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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会県民委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○山田委員
 時間がございませんので、私からは3つのことについてだけお伺いをしたいと思います。
 1つは産業廃棄物の不法投棄ですが、19年度に55件が発見をされております。そういう中で今まで解決済みが何件あって、解決できないものの中で、特に捨てた人がわからない、全く今対応がとれないというものがどのぐらいあるのか。
 これは、非常に大きな問題でして、対応がとれないということは、逆に廃棄物を処理してくれと相手に言うことがなかなか簡単にいかない、そういうことでどういう対応をされているのか。
 また、6月5日に海上保安部も参加して17件の不法投棄を発見したということで、1年間の数でいくと3分の1ぐらいをこの1日で発見しているということですね。非常に効果は上がっていると思いますが、こういった中で、まだ1月ですので、今調査中かとは思いますが、捨てた人がわかるもの、わからないものについて、今後やはり同じような対応をとると思いますが、これについても、お聞かせいただければと思います。

 それから、先ほど3番委員からもコンビニの話が出ましたが、内容はわかりました。
 ただ、自動販売機等も非常に電力を食う、また熱を発生するということで、そういったことも含めて、環境局だけの話じゃなくて、公安委員会あるいはくらし交通安全室、そういった県民部等全体の中でも考えるべき問題でもあると思います。
 子供が巻き込まれる、あるいは最近非常にコンビニ強盗というのがはやっています。そういう中で、これは単に環境局の視点だけじゃなくて、全庁的な視点の中で検討が必要です。コンビニだけじゃない、深夜営業しているさまざまなものについて、やはり検討を加える必要があると思います。そういったものを今後どのように考えられるか、もしお聞かせいただければと思います。

 3つ目は水資源の安定確保と富士山の地域の地下水の湧水の件ですが、私の住んでいる静岡市の葵区ですけど、安倍川があって、非常に水は豊富にあると言われております。
 しかし、ここ5年、10年の間、今まで渇水してないところ、わき水のところが渇水してきているのも事実です。そういう意味ではやはり水の安定確保というのは大変重要でありますので、この調査をする中でいつごろをめどにこの調査を生かす結論を出すというか、具体的な方策をいつごろ出してくるのか、そのおおよそのめどについてお聞かせをいただきたいと思います。以上です。

○青木環境局次長
 私からは、先ほどのコンビニ規制に関して、さらに広げて、自動販売機や深夜営業等の対応についてお答えいたします。
 委員御指摘のとおり、こういった深夜営業については地域によってさまざまに事情が異なる、あるいは深夜型のライフスタイルの見直し等、きちっと幅広い観点からの議論が必要というふうに考えているところでございます。
 そのような状況を踏まえまして、庁内各室で構成いたします地球温暖化関係連絡会議がございますので、その場でこういったことを幅広い視点から検討をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

○増田廃棄物リサイクル室長
 産業廃棄物の不法投棄の撤去についてお答えいたします。
 昨年度――19年度におきまして55件の発見がありましたが、そのうち、件数で約9割の49件、投棄量の約96%が撤去完了済みとなっております。残りの6件、量にいたしまして4%のものについては、現在撤去指導中で、原因者は基本的に昨年度のものについては、おおむねわかっているんじゃないかなというふうに認識しております。
 それから、今年度統一パトロールで発見されました17件につきましては、この統一パトロールの場合には、市町が一緒に行動してくれていたり、あるいは産業廃棄物協会が協会の会員の人たちと一緒に統一パトロールを行っておりますので、ほとんどの物を発見したときに片づけているというふうに認識しております。以上です。

○稲葉水利用室長
 水資源の状況とこれから行う気候変動に伴う調査、それから富士山の地下水・湧水調査をいつごろまでにやるのかという御質問だと思います。
 これは気候変動に関する政府間パネルといいまして、IPCCのほうで第4次評価報告書というものが出ております。これによりますと、今世紀半ばには数億人が水不足の深刻化に直面するという危惧がなされておりまして、日本付近におきましても極端な少雨や大雨など量的な変化あるいは降雨時期の変化などの降雨特性の変化や気温の上昇などが予想されているところでございます。
 委員のお話にございましたように、中部地域特に大井川水域におきましては、平成10年度から平成19年度の10カ年のうち、7カ年が渇水のために節水対策を実施しているところでございます。特に昨年度は夏季に、四国を中心とした西日本で大規模な渇水に見舞われております。また、冬には本県の天竜川、大井川水域でそれぞれ61日間、53日間の節水対策を実施するなど、長期の渇水に見舞われたところでございます。
 このような状況を踏まえまして、これまで以上に的確な水資源の管理が必要になってきているところでございます。
 このため、先ほどもちょっとお話させていただきましたが、水利調整協議会というものを組織しておりまして、早目の水利調整をしています。それから地下水につきましては、静岡県地下水採水に関する条例というものを定めておりますので、その地下水の採取量の適正化を図るなどの対応をしております。
 さらに今年度県におきまして、今後の気候変動が将来の県内の水資源の保存量に与える影響予測を行いまして、気候変動による渇水リスクへの対応、これが可能となります渇水対策のルールづくりなど、水資源の保全の方向性を検討することとしております。
 さらに水資源としまして、地下水などの的確な管理が今後ますます必要となることが予想されますので、富士山地域地下水・湧水調査事業というものをあわせて行っております。
 現在までの進捗状況ですが、平成12年に列島データ報告書というもの作成しております。これに基づきまして、富士山地域の全湧水の現地踏査を完了いたしまして、電子地図にマッピングを行ったところでございます。また、富士山の須走の登山口付近へ、気象観測装置の設置を行いたいというふうに考えておりまして、現在、環境省、林野庁、文化庁と調整を行っているところでございます。
 今後ですけれども、この観測対象湧水を絞り込みまして、安定同位体の調査等を行いまして、この後の地下水系の推定、それからモデル化の作業を行いまして、大体観測の対象湧水を50カ所程度に選定する予定でございます。この地下水系のモデル化の中で、地下水、湧水の水源でございます涵養域の調査検討を行いまして、さらに次年度以降につきましては、全体量を多くする涵養対策を効果的に実施できる場所、方法等を調査しまして、段階的に市や町と共同して、具体的な涵養対策を実施したいというふうに考えております。以上でございます。

○山田委員
 わかりました。何か廃棄物についてはちょっと奥歯に物が挟まったような感じで19年度だけは何とかっていうことで、過年度分でかなりまだあるのかと思いますが、それについてはまた詳しく改めて聞きたいと思います。

 水資源の関係なんですけど、まだまだ時間がかかるということでありますけど、時間がたてばたつほど変動もしていくわけですので、できるだけ早く、そういうのは早期にまとめてしっかりと短期間でかなりの実をあげるような形の調査をやっていただきたいと思います。以上です。

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