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委員会会議録

委員会補足文書

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平成22年10月就航地交流推進特別委員会
委員討議 【 討議 】 発言日: 10/25/2010 会派名:


○赤堀委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
 それでは、ここからは、当委員会の提言に向けて自由討議を行います。第1回の委員会でお話しましたとおり、当委員会の調査事項であります富士山静岡空港就航地との交流及び連携による産業の振興や、観光施策等の推進に関する事項について、調査結果を提言として報告書をまとめるとともに、本会議で報告することになっております。これまで、執行部との質疑、県外視察、有識者からの意見聴取を進めてきたわけですが、今から委員の皆さんにいただく意見、そして次回第5回委員会の委員討議での意見を踏まえまして、提言内容を固めていきたいと考えております。
 それでは、委員の皆さん、御意見をいただきたいと思いますので発言願います。

○奥之山委員
 さっき言ったみたいに、空港だけが発展するということは絶対ないので、静岡県が将来構想をどう持つかということなんですよ。ともかく、東海道開設以来410年ちょうどたっているわけだよ。それで、リニアができて川勝知事も言っているみたいに、例えば向こうが東海道って言い出して日本の表街道になったら、ここは裏街道になってしまわないかと。そのときに、表街道としての優位を保つために、この静岡空港をどう使うかというね、静岡県の将来っていうのをどうするかということにかかっているだけの話であってね。だから、私らがぐずぐず言ってもしょうがないんだよな。あんたらしっかり頑張れよ、俺らも頑張るからってだけの話だよ。だから、そういう意味で、ふじのくにの理想郷をどのようにつくっていくかということ、魅力のある県をつくれば人はどんどん来るし、さっき言ったみたいに、いい材料はいっぱいある。それを具現化するだけの話で、さっきのお祭りだのそうでね。これは10人ずつ頼むぜって、それを売りにすれば、どっちみち酒でも何でも半分うっちゃっていっぱい残ってるんだ。そこへ来てさ、手をたたいて御苦労さんってやってりゃさ、うれしがって来るで、そんなもん。そういうことが、本当に具現化できたら、そんなものであふれちゃうわ、静岡空港が。おれはそう思うよ。そういう発想があるかどうか。あるいは、前の石川知事も言ってたけど、かつおやまぐろの水揚げを焼津港で見たいとかさ、いろんなことを言ってた。そういう具体的な商品をつくってない。さっき言ったテクノスーパーライナーなんて、あんなどでかい船がさ、モーターボートと同じようなスピードで走っているなんてことはね、日本じゅうでここしかなかったんです。旅行会社もおれもそういうこと言ったことがあるけど、結局この衆は採算があってもやる気がなくて、静岡県民の弱さというか、おれはそうだと思うよ。だから、材料は幾らでもある富士山もある浜名湖はある、伊豆はある、温泉あって、山海の珍味があって、それでこうなっておると。おれはいつも言うけど、静岡県なんてこんなに温暖でいいところだから、人がよくて当たり前なんです。そりゃ東北や北海道の貧しいとこの人より人が悪くちゃ困る、静岡県の人は。お人好しぐらいがちょうどいいけど、いつまでもお人好しじゃ、それはだめになっちゃうよと。それは余りにも東海道の中で恵まれてきたということですよ。これから裏街道になったときに、本当にこの県の人がどうやって食べていくのかねっていうようなことがある意味じゃかかっておると。そこに、我々が着目して、知事をはじめ県議会議員も頑張るし、県庁の職員もぼやっとしてないでもっと取り組むと。あんなところでわけのわからんことを言っているならビラ配れと。そういうふうな発想がなかったらだめだと思うよ。終わり。

○多家委員
 就航地交流推進特別委員会、この名前にこだわるかどうか、いずれにしてもね。飛行機の飛んで行く中身がね、観光客が70ぐらいかな。ビジネスが30という表現があったけれども、それが正しいかどうかは別にして、自分の経験値で言うと、やっぱり飛行機に乗ると、観光を主力に考えたらね、お客は継続しない。だから、富士山静岡空港でビジネスということを考えた集客ということで売っていくにはどうするかということは、これ大きな課題だと思います。だから、そこを、やっぱり1つこの委員会でいろいろ見て聞いて勉強したという中で、どんなふうに課題克服をしていくかと、それが大切なことのような気がします。以上。

