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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:平成21


○四本委員
 11ページの富士山静岡空港のアクセスの問題です。
 6番委員からも議論がありました。私も東部に住んでいる中で、需要がないというようなことですけど、需要はやっぱりつくり出していくというような姿勢を当局また我々みんなでぜひともつくっていこうというような姿勢でいきたいと思います。
 その中で、私は、富士山のふもとでございますので、来年開港してから来年の夏山をちょっとイメージをしてみました。ことし、去年は富士山のお客さんが大変多かったんですね。富士宮口については過去最高ということ、そして山梨県も含めて非常に三、四年ぐらい前から倍ぐらいになっているんですね。これは、やっぱり世界遺産の関係もあるでしょうし、また来年空港が開港するとやはり富士山を目がけてお客さんがたくさん来るんだと思います。そのときに空港からおりて、じゃ、富士山に行くのにどうやって行くのかというイメージは、どのようになっているのでしょうか。
 資料にありますけど、この観光エリアのところは、どっちかっていうと商品企画の中でのイメージだと思いますので、富士山というのは、団体で来るよりか、個人個人でのお客さんが非常に多いと思います。その中で、空港をおり立って、実際、県内ですと、やっぱり空港からですと富士宮が一番近いと思いますので、富士宮口へ行くにはどんなイメージなのか。それと、富士山は夏山時期とそれ以外、春だとか秋、大体6カ月か7カ月間ぐらいあると思いますので、夏季以外のときに富士山に行くには、どんなようなイメージがあるのか、お知らせをください。

 それともう1つですが、12ページの天竜浜名湖鉄道。先般平成21では、天竜浜名湖鉄道を利用して視察に行ってまいりました。そして本社でも意見交換をしてまいりました。
 私も大変お恥ずかしいですが、初めて天竜浜名湖鉄道に乗らせていただきました。その中で感じたことは、今、こういうような状況なのに、あまり危機感持っていないなと、こういうようなことを率直に思いました。
 そんな中で平成21では、地方鉄道の福井県のえちぜん鉄道というところにも行ってまいりました。これは過去に事故があって廃線になっちゃって、なくなって初めてみんなが必要だよというようなことで、また盛り上げて復活したそうです。いろいろな経緯があるでしょう。やっぱり鉄道は安全第一ですから、天竜浜名湖鉄道にはそんなことがあってはいけないですから、それにかわる何か非常にショック的なものが必要だと思うんですね。改革、私は、それには例えば社長を民間から迎える、そしてできれば、あまり鉄道にもかかわりのないような人がいいんじゃないかなと。それは、発想の転換というんですか、常識からの発想ばかりじゃなくて、ちょっと違う発想が必要ではないのかな、民間の経営者なんかはどうなのかというようなことをちょっと教えていただけたら、そういう可能性があるのかどうか、お考えがあるのか。
 それと天竜浜名湖鉄道の中で、こういう状況ですから、社内の状況はどうなのか。社内でどんな意見が出てきているのか。社内でそういった意見を、特に若い人からの意見を吸い上げるような仕組みがあるのか。また、あった中でどんなような意見があるのか、その辺をお尋ねします。

○塚本交通政策室長
 まずアクセスのうち、富士山方面、富士宮の登山口を増加させるようなアクセスについてということでございますが、現在、夏季――7月、8月のあたりには、富士急が静岡駅から富士宮の登山口に向けて路線バスを運行をしております。私どもも、一応、今の状況で申しますと、とりあえず富士山静岡空港から静岡までは静鉄さんのバスが行くと。そこで乗りかえていただくというルートは、1つできておりますが、できれば、静岡駅から富士宮口へ行く路線が直接空港に乗り入れてほしいということで、富士急さんにいろいろお願いをしている中でそういったお話もさせていただいております。
 あと、夏季以外につきましては、これは現状まさにどのような観光商品をこれからつくっていくかというところにかかってくるというふうに思われます。地元にはいろいろ観光資源等もございますので、今、その辺については観光局といろいろ相談をして、そういう商品企画がぜひできるような形で地元を口説いていただくということで、これ観光局のほうの仕事になるわけですけども、一応そういうところとタイアップをして進めております。以上でございます。

