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委員会会議録

質問文書

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平成21年12月定例会企画委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:12/14/2009
会派名:平成21


○阿部(卓)委員
 せっかくお時間いただきましたので、11項目18問をやらせていただきます。設問数多いんで簡潔に言います。
 まず、1項目め、総合計画についてお聞きします。
 総合計画の中で、ひとつこの際確認をしていかなきゃいかんなと思っていることがありまして、地域づくりの基本方向という中に地域圏――5地域という考え方があります。伊豆半島、東部、中部、志太榛原・中東遠、西部となっておりますが、今回のこの説明資料にもあるとおり、静岡県においては政令市が2つできて、県・政令指定都市サミット等が開催をされたりしている中で、政令市と静岡県の関係のあり方というのが、今模索をされています。この中で言うと、例えば西部というのは、もう天竜川西ということになると思うんですが、湖西市と浜松だけになるということであります。
 このあたりの政令市と地域圏の整合性について、総合計画を立案していく中でどのように考えているのかお聞きをしたいと思います。

 総合計画についての2点目ですが、今、総合計画審議会がスタートしています。この議事録を所管委員会であるこの企画委員会にはぜひ出していただきたいと思います。
 請求をしない限りなかなか出てこないというのでは、並行して理解をしていくということがやはり必要だと思いますので、そこはどうなのかお聞きをしたいと思います。

 続きまして関連で、2項目め、政令市との関係についてお聞きをします。
 私と竹内委員、中澤委員、堀江委員ときょうお休みの岡本委員も、政令市選出議員になります。多分諸先輩方、竹内委員も含めて同じことを聞いたことがあると思うんですが、例えば先般の本会議の質問の中で、「乳幼児医療費助成で政令市は除外します」という答弁が厚生部長からありました。それに対して、即刻浜松市から反論があって、県税払ってるのに政令市だけ外されるのはおかしいという、いわば感情的な話を私などもよく聞きます。
 この際ここらできちっとしないと。首長同士が理解しても、やっぱり意識づくりができていない、言い方は悪いんですが、政令市の市議会議員から、我々は税金を払っているのに県が分け前をよこさないというような不毛な議論がよく出るものですから、政令市と県の役割というのをしっかりしていくべきだと思いますが、そのあたり今後の位置づけとしてどういうふうにお考えか、お聞きをしたいと思います。

 その中で1つ提案なんですが、最近静岡県との交流も始まっている韓国の忠清南道の条例を調べておりましたら、地域均衡発展支援条例というのを持っております。
 これはどういうものかというと、その忠清南道の各市郡別の発展水準を分析して5年ごとに支援対象地域を選定するというものです。支援対象を選ぶ区分というのが、1番目は人口が一定期間減少または停滞したり高齢化の程度が激しく、地域発展の阻害要因になっている市郡、2番目が住民の就職基盤が脆弱な市郡、3番目が地方財政の基盤が脆弱で所得水準が低い市郡、4番目が社会基盤施設が脆弱で落後の原因になっている市郡。こういうものを数値で分析をして、しっかりと5年ごとにこの道の中でどこに重点支援をしていったらいいかというのを明確に打ち出しています。
 これは国家体制が違いますが、国としてもそれをもとにして支援をしていくと。これはちなみに、均衡発展特別会計というのを組んでいるようでございますが、これは今申し上げたように、国家体制が違いますので、あくまで参考ではありますが、こういう形で地方の現状というのを、地方から明確に国に訴える。それによって、なるほど日本の中のこの地域はこの程度の支援をしなきゃいかんだろう、それからまたこういう制度、それからまた、こういう権限を地方に移譲しなきゃいかんというような、1つの明確な基準になるのではないかというふうに感じました。
 これは突拍子もない他国の例で、突拍子もない例示かもしれませんが、ある意味しっかりと数値化をしていくということを考えていく1つのヒントになると思います。どうお考えになるかをお聞きします。

 それからですね、静岡空港の利活用促進について4問お聞きします。これは簡潔にいきます。
 日米のオープンスカイ協定が締結をされて――先ほどの答弁にもありましたが――羽田空港のこともこれから具体的になると思います。そんな中で、静岡空港の位置づけ、かつて8月の委員会で成田空港で他国が就航待ちとの件を質問させていただき、国土交通省の配分計画の中で静岡の位置づけというのをしっかりと聞いてくれと申し上げたんですが、それがどの程度できているのか、国土交通省とどういうお話をされたのか、まず1点目お聞きをしたいと思います。

