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委員会会議録

質問文書

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平成27年2月企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:03/03/2015
会派名:ふじのくに県議団


○田内委員
 分割質問方式で、大きく3点御質問をさせていただきたいと思います。
 まず、1点目でございますけれども、小林CIOアドバイザーについて御質問させていただきます。
 情報政策についてのアドバイザーのポストでございますけれども、このポストは来年度以降継続するのかどうか御質問させていただきたいと思います。
 2点目です。県の情報政策について改善すべきポイントを、CIOアドバイザーが多分指摘をしてくださっていると思います。どういった点を指摘されて、どのように今後の政策に生かしていくかということをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○野村情報統計局長
 CIOアドバイザーに関してです。
 小林さんに就任していただきまして、情報システム関係とか、県庁のクラウドの関係に関してすぐれた知見をいただきまして、大変感謝しているところです。
 これに関しましては、来年度以降もそういった知見を生かして、我々の施策に今後生かしていこうと思っております。
 来年度以降につきまして、引き続きCIOアドバイザー制度をもっていく予定です。小林さんも大変いい方であったわけですけれども、ITの分野というのは、御存じのように情報のスピードが早いですし、分野に関しましても例えばビックデータとかオープンデータとかいうソフト的な部分とか、それに例えばiPadを活用するとか、スマートフォンを活用するとか、光ファイバーとかハード的な部分もあります。さまざまな分野があって、かつ最新の情報を持っている人はなかなかいないという現状です。
 我々としては、来年度以降のCIOアドバイザーに関しましては、委員会説明資料にもございますように自治体クラウドによる共同運用が喫緊の課題なものですから、そのことで最新の情報を持って、知見も得られる方を公募して、今後の政策に生かしたいと考えております。
 御指摘いただいた内容ですが、先ほど申しましたけれども、情報システム関係の改善とか、県庁クラウドについてもコスト削減とかいただいていたものですから、そういう点は今後生かして、十分反映させたいと思っています。

○田内委員
 答弁ありがとうございました。
 1点要望とさせていただきますけれども、多分小林CIOアドバイザーが何点か県に対して御指摘をされていると思います。
 きっと、御退任されるときにも、これはやっぱり直したほうがいいと思いますよということで、御提言もあるかと思います。せっかく予算をとって人を雇ってつくったポストでございますので、しっかり反映をしていただけるように要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 2点目でございます。委員会説明資料の13ページでございます。
 人口減少を克服する地方創生の取り組みについてでございますけれども、まず1点目でございます。
 人口減少対策では、各市町が減少理由を詳細に分析する必要があると思います。現時点では、各市町では、そこまで分析が進んでいないと私は認識しております。ですので、県から各市町に分析を進めるよう働きかける準備があるかということと、分析方法というものは非常にたくさんあると思います。県から市町に対して分析を支援する準備があるのか教えてください。

 2点目でございます。
 地方創生総合戦略と地方人口ビジョンの静岡県版がまずありまして、各市町版が今後でき上がってくると思いますが、どのようにリンクしていくのか、どういう位置づけと捉えているのか御回答いただければと思います。

 3点目です。
 県版の地方創生総合戦略と地方人口ビジョンと県の総合計画後期アクションプランの関係でございます。しっかりとしたものがつくられていると認識していますけれども、そこの関係について御答弁いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○増田企画課長
 1点目の市町の分析の関係でございます。
 8番委員御指摘のとおり、各市町がしっかり分析を行い、的確な施策を打ち続けていくことが大変重要なことだと思います。
 ただ、市町の皆様はかなり困惑しているところがあると思いますので、県としてもしっかりと指導、支援をしていくことは重要なことだと考えております。
 私どもは今年度から、人口減少について先行して分析とかいろいろなことをやってきました。これまでも全市町の皆様に入っていただいて協力してやってきた事実がございます。推計についてもいろいろやり方をアドバイスしたり、ソフトを提供したり、研修をやったりしてきたこともございます。
 また、今年度、国がこういう計画をつくれという指示があったのですが、実は1月から2回ほど全市町を集めた説明会をやっています。意思疎通も図っています。2月26日に圏域単位での市町の企画課長会議を開いて、県はこれからこうやって取り組んでいくというスケジュールとともに、皆さんへの説明もしてきたところでございます。
 これから地域会議を立ち上げますけれども、地域会議の中でも、県のほうの分析の手法とかデータとか参考になるようなものを出して支援していきたいと考えています。先ほど申し上げた圏域単位の課長レベルの実務者クラスの会議も継続的に開催しまして、その中でもしっかり整合をとって、支援しながらやっていきたいと考えています。
 また、関係課による総合支援窓口も立ち上げまして、日常的な相談にも積極的に応じていきたいと考えております。
 特に、地方創生ということになりますと、基礎自治体である市町村が非常に重要だと認識しておりますので、積極的に支援していきたいと考えております。

