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委員会会議録

質問文書

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平成21年9月定例会県民委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:09/30/2009
会派名:自由民主党県議団


○中谷委員
 国民文化祭について伺います。
 第24回国民文化祭・しずおか2009ということですが、来月24日開会式、小椋佳さんのプロデュースによる、十返舎一九を模して「今様膝栗毛」というミュージカルを上演されるということのようです。知事が国民文化祭を契機に本県の人・もの・大地の潜在力、すなわち場の力を引き出し、東海道芸術街道を主軸にしたふじのくに芸術街道の魅力を全国にアピールする大会にしたいと言われたわけです。
 それで、国民文化祭の内容について少し伺いますが、県内の各地で95の事業が開催されるということになっているようですが、出演者の中に県外からは幾つの団体で何人ぐらいが出演して、また県内からは幾つの団体で何人が出演されるのか。
 それと、出演団体及び出演者の多い都道府県は静岡県を除いてどこで、特に――空港の就航先ということがありますが――福岡県、沖縄県、鹿児島県、石川県、熊本県の各県、それから北海道ということですが、この就航先からどの程度の幾つの団体と何人ぐらいの方が出演されるのか、これを伺いたいと思います。
 あわせて、海外からもさまざまな事業に出演されると言われておりますが、それについて今までどういう働きかけを行ってきたのかということと、結果として海外からどういった出演者の方が出演されるのかということもあわせて伺いたいと思います。

 次に、去る9月10日、県立美術館で自主企画展の狩野派の世界というのが始まりまして、オープニングもありました。芸術に縁遠い私ですが、とりあえず出かけたら県議会議員は私一人だったのですが、ちょっと話を聞きましたらこれは自主企画展ということなものですから、入館料が非常にお安くなっておりますよということを誇らしげに副館長の神尾さんが言っておられました。自主企画展で入館料が安いと、それで入場者増を図ると。
 先ほど説明もあった8月31日までの無料化によって入館者がふえたということの流れを受ければ、当然ながらそういった努力はされてしかるべきだと思いますが、この自主企画展をもっとたくさん打てないかということとあわせて、スポンサーがついてる、何とか何とかとマスコミがよく宣伝をしますね、県立美術館でこんなんだと。その辺のかかった費用を入館料に転嫁するというようなこともあるようですが、その辺の仕組みも教えていただきたいです。

 それから、次に、県営住宅で緊急入居した離職退去者の入居期限の到来への対応ということですが、昨年から景気が悪化していて、会社の寮からは出て行きなさいよと退去を余儀なくされた離職退去者のために、緊急避難として県営住宅が提供されております。
 それで、その入居期間の1年ということですが、そろそろことしの12月ごろからその期限を迎えるということになりますが、景気が決してよくなったということではなく、依然として厳しいという認識を皆さんも私どもも持っているという中で、入居者に対してどんな指導をされているのかということと、これは規則――定めと言えば定めですが――1年間ということの多少の猶予はできないものかということを伺いたいと思います。

 それから、静岡県住まい博2009、今月の19日から21日まで3日間、シルバーウイークを皮切りに3日間開催されたのですが、私も行きたかったのですが、地元の行事が山ほどあって残念ながらということで見れなかったのですが、昨年の実績と比較して、今年度の入場者はどのぐらいかということをお聞きするとともに、例えば新型インフルエンザとか高速道路の通行料が安くなってると、そういったことを含めていい意味と悪い意味の流行があるわけですが、どんな影響があったのかその辺の考察を伺いたいと思います。

