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委員会会議録

質問文書

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平成23年1月産業連携推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司(牧之原市・榛原郡南部) 議員
質疑・質問日:01/12/2011
会派名:自民改革会議


○大石(哲)委員
 ほかの委員の方とのやりとり、また当局側の御答弁、それから今、堀川部長のお話の中で新総合計画がスタートする中での、私この条例制定というのは、まさに時宜を得ているというふうに思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。
 それで委員会のメンバーですけどね、学者さんとか、それからいろんな農業団体、商工団体のトップ、いろんな組織のオーソリティーですけど、現場の感覚というか、そういうものが若干、どうしても伝わってこないという面はございます。だから、条例とか法律っていうのは1つの宣言的な意味を含めて、それを踏まえて――私どもも食と農の議員条例が上程しました議員立法の条例案策定にかかわった経過もありますけれども――そういう面をいかに具体的に実施していくかということが、これから問われていくというふうに思います。そういうことを十分納得した上で、条例制定には大いに期待をするということでございます。

 それから、堀川部長さん、農業、茶業においても大家でございますので、私ども、例えば地元に非常に課題を抱えている農業生産者、あるいは中小企業、販売、流通関係含めて、そういう地場産業を抱えているわけですけど。ここに説明いただいているように、本県産業構造の現状と目指す方向、おおむね十年後はこうなりますというような形でいろんな図示もされているわけですけど。今、放棄茶園も毎年どんどん発生してますし。また後継者も、頑張っている人たちは非常に頑張っているんですけど、全体的にいうと産業、農業から離れて行かざるを得ない現状もございます。そういうことを踏まえて考えた場合に、この条例の目指す方向の中で、具体的にいろんな中小企業さんがあるわけですけど。例えば、本県の代表的産業であるお茶はどういう方向へ目指していってもらいたいと思って、この条例の中でいるのか。可能な限りで結構ですけど、少しお話をいただきたい。

○堀川経済産業部長
 茶業は委員の先生も御承知のとおりに本県の代表的な農業、あるいは農業関係の産業でありますけれども、加工という分野がお茶には入ってますから、ある意味ではもともと6次産業化といいますか、農商工連携が進んでいた産業だというふうに考えています。ただ、現状を見てみますと、それぞれの持ち分が、農業者は農業者、あるいは商工業者は商工業者というふうに、なかなか一体となって茶業の振興といいますか、茶業の隆盛を図りきれてないという現状が見られるところもありまして。県としても数年前から一体となって進めようと、新しい商品を進めようとする事業を進めてきたところであります。
 この経済産業部も二、三年前までは農業関係、1次産業関係等に3次産業関係がそれぞれの部で行われていましたけど、現在、経済産業部の中で一体として行われるようになりまして。これは今の産業構造を新しい産業構造にしていって、この農業も成長産業の1つとしてこれから振興していくために、部としての体制は整っているというふうにも考えているわけです。
 この資料の1ページにもお示ししましたように、これまでは農林漁業は中小企業とは別の位置で位置づけていましたけれども、現在もそうですが、これからは農林漁業は成長が期待される分野でもあります。いわゆる中小企業の経営者の方々と一体となって新しい商品開発をしてくことが必要だと思ってますので。今まで以上にお互いに連携して新しい茶業構造になるようにさまざまな施策を考えて実施をしていきたいというふうに思ってます。これにはそれぞれの事業者の意識を変えると言ったら少し失礼ですけども。変えていくことも必要だというふうに思ってますので、そういう面でも大いに働きかけをしていきたいというふうに考えているところであります。

○大石(哲)委員
 力強いお考え、御披露いただきましてありがとうございます。今、部長がおっしゃいますように、茶業というのは早くから6次産業化しているような、そういうシステムがもう早い時代から確立されてきたように思います。鹿児島とか、後進地というよりもライバルなんですが、あちらに行くと、静岡とまた違うんですよね、お茶自体の生産から商品までのシステムといいますか。だから、逆に静岡は長い歴史があるために硬直化しちゃってなかなか改革の手が入れにくいような要素も、私はあるように思いますので。ぜひこの条例の理念だけにとどまらずに、やはり言うならば県の憲法という、総合計画と両方を担う1つの指針、大きな法律なものですから、その面でぜひ指導力を発揮していただきたい。茶業だけではありませんけど、いろんな産業にも言えると思うんですけど、指導力を発揮して希望ある「ものづくり条例」、「ものづかい条例」にしていただきたいという要望をしまして終わります。

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