○小田巻委員
 奥之山委員のお話、8番委員からもお話があったように、要するに静岡の場の力って、知事が言う場の力、あれでございますよね。それは僕の言う静岡の静岡空港の潜在能力ということになると思うんですけども、今多家委員のお話もそのとおりで、空港を利用してということですから、キャッチボール、静岡と就航地、お互いに意見を交換する、わかり合うということが大切だと思うんですね。その中で僕ら沖縄に行かせてもらったり福岡へ行かせてもらった。その中の意見を盛りこんで何かつくっていかなくてはならないなと思います。

○早川委員
 皆さんの御意見のとおり静岡県の場の力というか潜在力というか魅力ですよね。魅力をどう発揮していくかというところの中に県産品の開拓だとか、産業の交流だとか、幾つかの分野にまたがると思うので、そのあたりを少し整理して、その魅力を最大限に利用して、空港を通じて発展をさせていくというところが、今回の委員会ですごく私は学ばせていただきましたので、まとめる中では、そのような視点もぜひ入れていただきたいと思います。あと教育旅行という部分では、これから育っていく子供たち青少年に、飛行機という媒体を通じて、県外、あるいは国外の文化と交流を深めて、人間力みたいなものを強くしていくということも、空港の持つ役割は大きな力があると思うので、その点も少し委員会の成果としては入れていってほしいかなと思います。ちょっとごめんなさい、まとまらなくて。

○吉田委員
 私もきょうまで視察を入れると5回やりましたけれども、やはり一番感じたのは片側一方通行かなというのを非常に感じています。ですから、例えば沖縄に行っても、福岡に行っても、JNTOさんからきょう話を聞きましてもやはり相手方が静岡に対する認識というのが非常に低いなと、意識が。だからここをどういうふうな形で静岡というものの存在感、今の奥之山委員の話もそうですけど、やはり危機感を持ってもう少しそのあたりをしっかり提言していくということが一番大事なのかなと。今後、就航地に対して静岡のポテンシャルを少しでも高めていくということが一番重要になるんだろうと。もう1つ、おもてなしとか知事もいろいろ言って、トップセールスもされてますけど、やっぱりそれが実際、果たして実効性があるのかという部分でね、もっと本気でやっていく必要性というのは非常に感じます。そのあたりを掘り下げていくということが一番重要に、今回の委員会の中で問われていくんじゃないかと思っています。以上です。

○四本委員
 今、3番委員おっしゃることにまさに同感であります。その中で、先ほど奥之山委員からもみんながセールスをしていく、やっぱりここは1つ何か具体的にこの中でやったらいいのになと思うんです。この間、鹿児島へ行って鹿児島の特産品協会と一緒に現地の営業に行ってきました。静岡に来てくださいよと。「お宅のところへ静岡のお客が行ったら何かおまけにくれますか」とこんな話をしてきました。一緒に行くと向こうの人はわざわざ来てくれたのということで、やっぱり誠意が伝わる。じゃあ、それがどれだけつながってきているのかなというのはちょっとまだわかりませんけども、静岡のことってやっぱり知らないんですよね。概要としては何となく富士山ってわかるんでしょうけれども。具体的に議員が営業マンになって行ってみるというのは、それぞれ班を決めて行けっていうようなことをやったら、結構いいんじゃないのかなと思うんです。少なくとも全員というと大変ですから、この委員会の有志でもう1回政務調査に行ったらどうでしょうか。

○小楠委員
 やっぱり我々が思っているほど、静岡県というのは認知されていないというのが1番よくわかったということです。きょうの午前中もそうでしたよね。レンタカーを使って回ってもらわなきゃ無理だという。西から東まで。観光拠点は、我々はあると思っているんだけど、一応あるんですけど、それをめぐっていくルートをつくるというのはとんでもない話で、大型の観光バスで県内くまなく回るなんてできる話ではない。だから、レンタカーのコースを考えるべきだと言われたときには、やっぱりこれはうちの県は一体感もない非常に難しいやりにくい県だなというふうに正直思います。1例を挙げると、メインになる富士山なんだけど、富士登山をする人の半分以上は富士吉田口から登るわけじゃないですか。仮に登らないにしても富士吉田口の五合目まで行くと、そこがもう観光地なんでね。登らなくてもいいんですよ。ただ静岡県側はそういうところがないんです。だから、富士山を取り上げて伊豆半島の温泉に行こうとすると、さっきのゴールデンルートの話じゃないけどプラス1日余分にかかってしまう。だから、静岡県を売り込んでくのは非常に難しい中でどうするか。難しいことはわかりましたけど、その先の知恵は皆さんもまたよく考えましょう。

