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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:10/06/2015
会派名:無所属


○桜井委員
 一問一答方式でよろしくお願いします。
 富士山世界遺産センターの質問がいろいろ出ていましたけれども、違った観点から質問します。
 6番委員からもいろいろ事業費の関係で資材費、副資材を含めて、それから建築労務費、これが先ほど聞くと平成26年の2月ごろの状況を100にすると、ことしの2月が110%ぐらい。それからたしかちょっと聞き漏らしたけれども、副資材を含めた鉄骨、主に資材費についてはこれも113%、ことしの4月現在だということでございますけれども、消費者物価はこれから――10月から12月だと思いますけれども、どうもマイナスになるのではないかという話もあります。これは原油の値下げがマイナスになる大きな要因だと思いますけれども、当然今鋼材の価格が落ち込まないように高炉メーカーは在庫調整をして、できるだけ市場に鋼材が出回らないように、要するに維持をしようという考えですけれども、こういう何十億円もする建物の場合は、もうゼネコンなんかはそういう安いものをとっくに手当をしています。私は経験上から言うのですけれども、いろいろなそういうものは見越してやるんです。ですから27億円の事業費に5億円必要になるという話を聞いたんですけれども、じゃあこの鉄骨、鋼材、副資材、それから労務賃金が一旦10%上がったとしましても――現在はもうちょっと下がっていると思いますけれども――この全体の27億円の事業費で占める鋼材――要するに資材の割合それから建築労務費の割合は何%くらいになるのか。それをちょっと先に聞かせてください。

○落合世界遺産センター整備課長
 全体の事業費の中で占める資材費及び建築労務費の割合ということで、設計費の中で数字を計算しまして全体的な鋼材費だけで見ますと大体34%かなと思います。
 ただ、現在の鋼材部分の価格ということなんですけれども、建築物価という刊行物があります。それについての鋼材の価格がちょっと代表的な話なのですけれども、H型の鋼材があるんですけれども、その単価をちょっとお示しさせていただきますが、平成27年4月の単価で7万8000円ぐらい。そして現在でいくと大体、10月の単価速報値だと思うんですけれども、10月で7万6000円ということで、確かに2.6%ぐらい減っているという状況です。
 労務費につきましては、ちょっと先ほどの話をさせていただきますけれども、公共工事の県単価、労務単価というものがございます。

○桜井委員
 事業費に占める割合はわからない。

○落合世界遺産センター整備課長
 そこまでは知りませんでした。済みません。

○桜井委員
 単純に計算すると事業費全体に占める鋼材のパーセントは34%。鋼材が仮に1割上がったって3.4%。27億円に3%を掛けると大した金額じゃないんだな。だから27億円掛ける3%ですから8000万円ぐらい、もうちょっとか。8億円ということはあり得ないもんね。
 じゃあ、人件費もそれくらいといっても両方を単純に計算すると1億6000万円。私なりの見方。そうすると27億円から5億円上がる理由は鋼材、要するに資材費と労務費が上がったから5億円ですよという話に私は聞いている。それ以外の要因は聞いていない。最近漏れ聞く話だとどうもその5億円の半分の2億5000万円ぐらいを上乗せして何とか妥協点を見い出そうという話を、聞いた話だよ。だからその点が事実かどうか。

○落合世界遺産センター整備課長
 先にちょっと済みません。先ほどの人件費の数字を言いますけれども、鋼材費が34%ということで残りの66%が人件費になります。それで鉄骨の関係の単純な鉄鋼費のうちの今の設計費の部分では、鉄鋼については22%ぐらい。人件費がその残りの78%ぐらいということに一応なっております。先ほども少し言ったんですが、実際物価の部分ではそんなに上がっているとは私たちも思っておらない状況です。ですので、先ほどの建て方だとか組み方だとか、そういったことが入札の不調が出た全体の中で大部分を占めておりました。ですので、それにつきましての部分について、今回、5億円の中ではそういったことを踏まえた形で数字を乗せているものですから、先ほど8番委員に答えたんですけれども、やはりその部分についてどれくらいまで圧縮できるかどうか、どれが適正価格かということを今やっているものですから、実際私たちも今、全体的な上げる価格の何割かは先ほどの建て方と組み立て方の精度的な部分の乖離の部分を検討しているということでございます。

