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委員会会議録

質問文書

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平成28年11月地方創生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:11/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 ありがとうございました。私も45年ずっと見てて、目をみはる発展です。農道はもう4車線になったり、こんなところに道路ができたりと、本当すごいんです。最後のお話の中でも、やっぱり人口問題に行き着く中で、例えば、私の住む沼津市が人口19万人、私が住んでいる連合自治会というのは、大体人口が約3万8000人なんです。今のお話を聞いてふと思ったのは、人口規模が非常に適切ではないかなと。つまり皆さん方の意見を集約しやすいと思うんで、その辺の実感は、まずいかがでしょうか。

○田昌紀氏
 まさに、先生がおっしゃったとおりです。うちの人口、今、4万3000人ですけども、よく沼津市と対比をいただくことが多いんですが、この間、沼津市の新市長もお見えになって、市長ともお話もさせていただきました。やはり沼津市のような大きな都市になると、1つ道路をつくっても、先生おっしゃるとおりで、なかなか全市民が共有できないんですが、うちのような小さなまちですと、1本、池田柊線のような4車線の道路が通りますと、今まで農道で、こんな道路しかなかったのが、できたことによって、本当に町が変わったなといいますか、よくなった、まちが発展してるというような意識を、すごく町民の方が共有できます。本当に狭いエリアですし、このような人口ですので、それは確かに地方創生という中では、取り組みやすさというのは、やはり感じております。

○曳田委員
 やはりどうしても、地方創生の問題は非常に難問ですから、先ほどの最後の感想が、もう我々のレベルを1つ超えちゃっていて、満足度というお話されましたけれども、まだ私どもの町内も人口増の問題で、やっぱりどうしても比較されるのが、子供への対応なんです。財政的に、どこの部分で余裕ができて、子育ての部分ができたのか。そこのポイントだけ、何か教えてもらいたいんですけどね。

○田昌紀氏
 子育ては非常に注目をされる部分が多いんですけども、平成16年に日経新聞で、社説で子育てするなら長泉というフレーズを使っていただき、大きく取り上げられました。
 ただ、そのときから始めたんではなくて、橋正三さんという、昭和52年から長く町長をやられた方がいらっしゃったんですけど、その方が当時、右肩上がりに人口もふえ、それから産業も来る中で、企業誘致をしていただきました。ですので、非常に企業誘致が成功して大企業が多くあるわけですが、まずは先ほど言いました財政力が、うちの町のこのレベルとしては非常にあるということです。うちは今、こども育成課ということで、保育園も、何も全部同じ教育委員会に持たせてますけども、教育にかかる費用というのは、他市町に比べると割合が、ちょっと突出して高い状況があります。ですので、恵まれた財政力をほかに使うより、その教育関係とか、子育てに使っているウエートは確かに高いと思っています。
 ただ、ほかのものをどこか削ってというよりは、先ほど言いました長きにわたって子育ての関係のところにずっと積み上げたことが今、出てきているのかなというふうに思っていまして、あとよく裾野市との比較をされることもありますけど、多分、裾野市とうちとやってることは、子育て支援の関係とかって、多分変わってないと思います。
 ただ、やった時期ですとか、やり方だとかのところで、若干違ったところがあって、先にクローズアップされたところがあるんですが、私もさっきブランド化という話もさせていただきましたが、東部の地域はやってることは多分、そんなに変わってないのかなと思っています。ですから、ちょっと歴史的な部分での積み上げで、確かに支出は多かったかなと思いますけど、現状は、多分、割合的にはそんなに変わってきてないのかなというふうに認識しております。

○曳田委員
 この前、テレビを見てて、ノルウェーという国が、30年前、非常に落ち込んでいた。だけど、ちょっと中身は詳しくないんだけれども、要するに教育を全部無償化して、よくなっていったというストーリーがあります。やはり我々も、この議論の中で地方創生というのは何であるべきかというのが、やっぱりいつも悩むわけです。でも、きょうの話を聞いて、人口問題、それから満足度、そこにやっぱりつながる施策が、一番大事かなというふうに思いました。最後に、言いましたよね、道路のこととか、いろんな満足度。我々からすると、レベルが一歩アップしてるような気がするんだけど、やっぱり今後そういうことが、地方創生で、このコンパクトな人口の町の中で、いい施設があり、今のレベルではやっぱりそこのところが、一番重要と位置づけられているんでしょうか。最後の感想の中でおっしゃったように。

○田昌紀氏
 自分たちはそのように考えています。ですから、地方創生というと、どうしても人口のとり合いといいますか、人口は自分のところでふやせばいいということになりがちですが、そうではなくて、やはり今、皆さんが本当に満足してくれて、ほかに行くよりはここに住み続けたいというふうなところを維持することのほうが大事で、よそから人をとってくることに力を注ぐよりは、今いる方々を大事にして満足度を上げるほうが、今回の地方創生の動きとしては、自分たちはベストかなというふうに考えています。
 ただ、首都圏からはというのは別だと思いますけども、例えば沼津市からうちへとるんではなくて、みんなでターゲットを別のところにもってきて、このエリアとして満足度を上げるほうが、つまり、長泉町だけがいいわけではなくて、沼津市、裾野市などとそういう形で取り組めばいいのかなというふうに思っています。

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