200を超える国と地域、それから種目も35とか、40とか、非常に大きい種目ですし、その中に、また非常に分かれた、たくさんの種目ありますんで、静岡県規模なら、相当な国々から合宿候補地として受け入れることが可能だと思うんです。
 そこで、結果、FIFAのキャンプを誘致した総括として、さまざまなことを言われているわけですが、一番やはり国に対して、県に対して受け入れ側としての行政、行政が受け入れるしかないわけですから、行政というか、スポーツする団体、もしくは、その団体を支える行政が受け入れるしかないわけですから、経験として、こんなことだけはしっかりと言っておきたいという話がありましたら、最後に、伺います。

○鈴木啓久氏
 受け入れについて、私、キャンプ地が決まる前に、1年半ぐらい前ですか。日本ワールドカップの本部が、琵琶湖にあります市町村国際アカデミーという研修施設で一週間ぐらい、キャンプ地の会場になるところの、誘致をしたいというところの希望する職員を集めて、研修をやりました。私、一週間行ったんですけど、そのときにやっぱりいろいろな国のさまざまな文化とか、宗教とかあります。そういうプロトコールとか基本的なことから、どういうふうに受け入れたらいいかとか、みんな教えてもらいました。それはすごく勉強になって、それをまた持って帰ってきて職員に話していろいろなことをやりました。国がやるかどうか、私はわかりませんけど、県でそういう誘致をするためにどういうものが大事なものかということとか、選手に対する対応の仕方とか本当にやる気のある人たちのためにそういう研修をやってほしいと思います。そのとき私は、行ったんだけど、その当時は多分藤枝市とか清水市は来ていなかったような気がします。浦和とか、みんないっぱい来ていて、いろいろな情報が入ってきました。その後も何かあると聞いたりすることもできましたので、そういうのを県が中心になって、多分事務局がちゃんとできると思いますので、そういう研修を各自治体に1年や2年、1年なんて前じゃなくて、もっと前にやってほしい。そうすれば、経費の関係とかいろいろなことも事前に防げたりします。このときは、本当に全くわからない状態でやったことが多かったもんですから、藤枝市だって清水市だって、みんな経験した方が、私はもう退職しましたけど、まだいると思いますので、そういう人なんかの意見を聞きながら講習会、研修会をやることは本当に大事だと思います。

○多家委員
 参考になりました。まさしく、資料3の総括、7番の結果に書いてあるわけですが、日本が世界と出会うビックイベントのチャンスをいただいたと。そういう意味では、大きな意味があったと。しかし、結果的にさまざまなことがあって、苦い経験、これが学びであると思うと、こんな結びになってますけど、恐らく、この経験をもとに、静岡県も日本オリンピック組織委員会も、リオデジャネイロオリンピック、東京の4年前のリオデジャネイロの合宿地に手を挙げる。2020年の最初のスタート。そして、もしくは、4年間の最後のチャンス、世界と知り合える最後のチャンス。それを逃してしまうと、世界中を渡り歩くようなことになるぞと。そんなことも聞いておりますんで、ぜひ、こんなことを、県内の行政機関に我々も結果として報告しなければいけないと思いますけれども、参考にさせていただきたいなと、そんなふうに思います。以上です。

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