○桜井委員
 一歩譲って人件費と資材費が両方合わせても10%上がったよということを単純にやると、27億円は2億7000万円です。そうすると、ああ5億円の半分は2億7000万円。そういうふうに想像しちゃう。それはやはり甘く見ないでもっともっと厳しく、これから多分労務費も結構、それは東京オリンピック、東北の大震災もそうだけれども、もうゼネコンなんかは、もう大変だ、忙しい、人が集まらないというのは、ゼネコンはゼネコンでそうやって言わないと高い単価で工事費をもらえないから言うの。それは疑ってかからないと、それを真に受けてああこんなに上がったかそれじゃあしようがないなと、富士山世界遺産センターもそういう状況で5億円も予算を上乗せしないと工事ができないのかなと、ましてや世界遺産に指定された以上何年以内にこれを建設しなければいけないという、そういうことを向こうも見るのだから、ゼネコンというのは足元を。だからそういうことをよく考えてやらないと足元を見られて言いなりに、それは民間でしたら民間は自分のお金を使うんだからこれは厳しくやるですけれども、税金を使う場合はまあいいや、ゼネコンとか中堅は民間のお金じゃないんだから、県の税金でやるんだから多少は高くてもいいやという考えがあるんだよ。甘い考えが、そういう考えが。私は経験上言うんですけれども。そういうこともよく踏まえてやらないといかんと思っています。
 それから、これも6番委員からいろいろお話があって喫茶店をやめるようなことだとかいろいろ話が出ましたけれども、これはやめたって大した金額ではない。それで仮に見学に行ったってレストラン、軽食堂とかそういうものをやめたらこんなつまらないものはないですよ。やはり行った以上は見学していろいろなものを見て、それでちょっと休憩でお茶でも飲みますかという、そういうものをなくすことは最低。要するに建設事業費を縮小するためにそれを切るというのは最低。これはだめ。
 それから、これはちょっと8番委員と違うですけれども、やはり会議場なんかは、民間だと要するにコスト意識でせいぜい五、六十人しか来ないんだから50席ぐらいでいいじゃないのというんだけれども、やはり県でやる以上、ある程度大は小を兼ねるで会議場というものはいつ何時100人以上来るかもしれない。そのための保険としてはいろいろな経過で実質的に――これから質問するシャトルバスの話もそうですけれども――やはりある程度大きくしておかないと、会場がこんな狭いじゃないかと苦情が来ると、やっぱり皆さん、県民がそう言っているからといって困っちゃう。じゃあコスト意識を高めて50席でいいじゃないかというと、このときの苦情なんて大きい。だけれどもキャパが大きい場合は、そんなに空席があっても文句を言う人はいない。だからそこのところはよく、いろいろなお考えの方がいると思いますけれども、バス2台の設定で100席ということじゃなくて、やはりこれくらいのことを用意しておかないといざというときに、365日の1日ぐらいでもいい、それでも二百人、三百人来たら大変なことですから、民間でできないことは県で用意しとかなきゃいかんと私は思う、個人的にはね。そういう形で、ぜひお金のかからないようにして、何とか27億円で県議会が認めた金額ですからそれに合わせるように、私はそのためには喫茶店をやめるだ、レストランをやめるだなんていう小ざかしいことはしないほうがいい。私はそう思ってます。それについては、私の意見だから。