 2点目、静岡空港の利活用を考える中で、県西部が非常に弱いということで、西部の観光協会関係者、それから旅行会社の皆様にこのところお時間をいただいて、お話を聞く機会を複数設けました。
 その中で、先ほどの件にも関連してきますが、観光協会等から言われたのは、県の観光施設整備予算などは政令市が除外されていて、なかなか静岡空港に対して積極的に取り組むというメリットがなくなってしまってると。それからまた旅行会社においては、ある会社などは浜松発の商品の場合、セントレアと静岡空港の利用割合幾つですかと聞いたら、びっくりしたんですが、97対3だと、97対3、3しかないと、100件あって。
 理由は明確でして、同じ飛行機会社の路線でもセントレアのほうが安いんだと。それからまた時間コスト、例えば西に向かうんだったら完全にセントレアのほうが早い。やっぱり路線数も少ないんで、商品バリエーションも少ない。機材もやはり小さいもんですから団体客を機材の関係で送り込みづらい。そのように理由を明確に言われました。
 そう考えたときに、この際認識としてお聞きをするんですが、東・中・西部均等ではなく、中部にやはり一番静岡空港を使う人間も多く、またコストの面でも静岡空港を使うメリットがある中部に戦略的に利活用の促進策の展開をしていくということが1つの考え方だと思いますが、どのようにお考えになりますか。

 それから、空港利活用の3点目、空港バスがふえましたが、乗車実数はいかがでしょうか。増便してどうか、利用率が上がっているかお聞きしたいと思います。

 4番目、緊急雇用対策の中で、先ほど来議論がありました富士山静岡空港PRキャラバン隊です。
 キャラバン隊というのは、どのようにキャラバン隊を選んで、その内容はどういう内容なのかお聞きをしたいと思います。

 それから4項目め、交流人口の拡大についてお伺いをしておきます。
 交流人口の拡大の1問目なんですが、地産地消で、ふじのくに農芸品をブランド化するという意味でも、全国のいろんなイベントを見ると、食の祭典――食をテーマにしたものに非常に人が集まる、人気が高いということがわかります。静岡県を見ますと、そういうものを使って人を集めるというのがまだまだ他県に比べて少ないと思います。食をテーマにした交流人口の拡大というのはどうかという質問です。

 2点目、トレイルロードという考えがあります。
 これはいわば遊歩道ですけど、トレッキングもできるような遊歩道。最近でいうと小山町が整備をしました。静岡県においては、その小山町のトレイルロードが代表的ですが、その他もろもろ交流人口をふやしていく中では、こういうトレイルロードを整備すること、それに静岡空港の利活用を絡めるということは、非常に可能性があると考えます。どうお考えなのか、お伺いをしたいと思います。

 それから5項目め、公共交通体系についてお聞きします。
 公共交通体系の1番目なんですが、タクシー適正化・活性化法というのが成立をして、タクシーが地域公共交通の1つだと明確に位置づけられました。この位置づけの中で、どういうことができることになったかというと、地方の運輸局長、地方自治体の長、タクシー事業者、タクシー運転手、地域住民などで協議会を組織して、事業の適正化、活性化に向けて地域計画をつくるということができるようになりました。
 これをやることによって、いわばその地域の公共交通でタクシーをこう使ったらいいんじゃないかということを、明確にはめられるということが予測されます。ただ単に公共交通イコールバスと、言い方は大変失礼ですが、空っぽのバスに補助金をずっと出していくのであれば、富士宮市のやってるようなデマンドタクシー――自宅の前まで来てくれるタクシー、時間帯とか乗り合いとかいう制約があっても、そういう形の新しい公共交通があってもいいと思います。
 まずは、この協議会をつくっていくお考えがあるかどうかお伺いします。

 それから次に、広報手段についてお聞きをします。
 これ関連するもんですから、関連の質問で聞きますが、例えば先ほどの県庁新聞、東京都足立区においては、広報紙の主なテーマをバスや電車の中吊り広告にして載せている。それでそこに、ブログ見てください、詳しい広報はここに、配布はここでされていますよというようなものがあったりするそうです。これは、11月13日の日経新聞によるとなんですが、そういう形で静岡県においては鉄道及びバス、タクシー業界で補助をしてるところもあります。そういうところに、補助もするけれど、静岡県の県民の皆さんにより広く静岡県の事業を知ってもらいたい、情報を開示していきたい、協力してくれということで、そういう広告を出させていただくというのも1つの手段ではないかと思うのですが、どうお考えなのかお聞きします。

