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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年12月定例会企画空港委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/15/2008 会派名:


○岩ア空港部長
 空港部長の岩アでございます。よろしくお願いいたします。
 空港部関係の報告事項につきまして、お手元に提出いたしました企画空港委員会説明資料により御説明をいたします。
 委員会説明資料の1ページをお開きください。初めに、富士山静岡空港の整備推進であります。
 2番の暫定運用に係る追加工事の状況につきましては、11月6日の臨時会で御承認いただいた補正予算1億1000万円に係る追加工事について、速やかに着手したところでございます。
 滑走路末端灯などの灯火設置工事、灯火工事に伴う監理委託につきましては、11月10日に契約を締結いたしました。また標識等設置工事につきましても12月1日に契約を締結し、いずれも来年1月30日までを工期として実施中であります。ただ、一日でも早く完成できるよう、請負業者に夜間工事などをお願いしているところでございます。
 また、工事完成検査申請後、速やかに検査に着手していただけるよう、国に対してもお願いしているところでございます。遅くとも来年7月開港としております開港時期を少しでも前倒しできるよう最善を尽くしてまいります。
 説明資料の2ページをお開きください。支障物件に係る地権者との協議経緯でございます。
 現在、やむを得ず暫定運用での早期開港に全力を挙げて取り組んでおりますが、2,500メートルによる完全運用もできるだけ早く実現しなければなりません。そのためには、西側制限表面の支障物件除去に地権者の御理解をいただくことが重要でございます。現在、誠心誠意地権者に対しまして除去のお願いをしているところでございます。
 具体的には、臨時会などを通じて間接的ではございますけれども地権者やその御家族の方に対しまして、県の責任の所在を明確にいたすとともに、空港事業を進めてきた中で多大な御心労をおかけしたことをおわびいたしました。
 また、先月の18日には、地権者の方に県の測量ミスにより御迷惑をおかけしたことなどにつきまして、おわびをする内容の文書をお渡しするとともに、先月21日には、知事による地権者への謝罪についての記者会見を行ったところでございます。
 これに加えまして、地権者からの申し入れ事項の1つでありました共有地権者の方々や立木の権利者の方々への報告につきましても、御本人の了解をいただいた上で、先月27日に文書を送付いたしました。
 先月からのこうした地権者の申し入れ事項におこたえしていく中で、解決への糸口はつかめたという感じもございますけれども、支障物件除去への見通しは、まだ予測できない状況にございます。引き続き地権者の方に支障物件の除去を誠心誠意お願いしていく所存でございます。
 次に、説明資料3ページをごらんください。暫定運用方策に係る説明状況であります。
 10月29日の県議会全員協議会におきます暫定運用方策の公表を受けまして、航空会社を初め空港にかかわりのある事業者、地元関係者などの皆様方など220余りの企業・団体に対しまして、直接の訪問や会議の場などを通じ、開港延期をおわびしますとともに暫定運用方策について説明し、御理解をいただく取り組みを全庁的に進めてまいりました。
 さらに、空港のビジネス利用を促進するため、昨年度から今年度にかけまして、個別訪問やアンケート調査に御協力いただきました1,000カ所を超えます事業所に対しましても、文書を送付いたしまして、開港延期についておわびをいたしますとともに、改めて御理解をお願いしたところでございます。
 それぞれの説明先からは、開港延期に対する厳しいおしかりや、既に表明があった路線就航への影響に対する懸念、さらには地権者との協議についても御意見等をいただきましたが、一方でできるだけ早期に開港してほしいとの強い御要望もいただいているところであり、一日も早い開港を目指して全力で取り組んでまいります。
 説明資料の4ページをお開きください。指定管理者との基本協定の締結でございます。
 11月28日付で、静岡空港の指定管理者であります富士山静岡空港株式会社との間で、平成25年度までの指定管理期間を通じた基本協定を締結いたしました。この基本協定により、指定管理者による空港消防職員の訓練や施設巡回警備訓練などの準備業務が開始されます。