 それから、2点目でございます。
 県版と市町版のリンクがどうなるのかということでございます。
 県と35市町がおのおのつくる総合計画をばらばらでやってはいけないと思いますので、先ほど言ったような場を通じて、整合をとって同じ方向を見てやっていくように努力していきたいと考えている次第でございます。
 位置づけとしましては、県は広域的な政策を担う自治体としまして大きな広域的な施策の方針を示す必要があります。
 また、各市町につきましては、基礎的な自治体としてより地域に密着したきめ細かな施策と、より具体的な施策を位置づける必要があると考えております。
 お互いが共通認識を持ち、方向がマッチすることにより、県全体として地方創生を推進できると考えておりますので、そういった形になるように努めてまいりたいと考えております。

 それから、3点目でございます。
 総合計画と総合戦略の位置づけはどうなっているのかという質問でございます。
 総合計画は、言うまでもなく地方公共団体の総合的な振興あるいは発展などを目的とした最上位計画という位置づけになります。
 総合戦略は人口減少の克服、地方創生という目的に特化した計画ということになりまして、目的や含まれる政策の範囲が必ずしも同じではないというものであると考えます。
 とは申しましても、人口減少対策といいますと、政策分野が非常に多岐にわたりまして、ある意味総合計画に近い政策分野にもなってくるというのも事実であると思います。
 総合戦略には、総合計画のような施策の方向性にとどまるのではなく、まち・ひと・しごとの創生という目的に資する、例えば東京圏から人を呼び込むとか女性の活躍を促進するなど、より具体的で効果的な施策を位置づけるとともに、人口減少の克服という視点に立って、総合計画には位置づけられていない人口減少社会への適応戦略のような長期的な視点を持って、戦略的な施策を位置づけてまいりたいと考えております。以上でございます。

○田内委員
 2点要望させていただきたいと思います。
 まず、1点目に関してですけれども、政令市は分析することにも高い能力を持った職員がきっといらっしゃるということでございますけれども、小規模の市町に関しまして、まだまだそういった力が弱いと思います。小規模になればなるほど、県からの分析方法の御支援をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 2点目の要望ですけれども、各市町と議論していくと、こういった内容もぜひ県が県版にも載せてほしいというようなことも、きっと多分出てくると思いますし、逆に出させなければいけないと思います。そういった市町からの意見の吸い上げをして、県版にしっかり反映させるということにもぜひ取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後の質問でございます。
 人口減少に大きくかかわることで、人口減少に対して抑制政策をきっちりと行っていかなければいけないと思います。前回の委員会でも申し上げましたが、健康福祉部とまたがると思いますけれども、子育て世帯への支援は、抑制政策の中で一番大事なことだと私は思っています。お一人お子さんがいらっしゃる御家庭のお子さんを2人、3人としていく政策は非常に大切だと思います。
 例えば、市町単位でやっているところもあると思いますけれども、教育バウチャーの制度を設立したり、住宅の手当てを充実したりと打てる政策もあると思います。総合戦略素案にはばらばらとは載っているのですけれども、合計特殊出生率2.0に向けてちょっと弱いかなという印象を持っております。そこについてどのように考えられているか御答弁いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

○増田企画課長
 子育て支援とか少子化対策を進めていく上で、結婚から出産、あるいは子育てまで切れ目のないトータル的な支援策が求められると思います。
 また、8番委員御指摘のとおり、そういう部分だけじゃなくて、住環境であるとか周辺の環境であるとか、子供を産み育てやすいと思われるような、いろいろきめ細かな施策に取り組む必要があると思っております。
 私どもは有識者会議からの提言を受けまして、ここ半年ぐらいいろいろ頭を絞って考えてきた施策を、今この素案の中に位置づけているところでございますが、まだまだ欠けている部分もあろうかと思います。これから有識者会議もそうですし、県民会議、地域会議、あるいは県民の皆さんのいろいろな方から御意見をいただいて、より欠けている視点とか、そういうようなものについてはどんどん盛り込んで充実させていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

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