○垣内国民文化祭推進室長
 国民文化祭の県外と県内の出演者の状況、出演者の多い都道府県、それから空港就航先と海外からの出演者の状況等という御質問でございます。
 まず、国民文化祭については先ほど委員からお話がありましたとおり、県内各地95の事業を実施いたします。この事業には、9月18日現在で各都道府県から推薦という形で受けた団体・個人が、県外からは555団体9,170人、それから県内は189団体5,636人、合わせまして744団体1万4806人の方たちが出演することになっております。
 それから、出演者の多い都道府県でございますけれども、近隣の都県から出演される方が多くて、愛知県が34団体で724人、東京都が39団体で603人、千葉県が24団体で582人、神奈川県が34団体307人の順になっております。このあと、静岡県が開催した後に開催する岡山県とか京都府とか山梨県からも多くの方が出演する予定になっております。
 それから、空港就航先の関係ですけれども、福岡県からは15団体149人、沖縄県からは1団体12人、鹿児島県からは3団体64人、石川県からは17団体267人、熊本県からは10団体で79人、北海道からは8団体102人の方々に出演していただくということになっております。
 こういった多くの県外の方々には、ワークショップの開催などを通じて静岡県民との交流を深めていただいて、新たな交流の輪を広げていただきたいと考えております。
 それから、海外からの出演者の関係でございますけれども、「はばたく静岡国文祭」では富士山静岡空港を活用して、海外との文化交流を通じて多様な文化を鑑賞する機会を設けて、異文化理解を深めるとともに静岡県の魅力を海外に向け情報発信するということを考えております。特に、富士山静岡空港の就航先であります韓国とか中国を中心に、9月4日から8日にかけて韓国で行われました仁川世界都市祝典、そちらのほうに日本舞踊の祭典に出演いたします社団法人日本舞踊協会静岡県支部の方たちとジャズフェスティバル――浜松市が主催しますけども――そちらのほうに出演いたします浜松スウィングミュージックを派遣いたしまして、国民文化祭のPRに努めるとともに現地の団体の方たちとか学生の方たちと交流を図っていただいたところでございます。
 それから出演のほうの関係でございますけれども、まず韓国の芸術総合学校伝統芸術院、この方たちがふじのくに伝統文化フェスティバルに出演いたしまして、ボンサンタルチムという仮面劇を披露していただきます。中国からは、浙江省杭州群衆芸術館少年少女舞踊団の皆さんが、磐田市のモダンダンスの祭典に出演していただくことになっております。フランスからは、フランス民族舞踊団連盟の皆さんが河津町のバガテル公園で開催をいたしますフランス民族舞踊と伊豆伝統芸能の祭典に出演するとともに、アウトリーチ活動として学校などで子供たちとの交流というのも予定をしております。その他、各市や町の主催事業には韓国から1団体、1個人、イギリス、台湾から各1団体が出演することになっております。
 さらに、創造支援工房しずおかという県民の皆さんにエントリーしていただいて県が支援する事業がございますけれども、そちらのほうで富士市で行いますダンスの祭典に中国、オーストラリアからの出演も予定をしております。
 こういった国民文化祭の開催を通じまして、県内各地で国内外の方たちと異文化交流が促進されて、新たな文化の創出につながるものということで期待をしております。以上です。

○後藤文化政策室長
 県立美術館の企画展の入館料のシステムの考え方についてお答えいたします。
 企画展の観覧料につきましては、県立美術館の設置管理条例の中で上限が1,500円と定められておりまして、その都度知事が決定するという記載になっております。その範囲内ということなものですから、例えば、展覧会経費と有料の観覧者数の見込みの数とのバランスはどうかとか、過去に開催した同じような展覧会とのバランスはどうか、それから全国を巡回する場合には他館の設定料金とのバランスはどうかとかここら辺の3点を考慮して、前年度にその次の年度の事業計画を検討する中で決定をしております。
 狩野派の世界2009につきましては、県立美術館が狩野派の作品を体系的に収集をしてまいりました。そういうわけで、自館の所有する作品が多いということもありまして、今回の狩野派の展覧会は――3回目になりますけれども――以前県立美術館で開催したときと同様の料金ということで、一般の料金が600円ということで非常にお安くなっているということでございます。以上です。

