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委員会会議録

質問文書

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平成25年11月富士山保全・活用特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:森 竹治郎 議員
質疑・質問日:11/26/2013
会派名:自民改革会議


○森委員
 せっかく静岡県の観光の専門のお2人に来ていただいたわけで、私は富士山と伊豆の観光についてお尋ねいたしたいと思います。
 私たちの県議会も、今、資料で御説明いただいた24ページの県道の223――富士山については、平成25年の2月の県議会で全会一致で県道認定した。そしてまた、ことしの当初予算では、この路線をさらにPRするため、4000万円、これも全会一致で議決して、その効果は少しずつあらわれている。これは大変うれしいことなのです。長い間、山梨県の富士山観光と静岡県の富士山観光、いろいろな富士山をめぐる芸術性、あるいは文化性、あるいは宗教性、景観、山梨県よりむしろ静岡県のほうが有利な立場にあったのではないかと思うけれども、統計的に見るとかなり差がついている、山梨県にはかなわない。これはひとつ、富士山をめぐる観光に対する意気込みの違いではないかと。山梨県の皆さんと静岡県、特に伊豆のほう。私たちも機会を求めて、伊豆の関係者には頑張るようにということで、先般も専務には伊東のほうに来ていただいて、100人ほど旅館、ホテル、観光関係者に集まってもらった席でも私はそういう話をした。皆さん方からもぜひそういう意気込みをもっともっと出すように、そういうことをまず最初にお願いしたい。

 2点目、伊豆は観光しかないのです。産業が観光しかない。平成3年度、伊豆半島に宿泊したお客さんは1993万5000人あった。東日本大震災の23年度、これは983万人。ようやく24年度、先般、県の観光当局の発表だと、1040万人まで回復してきた。これから富士山のこの世界遺産登録とJRの誘客、また7年先の東京オリンピック。東京オリンピックに来る東京への観光客。国の内外からの観光客。これを何とか富士山、そして伊豆のほうへ誘客したい。こういう新しい商品づくり、これ県の観光当局、今やってくれているようですけれども、専門家のお二人に、どういう方法でこの富士山と東京オリンピック、伊豆の観光振興、やっていったらいいのか、お考えをお尋ねしたいと思います。

○太田忠四郎氏
 森先生おっしゃるとおりで、私は西部のほうなのですけれども、先ほど言ったように、私は伊豆を知らないものですから、再三伊豆へ入っています。伊豆へ入っているというか、富士山を見ている。伊豆のほうから富士山見ています。前から富士山に興味あるものですから、伊豆のホテルに泊まったときは、富士山の見える側に、もう10年ぐらい前からそこへ泊めさせてもらっております。ですので、先生おっしゃるように、最初に私は、大変生意気な意見かもしれませんが、やはりもっと伊豆の人たちや富士山周りの人が、やはりそこに生まれたことを、やはり生まれてここに生きているなという、これを生かすということをやはり意識、芽生えてもらうことが私は大事かなと思います。

 どう生かすかについては、私は静岡県の観光を待つ観光から仕掛ける観光にしたいなと思っています。伊豆の方はどちらかというと、大変失礼ですが、待ち観光ですよね。私たちが持っている観光資源は、静岡県の観光地というと、西部や中部は5つぐらいしかありません。富士山周りとそれから伊豆には20ぐらいあります。ありますが、私は生かし切っていないなと思いますので、一緒に私は仕掛けていきたいなと今思っています。ですので、大変失礼なことを言っているかもしれませんが、よく伊豆は一つという言葉を私もこの観光協会で聞きましたが、大分そういう空気が出てきましたので、道路にしても、伊豆縦貫道にしても、そういう空気が出てきましたので、このオリンピックもそうですが、これ絶好のチャンスだと思います。
 この間、前の観光庁の長官がサイクリングで回りました。サイクルスポーツセンターもまだ十分生かされていないので、そういう施設がありますので、まずはやはりしっかり冒頭で述べさせて、言わせていただいたように、まずは知るというか、もう一度探ると、もう一度いいものを発見して、それをつなぎ合わせるということ、私の町もということも大事ですが、地域として富士も入れて一緒にやはり考えていく仕組みを、真剣にやらなくてはだめだなというふうに思っていますので、私はこの立場にいますので、できれば一緒に創造していく、無から有を生み出すことは好きなので、やらせてもらえればと思います。私もまだ勉強中ですので、富士山にも、今井さんはたくさん登っていますが、私は1回しか登っていませんので、富士山にも登ってみたいし、富士山周りにも自分の足で出かけていって、いいものを探りながらそれをつくっていきたいな、商品化していきたいな、こんなふうに私は思っています。

○今井利昭氏
 なかなか1つで勝つのは難しいと思いますけれども、1つそれぞれ伊豆は私は逆に、ぶどうの房のように個性があっておもしろいなと、私は逆に思っていまして、それを何て言うのでしょうか、束ねて同じ方向を向かせるというのはなかなか難しいのかなと思いますけれども、伊豆のジオパークというような1つの大きなテーマは、同じ方向に向くことも可能だと思いますね。そういった中のものを1つずつやはりつくり出して、それを県の観光協会等が結びつけていくというのが非常に大事だと思います。そのためにはやはり、静岡県というのは何があるのか、伊豆というものはあるのだけれども、富士山もあるぞというような、複合的なやはり発信方法が私は大変必要ではないかと思います。それをつなげるルートとか道とか、あるいは人の交流。伊豆、先ほど申し上げましたけれども、ジオガイドの皆さんと、富士山世界遺産の皆さんがやはり一緒になって、ガイドしながら伊豆のよさを語る、伊豆のジオガイドの皆さんがやはり延長線上で富士山を語るというような、やはり人の力を使いながら、育っていくしかないのかなと思います。
 それ以外の施策としては、今先生がおっしゃったような駿河湾フェリーというのは、本当に本気でやると集まるな、それなりにお金がかかっていますけれども、やはりあれだけのもので発見が結構ありますよね。例えば観光ではありませんけれども、営業で使う車が使い出しているのですよね。ですからやはり、少し値段が安くなってくると、便利だ、時間短縮になるということはみんなわかっているのですけれども、なかなか観光ではいいにしても、営業では乗らなかった車が乗ったりする発見が、台数は大したことないのですけれども、あるわけでありまして、そういう中で、非常にルート的にもいいところかなというふうに私は思っています。フェリーボート会社に言わせると、富士山が世界遺産登録になったから、このタイミングとしてダブってしまったなという人がいるのですが、富士山の応援、後押しがあったからこそあの政策が今生きているということで、私もこれを土台にマーケットを広げてくださいということで、彼らも大変頑張っていますので、引き続き応援をしたいと思いますし、できれば同じ施策でなくてもいいのですが、やはり支援は必要ではないかと。そして西の玄関口、それから東はレールもありますし、また伊豆縦貫道もありますし、圏央道もありますし、マーケットを少し広域的に考えながら戦略を組む必要があるのではないかというふうに考えております。

○太田忠四郎氏
 先ほど簡単に説明しましたが、韓国市場アウトドアーの商品づくりというのを見ていただくとおわかりになる。それぞれの旅行関係者、宿泊関係者、飲食関係、NPO、地元の観光協会、地元のガイド、バスとかそういういろいろありますよね。先ほど言った民間とか、官庁もあります。こういう1つの富士山をテーマに、こういう仕掛けを、先ほど鳥澤先生からもありましたけれども、そういうのをやはりつくって、一緒にやらせてください。一緒にやっていけば、これは富士と伊豆をつなげた商品ですが、そういうことを1つ1つ仕掛けていくことだと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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