 それから、アクセスバスについて島田線の話が先ほど大分出ましたけれども、これもちょっと考え方が私は違うのですけれども、1台当たり3名ぐらいしか乗らない、平均ね。それは確かに平均3名しか乗らないといっても、小型、マイクロバス程度のバスでいいじゃないかという話があるけれども、私もたまに乗りますけども、やはりスーツケースを持つととても小型バスじゃ、マイクロバスじゃだめ。ましてやスーツケースを2つも3つも持ったら大変なことなんで。どうしてもそれは、そういうことも兼ねて、やっぱり余裕のあるバスでないと、私はだめだと思いますよ。そりゃ、コスト意識を考えたら3人しか乗らないんだから小さいバスでいいじゃないかでは済まされない。飛行機に乗るんですから。手荷物なんて小さいものしか持たないじゃないんですから。だから、この点はちょっと考えが違うと思いますけれども、私はそういう形で、平均3名しか乗らなくても、やはり小型化というのは、ちょっとお客様サービスを考えた場合――民間は無理ですよ、そういうことは。だけど、公共機関がやる場合は、ある程度無駄も必要じゃないかと思っていますので、これも一応、頭の中に入れてやったほうがいいのじゃないかと思っていますけれども、それについてちょっと御意見をいただきたい。

○橋空港政策課長
 7番委員にお答えいたします。
 島田線のアクセスバスでございます。
 これにつきましては、昨年度までは30分に1本という形で小型のバスを実は運行しておりました。これについては30分に1本ということで、航空機のダイヤに基本的には合わせていくんですけれども、30分に1本ですので合わない便もあるということで、そういうのに乗れない方も次の便で乗れるような仕組みで考えておりました。そうは言っても、昨年ですと、資料にありますように1.7人程度ということでゼロ人のときも非常に多かったということでございまして、これを改善しましょうということで、ことしから42便だったのを22便に実は落としました。経費も節減した。
 そうはやったんですけれども、1時間に1本になりますと、7番委員のおっしゃるように、やはりあふれちゃうと困るというところもございまして、これについては中型バスということでございます。
 ただ、我々はやはり利用者の利便をしっかり考えなきゃいけないと考えてございまして、そこについては今、全部ではないんですが、できるだけ低床のバス、今は階段で上っていくようなバスも使ってるわけなんですけれども、できるだけ機材の回しの中で低床のものにしていただいて、大きいバックとかあっても乗せて、快適に御利用できるという形にしていきたいと思っています。
 いずれにしましても、今の利用状況は先ほど申し上げたように、10人とか20人乗るケースもままございますので、当分はそこら辺のところでやって、路線の便数とかこれによって考えなきゃいけないところは、また見直していくというような形で考えていきたいと考えています。

○桜井委員
 アクセスバスは1時間に1本ですけれども、中国便はふえても、ほとんど中国人が来て中国人が乗って帰っちゃう、大体。アクセスバスを利用している個人の旅行客は乗るかもしれませんけれども、やはり国内便、要するに日本人が九州だとか北海道、沖縄、そういう関係でアクセスバスを使う方が多いと思いますけれども、中国の便数がふえたところで、ほとんどみんな観光バスに乗っちゃうんだね。そのことで、いろいろ外国人向けの旅行商品の促進をしようとしていますけれども、ここで聞きたいのは、その方たち特に中国の方たちは、空港で観光バスに乗っちゃって、そしてそのまま富士山へ行く方もいるでしょうけれども、みんなほとんど買い物か何かなもんですから、そのまま県外へ行っちゃうという方もいると思いますけれども、富士山静岡空港で外国人客、台湾も、タイもそうですけども、そういう人たち――団体客がそのまんま空港から県外へ行っちゃう割合、そういうのは調べてありますか。

○神山観光振興課長
 割合自体は調べてございませんけれども、団体旅行の商品にどんな商品があるのかということで、国別で調べてございます。
 いずれにしましても、1泊はしていただけるような商品がほとんどでございます。