 基本協定の概要でございますが、静岡県と指定管理者が施設管理の目的、原則などを確認し、指定管理業務の範囲、実施条件及び実施内容並びに事業計画及び事業報告の扱いなどについて確認するものであり、業務内容として空港基本施設、飛行場灯火等の維持管理、空港保安、駐車場管理、給油施設の管理などを想定し、事業計画及び事業報告の提出を定めております。
 なお、9月議会におきまして、条例改正の御承認をいただきました給油施設につきましては、11月21日開催の静岡空港指定管理者審査委員会におきまして、同施設の管理を富士山静岡空港株式会社が行うことが適当である旨の審査結果をいただきましたことから、指定管理業務に追加いたしました。
 説明資料の5ページをごらんください。旅客ターミナルビルにおきます公的利活用スペースの整備であります。
 富士山静岡空港は国内外から静岡県への空の玄関口となるものでございます。空港を訪れる県内外や海外の方々に、静岡県のさまざまな魅力を積極的に情報発信するために、旅客ターミナルビル内に公的利活用スペースを整備することとしております。その内容は、5ページのほうに記載してあるとおりでございます。
 説明資料の6ページをお開きください。旅客ターミナルビルの1階のフロア図でございます。
 フロア図のほぼ中央の青色で着色した部分、この部分に総合案内所、それから展示コーナーを設置いたします。総合案内所では、スタッフを配置いたしまして観光情報等の情報提供を行い、また展示コーナーでは、県内各観光地の映像紹介、ポスターやパンフレットの掲示、県産花卉の展示を行うこととしております。
 続きまして、説明資料の7ページをお開きください。旅客ターミナルビルの2階のフロア図でございます。
 2階には、情報発信スペース及び多目的会議室を設置いたします。図の中央の下側にエスカレーターがございますけれども、このエスカレーターで1階から2階に上がっていただきましたその正面が、情報発信スペースの位置であります。ここでは、富士山の陶板画や大型パネル、ジオラマなどを設置いたしまして、世界遺産登録を目指す富士山の魅力をアピールしてまいります。
 情報発信スペースの2、この部分では、県内各産地の名茶を味わっていただく点茶コーナー、映像により県内の自然を紹介するコーナー、パソコンで県立美術館ロダン館の館内を体験できるコーナー、それから県内産業や風光、地元市町の魅力をPRするコーナーなどを整備いたします。また、このコーナーでは、県産材をベンチやテーブル、装飾材として使用し県産材のPRを行います。
 多目的会議室は、会議、セレモニー、記者会見などの利用を考えております。
 このほか、搭乗待合室内や1階到着ロビーに、ロダンのミニチュア彫塑を展示することとしております。
 説明資料の9ページ、それから10ページに公的利活用スペースのイメージパースを用意いたしましたので、御参照いただければ幸いでございます。
 説明資料の11ページをごらんください。富士山静岡空港のエアポートセールスの推進であります。
 開港時からより多くの路線・便数を確保するため、引き続き富士山静岡空港への就航意欲や高い関心を示していただいている航空会社に重点を置きながら、エアポートセールスに全力で取り組んでいるところでございます。
 まず、就航表明の状況ですが、既に定期便の就航を表明している航空会社におきましては、就航を前提として技術的観点からの確認作業を進めていただいているところであり、開港時から予定どおりの便数で就航していただけるものと確信しております。
 説明資料の12ページをお開きください。
 国際線のうち、中国につきましては、先週12日に報告させていただきましたとおり、知事が中国東方航空本社を訪問いたしまして、直接就航をお願いした際、樊副社長から上海―静岡路線で週4便の定期路線の就航について正式に就航する旨が伝えられました。
 県といたしましては、中国路線の就航決定に感謝を申し上げるとともに、改めて今後、中国東方航空と連携して、双方向の需要開拓に全力で取り組んでまいる考えであります。
 また、中国南方航空も大連支社が市場調査を進めており、今後大連を初めとする中国北部との路線開設について、具体的な協議を行ってまいります。
 また、アシアナ航空の就航が決定しております韓国につきましては、大韓航空も就航への関心を有しているとの情報がありますので、その真意を確認した上で所要の調整を行ってまいります。