○田澤政策推進局長
 天竜浜名湖鉄道のいわば経営といいますか、そちらの御質問です。
 我々は、株主としての立場、それから地域貢献の公共交通としての役割を担っている天竜浜名湖鉄道を守り育てていくという立場、両面から現在の置かれているこの経営状態については相当な危機感を持っております。
 もう片方で、使う住民、使わない住民も含めて、先ほど資料提供してございます連携計画を着実にやることで、片方で利用者をふやしていくということと同時に、もう1つ、現在、社内で目標を定めた赤字の縮減について来年度からの会社としての経営計画を策定しているところでございます。
 それに助言という形でいろいろ話をさせてもらっておりますけれども、具体的な目標を通じた縮減策をやること、それから連携計画を着実に実行していくこと、それから合理的な経営、それから意欲のある経営を目指してもらうための具体的な手段を講じること、そういったような趣旨で助言をしているところでございます。
 御提案のありましたショック療法につきましては、そういった提案の中で、将来にわたっては1つの選択肢になり得るだろうというふうには考えております。以上でございます。

○四本委員
 天竜浜名湖鉄道の件ですけども、危機感の感じ方ですけども、その危機感を本当に徹底していただけたらなと思います。
 何もお金を使うばっかりじゃなくていいんですよね。電車に乗ったら、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます」、そして電車の中で次のすれ違いの時間がかなりかかりますから「何分ですよ」とか、「接続何分ですよ」、こういう放送があるだけでも全く違うと思いますし、あしたからやったら、あれ、変わったねってこうなるんですよ。そりゃなかなか言うにやすく行うはがたしでしょうけども、その辺がやはり危機感をいかに共有するかによって、「よし、あしたから」、こういうようなことをぜひともまた強く訴えていただけたらなと。また、私もいろいろな形で訴えさせていただきたいと思います。これは要望です。

 それと、富士山ですけども、なかなか営業の中では非常に厳しいこともよくよく承知しています。でも、確実に飛行機に乗って富士登山に来る人が多いんです。来ると思います。この人たちが、みんな山梨県の河口湖口から登っちゃったら困るんですね。ぜひとも、やはり静岡側の三口あるわけですから。
 それと、乗りかえということですけども、富士登山に富士登山だけで来るとは思わないんですね。荷物をたくさん持ってくる人たちがもう一回乗りかえて、もう一回というようなことは大変難しいと思いますし、それだったら、どんな選択をするのか、そういうことも含めて呼び水が必要だと思うんですね。ぜひともそういった開設にあたっての呼び水的なもので――助成ばっかりがいいとは思いませんけども――需要をつくる中での1つの方策として助成ということをぜひともお願いをしたいなと思いますけど、その辺どんなようなお考えありますか。

○塚本交通政策室長
 今、委員がおっしゃいましたように、乗りかえが非常に難しいということで、特に観光で重い荷物を持ってらっしゃる方については直行のバス路線がやはり便利であると。ただ、もう1つ観光事業者から言われておりますのが、レンタカーでございまして、特に1カ所ならいいんですけども、数カ所例えば回っていきたいという方については、レンタカーの利便性を高めてほしいというようなリクエストもございまして、それに対してはレンタカーの大手4社さんが一応参入されるということで、そちらも一応、利便性も鋭意進めているところでございます。
 それとあわせまして助成の話ですけれども、現状、空港のアクセスに関しては、このバス路線は生活路線とちょっと性格が違うということで、当初から助成ありきという方針は持っておりません。
 あくまで、やはりコマーシャルベースで、事業者の創意と工夫によって路線を何とかペイするような形で取り組んでいただきたいと。
 ただ、実際、1年程度運行をしてみていただいて、その中で実際にうまくいく、いかない、そういったところも見えてくる中で、その必要性があるならば、その助成についても今後、県と事業者で議論をしていきたいと、そんなふうな考え方でおります。以上でございます。

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