○桜井委員
 その1泊というのは、県内で1泊するような商品をつくるということですね。
 それで、要は静岡県にお金を落としてもらいたいということでいろいろな政策をやると思うんですけれども、富士山世界遺産センターあるいは伊豆半島ジオパーク、三保松原もそうですけれども、メジャー的な観光施設をメーンにして何とか外国からお客を呼ぼうとしているんですけど、今大体外国人の個人客というのは、この前もちょっとテレビを見たときに、ああそうか富士山を見に来る目的なのか、京都へ行くのが目的なのか、個人客というのはそうでもなくて、一番行きたいとこがどこかは皆さんも御存じかもしれませんけれども、新宿のゴールデン街に行きたいというのが一番です。それでついでに何か見るということですけれども、メジャー的な観光施設じゃないんですよ。それは何だっていうと、個人でここはすばらしいよとスマホでみんな情報を公開している。だから外国人は大体聞くと、そういう富士山だ京都だとかそういうことじゃなくて、やはり本当の昔からの日本の伝統的なそういう文化観光施設、そういうものを見たい。夜のそういうお店へ行きたいということなもんですからね。いいですよ、世界遺産を、富士山――箱根は神奈川県だけども――三保松原だとか、舘山寺だとかいうけども、やはりそういう個人客に対する情報発信をやったほうが私はいいと思います。情報発信は個人に勧めようじゃなくて、自然に個人が自分の友達にここはいいよと。
私が言いたいのは、富士山静岡空港をおりたら大井川鉄道の奥には物すごく温泉もある、そういう形でそういうものをもっともっと売り込んで、これから個人のお客をふやすような仕掛けはやはり民間じゃ無理ですから、空港会社もやると思いますけど、やはり県が主導して私はやらなきゃいかんと思っています。ですから、予算はそういうメジャー的なものにお金を――富士山世界遺産センターに27億円かけるのは反対じゃないですよ――そこまで何十億円もお金をかけてもいいけれども、やはりそういう100万円、200万円でも。例えばの話ですけども、大井川流域には結構いろいろなおもしろいところがあるんですけども、メジャーじゃない。そういうのを個人客にこつこつと情報を発信して、そしてその人たちがそこへ行って、ああここはいいねって。その人たちが今度はみんなにネズミ算式にふやしていくような方策も考えなきゃいかんと思いますよ。
 例えば、笹間っていうところが島田駅から車で1時間ぐらいのところにあるんです。大井川流域で笹間川があってダムがあるけども、そのずっと奥に私も何度も行くんだけども、最初行ったころには、こんなとこまで電気が来てるのかっていうぐらい、そこに住んでるんだ、茶業、森林、あとはシイタケとかね。そういう人たちが、小学校も中学校も廃校になっちゃった。小学校は交流センターをつくって、あと宿泊施設にしたんだけれども、中学校は残念ながら予算はついたけれども、トップがやる気がないというわけでそのままほったらかし。
そこで、ちょっと余分な話になるけども、少しぐらいこれは聞いといたほうがいい、いろいろな形で。岐阜県の陶芸家が国際交流フェスティバルを2年に1回旧笹間中学校でやろうと。そうしたら今度は前に陶芸フェスティバルに来た人たちが口コミで――旧笹間小学校は100人ぐらい泊まれる宿泊施設になっている――あそこで結婚式をやる。フランス人が30人来る、30人。何の宣伝もしていないんだよ。国際交流陶芸フェスティバルが縁なんだな。ことしもやる、フェスティバルを。それで市の支援も何もなくて今、各事業所へ行って何とか100万円集めているんだと。だからみずから頑張ってんだよ。イコール富士山静岡空港――フランス人だから、フランスから富士山静岡空港へはとまらないけれども――だけども、そういうのが積み重なって、いろいろなことが発展していくと私は思うんだ。だから皆さん、大きいこともいいけども、やはりそういう小さなことの観光資源の開発をぜひその点よろしくお願いしたいと思います。それについて、何か意見はありますか。

