委員会会議録

質問文書

平成23年11月エネルギー有効利用推進特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　好浩議員
	質疑・質問日：	11/28/2011
	会派名：	公明党静岡県議団

○髙田（好）委員
　ありがとうございました。
　風力発電についてですが、かなり課題が大きいわけですけども、地震に対して設計指針というのがあると思うんです。風圧力と地震力の両方が必要だと思います。ざっくりと、どんな感じの指針があるんですかね。

○野田英智氏
　基本的には、送電鉄塔と一緒で風に対する基準がベースになっています。地震に対する基準よりも風に対する基準のほうが大きいので、通常の場合、地震に対してよりは風のほうを見ておけばかなり強度は高いということです。
　実際、今回の東日本大震災でも風力発電機が倒れたなんていうことは１つも起こってないですね。

○髙田（好）委員
　もう１つですが――素人みたいなもので済みませんが――「カットイン風速４(m/s)」というのは、４メートルで初めて回るということですか。

○野田英智氏
　羽が回るということです。

○髙田（好）委員
　そうですね。ということは４メートル以下では回らないということで、これが欠点であると。　それとあと、回る速度によって発電能力が変わってくるということ。ここら辺の変動があるという、そういう理解でよろしいわけですね。

○野田英智氏
　機種によって若干違います。カットインが３メートル毎秒という機種もヨーロッパの機種ではございます。
　ですから、静岡県内も風車が幾つかあるんですけど、よく、こっちの風車が回ってて、こっちはとまってるという場合があります。その場所場所によって、例えば３メートルか４メートルかという違いのときもあるんですけれども、３メートルでも回るという機種が一部ありますので、そういうことで発電する、発電してないというのが変わってきます。

○髙田（好）委員
　あと、風に対して追従はするのでしょうか。

○野田英智氏
　します。

○髙田（好）委員
　あっ、するんですか。

○野田英智氏
　はい。

○髙田（好）委員
　じゃあ、軸があって上が回るんですね。

○野田英智氏
　はい、回ります。

○髙田（好）委員
　それが標準装備で付いているのですか。

○野田英智氏
　はい。

○髙田（好）委員
　それともう１つお願いします。
　先ほど小長井委員から話がありました電圧の変動の件ですけど、やっぱりここをクリアしていかないとお金が物すごいかかってきますよね。それで主な電圧変動の原因ですが、やっぱり当たる日射量が大きいか少ないかということが一番大きいんですか。

○野田英智氏
　私どもが、ちょっと外でお話をさせていただくときに、どういうことでイメージしてもらうといいかなと思っているんですが、「そうめん流し」がありますよね。竹でずっと流していきますよね。今まで、そうめんを流して途中で皆さんがおはしで取って食べていかれるという状況が普通のそうめん流しだったと。ところが、別の人が途中でそうめんを入れられるという状況で、そこで盛り上がっちゃうというような状況だと。そういうことで電圧上昇のことを理解いただけると、わかりやすいかなと思います。

○髙田（好）委員
　ありがとうございました。

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