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委員会会議録

質問文書

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平成21年11月障害者雇用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:11/27/2009
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 木村さんには地元で大変お世話になっておりまして、本当にありがとうございます。
 委員長のほうからもお話がありましたが、一番、障害のある方、また御家族の支えとなって日々奮闘していただいていますことに感謝を申し上げます。
 今、さりげなくお話しされましたが、本当にこの圏域ごとにようやく就業・生活支援センターが整いつつあるという中での非常に多忙な業務の中で、課題の中には入っておりませんでしたが、恐らく過重労働にワーカーさんがなっているのではないかという心配がありますが、このあたりの相談。数ではないという、中身だというお話がありましたが、中身を充実させるに当たっては、今の富士圏域で3名、県全体の配置などを含めて実際はどういうふうに把握されて考えていらっしゃるか、まず御意見を伺いたいと思います。

○木村 清子氏
 そうですね。過重労働にならないように自分でセーブします。しないと、本当に私の周りでも多岐にわたっての御相談だとか、それを一心に受けてしまうと、その方こそ病院の門をたたいてねという方をもう何人も見ていますので、自分はそうならないように、できるだけ仕事を忘れるような形にしています。
 精神の方なんて特に夜のほうが活動しやすくなっています。だから、お電話でも夜にかけてきたくなってしまう。それをあえて、私は受けません。もう死ぬ、生きるのことになってくると、また話は別ですが、昼間にお話をしていてすぐに薬物過剰摂取だとかリストカットするような状態ではないというふうに私は思っていますので、大体その判断は間違いないです。だれも自殺ですとかそういった悲しい結果にはなっていないんですが、過重労働にならないように自分で努力しております。
 国のほうから何人かふやしてくださいと言われて、ほかのポツはふやしてもいます。
 うちのところも、現場の私はそれが一番の自分の仕事だと思っているんですが、皆さんもそうでしょうけど、年度の締めだとかなんとかで、実績報告だとか精算報告だとかの報告があります。ミニセンターで1年、県の単独事業でやらせてもらっていたときには、これだけやるから、これだけで頑張ってこいって、私はそういうふうに信用してもらってやらせていただけたのかなと私はよくとっております。
 ミニセンターで県の単独事業でやっているときには、例えば報告して、それについてすごく細かくとかっていうことはなかったんですね。悪いようには流用なんてしてないので、なおさらのことですが、突かれることもなく終わって、本当に信用してもらって仕事ができた。やりやすかったんですが、国の事業になりまして、生活のほうが――保険の障害の部分ですよね。それが一般会計から出ていて、我々は労働のほうの労働保険特別会計からという二本立てになっているんですね。
 私、うちの本部の事務がその会計をやらないので、私がこの会計もやらなきゃならないんです。
 大体、一般会計と特別会計で成り立っていることが私はなぜだと。生活支援員、就労支援員がいて、全く名刺の肩書は違うんですが、同じ内容をやっています。同じ仕事なんです。それで、じゃああなたたちは就労の部分だから案分で3分の2ですよね、案分で、3分の1は違うところでとなります。またうち、本体が通勤寮という本体で抱えていますので、例えば、細かいんですが、電気代とか水道代とかなんとかなんていうのも、じゃあ本体のほうと幾つの案分でとかって本当にね、そんなところでパワーを使わなくてもいいのかなって私は本当に思うんですが、そんなことをやらせるなよというような。
 それだから、事務のほうも使っていいように加配で1人どうですかなんても言われます。ただ、金銭的にもそう高くないので、本部のほうからすると、またいろいろ加配することによって、また、たかがすこしの助成金をもらって、それで逆にまたいろいろと縛りがひどくなってしまう、また仕事がさらにふえてしまうという逆効果ですよね。なので、とりあえずは今、生活と就労の2人と計3名で動いております。
 我々、――早川先生もそうだと思いますけど、電話をしても本当につかまらないです。申しわけないです。そのくらい、外へ出ているのが私は仕事だと思っています。夜、デスクワークをやればいいわけであって、11時、12時ごろまで毎日いるんですが、そのような状態。だから、自分で過重労働にならないように努力をしながらというところで、ただ、その事務をやるようにもう1人加配すればいいじゃないですかって言っておきながら、それのみで置けないんですよね。この方も就労ということになると、やっぱり就労のほうの仕事をやっていただかなければならないとか、いろいろ縛りがあって、本当にその辺が難しいなと思っております。よろしいでしょうか。