○杉本観光政策課長
 今の7番委員の御意見ですが、先ほどの8番委員からも質問がございましたけど、志太榛原地域でツアーセンターの研究会をやった後、実はこの11月から体験旅行を国の交付金を使いまして、静岡遊び体験を志太榛原でもやってみようという動きが出てきました。その中で、大井川流域と島田市が一緒になってやろうということで、今40の商品ができています。その中にこの笹間の陶芸フェスティバルも入っていまして、そういう本当に地域のいろいろな資源を集めて、今32以上の事業者がまずは地域の資源を使った体験メニューを売ってみようということで動いていまして、国際陶芸フェスティバルもまず試験の1つになって、みんなで盛り上げようという動きをしているところでございます。

○小泉文化政策課長
 この11月20日から始まる国際陶芸フェスティバルinささまでございますが、3回目ということで、4年前から山村交流センターでまさに都市と山村の交流から国際交流までいっているということで、島田市の施策で、またその実行委員会には志太榛原農林事務所の地域政策課長も入っています。今観光政策課からもお話ししましたが、文化政策課でも応援させていただきまして、PRの関係の話をいただいておりますが、私どもでも文化を生かした地域振興ということでございますので応援させていただきたいと思っています。

○桜井委員
 なかなか市町の自治体にとっては、理解のない人も結構多いけれども、私が大井川流域はなぜ重要かといいますと限界集落といいまして、集落がいっぱいあるんですよね。天竜川とか安倍川は、浜松市、静岡市が政令市だから県の事業を結構移管されているから割合きめ細かく、それはそのときのトップのやる気のあるかないかの話ですけれども、大井川流域だけはどうしても政令市でも何でもない、ましてや川根本町と島田市がまたいでいる。ですからどうしても県の力が必要です。過疎化をいかに防ぐかというのは、文化事業も大変重要だと思いますので、ぜひ文化政策課長その点ひとつよろしく、文化・観光部長頼みますよ。御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。

 それで、また元へ戻りますけど、アクセスバスについて、ちょっと言い忘れましたけども、今島田駅から出ていますけれども、私が数年前に金谷駅がバリアフリー、要するにエレベーター化したら、島田駅は遠いから、島田駅だと大井川を渡らなきゃいかん。だけど金谷駅の場合は大井川を渡らずにそのまま空港へ行けるからこちらにしたいという話があったんだ。いまだもって、島田駅発だけれども、金谷駅発というアクセスバスはどうなっちゃったのか。それについてお聞きしたいと思います。

○橋空港政策課長
 アクセスバスにつきましては、今、島田線、静岡線の2本ということでございます。それから今、乗り合いタクシーということで、西部からも来れますということでやってございます。
 過去に検討していることは承知しておりまして、実は金谷駅から空港までですと15分から20分ぐらい。島田駅から空港ですと25分という時間でございます。私もその当時、空港におりましたけれども、やはりはばたき橋ができる前というのは非常に道が混むということで、島田駅と空港間は25分といえども通勤時間帯になりますと40分かかったり、非常に定時性が確保できていなかったというのがございます。そういうところを考えますと、駅舎の問題等がございましたけれども金谷駅は近くて、そちらのほうであれば西部からのお客さんも乗ってこられるんじゃないかと、集約できるんじゃないかというような考えで金谷駅も検討されたと聞いてございます。
 ただ、その後、はばたき橋ができ、島田線の定時性が確保されるようになったというのが1点、それから西部につきましては、今企業訪問等も我々させていただいていますけれども、そういう中ではやはり直行のアクセスが欲しいんだというようなことをかなり言われてございました。
 そういう中で、昨年二次交通検討会議というものを立ち上げまして、いろいろな御議論をしていただきました。空港周辺については、例えば島田線がいいのか、金谷線がいいのかというようなことでやったわけでございますけれども、西部につきましては、金谷線というよりも直行でということでございますので、そちらをまず充実させましょうと。
 しからば、じゃあ島田線と金谷線はどうですかというところでいきますと、やはり静岡方面については、静岡線の利用者が多いというところで、それを補完する形で島田線というものの位置づけがございまして、そういう中ではやはり島田線のほうがよろしいんじゃないかということで、これにつきましては地元の島田市にも加わってもらって御意見を伺ったんですけれども、まずは島田線にしてもらいたいと。プラスアルファで金谷線ができるんであれば、そういったものも考えたい。こんなことで、今のところは島田線ということで結論的にはなっています。

