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委員会会議録

質問文書

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平成21年11月障害者雇用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:池谷 晴一 議員
質疑・質問日:11/27/2009
会派名:平成21


○池谷委員
 私は東部の御殿場なんですけれども、よろしくお願いいたします。
 まず、特別支援学級の話がございましたけれども、特別支援学級から直接就労を希望するような子供はいるんでしょうか。

○木村 清子氏
 いますね。
 いますねというよりも、ここに来ていたんだなと。先生たち、協力してくれる資源も何もわからなくて、よくやっていらしたなというような。
 例えば、縁故関係なんかで、じゃあお願いねってやって、その担当になった先生なんかも転勤であったりとか、校長先生もおやめになったりとかというような形で、全くその事業所さんとはそれ以来音さたなくみたいな形で、会社さんもどこへ連絡したらいいんだろうと、お困りになっている事業所さんが本当にいっぱいありました。
 それで、私たちは逆にそういう事業所さんがいっぱいあって、特別支援学級さんにも、チャレンジみたいななかぽつの事業をやっているんだよ、こういうところを通して、お話を持っていこうよというようなことを説明しなきゃいけない、啓発しなきゃいけないってことを思っていたやさきに、ハローワークの主催でそういった雇用セミナーがあったんですね。そのときにちょっとお話をさせてもらって、こんな資源があったんなら、なぜ今まで知らなかったんだろうということになりました。
 教育委員会さんにも、こういったチャレンジ、なかぽつの事業はあるんですよということはお示しはしてあったんですが、なかなか上だけで下まで行ってなかった。現場の職員はわからなかったのかなというところと、あとマイナーな部分なんですよ、これって。本当に一般があって、養護、特別支援学級ということで、人数的には本当にもう1割にも満たない、本当に少ないですよね。
 なので、マイナーな部分で、今も言ったように教育界って封建的で保守的なところなので、校長がうんとか、校長が理解してはいよとかいうような指示がないと、なかなか特別支援学級を持たれた担当の職員は発言権がないというか、難しいんです。それがわかったのがことしの8月ごろですね。私、ことしの8月ごろ、富士のある学校の先生といろいろお話をさせてもらった中でわかったことで、今は動き始めています。
 その先生が一度そういった先生たちを集めるから、木村さん、そこで言ってくれという話になって、そんな機会も設けてもらいました。これで浸透したかといえば、全然浸透していないんですが、それを機に、かなりいろいろな学校からお話を、――小学生はまだ就労とかという形にはならないので、中学校のほうが御相談が多いんですが、今、そのような流れになっております。でも、数はそんなに大勢ではないんです。各学校1人とかです。
 ただ、その御相談に来られた方も私、親一人子一人の方で、お母さんは自分も体が弱かったりするので、この子にすべてを託したいと。だから、もしいい就職があって就職できて、給与をもらってきたならば生活費に充てたいと。だから就職させてくださいというお母さんの御意見でした。
 ただ、私、彼を見せてもらってアセスメントする中で、今、転職しても絶対つぶれてしまうのではないかなという懸念がありました。社会性なんかも全くできてないところで、結構、一般就労って厳しいんです。甘くないんです。幾ら、障害ですからそういったカテゴリーの中でなんて言っても、なかなか難しいところがあるので、情報だけを提供させてもらいました。半年でも3カ月でも、そういった社会性を培うような訓練をさせたらいかがですか、ちょっと遠回りのようだけど、それが定着に、安定に、継続につながると私は確信していますというようなことでお話をさせてもらって、そのときにお母さんは就職させたいですと言ってお帰りになりました。
 2カ月ぐらいしてからですね、いろいろ考えて、本人もそういったところでちょっと勉強させてもらって、そちらに行きたいですってことになって、きょう、見学に行っています。対象になるのは3年生ですが、2年生、1年生を全員連れて、先生が今、この時間帯、施設を見学に行っていますね。
 そんな形で、ないことはないです。本当に各学校1人とかゼロとかそんな形ですが、います。

○池谷委員
 学校側も、そういう子供たちの要望、家庭の要望というのは承知して対応しているという理解でいいんですか。

○木村 清子氏
 そうですね。あるというところですかね。

○池谷委員
 それでは次に、企業側の受け入れ体制ということで、先ほども車いすの話がちょっとありましたけれども、ハード、ソフト両面で、ちょっとしたアイデアで障害者を受け入れることができるというふうに私も思っているんです。そうしたときに、例えばハード的な面、改造をしたらいいんじゃないかと思ったときに、どういうようなアクションを起こされているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

○木村 清子氏
 ハローワークで毎年出る冊子で、この中にもいろいろと助成金の説明も書かれています。設備を改修してやるよという設備費なんかもかなり出ますね。なので、こんなところから私は話を進めていっています。助成金がありますよと。御利用になってくださいというところですね。

