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委員会会議録

質問文書

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平成21年7月海外就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:谷 卓宜 議員
質疑・質問日:07/15/2009
会派名:公明党静岡県議団


○谷委員
 私は、韓国へ行ったことがありませんので、きょうはいろいろ教えていただきましたが、もう少し質問させてください。
 最初に、企画部で御説明がありました韓国自治体との交流についてでございますけれども、今まで県内の地方自治体や、その他でも、アメリカやヨーロッパ等との交流は姉妹都市提携が数多くあると思っておりまして、韓国は全然なかったんだと、ちょっと初めて知ったわけでございます。
 私の地元の清水等でも、韓国のサッカー協会との交流はずっと長く続いておりまして、毎年、子供さんたちが往復でサッカー大会等をやっておりましたから、姉妹都市にでもなっているのかなと私は勘違いしておったわけでございますけれども、事実がわかりました。
 それで、この資料をいただきますと、藤枝市と御前崎市が友好都市締結の予定ということで、いろんな意味を含めまして、いいことだと思っておりますけれども、ほかの外国の土地と比べて韓国との提携が進まなかったというのは、日本と韓国とのいろんな長い間の政治的なつながりの問題等があろうかと思いますが、その辺の理由と、これから進んでいくということで、どういうふうに状況が変わったのか。もちろん、空港開設というのは1つの大きな機縁であると思いますけれども、それ以外に進んでいくんだという理由、進めていくんだということ、お考えがあればお伺いをしたいと思います。それが1点です。

 2点目は、産業部関係になりますが――空港部の方にも出ておりますが――ソウル事務所についてでございますけれども、静岡県ソウル事務所を開設した中で、特に観光専門員で静岡県の情報発信に向けて力を尽くされているわけでございます。まだスタートして間もないわけではございますけれども、韓国の皆さん方から、この静岡県の出先に対してどのような反響があったか。短い期間でありますけれども、それがありましたら。
 また、静岡県に対する興味の点といいますか、どういう点に期待を持って訪れるか、あるいは静岡県の担当の人にお話をされているか、何かありましたら教えていただきたいなと。まずそれを。

 それから、産業部、やはり同じように企業開拓ということで、韓国市場への取り組みという、20年の実績と21年の計画を出されております。
 私どももテレビの旅番組等で韓国の町並みやその他の観光等はよく見るわけでございまして、韓国料理等の需要等がございますが、最近、韓国において日本酒の評判が非常に上がっているというのを聞いたことがございます。この主な品目等、また、静岡県産品の中で韓国の方々が特に興味を引いているもの、喜ぶもの、何か特徴がありましたら、そういうのがわかりましたら、これを教えていただきたいと思います。

 それから、最後にお茶のことについても出てございますが、韓国とのお茶を通じた交流ということ、これからやっていくわけでありますが、緑茶の輸入関税がもう513%ということであって、そういう意味では、これからの交渉は大変難しい。また政治的な重さもあるわけでございますけれども、韓国とのお茶の取引きに対して、どのようにこれから静岡県の最も大事な産業の1つとして取り組まれる予定のお考えがあるのか、その点を参考までに聞かせていただきたいと思っております。以上です。

○森企画部国際室長
 各市町の姉妹都市交流の関係について、お答え申し上げます。
 委員御指摘のとおり、これまで本県では、20市5町が46都市と姉妹都市を結んでおりますけれども、圧倒的にアメリカを中心に、それから欧州の国となっていて、これは多分、交流するに当たって先進地区との交流を中心に、特に欧米英語圏との交流とのお考えがあったということで、欧米を中心に姉妹都市がふえてきました。
 それで、近年ですけれども、やはり世の中の情勢として――国もそうですけれども――東アジア地区との交流に目が国全体でも向かってきたということ。それから、特に韓国につきましては、ここ2007年あたりから「21世紀東アジア青少年大交流計画」であるとか、それから2008年のワーキングホリデーの制度とか、ここへ来て急速に東アジアの地方自治体との交流という風が吹いてまいりました。
 もとより、本県の場合には、委員御指摘のとおり、静岡空港という非常に大きな要因がございまして、それで本県市町と韓国の市町村との交流ということについて、機運も高まってきたこともあり、例えば藤枝市と楊州市との関係につきましては、本県と藤枝市が相談をいたしまして――姉妹都市を提携ということで――今回、姉妹都市提携に運んだということでございます。
 そういった背景がございますことから、本県といたしましても、定期便就航の大きな要因に姉妹都市提携ということも考えられますので、これから就航先である韓国それから中国を中心に、姉妹都市提携に向けて本県が市町村への支援を積極的に働きかけていきたいというふうに考えております。以上でございます。

○岩城空港部就航促進室長
 ソウル事務所に対する韓国の方の反響に関連した御質問についてでございます。
 ソウル事務所の活動実績というのがございまして、平成20年度、これは例えば訪問した、あるいはお客様がお見えになった、あるいは電話・メール・ファクス等でお問い合わせをいただいたという延べの件数、平成20年度で496件あります。お見えいただいた方や問い合わせの数など、これも延べにいたしますと、約2000件のやりとりがあったと。
 そのうち分野別に分析してみますと、やっぱり496件のうち305件が観光に関するお問い合わせなり訪問であったと。人数的にも、約2000のうち約870と、かなりの部分が観光で占められているということで――もちろん駐在員の活動も観光、それから就航について活動しているわけですけれど――かなりの割合で観光に関係する活動が多いということであります。
 それで、具体的にどんなお問い合わせがあるのかというデータも、個別にもとってはありますけれども、例えば一般の方から、静岡県の温泉についての問い合わせがあるとか、静岡空港を利用してどこどこへ行くのにはどうしたらいいかと、そういうような個別具体的なお問い合わせもいただいているということであります。また、韓国の各旅行会社の方から、静岡空港までの所要時間であるとか、静岡空港の位置を知りたいとかと、そういった具体的な商品造成に結びつくようなお問い合わせもいただいているということで、かなりの部分、静岡県の観光について期待を持ってとらえていただいているというふうに考えております。以上です。