○桜井委員
 この件は、今おっしゃったふうに金谷線は確かにいいんですよ、大井川を渡らなくていいんだけれども、島田駅発着の電車が結構多いんですよ。ですから島田駅へおりて金谷駅へ行くって場合は、島田駅どまりが結構あるもんだから、金谷駅へ行けない、そうするとタクシーで行かざるを得ない。静岡方面は島田駅発がほとんど、島田駅が起点なもんですから本数が多い。そういう面で考えると、島田駅でしょんないなと思っています。それは電車、JRの関係で。

 それで、もう1つ聞きたいのは、この前私が北海道の視察の帰りにアクセスバスに乗ろうと行ったら、島田行きのバスがえらい待たされて、藤枝線が20分ぐらい早いのかな、藤枝線に乗ったら途中でFDAの関係の事業所の中へ、会社へ入って中で回転してそこでお客を下すなり、1人も乗る人もおりる人もいなかったけれども、藤枝駅へ行ったんだけれども、これは藤枝市が全部お金を出してやってるバスなの、それとも県が補助を出しているのか。

○橋空港政策課長
 藤枝線でございます。
 藤枝線につきましては、藤枝市が自主的にやろうと。これはインバウンド対策を含めましてやりたいということでございまして、自主的にやっているバスです。
 県はどうしているかということにつきましては、観光誘客という観点で一部補助金を出していると。これについては、観光振興課で所管しています。

○桜井委員
 きょうの議案とか報告にあんまり関係ないですけれども、前回ここの場をおかりして大井川の花火大会の話をさせていただいて、その後大変委員の皆さんも心配していただいて、それから担当の県の皆さんからのいろいろな説明で理解はできたんです。要するに離陸はいいと、着陸は夜の7時から9時ごろまでいいだろう。目に入るとよくない。ただし300メートル以上の花火はちょっと困る。正確には270メートルだか300メートル、海面から300メートルの上へいく花火はちょっと着陸時にまずいよという話だけども、島田市の大井川の花火をやる場所は海抜52メートル。300メートルから52メートルを引くと250メートル。今回は中断したんだけども、来年からはそれを調整してスターマインを実質は250メートル以上上がらない花火でやる。これも理解できたんですけども、要はこれから増便になると夜着陸するのも結構ふえる可能性がある。そうすると、そのときに、ましてや時間どおりに来れば調整できるけれども、おくれる場合もある。こういうときの問題はどうしたらええだかなと思っていたやさきに、林理事がこちらへ赴任して、お話を聞くところによると花火についてはセントレア空港で相当経験してるというもんですから、これについてせっかく林理事が見えたのでひとつ御意見を聞かせていただきたいと思います。

○林文化・観光部理事(空港担当)
 8月10日付で空港担当理事ということで着任いたしました林でございます。
 先ほど、島田市の花火大会の話がございましたけれども、これにつきましては7番委員がおっしゃるように、飛行機が遅く到着する可能性もあるということで、その辺を地元と調整しながら、ことしについては中断ということでやらせていただいたんですけれども、来年以降どうしていくかにつきましては、しっかりお話し合いをさせていただいて、その上でどうするのが一番いいかということをしっかり検討させていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

○桜井委員
 花火は、飛行機が着陸するから時間をずらしゃいいとか、あんまり早くやると明るいうちに花火を上げたって意味がないし、かといって遅くやったら、今度は警察がうるさいだよ。午後9時、今は午後8時半ごろまでに終われと。昔いろいろ明石市だとかで事件があって、警察の責任を問われたりして、そういう形で警察との調整もこれからやるときには林理事、よろしくお願いします。以上で質問を終わります。

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