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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:自民改革会議


○良知委員
 大きく2点伺います。
 先ほどの2番委員のほうからも、指定管理者の話が出ましたけれども、今回は5カ年ということで、先ほど達成された成果と言いましたけど、私は、この5カ年間で何が達成されるかというものをしっかり位置付けておいていただきたいなと思うところであります。それと先ほどの中で、入館者が40%といった数字も出ましたけれども、それを何とか伸ばすように、またその原因は何にあるのかという話も出ましたけれども、それの分析をどのようにされていくのかという手法ですよね、その5カ年間の中でも、そういった改善策をどのような視点から取り入れてやっていくのかというところをお伺いさせていただきたいと思います。

 それと、もう1点は、富士山の関係であるわけです。
 文化遺産の登録ということで、ここのところにも書いてありますけれども、実際に包括的な保存管理の計画の策定はほぼ大体でき上がってんじゃないのかなと思う中で、今後の現地調査が夏からというふうになっているわけであります。実際富士山の登山は7月1日から2カ月間の間に一般の方は登るわけでありますけども、どのような形で現地調査が入ってこられるのか。
 また、それに対してどのような仕掛けというか取り組みを持って臨むのか。ただ昨年同様のような形で見てもらえればいいやという形で来年臨むのか、イメージというものをどう持たれておられるのかというのもあるものですから、その辺のところの今の状況、計画を何か持たれているのかちょっとお伺いさせていただきたいと思います。

○松下文化政策課長
 委員がおっしゃられるように5カ年間で何が達成されるのかを目標にしていくべきだというお話です。
 後でお分けすることしの選定委員会の評価結果の資料をごらんになるとわかると思いますけれども、まず申請者が5カ年間の、要は5年後の目標を設定いたします。毎年5カ年間の目標設定値を設けまして、先ほど言いましたけれども、毎年指定管理者評価委員会というものを開きまして、その毎年ごとの目標が達成されているかどうかというのを、県も評価いたしますけれども、毎年外部の委員から評価をしていただいておるところでございます。
 それで、先ほどの40%の入館者ということですけれど、グランシップ全体では、施設の稼働率は82.3%で、毎年70万人以上の方がおいでいただいてますけれども、50本程度行っております自主企画事業の中では、平均が79%ぐらいと思いましたけれども、中には20%台、30%台の入場率というものもあるものですから、それはグランシップとどういうところが入らなかった原因があるかとよく分析をいたしまして、これからの企画もしくは入館者増につなげていきたいと考えております。

○杉山世界遺産推進課長
 富士山の世界文化資産登録に向けた取り組みの中で、特にイコモスの現地調査なんですけれども、現在包括的保存管理計画、御質問の中にもありましたけれども、これは関係している省庁の中で一体となって進めていくという組織づくり、それからそれぞれの法律によって、例えば環境とか景観とか観光とかそういった負の要素となるようなものを圧力ととらえてどのように対応していくかということを大きな方針としてまとめているのが1つ。それからあと一番最終章ですが、行動計画ということで具体的な事業についてもそれはなるべく盛り込んでいくということを国の関係省庁と、それから山梨県、静岡県、関係市町と一体となって行っております。それとは別に、静岡県の庁内の組織でございますけれども、推進本部というのを8月2日に開きました。7月の推薦書議案を提出した直後に開きました。その中で県としての行動計画を取りまとめていくというようなことで、今取りまとめをしている最中でございます。
 イコモスの現地調査につきましては、まさにそういった計画をつくるということが、一番現地調査等に生かせるのかなと。計画をつくることによって何ができたかというと、これまで縦割りの行政だったことが横断的に、多分計画づくりの中で何が主眼でやらなきゃならないかということの論点がはっきりしたのではないかなと思っています。
 イコモスの調査については、来年度になりましたらば、多分文化庁を中心にリハーサルが行われます。タスクフォースみたいなものを用いましてリハーサルをして、例えばこの神社についてはどういうふうな動線でどこから見せればより理解を得られるかとか、そういった観点で細かくやっていきながら、想定問答も踏まえて対応していくと。もちろん先ほど阿部委員のほうから言われたとおり、その説明するだけのプレゼンテーション能力というのもきちっと磨きながら進めていくということで対応していきたいというふうに思っております。以上でございます。

○良知委員
 まず、議案の指定管理者の関係ですけども、5カ年間でやっていかなきゃいけないことというのは、当然時代とともにいろんな機能面でも利便性がどんどん高まっていくという中で、これからは運転免許証の中にICチップが入って、商品を買うときにもそれを使えば2割引きとか、そういう時代が近いうちに来るなと。例えば県が少子化対策で松坂屋に持っていけば半額で買えますよと、未就学児に対してはいずれそういう制度ができるのかななんていろんなふうに思う中で、やっぱりそういった利用される方――お客様といっていいのかどうかですけども――そういった施設に来た方々の動向というものがしっかり見えてくるんじゃないかなと思うんですよね。ですので、これは交通基盤部なのかもしれませんけども、そういったこれからの手法をうまく使っていったらもっと利用される方の状況の流れとか、またリピート対策として何か通信とかメールとかいろんなことの媒体が広がっていくんじゃないかなというふうに思います。
 本来はそういうのを5カ年の中である程度組み込んでいく、県としてやるべきところはそういうところじゃないのかなと思います。それがうまく落ちつけば、また指定管理の方向性を持ってやっていく。だから、しっかりそういった形ができるまでは本来は職員が一番いいのかもしれませんけども、個人情報の関係もあるだろうから、そういったものをしっかり守れるところへ指定してお願いするんだと。本来は、ちゃんとしたものをばしっとおろすほうがかえってわかりやすいんじゃないのかなというふうに私は思います。

 それと、富士山のほうですけども、毎年私が登って思うのは、海外からもツアーで山頂を目指して登る方がいるわけでありますけども、そういった方々には調査が入りますよとか、そういったことが当然わかるわけではないと思うんですね。ですので、そういった方々に対して富士山を登られるマナーもイメージもあればいろんなものをつくられると思うんです。ですので、その辺のところの発信をしっかりしていかないと、何だかとんでもない、やっぱりルールもモラルも何もないようなところなんだななんていう、そういうイメージを持たれてしまうと、かえってマイナスになるんじゃないのかなと。この間――前も話したと思いますけど――マウンテンバイクを持って上から滑ってこようかなんて言う外国の方がいたのを見て、僕はちょっと恐ろしいなと思いましたけども、そういったのを現実として目にすると、やはりしっかりした連携なり、それこそリハーサルと言いましたけども、今からある意味ではもうリハーサルが行われていくようなところがあってもいいんじゃないのかな。そんなことも思ったものですから、しっかり要望させていただきたいと思います。

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