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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:12/14/2016
会派名:無所属


○桜井委員
 少し質問させていただきますが、まず委員会資料1を主体に一問一答でお願いします。
 31ページの仮称静岡県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例の制定。
 障害とはなかなかファジーで、発達障害もあれば、知的障害もあれば、精神障害もあれば、あと身体障害とか。この障害者をいじめるのは差別だと思う。それで健常者が健常者をいじめるのはいじめで、差別じゃないんだ。ただ貧困家庭に対するいじめは差別なのかな。そういうわけで、障害は漠然としているけれども、差別も言葉の差別、行動の差別、施設の差別といろいろある。
 この条例は、言ってみれば小さな憲法みたいなもので、ケース・バイ・ケースでやられると思うんですけども、身体障害者をメーンとしてやるのか。正直言って、腎臓がない人だって身体障害者だから透析をやっている人も多分身体障害者だと思う。そういう人たちは、余り差別とは聞かないですけども、パラリンピックに出る人たち――腕がないだとか、目や耳が悪いだとか、言葉がしゃべれないのは、割合、日常生活にも差別はないと思うのですが、そういうことを考えると、どこをメーンにして障害者に対する差別をなくそうということなのかお聞きしたいです。

○増田障害者政策課長
 今回の条例につきましては、身体障害者、知的障害者、さらには精神障害者にとどまらず、例えば難病等を原因として実際に障害を抱えている方、社会的障壁のある方、全ての方を対象にすることでございまして、今言ったようなケースもケースによっては該当してくるのではないかと思っています。
 この条例案を作成するに当たりまして、障害当事者や関係団体の方々からいろいろ御意見を伺いました。一堂に会しての意見交換会を開催したわけですけども、そうした中でやはり感じたのは、例えば身体障害者の方とか、あるいは自閉症とか知的障害の方々は、それぞれ今抱えている問題が大きく違うなということがございます。したがいまして、この条例の制定後にさまざまな差別事例あるいは解決した事例等を蓄積していくことによって、真の共生社会の実現に努めていきたいと考えております。

○桜井委員
 障害者にもよりけりですけれども、こんなことを言うと多分問題にならないと思うけど、知的障害者は純粋で言葉のいじめとかが判断できない子供たちが多い。それをいじめだと思うのはその家族だと思うんですね。子供は純粋だから、汚い言葉を言われてもそれが本当に汚い言葉と判断できないから、そういう人たちの差別については家族を対象として対応すると思うんですけども、その点をちょっとお聞きしたい。

○増田障害者政策課長
 今回の条例案におきまして、差別の解消を図るために、障害当事者の意思の表明、あるいは意思を表明することができない場合には、家族や支援者の方が本人の意思を補佐してその意思を表明する形をとりまして、十分に自身の意思を表明できない方々についても差別の解消に努めていきたいと考えております。

○桜井委員
 次に、ひきこもり支援対策。
 例のポケモンGOが今でもブームらしいですけども、これがひきこもり対策にもなるんじゃないのと。要するにポケモンGOで外へ出るから、外の社会にいる人たちとの接触が嫌だという人とはまた別だと思うんですけども、ポケモンGOは多少の効果があるのかお聞ききしたい。

○土屋精神保健福祉室長
 7番委員にお答えします。
 ポケモンGOにつきましては、人が1カ所に集中したり、あるいは運転中にポケモンGOをしたりして、直接的には社会的な問題にもなっておりますけれども、7番委員がおっしゃるとおり、福祉的な効果としまして、ひきこもり対策にも効果がある可能性はあると思っております。
 ただ、ひきこもりにつきましては、引きこもっている方の精神状態の中で、精神疾患を抱えている可能性もあるので医療機関につなげるべき方もいらっしゃると思います。あるいはスマホだけを見ていることによって、7番委員もおっしゃられたように、他人との関係がどう構築できるのかは課題としてあるかと思いますけれども、やはり家の中から自分の趣味でも外へ出ることで、改善が進む方もいらっしゃるのではないかという意味では、ひきこもりの改善の可能性はあるかなと思います。

○桜井委員
 次に、49ページの65万人の特定健診データの分析。
 高血圧該当者は伊豆地域に多い。女性の習慣的喫煙者は熱海地域に多い。しかし男性の習慣的喫煙者は協会けんぽや健保組合に多いと、ここだけ地域を言ってないけれども、これはどこの地域も大体平均的に同じだと解釈していいのかしら。協会けんぽとか健保組合に加入している人が多いのかお聞きしたいです。