○中野委員
 今、10番委員からもありましたけど、静岡県は認知不足というか全国的に見ても、静岡へぜひ行きたいという気持ちの云々ではないかなという感じが、この1年間いろいろ勉強させてもらって非常に厳しいというふうに感じていました。空港に関しては、就航地交流というのからちょっと外れるかもしれませんけども、空港というのは駅ができたというふうに認識をしているので、じゃあ、駅からどういうふうに道をつくっていくか。陸・海・空と、先ほど8番委員からの奥之山委員からもありましたけども、静岡県が道をどういう形で整備していくかというのを考えていくべきじゃないかなというふうに思っています。各会社が、ここはもうかるからやる、ここはもうからないからだめっていうのではなくて、インフラの中でどのような道をつくっていけば静岡県人が便利なのかということをまず考えなくてはならない。インバウンドでアウトバウンドですか、外から来る方法を考える前に静岡県民が使いやすい道をどういうふうに考えていくのか、それを航空会社と考えていったほうがいいのかなというふうにも思っています。観光にどうも特化してしまうんですけども、いろいろ話を聞くと、仕事、もちろん教育、医療等々、空港を使う方法がいろいろあるということで、私はすぐ観光のほうに目が行ってしまって自分が遊びに行くという感覚でとらえてしまう静岡空港なんですけども、もうちょっと広範囲に静岡県ができる道づくりを改めてしていくべきじゃないかなっていうふうに思っています。例えば、海のみちでも、焼津港から吉田港までわざわざ船では行かないで、大体自動車で行きます。また、静岡まで行くのにも用宗港までわざわざ船で行きません。じゃあ、空港の場合はどのような道をつくっていくかということは、もう少し広範囲にいろいろの視点からやっていったほうがいいのかなという、漠然としていて何か意見になってないかもしれませんけども、それを静岡県としてどう空港の利用を考えて、この路線は必ず重要だという、もちろん九州、北海道は重要な路線だと思っているし、我々行くときは必ず静岡空港使っているように思うんですよね。だから、その辺を構築していかなければというふうに今は考えています。済みません。ちょっと未熟な意見かもしませんけど以上です。

○植松委員
 せっかく大きなお金をはたいてできた空港ですから、再度、県民380万人の1人ひとりが営業マンとなって、教育面でも産業面の、農林水産業でも観光の人たちも、積極的に8番委員の奥之山議員が言ったように、本当に1人ひとりがチラシを持って、どこに行くにしても、迎える人もそういう形で再度空港を見直し、利活用するのに積極的に1人ひとりの認識を、また再度新たにして空港の利活用を努めていけば、何とか我々の財産として静岡空港も、まだ今後将来があると思っております。そのすべは、また皆さんで知恵を出し合ってすれば、静岡県はますます発展していくと思っております。ちょっと大ざっぱですけども、以上です。

○堀江委員
 僕は、交流というのが1番大事だと思うんです。先ほどから皆さんの意見を聞いていても、お互いが知り合ってないということが1番の欠点で、知り合うことが1番だと思いますから、まず地方のメディア同士に交流を深めてもらって、例えばこっちのテレビ局が向こうに行って取材をしてきて、こっちで番組を流してもらうとか。逆に向こうから静岡県に来て取材をしてもらって、向こうで流してもらうとか。そこから始まっていって各団体、例えば鹿児島へ行けば夜の町はこういうところがいいなんて情報が流れてくればこっちからも行くし、向こうにも静岡にもうそういうのがあるという情報を流してもらう。各団体が交流をしてもらうように県が中心になってね、イニシアチブを取っていく必要もあるんではないかなというふうに思います。お互いにメリットがなきゃ交流は深まらないんですから。お互いのメリットが出るように、静岡県だけのメリットを考えていたんでは僕はだめだなというふうに思っています。

○赤堀委員長
 いろいろ皆さんの御意見を伺いましてありがとうございました。
 これを副委員長さんと一緒にまとめながら5回目のほうにもっていきたいなと思います。
以上で、意見も出尽くしたようでしたので、このあたりで自由討議を終了いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
 異議もありませんので、これをもって自由討議を終了いたします。

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