○高木産業部マーケティング室長
 韓国におきますマーケティングにおいて、どんな状況かということでございますけれども、まずお酒についてでございますけれども、かなり日本酒の人気が高く、向こうで日本風の居酒屋がオープンしていることもありまして、かなり人気が高くなっています。
 酒類の日本からの輸出状況を見ますと、平成17年を100とした場合に、直近の20年でございますけれども、約4倍にふえているという状況がございます。
 この中で、県内の浜松にあります酒造メーカーでございますけれども、現地に代理店をつくりまして、昨年20年から販売を開始したところ、かなりの売れ行きを示しているということでございまして、お酒については今後の市場の見込みがかなりあるんじゃないかと思っています。
 それから、昨年度、「Korea Food Expo 2008」というところで、幾つか県産品を持っていきまして、アンケートを実施したところでございますけれども、その中で人気が高かったのは、やはりお茶、それからこの日本酒、それから持っていったものが魚の角煮が多かったこともあるのかもしれませんけれども、水産加工品、こういったものがかなり人気が高いような状況でございました。
 幾つか商談もいただいたようでございますけれども、ちょっとその後の進展については把握しておりませんので、ここでは申し上げられませんが、このような状況でございます。

○小澤産業部お茶室長
 私からは、韓国へのお茶の取り組みということについてお答えいたします。
 韓国で飲まれているお茶につきましては、本県で飲まれているような緑茶と言うよりも、釜炒りのお茶でありますけれども、最近、韓国におきましては、資料にもございますとおり、健康に対する関心がやはり高まっておるということです。緑茶に関しても、緑茶の効能につきましては、世界各国でその研究成果が発表されていることもありますので、そういう点で、韓国では緑茶を飲むということは健康にいいというようなことで、かなり緑茶の消費が伸びているということでありますので、緑茶の効能等の情報発信はしっかりやっていきたいと思っております。
そのためにも来年開催します「世界お茶まつり」においては、学術会議等を開催しますので、その中で緑茶の効能ということをテーマにして、世界各国から成果発表等をする予定であります。
 あとは、産業的な面でありますけれども、やはり韓国では――国際茶文化大展でもそうでありますけれども――静岡の緑茶を飲ませてみますと、今までは青汁というような感じでいたんですけれども、そのおいしさというのを実感しまして、やはり健康というキーワードもあるんでしょうけれども、おいしいということでファンも大分ふえていまして消費が伸びているということもあります。静岡空港も開港いたしましたので、韓国のお客さんを本県に招いて、本県の景観のいい茶畑なり、あるいは茶工場なりを見ていただく、実際また飲んでいただくというようなことを体験していただくような産業観光交流ツアーなどもお茶まつりとあわせて実施を今計画しているところであります。
 もう1つは、やはり産業という面が大事になってきますので、生産者にとっても産業振興ということは大事になっておりますので、お茶まつり等においてメッセの充実。韓国のバイヤーさんを呼んできて、本県のお茶のよさを知っていただくということにも、次回のお茶まつりでは力を入れていきたいと思っております。
 以上、韓国へのお茶の取り組みということで答弁させていただきました。以上です。

○谷委員
 ありがとうございました。
 姉妹提携の件で、先ほど答弁の中で中国の話も出ました。全国では、都道府県の7、市区町村の116、合計123で友好都市提携が韓国と行われています。中国も――静岡県内はないんでしょうが――中国に関する姉妹都市提携の全国の数がわかりましたら、教えてください。
 
ソウル事務所についての反響について等もわかりました。後は、自分の目でと思っていますが、私の地元の清水の羽衣の松のところに売店がありますけれども、つい最近、「外国人観光客がふえましたか」と言うと、「やはり目に見えて、空港が開設してから寄ってくれるようになった」と言っておりました。
 「売れますか」と聞きましたら、「台湾人はよく買ってくれる」と言っていましたね。「韓国人は絶対買わない」と。決して悪口ではないんですが、そういう話をしておりました。以上です。

○森企画部国際室長
 中国との姉妹都市でございます。本県の関係の姉妹都市は6つございますけれども、全国の数字につきましては、今ちょっと詳細な資料を持っておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。申しわけありません。よろしくお願いします。

○天野(進)委員長
 それでは、ここでしばらく休憩いたします。
 再開は13時30分になります。
 実は、議会運営委員会が開催されますので、遅くなります。13時30分、よろしくお願いします。

( 休 憩 )

○天野(進)委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を開催いたします。
 質問等を継続します。
 それでは、どうぞ。

○森企画部国際室長
 先ほど8番委員からの御質問で、中国の全国の姉妹都市提携数でございますけれども、都道府県では34、市区町村では299、合計333でございます。以上でございます。

○中澤教育委員会事務局学校教育課長
 9番委員の御質問の中で朝鮮学校とありましたけれども、ほかにも韓国学校というのがございまして、それは在日韓国人の子弟を対象にした学校でございますが、全国でも非常に数が少なくて、静岡県には1件もございませんでした。したがいまして、アプローチ等はしておりません。

○天野(進)委員長
 質問ありますか。

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