○早川委員
 非常に複雑な制度の中で動いていらっしゃることがよくわかりまして、また、木村さんほどのベテランになると、自分の切りかえを上手にして仕事を充実していこうという御努力がわかるんですが、やはり大変なお仕事だということがお話の中でわかります。できればさらに、法的な部分をもう少しすっきりとした形で人数の配分だとか充実が必要ではないかなということがくみ取れたんですが、そう思ってよろしいでしょうか。せっかく委員会で発言の場があるので、要望はぜひ出していただいたほうがよろしいかと思います。
 あわせまして、他機関との連携という部分のお話がありまして、富士圏域では、特に木村さんのところを中心に、またジョブコーチの方が中心となって、地道にずっとネットワーク会議を開いていただいているかと思います。その中で、さらに、お話の中にありましたように、障害のある方の雇用促進をこれだけいろいろやっているけれども、なかなか知らない企業あるいは理解のない企業がまだまだ多いという中では、このネットワークというのは非常に大事だと思います。今後、ネットワーク会議で必要なこと、あるいは県のほうに要望するようなことは何かありませんでしょうか。

○木村 清子氏
 私は、わざわざその時間帯に集まらなくても随時、ケース会議、ケア会議を、とにかく必要とあらばやっていく。顔の見えるところで、ケア会議になると御本人も踏まえるんですが、――それがすごい大切だなって。それがイコールチーム支援という形になるんです。そのときに、関係する人が、――先ほど書いておきましたが、学校関係だとか医療関係だとか、あと関係機関とかハローワークさん、行政さん、――全部集まりますので、改めてでなく、そこでいろいろと問題、課題の投げ合いをしていって、いろいろな支援の参考にしていけばいいのかなとは思っています。

○早川委員
 わかりました。
 ケース会議ということで随時やっていくことが重要だということですが、そうすると、特に今の状態で、例えば人数をふやすとか、センターを充実していく中で解決していけるというふうに考えてよろしいですかね。あるいは、そのネットワーク会議を開くための会場を使うための費用だとか、そういう会議室ですとかそういう予算を計上して新たに要求していくということは必要ありますでしょうか。