 少子化対策について、2問お伺いします。
 先ほど来、出会いの場づくりが出ていますが、それについて2つ提案と質問です。今申し上げたように、県が補助を出しているような、例えば天竜浜名湖鉄道そしてバスなどに、例えばお願いを――補助制度もつくっても結構なんですが――お願いをして、天竜浜名湖鉄道でそういう出会いの場――お見合い列車をやんなさいよと、やったらばそれに対しての補助は多少出しましょうと、そちらのほうがより双方相乗効果が出る。例えば天竜浜名湖鉄道の乗車率も上がるし、それからまた出会いの場も創出できると。天浜線のよさもわかってもらえるし、静岡県の県土の広さもわかってもらえる、よさもわかってもらえる、そういうことをお考えになるのはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
 また、同じく少子化対策で、ホテル等々最近不況の波で需要が減っています。こういうところにもタイアップをして、地産地消で、静岡県の地場産品を使って料理をつくっていく、料理教室をやっていく。また、ホテルとタイアップをして、今言ったような、鉄道――天竜浜名湖鉄道を使ってくれ、バスを使ってくれ、飛行機を使ってくれと。例えば静岡空港に行って、その後このホテルでパーティーをやる、そういうプランをつくったら補助を出しますよ、というような制度化を考えたらいかがかと思いますが、どうでしょうか。

 それから、基本的なことをお伺いしますが、この次世代育成プラン、そもそも国がつくりなさいということで行動計画としてつくっているのだと認識していますが、そもそも所管が主に厚生部、教育委員会ということでありますが、トータルな整合性というのがとれてるのかどうなのか。少なくともこの前期計画でそれが取れてきたかどうか、この際成果等を質問したいと思います。

 それから8項目め、浙江省との交流のあり方についてお聞きします。
 浙江省に来年知事の肝いりで3,776人の訪中団を派遣するということで、先ほど3つの時期をつくって派遣するとお聞きしました。ただ中国とこれから交流をしていく中で、静岡県が何を得るのか、何をしていくのか。その構想を持って語らなければいけないのではないかと思います。ただ人を送り込んだだけではだめで、ミッションとして出して、農業なら農業、農業分野の交流によって双方こういう利がある、少なくとも中国に利がなくても、こちら側はこういうものを得られたというようなミッションを組むべきだと思いますが、この浙江省との交流のあり方についてお聞きします。

 9項目め、カジノ法制についてお聞きします。
 カジノについては今回も熱海市から陳情が出ておりますが、そもそもヨーロッパ、アメリカ等カジノの発祥の地、このカジノのできてきたもとを見ていくと、やっぱり財源としてカジノをつくったということがあります。
 今こういう不況下で、税収が国も地方も減少している今、このカジノというのは、問題は包括してますが、必ずまた出てくるんではないかと予測されます。その中で、静岡県として、ただ単にカジノを誘致してくるというだけではなくて、静岡県としたらば、どのような形でこのカジノを方向化して、その税収を上げるためにどうするか。そしてまた治安を維持するためにどうするのか。そういうカジノ法制に関してのお考えがあれば、お聞きしたいと思います。

 それから10項目め、光ファイバー網の整備についてお伺いをします。
 先ほど来、質問が出ておりましたが、そもそもこの光ファイバーについては、本県は現在82.4%の部分をカバーしているということで、この光ファイバーを利用した高速インターネットの普及率は28%、全国13位で全国平均を下回っているということなんですが、残っている地域に対して光ファイバー網の整備の緊急性はどうか。残っている地域というのはもうかなり条件不利地域で、山間部等で整備がなかなか難しくてということは認識していますが、その地域を整備する緊急度合いがどの程度あるのか、またそれに対してのニーズがどの程度あるのか。
 普及率を見ると、そんなに急がなくてもいいのかなと。本会議でも知事もそのような認識を示されたやに感じていますが、どのような認識でおられるのか、もう一度確認をさせていただきます。

 それから最後に、雇用対策についてですが、先ほど来の雇用対策を見ていても、なかなか技術的なものが急務ではないかなと思います。
 この雇用対策というのは多くの所管に分かれていきますが、これから県の設計図を描く企画部として、例えばニューディール政策のような、静岡県版ニューディール政策のような大規模な雇用政策というのも考えていくお考えがあるのかどうか、お聞きをしたいと思います。
 先般本会議の答弁であったエネルギー特区の構想。ああいうものを、例えば県としての特区として指定をして優遇措置をしていく、そしてそこに新しい産業を育てていくということも、考えようによってはできるのではないかと、設計図をもしお持ちであればお聞きをしたいと思います。質問は以上です。

○岩瀬企画部長
 質問の中で、地産地消の関係で食の祭典、これについてなかなかうちのほうではお答えしにくいところがあります。
 項目を少し見させていただいて、大分たくさんありますので、場合によってはほかの部局にまたがっていて、ほかの部局が所管しているものについては、その旨を明日答弁させていただきたいと思います。

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