• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:10/04/2007
会派名:自由民主党県議団


○落合委員
 6番、落合愼悟でございます。
 おはようございます。
 3項目質問をしていきたいと思っております。
 まず、第1番目に資料の4ページに載っております空港を生かした地域振興の取り組み促進についてであります。
 この取り組みをされているように書いてあるのですが、私は志太地域、藤枝市で、空港の地元の町だと思っていますが、なかなか盛り上がりが感じられない。青年会議所初めいろんな団体があり、20年前からずっとやってきたんですが、ここにきてなかなか力がなくなってきているのかなって感じます。
 そういう中で、この各地域の現状をどのように認識しているのか伺いたいと思います。

 そして、地域が活発化して取り組むためには、どうしても県のリーダー役が必要だと思うんです。それについて県としてのやはりリーダーとしての考え方を伺いたいと思います。

 次に移ります。
 同様になりますが、10ページ富士山静岡空港アクセスネットワークの構築についてでございます。
 昨日の空港部の委員会のときに、吉田ルートがおくれるということで非常に残念に思っているわけです。
 藤枝市、焼津市は空港まで行くのにどのぐらい時間がかかるのか。焼津インターから牧之原インターまで行っておりていくのかなと私は思います。これでいいんですか。
 やはりJRで来ます。JRに乗ってくるときに、どこで皆さん降りるでしょうか。多分私は藤枝駅だと思います。
 そのために藤枝駅周辺が非常に変わり始めました。藤枝駅も非常にきれいになり、駅の周りも市の土地を売却して、または貸していろんな施設をつくり始めております。
 ですから、藤枝駅を中心として富士山静岡空港の玄関口にしていきたい、それくらいに私は思っているわけでございます。
 アクセスネットワークについて伺いたいのは、県はアクセス検討委員会を8月に立ち上げ、検討を進めているということでございます。具体的にどのような検討が行われているのか伺いたい。

 次に、21年3月の開港までは限られた時間でございます。その間にアクセス構築の実現をどうしても行わなければならない。その実現に向けての今後の取り組みの内容とスケジュールを具体的にどのように考えているのか伺いたい。

 次に、関係団体と各関係部局が連携するこの検討委員会で、早急に空港アクセス計画を策定するっていうことが書いてございますが、建設部の所管する焼津と吉田のインターチェンジの間に新しいインターチェンジができるという勉強会がもう始まっておりますが、この新しいインターチェンジを含めての検討がされているのかどうか伺います。
 4番目に具体的なアクセスルートを検討するに当たり、この新しいインターチェンジについてどのように想定し、また認識しているのかその辺も伺いたいと思います。
 それから、1番最後に広報局の関係で県庁新聞と県のホームページに広告を入れていただきまして、ありがとうございました。私も6月の委員会で質問したところですが、収入もありますし、PRにもなりますので、本当に広告の導入ありがとうございました。

 国土利用について、伺いたいと思います。
 県は24日までに第四次県国土利用計画の素案をまとめたということが先月の新聞記事に載っています。この国の国土利用計画、昨年11月に示されておりますが、県の土地利用の基本的な方向や地域区分、目標年次などを盛り込むということでございますが、それについて3点伺いたいと思います。
 第四次県国土利用計画策定のスケジュールについて伺いたいと思います。

 2番目にこの新計画はどのような内容になるのか。その見通しについて伺いたいと思います。

 3番目に、私の地元の藤枝市でも22年ごろには市の国土利用計画の改定作業が予定されております。市や町の国土利用計画の策定について、県としても総合的な見地から適切に指導、支援していく必要があると感じます。
 藤枝市など、各市や町の計画策定に県はどのように関与していくのか、その取り組み方法について伺いたいと思います。
 以上、よろしくお願いします。

○柴田企画監(地域政策担当)
 私から、まず空港を生かした各地の取り組みが見えてこないということで、その辺の現状についてはどうかという点と、ちょっと飛びますけども、国土利用計画の関係について御答弁申し上げたいと思います。
 まず、1点目の富士山静岡空港を生かした地域振興の関係で今年の8月に市町の企画担当者との地域政策会議というものを開催いたしました。そこで地域の状況等についてじかにお話を聞きましたところ、空港周辺の志太榛原・中東遠地域でありますとか、中部地域、また観光が主産業であります伊豆地域というところで取り組みが出てきつつあるというようなことでございます。
 去年の段階と比べてどうかということですけども、昨年まではどちらかというとまだ勉強会レベルのものが多かったんですけれども、今年になりましてから北海道からのモニターツアーといったようなものなど、具体的に観光的な部分でも取り組みも見られるようになってきております。
 特にそうした中で志太榛原・中東遠地域でございますけども、地域の観光協会が連携して多言語の観光ガイドマップをつくるというようなことでありますとか、これは焼津市ですけども青年会議所の勉強会、また島田市ですけども青年会議所のやっぱりまちづくりの講演会といったようなものが行われているというようなこと。
 またそういったことで空港を活用した地域づくりという機運が出てきている中で、これはちょっと新聞にも報道されておりましたけれども、島田市で市の職員の方々によります空港周辺におけるプロジェクトの推進会議といったものができたということで、新しい話ですけれどもそういったことを聞いております。