○木村 清子氏
 そうですね。ちょっと話が違うかもしれないですけど、チャレンジ独自で七つあるうちで幾つかは、トレーニングをするセンターも併設してやられているというところで、うちのチャレンジは全くそういったものがないです。なので、ちょっと相談に来られて、どのくらいの作業能力があるのかなと、職業センターまで行かないで、うちのチャレンジでそんなものができるコーナーだとか支援ができればいいということで、それは何回も行政のほうにお願いはしてあるんですが、それもまた、うちの誠信会の本部のほうとの兼ね合いもあったりするので、なかなかちょっと先に進まなかったり、進んだり。
 今、市でやっている福祉キャンパスがあるんですが、そこもこれからどういうふうになっていくのか。それをどういうふうに利用していくのかなって、いろいろ夢もあり、希望もあったりするんですが、とりあえずそういった作業所というか、例えば仕事をやめてきちゃいました。でも、次の転職はありません。だから、Bでとりあえず訓練をしたり、――移行で訓練なんですが、――そこに行くまでのちょっとの間、うちのところで何かそんな作業ができるようなそういった場所があればいいかなと、強く思っております。
 あと、チャレンジ独自の実習をさせてもらうんですが、一番、もう本当にでき上がってきて就労させたいなって方については、例えば我々がお願いしている数社、事業所があるんですが、そこの現場で実習をさせてもらいます。1週間、2週間させてもらいます。本人にはもちろん無給なんですが、会社さんにも謝礼も全くなく、本当にお願いします、ごめんなさいねみたいなそれだけでつながっていて、御理解をいただいて、そこでやらせてもらっております。
 そのかわり、労災的な事故があったり何とかということはこちらで全部見ますということなんですが、それは個人で見てくださいということで伝えております。なので、実習に行くチャレンジトレーニングみたいな形で、その助成。例えば、事業主さんに1週間やってもらったので、これだけの謝礼を渡してくださいよとか、例えば御本人にも謝礼として出せたらいいのかななんていうような。損害保険のその保険の部分も、予算を計上できないものかと。
 それは、富山県と岐阜県の2カ所でそれをやり始めております。予算を圏域で80万円ずつとってくださったということです。それをこの前、なかぽつの会議のときにお伝えしてあります。検討していただく一つになっております。検討しますということでお返事をもらっておりますが、多分、検討しますということは検討してくれていないと思うんですね。なので、多分お答えは、返ってこないだろうなとあきらめてはいますが、済みません、そのあたりもちょっと頭に入れていただいて、なかぽつ独自の。
 職場適応訓練とかという形で、これは雇用を見込んで、就職、雇用しました。そのときに職場で訓練をするという形になっておりまして、これにはお金が訓練費として事業主に1カ月2万4000円ずつ出るような形になっておりますが、これもハローワークを通してとか、協会を通してとかと、いろいろ書類も本当に面倒です。縛りもあって、何人までですと。もう東部はありませんとか、中部はありませんとかなんとかといろいろ言われて、だったらいいよみたいな結構あきらめるケースが多いんですね。なので、なかぽつ独自のそういった事業というか予算をとっていただけると、本当にスムーズに。
 大体、この書類とかそういうのが本当に面倒で、それがなければ、かなりもっと直接処遇ができるんじゃないかななんて思うときがかなりありますので、できるだけデスクワークのそういったもの、事務的なものは、極力少なく。悪いことをしている人については、本当にとっ捕まえていただきたいんですが、それはないということで、本当に信じてもらって仕事をさせていただければいいのかななんていうふうな思いもしております。済みません、個人的なところですが。

○早川委員
 ありがとうございました。
 最後に、冒頭お話がありましたように、生活がやはり、就労をしていくのには生活を支えることが非常に大事だというお話がありまして、私もそれは同感であります。
 特に最近、感じられますのは、障害のある方も年齢を重ねて、当然そうしますと家族も年をとられて、先々を御家族が心配されるという意味で、通勤寮ですとかグループホームの果たす役割は大きいと思うんですが、なかなかグループホームをやろうというところがまだまだ少ないように私は感じております。
 一人で生活できれば、一番それが望ましいことかとは思いますけど、なかなかそれも難しいという中では、実際かかわっていらっしゃって、生活を支えるという点で今後の展開についての御意見がありましたら、教えてもらいたいと思います。

○木村 清子氏
 はっきり言って、グループホームとか経営の部分で全くできにくいですよね。だから、手を挙げてやりますというところは少ないと思います。だから、グループホームとか経営の部分を考えていただければ、民間の人も、我々社福も手を挙げると思いますが、本当にそこですよね。一番ネックだと思いますね、はっきり言って。それがもう少し改善されていけば、もっとふえていくのかなって。
 もう施設解体みたいな形で言われています。地域、地域に出していくということが本当に必要なことで、その中で、我々も居住サポートですとかいろいろな、ひとり暮らしを始めましたという方についても一人ではありません。必ずその方からの連絡をいただいて、それの相談に沿った支援をさせてもらっておりますので、外に出たから、じゃあ悪くなっちゃうかというとそうでもなく、その辺の抑止になってみたりとかという形で発展的にやっていけるように支援をしていますので、そういったものの資源はふえていかなければいけないだろうし、必要だと私は思います。

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