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委員会会議録

質問文書

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平成27年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:03/02/2015
会派名:自民改革会議


○落合委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 最初に、補助教材の件ですが、一般社団法人出版文化会以外の教材会社というのはあるのですか。その辺聞きたいと思います。

○林義務教育課長
 義務教育の段階の話ということで回答させていただきます。一般社団法人出版文化会以外の出版会社もございまして、全国展開されている業者の補助教材も県内の小中学校では使用されています。

○落合委員
 ありがとうございます。
 校長や教員と教材会社等とのかかわり方のガイドラインは、一般社団法人出版文化会以外の会社にも関係してくるわけですよね。その辺が何か影響が出てこないか、今まで教員がかかわっている校長がかかわっている関係は大丈夫ですか。

○林義務教育課長
 補助教材の作成の部分につきまして、御質問いただきました。
 一般的に、補助教材を作成する場合には民間企業で作成していただくんですが、監修であるとか作問に当たって、程度の差はあれ現職の先生方の助力を得ているということがあります。ですのでルールづくりの仕方によって、一般社団法人出版文化会以外の業者にも影響が出ないかという点に関しましては、それによって県民の方の御意見にもありましたように、教員が持っている専門性がしっかりとした形、公正な形で生かされるようなルールづくりをしていかなければならないと考えています。

○落合委員
 ありがとうございます。
 次に移ります。
 12月議会の当委員会でフッ化物洗口の件を質問させてもらったら早速歯科医師会の先生方が来て、県教育委員会から市町教育委員会にもっと働きかけできないかという話がございました。これはなかなか難しい問題だねという話をしたわけですが、効果は検証されておりますので、やはり保護者や先生にもっと理解してもらう必要があります。12月の当委員会の答弁の中でも教職員や保護者に必要性を理解させるための手順を踏んでやっていきますというお答えでしたが、PRの仕方やその手順等もう少し力を入れてもらえたらと思うのですが、その辺を伺いたいと思います。

○橋健康安全教育室長
 フッ化物洗口の広め方ということでの御質問だと思います。
 県といたしましては、学校歯科保健推進委員会が年4回ございまして、このうち2回をフッ化物洗口に特化して話し合いをしているという現状がございます。それを受けまして、静岡県学校歯科保健ニュースがございますので、それにフッ化物洗口についての効果等について載せて啓発していきたいと考えております。
 また、学校には養護教諭がおりますので、養護教諭を通してフッ化物洗口の効果等について啓発していくつもりでございます。市町の子供の実態等も加味しながら今後、慎重に進めてまいりたいと思います。

○落合委員
 ありがとうございます。
 年2回フッ化物推進委員会というのが開催されているようですけど、連携をしていただきたいと思います。

 次に移ります。
 県教育委員会で発行した「よりよい自分をつくっていくためにW」を読ませていただきました。先生方にとって非常にいい教材だと思います。その中で、18ページに載っているんですけれども、「ねらいに沿った板書」という事例があるのですが、そこにコラムが載っています。
 ある先生の授業が非常に参考になるということで、本来なら授業参観をしたいんだけれども、自分も授業を持っているからできない。だから自分の授業が終わったと同時に、その教室に行って写真を撮ってくると書いてあります。
 やはり先生たちは勉強したいんです。授業の教え方をもっと勉強したいというのがあると思います。「総合教育技術」という雑誌の12月号にも載っていますが、先生たちに授業参観ができる時間を与えることも必要じゃないかなと思います。公開授業だけではなく、その辺の工夫をしてあげたらどうかと思うのですが、できるのかどうなのか。答弁をお願いします。

○林義務教育課長
 本県は、他県に比べて現場の先生方の研修に対する意欲が非常に高く、各学校においてかなり中身の濃い充実した校内研修が行われていると認識しています。そういった中で、すぐれた指導力を持っている教員の技術をみんなで共有していく観点から、校内研修でも授業を見せ合う。また、すぐれた先生の授業をお手本にしながら研修を深めていくという取り組みが行われています。
 本県におきましては、教科等指導リーダー事業が行われています。福井県や秋田県でも同様の仕組みを取り入れていると聞いていますが、上手な方の技術を共有できる仕組みの1つであります。本県における教科等指導リーダーの取り組みは、学校各地区で若手教員に対する各教科、道徳や総合的な学習などの指導を中心といたしまして、指導的な役割を担う教員を教科等指導リーダーとして任命して、研修を行っています。ですので、中核的な教員を計画的に育てることで、校内研修の充実に県として取り組んでいるところでございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 学力向上を子供たちにさせるためには、やっぱり先生たちの授業力が大きな課題だと思いますので、ぜひそういう面で支援をしていただきたいと思います。