○池谷委員
 それで、少し先ほどのネットワーク会議という話もございましたけれども、行政は企業に対してどういう働きかけをしているんでしょうか。

○木村 清子氏
 とりあえず年に1度、企業訪問というものをやります。市が企画します。障害者雇用をしている企業さんで何人か対象の方がいらっしゃいます。その方の様子なり、会社の景気なりみたいなものをお聞きはしてくるんですが、私もちょっとやるだけで一方通行で終わって、その後の対応はどうしているか。
 例えば、その中で、この前も会社でたまたま私が行ったときに、今までそういった関係機関とのつながりが全くないので、その時期はよかったんだけど、今、本当に仕事ができない。知的の方は、年齢とともに本当に能力的なものがかなり低くなってきます。普通の40歳と違って、かなり低いところに低下してきます。なので、この時点ではできたんだけども、今は全くできていない、どこへ相談していいか、わからなかったんですよみたいなところがあって、行政のほうは把握していませんので、どんどん私たちは、ぶつけます。
 そこの対応をちゃんとしてください、チャレンジさん、連絡をとって行ってくださいみたいな話にはなるんですけど、特に行政の動きとしては、――ハローワークでしょうかね、企業のほうとのかかわりを持っていただかなければならないし、していくべきと私は思っておりますが。

○池谷委員
 もう1点、グループホームですけれども、先ほどもちょっとありましたが、地域の中にできたときに、地域の皆さんはどういうふうに対応しているのかなと思うんですよ。
 例えば、地域で運動会とか文化祭とかそういうものがありますよね。そういうときに、皆さんと同じように、アパートの方と同じように参加していただくようなそういう体制というのはできているんでしょうか。

○木村 清子氏
 できております。
 組長にもなります。でも、その方がなれないので、世話人がやります。月に1回の清掃の日だとかそういったもの、あと運動会、文化祭ですとかもろもろの行事には必ず出るようにしています。1カ月に一度のお掃除を周りでやりますよというようなときにも出ます。それでないと、何かお金をとられちゃいますなんて言っていましたけど、そんな形で地域に根差してというかね、地域の方に理解してもらって、地域の方と一緒に共生ですよね。一緒に生活をするということで、その位置づけで我々も四つ、グループホームをやっておりますが、そんな形でやらせてもらってはおります。

○池谷委員
 最後に、ジョブコーチなんですけれども、聞いている範囲では、ジョブコーチが必要な方はこちらで把握できると思うんですね。そうしたときに、ジョブコーチをそこへ派遣するようなことまでやられているのかということをお伺いします。

○木村 清子氏
 このパンフレットにも書いてありますように、あっせんしております。
 ジョブコーチは必要でない方も、中にはそのままスムーズにいけるかな、私たちがジョブコーチもどきでちょっと支援するぐらいでスムーズにいけるかなという方も中にはいます。いろいろなケースがありますので、でも基本的には、私はジョブはお願いをするようにしております。
 ただ、会社のほうの受け入れ体制なんかもありまして、例えば会社側のほうでそういった方は要らないよと言ってみえる。例えば、ジョブコーチはジョブコーチで顔合わせしてお願いをするときに、我々のアセスメントした情報をお流しをしたり、御本人さんを見てもらってその人を把握しますが、それもわかっていないのに、かえって混乱しちゃうんじゃない、要らないよという方がいます。それに準じたような生活職業指導員という形で会社側にいる方もいらっしゃいますので、その方にお任せをしてやっていきますという会社もあります。要らないと言わない限りは、私は個人的にはジョブを使わせてもらっています。
 うちのところは県の県ジョブといいますのと、あと国のほうの職業センターさんのほうであっせんしてくれる国ジョブと、県と国のジョブがあります。どっちが使い勝手がいいかななんて思います。それこそ私たち関係機関の近場にいる県ジョブで、その方にお願い、あしたからなんて言っても、とにかく時間さえ合えば、じゃあ行きますと言ってくださるので、県ジョブのほうが使い勝手がいいかなとも思いますが。
 だから国ジョブにも、きのうも私、その方とお話しさせてもらったんですが、こちらの何か願いが――余りニーズが伝わらなくて、ちょっと観点が違う、意見の相違もあるんですが、使い勝手は国ジョブは悪いですね。それはこの前、すごくなかぽつの事業のときにたたきました。もっと使い勝手をよくしてくださいということで。何か殿様商売的な電話の受け答えをすごく感じる時期がありまして、今はもう言いたいことを私、言わせてもらっているので、このごろはいいんですが、そのような思いがしております。

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