 それで、市町や民間の取り組みを具体化していくためには、これは県としても地域としても初めてのことでありますので、やはり各地の空港周辺におけるビジネスチャンスをどう生かすかといった先行事例、こういったものを参考にしていただくなどして、積極的に参入していくというような意識を醸成することが重要であると思っておりますので、地域の意欲がうまく誘発されるように支援を行っていきたいと思っています。
 また、先ほど申しました地域政策会議を今年度もう一回開催する際に、地元に強く働きかけていきたいというように思っております。

 あと国土利用の関係でございますけども、国土利用計画法に基づきまして、国、県、市町で計画をつくり、県の場合は国土利用計画法7条に基づきまして、総合的かつ計画的な県土利用を図るための基本方針、行政上の指針となっていくというようなことで策定しております。
 県としましては、総合計画の策定作業と並行いたしまして、平成16年度から策定作業に取り組んでおり、これまで5回の県の国土利用計画審議会におきまして、その前の三次計画の点検ですとか、県土利用の基本方針、地目別の面積について諮問して、審議会としての了解を得てるというような段階です。
 今年度は県土利用に必要となる措置といったところにつきまして審議会に諮問いたすとともに、計画全体、その素案について諮問いたしまして、審議がまとまればということになっております。
 新聞の方で素案がまとまったという話ですけども、これはあくまでも審議会にお諮りしているということでございます。
 これからのスケジュールといたしましては、先般9月19日に国土利用計画審議会を開催いたしまして、今後また11月に国土利用計画審議会を行うということで、その後にパブリックコメントなどを行います。済みません、その前に市町の意見調整などもやり、パブリックコメントを行い、これは法律に基づく議案になりますので、来年2月定例会になると思いますけども、県議会にお諮りしていきたいというようなことで、そういうスケジュールでおります。

 内容につきましては、先ほど申しましたけれども総合計画の改定に合わせて策定しているということでございまして、前の計画が目標年次を迎えるとともに新しい県総合計画後期5カ年計画というものができましてその整合を図るということとしております。
 また、県の計画は国の計画を基本として策定するというように位置づけられておりますので、国の方で本年度中に閣議決定が見込まれております国土利用計画の改定というものを視野に入れて、これまで出ている国の方のいろんな素案などを踏まえて、素案を取りまとめてということでございます。
 内容的には、個々の土地需要の量的な調整だけではなく、県総合計画の基本構想に掲げております美しい景観の形成や自然と共生した県土利用、災害に強い安全な県土利用、豊かな県民生活を育み快適で潤いのある県土利用そういった3点に配慮しまして、より一層積極的に県土利用の質的向上を目指して、持続可能な県土管理といったものを図るための基本方針としていきたいというように考えています。

 それで、藤枝市さんのことですけれども、ただいま県の計画は国の計画を基本として定めるということですけれども、市町の国土利用計画につきましても国土計画法の8条の規定に基づきまして、県の国土利用計画を基本にするということと、それぞれの市町の基本構想というのもあります。
 これは市町の総合計画に該当するものでありますけれども、基本構想に則して策定するというような形になっているところでございます。
 市町の国土利用計画は県への報告というような手続が必要というようなこともございます。
 藤枝市は平成5年に第1次計画、13年に2次計画というのが策定されておりまして、現行の二次計画の目標年次であります平成22年ごろ、これをめどに次期の計画が策定されるというようなことを聞いております。
 県といたしましては、こうした際にはいずれの市町のそういう計画策定に当たりましても、庁内の関係部局で構成しております市町村国土利用計画調整会議というようなもので、市町の計画を聞き取りまして、県計画あるいはその他各部局が所管する計画等との整合を図って調整していくというような手続で支援していくというような形になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○坂本企画監(交通政策担当)
 静岡空港へのアクセスネットワークについてであります。
 まず、第1点目、現在どのような検討を行っているかという点でございますが、8月に第1回目の検討会を開催いたしまして、そこでの結論に基づきまして、現在就航先、具体的には福岡、北海道のユーザーに対してウエブ調査を行っています。
 富士山静岡空港を利用する場合の目的は観光かビジネスか、さらに観光の場合は静岡県内のどういう地区へ行きたいと思っているのか、そのときにどういう交通機関を使いたいと思いますかと。県外の場合はあまり地理の情報のない方もいらっしゃるものですから、なかなか参考程度にしかならないかなとは思いますが、そういう調査を今後実施することとしております。
 また、県内につきましても各地区ごとに分けまして、静岡空港へ行くときにどういう交通機関を選択しますか、例えば車で行きますか、あるいはバスで行きますか、JRからバスの乗り継ぎで行きますかと。そういうような利用者の意向調査を行うこととしております。
 それ以外にも、他県の空港ではどういうアクセスの利用者が一番多いのか、それは車なのかバスなのか、あるいはそのためにどういう手当てをしているのかというような点も現在調査を行っております。
 2点目の今後のスケジュールでございます。
 私どもはこの交通アクセスの中ではとにかく静岡空港の利便性を向上させるためには、当然県民が使うあるいはお客さんが来ると、その2点から考えていかなければなりませんので、そのときに最低限絶対にここはこういうルートが必要だろうというものをまず考えていきたいなと。
 そういうルートに対して、今度はバス事業者等に入っていただいて、採算性、あるいはそこに路線を敷くかどうかという意向等の確認を11月以降にやっていきたいなというふうに思っております。
 最終的に21年3月に完成できるルートでないと困るものですから、バスの路線の許可期間等ございますし、そのための会社の方の準備期間もありますので、最低3カ月前にはそういうものがすべて終わっていると。ですから、21年3月の3カ月前にはそういうものは全部上がっているという形で作業を進めていきたいなと思っております。