 次に移ります。
 同じく「総合教育技術」の11月号でしたが、校長が変われば教師が育つ、子供が伸びる、仕事場を校長室から教室へという特集が載ってございました。その中で、OECD加盟国の国際教員指導環境調査――要は校長のリーダーシップについてのアンケート結果が出ていました。日本は最低だということが載ってございます。相当な国が参加している中で日本の校長のリーダーシップが最低です。
 要は教え方ですね。ここに書いてあるんですけど、アメリカ型とヨーロッパ型は違うと。アメリカ型の場合は、教育博士が校長先生になる。だから行政のプロであるし、教育のプロでもある。ヨーロッパ型の場合は、教員の親方と書いてあるんですけれども教育のプロです。ですからヨーロッパ型の校長先生は授業を持っているけれどもアメリカ型の校長は持っていない。日本はその中間的であるけれどもアメリカ型に近寄っているというように書いてございます。ヨーロッパでもアメリカでも生徒の人数は100人から200人ぐらいの規模だということです。日本の場合はマンモス校が多いものですから、その辺は非常に難しいだろうなと思いますけれども、なぜリーダーシップが低いのかということに対するコメントがあったら、まず伺いたいと思います。

○林義務教育課長
 学校の組織運営のあり方については、その国柄、さらに言えば土地柄によってもいろいろな差があると思います。落合委員御指摘のとおり、学校の経営者という点に着目して教職出身者でない方を校長に置く仕組みについては、本県では導入はされていませんが、我が国でもいわゆる民間人校長の登用の仕組みがあります。一方で多くの学校では教員出身者の方が校長になってリーダーシップを発揮していただいていると思います。ですので、各国の比較の調査そのものが一律の基準で比較するのも難しいのかなと一方で思います。それは国柄また土地柄などの質的な違いもあろうかと思います。
 また、全国学力・学習状況調査の学校に対する質問の中で、興味深いデータがありますので御紹介させていただきます。
 校長は、校内の授業をどの程度見回っていますかという質問に対して、平成26年度の全国平均は91.6%でしたが、本県に関しては95.7%ということで全国平均を上回っています。本県については先ほど申し上げましたように校内研修、校長を中心にどの学校も非常に熱心に取り組まれていることを示すデータかなと思います。校長先生のリーダーシップのもとで校内研修の充実が図られているものと認識しています。

○落合委員
 ありがとうございます。
 今の若い教員は授業を見られるのが嫌だ、そういう経験も少なく校長先生も遠慮するということなんです。しかし勤務評定をしないといけないですから、一応のぞきながら授業を見るのですが校長先生が遠慮していることが多いということが、今言った調査の中でも載っているわけですね。やっぱりできるだけ校長先生を校長室から出して教室に行かせることが必要じゃないかなと思います。ぜひそういう面で努力をお願いしたいと思います。

 最後の質問にします。
 運動場の芝生の導入なんですが、高等学校で今92校中9校が天然芝か人工芝になっています。たまたま島田工業高校の校長先生から依頼があったものですから、データをもらったのですが、8年前に人工芝をいち早くやりました。8年たったらどうなったかというと、人工芝があって、島田駅からも近いものですから、大会でしょっちゅう使われると。当然、平日の昼間は部活でも使っています。土日は特に大会などで使用するということで人工芝が非常に滑ってしまうんじゃないかというくらいの状況になっているということで、校長先生から何とかならないかということで相談がありました。8年で見たら、7000万円ぐらいかかる予算なんです。1年に1000万円もかかるのでは、ちょっと費用がかかり過ぎだなと思うのですが、もっと耐用年数が長い人工芝というのはあるのですか。伺いたいと思います。

○酒井財務課参事
 今、落合委員から御質問のあった耐用年数が長い人工芝というのは、ちょっと承知をしておりませんが、島田工業高校では、人工芝以外のところに県のモデル事業でポット栽培の芝生を教員と生徒で植えたものが大分根づいているということですので、その状況を見ましてそういうものも検討するということはあり得るのかなと考えております。

○落合委員
 ありがとうございます。
 昨年、天然芝を4,750平米やっていただきました。すぐ東側が住宅地なものですから、砂ぼこりがどうしても舞ってしまうということで、島田工業高校の服部校長もやっぱり気を使っているようです。人工芝になっている学校はほとんどないわけです。何とかいい知恵があったら、対応をお願いしたいなと思います。これ以上、質問はしませんけど、気にとめていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。以上で質問を終わります。

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