 今後とも、台湾、香港、タイなども含め、より多くの路線・便数が確保されるよう、航空会社への就航支援策も効果的に活用し、エアポートセールスに取り組んでまいります。
 次に、説明資料13ページでございます。富士山静岡空港の利用促進であります。
 路線・便数の確保に当たりましては、エアポートセールスとあわせまして、県民一丸となった需要拡大の取り組みが重要でありますことから、富士山静岡空港就航促進協議会などと連携をいたしまして、航空需要の拡大に努めているところでございます。
 1番(1)のアウトバウンド促進事業につきましては、開港を間近に控え上海の定期便就航が確実となった中国路線について、旅行エージェント等を対象とする需要拡大セミナーや、県民向けの航空機利用促進セミナーを、来年2月から3月にかけまして開催することとしております。
 (2)のインバウンド促進事業につきましては、本県への旅行商品造成を促進するため、航空会社と連携して旅行エージェント等を招聘するファムトリップを台湾、韓国などを対象に2月から3月にかけて実施することとしております。
 一番下3番の産業交流促進事業につきましては、就航予定先との産業交流等の活発化を図りビジネス需要を喚起するため、11月14日には鹿児島市内におきまして、鹿児島との産業交流セッションを、また11月28日には、静岡市内において静岡―鹿児島往来フォーラムを、さらに先週の12日金沢市内におきまして、小松―静岡便就航に向けた産業交流セミナーが開催されており、県としてもこれらの取り組みと連携して進めてまいります。
 説明資料の14ページをお開きください。
 4番の広報事業につきましては、(2)にございますとおり、富士山静岡空港就航促進協議会におきまして、個人を対象とした会員組織――富士山静岡空港サポーターズクラブの会員仮登録の受け付けを11月8日から開始いたしました。
 なお、正式な会員募集は、来年1月に開始する予定となっております。
 また、5の市町連携事業であります。開港後の空港利活用促進の取り組みを全県的なものとしていくため、本年1月に県と県内全市町を構成員とする研究会を設置いたしまして、自治体等が連携した空港利活用促進のあり方について研究を進めてまいりましたが、去る12月5日に、これまでの調査研究結果を最終報告として取りまとめ公表いたしました。
 今後は、県、市町及び富士山静岡空港就航促進協議会が相互に連携を取りながら、空港の利活用促進に向けてより具体的な取り組みを進めていくこととしております。
 次に、説明資料15ページをごらんください。スカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ2008in静岡の開催結果であります。
 去る11月8日、9日の両日、富士山静岡空港の開港記念行事の一環として、空港施設内でスカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ2008in静岡を開催いたしました。両日ともあいにくの雨天となり、一部プログラムを縮小いたしましたが、小型航空機による曲技飛行や展示、地元地域の方々によるステージショーや地元特産品などの展示販売ブース出展など、2日間で5万3000人の来場者の皆様に楽しんでいただきますとともに、開港間近の広い空港施設を体感していただくことができました。
 また、予想を上回る来場者の数に、県民の皆様の富士山静岡空港に対する関心と期待の大きさを改めて実感したところであります。
 しかしながら、その一方で、会場に至る周辺道路におきまして、来場車両による交通渋滞が発生し、来場者や近隣の住民の皆様方に大変御迷惑をおかけする結果となるなどの課題も生じました。
 今後、県民の皆様の開港に向けた機運を改めて盛り上げていくため、さまざまな開港記念行事を実施していくこととしておりますが、今回の教訓を生かすとともに、開港後の空港運営にも十分反映させてまいりたいと考えております。
 以上で、私からの説明は終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。

○豊岡委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、空港部関係の審査を行います。質問等がありましたら、発言をお願いいたします。

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