○鈴木公営住宅室長
 県営住宅にお住まいの離職退去者の方への対応について、御説明いたします。
 昨年の秋ごろから、急速に世界的に悪化しました経済状況に合わせまして委員御指摘のような状況の方がたくさん出たことから、国、県、市町村それぞれやれることはやろうということで、県営住宅につきましては、219戸を修繕いたしまして、これまでのところ202戸に入居がございました。その後、就労が決まったとか外国の方で帰国をなさるという方がございまして、49戸が退去されておりますので、今現在153戸の入居がございます。
 この方たちには、例えば国等でやっておりますさまざまな制度――就労の安定資金貸付制度ですとかあるいは生活保護の制度等を紹介するとともに、県営住宅は毎月募集をしておりますので、そちらのほうの入居資格がある方がほとんどでございますので、そちらのほうへ移っていただくことも構いませんよという案内もしております。先ほど申し上げました49戸のうち、6戸はそういった形で一般の入居へ移った方でございます。
 それから、始めましたのが去年の年末から4月にかけて順次入居していただいておりまして、だんだん1年の期限が来ようとしております。これらの方々の状況につきましては、今後一人一人よく事情を伺いまして、真にやむを得ない状況があると、あるいは就労に対してきちんと努力をなさっているとか、あるいは地主に家賃滞納がないといった状況もすべて総合的に考えまして、期限の延長も含めまして適切に対応していきたいと考えております。以上でございます。

○西谷住まいづくり室長
 住まい博の関係でございます。入場者の関係につきましては、3日間で2万8086人でございました。委員のお話にもありましたように、大型連休あるいは新型インフルエンザ等の影響もありまして、昨年度と比べて約9%の減でございました。ちなみに昨年度は3万765人でございました。
 この住まい博につきましては、県内外から60の企業・団体が参加をいたしました。今回、この大型連休の中で新型インフルエンザがございましたけれども、そういった中でも家族連れでお越しいただいた方も結構いました。そういった中で参加体験型の演出でPRする企業・団体等が多くございまして、これが効果的であったと思います。具体的な地震の震度体験だとか立体画像、壁塗り、かんな削りなどの体験型イベント、あるいはプロジェクト「TOUKAI−0」の住宅模型を使った耐震実験、こういったものが盛況でございました。
 また、専門家によります無料相談コーナーだとかあるいはセミナー――セミナーにつきましては税金だとか住宅ローンでございますけども生活に密着した話題の提供として好評を得ておりました。特に振り返ってみますと、8月11日に起きた駿河湾を震源とする地震がございましたので、今回の住まい博の中では、やはり共通的に住宅建設に関心を持ってる方は耐震対策を進めていったらいいのかというような関心が高くて、それぞれのブースでそういった質問等を投げかけているというようなことが多く見受けられました。以上でございます。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 国文祭ですが、いろいろ数字を上げられて世界じゅうから多くの団体、それから日本の中でも県外からもたくさんおいでになるということですし、これは見るべきものがあるなという感じはします。できるだけPRに努めていただいて、やっていただくほうがいいのかなと。十分資料もつくられて配布されてという努力はわかるのですが、やり過ぎるということはないと思います。頑張っていただきたいと思います。

 それから1点再質問です。
 県立美術館の狩野派の世界2009のことですけれども、狩野派は徳川家代々にかわいがられたということですし、静岡県は徳川慶喜が最後にお住まいになったと、それとあわせて狩野派というのは伊豆の出身だと言われていることもあってのようですが、県立美術館には、先ほどもちょっと触れられました狩野派の作品を全国に数ある美術館の中でもたくさん作品を所蔵されてるという。一体何点ぐらい狩野派の作品が静岡県立美術館にあるのかという点と、これは高額なのでちょっと自信があるぞというのをお示しいただきたい。以上です。

○後藤文化政策室長
 現在、県立美術館で所蔵しております狩野派の作品は44点ございます。
 今回の狩野派の世界の有名な作品としましては、狩野山楽「西湖図襖」とか、それからこれは今年度購入をいたしました狩野永岳の「四季耕作物屏風」、それからこれも今年度新たに購入しました久隅守景の「蘭亭曲水図屏風」、こういった物が目玉の作品かと認識しております。以上です。

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