○土屋健康増進課長
 男性の習慣的喫煙者についてお答えします。
 男性の習慣的喫煙者については、地域別では特に有意差的なものが出なかったものですから、医療保険者別で特に多かった協会けんぽと健保組合を――運送業とか製紙工業とか鉄道関係の健保組合が多いんですけど――特に挙げさせていただきました。

○桜井委員
 次は、51ページの在宅歯科医療の推進で、高齢者の肺炎は摂食機能の低下による誤嚥が関与して、喉だから耳鼻咽喉科なのかなと思ったら、歯科医に機器整備費の2分の1の補助。大体計算すると1件400万円ですから、800万円ぐらいの機器を歯科医に支給すると。何で耳鼻咽喉科じゃないのかなと思うんですけども、歯科医の理由を聞きたいです。

○土屋健康増進課長
 嚥下の関係ですから、歯科口腔の領域になります。県下で年間3,047人の方が肺炎で亡くなっておりまして、その7割は嚥下障害が原因で亡くなっていることになります。
 あと、要介護度4と5の方で嚥下障害を持つだろう方が、県下で1万7000人いらっしゃいます。口腔の摂食嚥下機能は歯科医師が持つようになっておりますので、このような補助をしています。

○桜井委員
 多分これが最後ですけども、55ページ。
 O−157とかノロウイルスの関係で、家庭でつくったメンチカツで食中毒になったと書いてあります。75度で1分間以上加熱しなさいと。だけど牛肉のハンバーグなんかレストランで食べるときに、中が真っ赤っか。それがいいという人もいるけども、豚、鳥はどうだか知らないけど、牛肉は大体ステーキで食べても――牛刺しは禁止されて馬刺しはなぜいいのか疑問もあるけども――レアで中は真っ赤っかだけども、これは加工してないからいいのか。ハンバーグは練って加工してあるから芯まで加熱しなくてはいけないと思うんですけども、てんぷら、メンチカツは油で揚げるけども、料理の素人の判断で75度に達しない。それも1分間に達しなくてはいかんとか。
 この場合、手を洗えとは大体書いてあるんだけども、てんぷらを揚げた後、焦げるのが心配だったら電子レンジで何分間かやりなさいという指導と電子レンジは効果があるのかないのかをあわせてお聞きしたいと思います。

○長岡衛生課長
 まず、電子レンジの効果があるかどうか。
 確かに、焼いた後電子レンジに入れるのは中心部まで熱が通るので効果があると思います。ただおいしいかどうかはまた別でございます。
 指導でございますけども、基本的にはメンチカツ、揚げ物に関しましては1回揚げていただいた後、心配でしたら切って中を確認していただく。焼いたものもやはり切って中を確認していただいて、足りなかったらもう一度加熱していただくという指導をさせていただいております。

○桜井委員
 さっき言った牛肉の話。牛肉は豚肉と違って生で食べるのもあるけども、メンチカツはタマネギだとかジャガイモだとかいろいろなものがまざっているから、肉は生でもいいけれど野菜がだめだということなのか。やはり肉が生だということが一番の原因なのか。

○長岡衛生課長
 普通、腸管出血性大腸菌は牛ですとか豚の腸管内に存在しています。環境中にも土壌にもいるということでございますけども、今まで分類されている率を見ますと、割合的にはやはり牛肉が一番多いところで、そこでの汚染が一番危惧されております。

○桜井委員
 ということは、牛肉をステーキで食べて中が生の場合だって、中毒になる可能性もなきにしもあらずなのか。

○長岡衛生課長
 腸管出血性大腸菌につきましては、肉の中心部まで入り込むことはまず考えられておりません。表面についているものの加熱調理が不十分ということでございます。特にメンチカツにつきましては、メンチにいたしまして表面のものも中まで練り込んでしまうことで、汚染の可能性が高いと。

○桜井委員
 冷凍食品は、冷凍したから菌が死んでいるのかがよくわからないけども、スーパーで売っている冷凍食品は電子レンジでチンしたり揚げたりすることもあるだろうけども、これは真ん中が生でも別にいいのですか。

○長岡衛生課長
 今回のこのメンチカツは規格基準がない食品でございます。冷凍食品に対しては規格基準がございまして、要は大腸菌陰性だと事前に検査して出荷されておりますので、腸管出血性大腸菌も大腸菌の一部でございます。そういった検査が済んでいるところで、より安全だと認識をしております。

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