• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和6年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 多美子 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○天野(多)委員
 分割質問方式にて3つお伺いいたします。
 議案第1号の下田警察署の建設についてお伺いします。
 昨年、文教警察委員会の視察で、建て替えられた伊豆中央警察署に行ってまいりました。警察にとっても県民の方にも大変利用しやすい場所での建て替えになったと感じました。
 令和6年度予算に、次に建て替えられる下田警察署関連の予算が組まれているので、そのことについてお伺いします。
 まず、下田警察署は現在地での建て替えのため仮庁舎への移転もあると承知しておりますが、下田警察署の建設スケジュールを教えてください。

○井出総務部参事官
 本年3月から11月までの約9か月間で旧下田東中学校を改修し仮庁舎として活用する予定です。その後は現庁舎の解体及び新庁舎の建設工事を経て、令和9年度の開署を目指して各種作業を進めてまいります。

○天野(多)委員
 警察署の機能を移転するのでいろいろ特殊なところがあると思いますが、どのような改修を行いますか。

○井出総務部参事官
 既存のレイアウトや設備を最大限に活用しながら運転免許窓口や取調室、警察署として必要な機能を付加させるほか、電気、空調などの設備改修やバリアフリートイレ、スロープなどを設置する予定です。

○天野(多)委員
 昨年度の委員会でも新庁舎の災害対策について触れられておりましたが、能登半島地震もあって気になるところもございます。
 昨年視察した広島南警察署では、庁舎のかさ上げや止水板の設置、指揮する部屋を2階以上にして1階の部分はピロティーにする対策を行っていましたが、下田警察署がある場所は津波浸水区域でもあるので、そのことも含めて庁舎全体としてはどのような災害対策を講じる予定ですか。

○井出総務部参事官
 6番委員がおっしゃったとおり、現時点では下田警察署は津波浸水区域にあるため、かさ上げや1階部分を柱のみの構造とするピロティー化、非常用発電機や受水槽など警察機能の維持に必要な設備を2階以上に設置する予定であります。

○天野(多)委員
 使いやすい施設になることを願っております。
 次に、自転車について2つお伺いします。
 自転車利用者のルール遵守についてです。
 脱炭素社会そして交通の自立を目指す社会において自転車はこれからかなり核になってくるものと思っております。
 先ほどのお話にあったように、高校生の自転車事故がたった3学年だけで4分の1というのはかなり割合が大きいなと感じました。
 私の子供も今高校生で自転車通学をしております。高校生というと急に行動範囲や交友範囲が広がり体力もついて大人みたいに動くけれど、車を運転したことがないためどうしても事故が多いのかなと感じております。
 現在、高校生には通学時間帯を狙っての指導、取締りをされていると聞きましたが、どのような取組を行っているのか、また周知などはどのような形でされているのか教えてください。

○鈴木交通企画課長
 高校生に対する自転車指導取締りは、6番委員御指摘のとおり登下校時間帯を中心に各警察署指定の指導啓発重点路線あるいは通学路等において一時不停止、並進等の違反者を停止させ、人定事項を確認し指導カードを作成・交付するなどの方法で行っております。
 また、取締りの状況は警察本部の公式SNSであるX、インスタグラムを毎日発信することや報道機関を通じた情報発信等により周知しているところであります。

○天野(多)委員
 取締りをやっていることを知っていたり公開されているとなると、気をつけるようになったり抑止力になったりすると感じます。
 制服を着ているので違反した学校は分かると思いますが、違反者が多い学校に直接指導をされていますでしょうか。

○鈴木交通企画課長
 指導取締り結果の情報共有の状況についてお答えします。
 警察と高校との情報共有に関しましては、平成20年に締結された学校警察連携制度に基づき各高校の教員が警察署に赴き自校生徒の指導カード控えを閲覧できる環境を整えております。
 また、高校別に学年、違反ごとの指導カードの合計数が示された一覧表を作成し、教育委員会、私学協会を通じて県内の全高校に毎月送付しております。

○天野(多)委員
 そうすると、例えばA、B、C校のここは多いというようにお互いが見える状況ですね。抑止力や啓発にもなると思うので、ぜひ生かしていただきたいと思っております。
 最後に要望ですが、警察や交通安全協会から学校に対しての交通指導で、スタントマンを使って実際に目の前で交通事故はこうなるんだということをやっていると聞きました。かなりインパクトが強くショッキングではあるのかもしれませんが、子供たちの心に響くような指導をしていただけると大変ありがたいと思います。

 次に、大人の自転車ルール遵守についてお聞きします。
 私は、以前に保険会社で営業をしておりまして、正直当時自転車のルールはあまり分かっていなかったなと感じております。
 悪質違反に対して反則金を課す自転車の青切符の導入を閣議決定したということもあります。私も自転車で走っているときに危ないですよと止められそうになったことがありましたが、気をつけてくださいと言われたのか自分が止められたという感覚がなくて、あまり意識せずにそのまま通り過ぎてしまいました。
 自戒の念を込めて今考えれば、ルール違反をして止められたと思うのですが、例えば歩道における歩行者と自転車の分離したところの自転車の制限速度は意外と知らない人が多いです。さらっと声をかけられ止められても、違反か分からないこともありました。大人への指導は現在どのようになっているのか教えてください。

○鈴木交通企画課長
 令和5年中の自転車安全指導カードの交付件数は全体で約3万件ですが、このうち中学生、高校生及び65歳以上の高齢者を除く年代の交付件数は1万件ございまして、街頭指導を行いながら6番委員御指摘のとおり適宜厳しく指導しているところでございます。

○天野(多)委員
 今警察の方が力強く指導してくださっているとお聞きしました。
 ただ、私が声をかけられたときには何となく声をかけていいのかという雰囲気があって、警察の方もあまりルールを分かってないのかなと正直感じた記憶があります。
 これから警察の方々もしっかり取り組んでいかなければならないとお伺いしているのですが、どのような取組を行っているのか教えてください。

○鈴木交通企画課長
 昨年12月から本年2月にかけて、自転車指導取締りを行う各警察署の交通警察官及び地域警察官を対象に、自転車のルールと指導取締り要領に関する本部員による講習、理解度を確認するためのeラーニング、自転車取締りに精通した警察官による同行指導などを実施しており、街頭活動を行う警察官が自信を持って自転車指導取締りを行うよう指導、教養を徹底したところでございます。

○天野(多)委員
 ありがとうございました。実際に現場に当たる警察官の皆様も自信を持って力強く声をかけられるようにしていただけると、私たちもこれからもっと安心できると思います。
 最後に要望ですが、豊田市はトヨタ自動車と連携して自転車通勤を促進しているとのことでした。
 大人を集めてルールを教える機会をつくるのは難しいと思うので、自転車通勤が多い会社や自転車で外を回ることが多い保険会社などへ、もっと出前などで指導していただけると、だんだんルールも周知されていき、大変ありがたいし安心ですのでよろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp