本会議会議録
質問文書
令和2年10月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 早川 育子 議員 | |
質疑・質問日: | 10/15/2020 | |
会派名: | 公明党静岡県議団 |
○早川委員
今日はお忙しい中、貴重な御意見をありがとうございました。またコロナ発症からこの6カ月、7カ月、8カ月ぐらいになりますけれども、大変苦しい心情をお話しいただき、何かもう胸がいっぱいになってしまいました。この中で、私も緊急事態宣言が解除された後、初めて家族で食事に出かけたときに、ああ、外食をするって、ただ、おいしいものを食べるということだけじゃなくて、とても幸せな気持ちになる、非日常的な気持ちになって、また親しいお店の人と会話をするというのは、今まで当たり前だったのが、本当に貴重なことなんだなと、改めて実感しました。感染症対策をしっかりやる中で、非常に大事な観光、また外食産業を支えていかなきゃいけないなということを実感しているところであります。
そうした中で、御社では新しい取組を次々にこの戦略という形で行っていらっしゃって、すごいなと思うんですが、ほかで苦しんでいらっしゃる方と一緒に協働して何かやろうとか、ある意味、それは社長の提案であり、またある意味それだけの体力を持っていらっしゃる御社だからこそできるというのもあるかと思うんですが、飲食業界全体でお互いにそうした情報交換だとか協力し合う仕組みを、やっぱり行政も提案していくべきじゃないかなと思うんですが、そのあたりの何か御意見がありましたらぜひお聞かせいただきたいと思います。
○藤田圭亮参考人
それこそ昨日、商工会議所の観光飲食部会の会合がありまして、40人ほどのメンバーが集まりました。静岡市食品衛生協会があるんですが、その代表の方がこんなお話をされていたんですが、そこの組合員さんは1,200店舗あるとおっしゃっていました。だけれども、GoToイートの登録であったり助成金の申請だったりというのは、父ちゃん、母ちゃんではもう分からないと。だから、企業化してやっているところは積極的にそういったものを取り入れられるけれども、個人店はもう全然そういったものが分からない。
そこで、せっかく国が用意してくれている、県が用意してくれている、いろいろな助成金であったり補助金であったり、いろいろなものがあるわけですが、そういったものを本来申請ができればもらえるのに、実は今、もらえないところもたくさんあるんだと。それをよく理解してほしいと、そこの理事長がもう切実に話をされていました。、やはり飲食業も我々のように企業化しているところもあれば、本当に1人でやっているところもあったり、もうたくさんなんですね。
例えば、ソーシャルディスタンスを守って、静岡県内の飲食店が全部営業して、静岡の飲食店は安心だから来てくださいってPRをしていこうと。じゃあ、青葉おでん横町はどうやってソーシャルディスタンスを取ればいいのかと。8人しか入らないところがある。それをやったら3人しか入らないんです、多分、お客さんが。これで本当に営業が成り立つかって、これは成り立たないですよね。情報の共有とか、同じ飲食店だからということで、同じようにその平均値をとって進めていくことは非常に難しいところがあるなと感じます。ちょっと解決策になかなかならないんですけれども、おのおのが努力して、いろいろ調べてやっていくしかないのかなという感じはしております。
○早川委員
はい、ありがとうございました。
行政サイドで協力できるところ、特にその申請だとか、制度の徹底だとかは、十分協力していかなければいけないと改めて実感をしております。
また、私も9番委員と同じように、このコロナ禍において、罹患することも怖いんだけれども、実際その原因が飲食を伴うどこかでうつったということを批判されることを非常に恐れている方が多くいらっしゃるように感じます。そうした批判的なところは、やはり解決していかなくてはいけないですし、ある意味、3番委員さんがおっしゃったように、感染症の分類をある程度変えていくことで、解決する部分もあるのかなと思っていますので、このあたりの言葉は提言の中で、私たちもまとめていければと思います。
本当に厳しい状況下にあると思いますけれども、発信していくということはとても大事だと思うので、その発信力というところも提言の中で触れていきたいと思います。今日はありがとうございました。
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