 3点目、スマートインターチェンジのお話がございました。
 私どもこの検討会に建設部にも参加をしていただいて現状の道路がどうなっているかと、そういうような情報もいただきながら作業をしております。
 スマートインターチェンジにつきましては、20年に社会実験として採択をしていただく予定ということでございますので、残念ながら21年3月にはまだルートとしては使用できないのかなというふうに考えております。

 ただ、4点目の御質問でございますけども、これは空港へのアクセスという観点だけではなくて、高速道路にたくさんのスマートインターチェンジができるというのは、その周辺にとっても非常に意味のあることだと思いますし、空港へのアクセスという点でもいわゆる選択肢がふえていくということで、それは大変いいことかなというふうに思っております。
 一応21年3月につくり上げますが、それ以降につきましても、いろんな社会的なインフラはどんどん変わってまいりますので、それに応じてその都度、やっぱりアクセスルートについては見直しをしていきたいなというふうに考えています。以上です。

○岩ア企画部理事(政策調整担当)
 富士山静岡空港を生かした地域振興におけるリーダーとしての県の考え方というお尋ねでございますけども、いわゆる富士山静岡空港を生かした地域振興を促進していくためには、市町や民間の取り組みを支援するということだけでなく、県としても広域的に地域を振興する視点に立って、積極的に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
 具体的には、きょうの新聞ですか、島田市でプロジェクトチームを立ち上げたり、それから空港周辺地域についていわゆる企業誘致が進んだり、具体的な動きが既に出ております。
 それから、先の自民党の代表質問に知事の方からお答えいたしましたように、メッセ機能などもかなり有力ではないかという考えも知事の方から示されておりますので、市町と意見交換をしながら具体的な地域振興に向けた取り組みを強化してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 まず、空港を生かした地域振興の取り組みでございますが、私がちょっと残念に思ったのは、9月に福岡へのふじのくに交流団派遣がありましたが藤枝の商工会議所は会頭を初め全然行ってないわけです。藤枝市と福岡市は友好都市なのね。県の方からそういう案内が余りなかったというように私は聞いていたんですけどね、その辺はちょっとわからないですけど。各商工会議所の担当が来ているにもかかわらず、藤枝市が全然参加していない。それほど藤枝市が沈滞しているのかなと思い私はがっかりとしておりました。
 空港を生かした地域振興ということで、特に藤枝市に目を向けてもらいたいなと私は思います。
 せっかく藤枝駅前を整備したっても何にもならない。大井川新橋も空港が開港してもまだできない、半年も後になってしまうとかね、志太中央幹線ができない。本当に交通アクセスが非常に悪いんですよ。空港ができたら、JR藤枝駅からやはり15分か20分で行けるような形を早くとってもらえるような応援を企画部としてもお願いしたいと思っております。
 そして、私が青年会議所にいた15年、20年前までは藤枝市でも非常に活発に活動をしておりました。私の事務所には空港の看板がまだついているほどです。
 しかし、最近になって、空港はできるけれど、藤枝市はどうなのかなっていうぐらいに青年会議所初め商工会議所もわからないという状況でございます。それほど情報が入ってこないのかなと。それとも、商工業の関係からの連絡が余りないのかなっていうふうに思いました。
 新インター、スマートインターチェンジについては、来年度国の方に申請して採択してもらうということで、私たちもできるだけ地元でございますので、しっかり応援をして対策はしていきたいと思っております。そういう面でもぜひお願いしたいと思います。
 きょうは、大分質問がたくさん皆さんあるようですので、私これでいいにしますので。

○須藤委員長
 要望ということでいいですか。

○落合委員
 要望でいいです。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp