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委員会会議録

質問文書

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平成30年7月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:07/13/2018
会派名:無所属の会・責任世代


○諸田委員
 では、一問一答方式でよろしくお願いします。
 調査の観点というところを見ますと、外国人観光客のハード、ソフト、受け入れ環境整備ということが書かれています。そういうことを踏まえると、インバウンドの施策というところもこの観点に入っていると思いますので、それからちょっとひもといて質問をさせていただきたいと思います。
 要は、たくさんの海外の方に来ていただいて、そして、お金を落としてもらうというのが非常に大切だと思います。
 そんな中、先ほど6番委員も中国でしたか、視察に行かれてという話でありましたけれども、私も数年前に議員派遣で中国に行ってきまして、そこでアリババの本社に行ってきました。アリババの本社でどんな事業をやっているかということを聞いた中で、今、アリペイという支払い機能が物すごく中国で普及しているということを聞きまして、これはたくさんの方が静岡空港に来てくれるわけですから、そういう方々にそういう環境整備をしたら、もっともっと使ってもらえるんじゃないかと、そういうふうに思い、私の知り合いの取引先の中国の方に、アリババ本社に電話をかけていただいて、日本の窓口を調べてもらって、その電話番号を教えてもらって、その人に私が電話をかけて、そして、県庁にも来ていただいて、それで、空港の方と打ち合わせをしていただいて、アリペイを導入してもらったという、そして、実績が上がっているという経緯があります。
 お伺いしたいのは、アリペイとWeChatペイも合わせて空港で採用してもらいましたけれども、売り上げ的にはどれくらいになっているのかなという、売り上げに対する占める割合とかというのがわかれば教えてください。

○深井空港利用促進課長
 申しわけありませんけど、今、手元に資料がございませんので、委員長と相談の上、後ほどまた提出させていただきたいと思います。申しわけありません。

○諸田委員
 私の記憶によると、昨年末ぐらいに導入していただいて、3カ月ぐらいたった時点で聞いたら、売り上げの約30%ぐらいをそれで占めているということを聞いたんです。売り上げの30%といったらすごいなと思ったんです。なぜなら日本人も使ったりとか、いろんな人も使うわけで、そんな中で売り上げが30%といったら、中国系の方々、ほぼほぼそれで買っているんじゃないかなと私は思って、物すごいことだと思ったんですけども、話をもとに戻すと、そういう方々が来たときにそうやってお金を使ってくれる、そういう仕組みのためにWeChatペイですとか、アリペイとか、そういうのをもっともっと環境整備をしていったらいいと思うんですけども、まずは、県の施設がありますから、その横展開でそういうものを採用していく考えなんかはあるかどうか、ちょっと聞かせてください。

○神戸観光交流局長
 決済システムをどういうふうに導入して、そして、外国の方々を初め、快適に本県を楽しんでいただくというような観点から、一つは、決済システム、特に中国の方はスマホで全て決済するというようなこと、さらには、欧米の方はかなりクレジットカードを使うというようなお話もございます。そこを県の施設で横展開をというようなお話でございます。例えば、空港については、やはり導入することによって需要が高いというようなことで、空港株式会社としても導入を決めたものというふうに考えております。私どもといたしましては、受け入れ環境の整備のために、やはりこういう決済システムが非常に重要だというようなことを各施設に申し上げまして、その中でそれぞれ実際にペイするかといいますか、採算がとれるかというような問題も出てまいりますので、そこは調整をさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。

○諸田委員
 ありがとうございます。やはりまずは横展開するときに、今どれくらい売り上げられているのか、どれくらい効果があったのかというところを精査していただいて、横展開に向けてやっていただきたいと思います。確かに、富士山の世界遺産センターですと、物販のところが少ないですとか、いろんな問題があるから採用してペイができるのかなとか、いろいろな問題もあると思いますので、単純に横展開ができるかどうかわかりませんけれども、一つ考えられるのが、クルーズ船が来られたときに、今度は、横展開ではないんですけども、民間でたくさん使ってもらえるときに、静岡空港ではこういう事例がありますということで促していただく。そして、判断は民間になろうかと思いますけれども、実績を促していただくということは非常にいいんじゃないかなと思いますので、ぜひそこら辺をお願いしたいと思います。

 また、違う質問になりますけれども、調査の観点の中に、交通ネットワークの活用により観光誘客促進ということが入っていますので、それに関連して話をさせていただきます。インバウンド客の足ということですね。
 私も海外に旅行に行くとすると、ツアーパックだったらまだしも、個人で行ったとしたならば、一番ネックになるのが移動手段です。どういうふうにしたらいいかというところで、地下鉄を使ったり、バスを使ったりとか、いろいろ選択肢を考えるんですけれども、なかなか言語が違ったりとかするとハードルが高いですね。ですから、近くになると、タクシーがやっぱり主流になってしまうんですけれども、タクシーもまた国によってはなかなかつかまらないですとか、つかまってから、まずは行き先を伝えなければいけないとか、そういうハードルがあったり、または、値段の交渉をしなければいけないとか、または、さらにはメーターを使わせるとか、いろんなハードルがあって、なかなか難しい部分もあります。そんな中、今、ウーバーシステムというのは御存じだと思いますけれども、物すごく普及しています。もう世界75カ国以上使っていますので、ほぼほぼ海外から日本に来るようなお客様はウーバーを使っているでしょうね、自分のアプリの中に入っているでしょうね。なぜこんなに楽かといいますと、まず、最初に私もアメリカへ行った時に使いましたけれども、ウーバーのアプリを立ち上げて、行きたいところを入れるんです。データを入れれば、そこまでの距離と金額がまず出ます。決済がクレジットカードで決済できますので、もう値段の交渉は必要ありません。大体何分ぐらいでくるかというのもわかりますので、それをぷちっと押せばもう後は待っているだけ。車のナンバープレートも記載されていますから、後は誰々が、その車が来たならば、はいと言えば、自分のほうの名前も向こうに伝わっていますからそれでわかる。もう交渉は全くなく乗せてもらっておりたらそれだけなんです。ですから、非常に楽なんです。それが世界では今広がっています。そういう中で、そういうことになれたお客様がインバウンドでたくさん来るんです。その環境をやはり国内でしっかりとつくることが先進的にできたならば、物すごく強みになると思います。
 ただ、問題は、今日本でウーバー、そのまま採用できません。御存じのとおり、白タクに当たってしまいますから。ですから、今やっているのは、民間企業が主導して、タクシー業界と、それと、ウーバーのシステムをやっているのが東京とか、神奈川とかやっていますけれども、一歩前進したのが地方公共団体、自治体が一緒になってやったのが淡路島でもう事例が出ました。自治体とウーバーとタクシー業者が一緒になってまず試験的にやってみましょうというところで一歩踏み出したところがもう実際にあるんです。これがうまくいったならば、第2、第3の場所がどんどんどんどん出てきます。そうした中で、それをうたい文句に、我が県はウーバーを使えますと一発そうやれば、どんどん来た人たちが使ってくれるようになるでしょう。大切なことは、やはりそういうどんどん前向きにやっている県があって、そこでしのぎを削っているんです、私たち静岡県も。そうしたら、本気になって検討しなければいけないと思うんです。私は交通基盤部で昨年度、まず事例を調べてほしいということで調べてもらっていますけれども、これからは、部局を超えて、文化・観光部も一緒になってインバウンド施策として一緒になってやっていかなければいけないと思うんです。特別委員会は部局を超えた事例に対してやるのがまさに観点ですから、ぜひともその点を考えていただきたいと思いますけれども、その点についてのお考えをちょっとお聞かせください。

○横地観光振興課長
 ウーバーの展開についてお答えいたします。
 委員のおっしゃるとおり、淡路島におきましては、ウーバーのアプリを利用しましてタクシーを配車する実証実験が行われるということで、タクシー事業者を現在公募しているところでございます。
 ウーバーにつきましては、全国的に実証実験が行われているところでございますが、過去には国交省の指導により中止されたり、タクシー業界の反発があって取りやめになっているなどの事例がございます。
 本県におきましても、ウーバーはないんですけれども、全国タクシーなど、さまざまなアプリがタクシー会社で利用されているところでございます。県といたしましては、タクシー会社が経営判断もあると思うんですけれども、タクシー会社の意見なども聞きながら、部局横断的に取り組んでまいりたいと思います。以上です。

○諸田委員
 ありがとうございます。先ほどの全国タクシーの件なんですけども、あれは国内の方向けですね。海外の人、そんなアプリ入っていませんから、インバウンド施策としてまず考えたときには、やはり皆が使っているウーバーのシステムが一番私はいいと思っています。それで、これは、私インバウンド施策として普及させるというのが第1フェーズと考えているんです。これがしっかりと普及していったときには、ウーバーのアプリなんかでもクーポンなんかぼんぼん来ます、何%オフになりますよとか、いろんなものが来ます。そういうのを合わせていったならば、先ほど6番委員が言ったように、公共交通の一翼を担うこともある意味頭をひねったならばできてくると思うんです。公共交通の一翼を担うということは、やはり低所得者であったり、高齢者の足、買い物難民にならない、医療難民にならないときに、どういうことができるかなといったときに、ウーバー、または、タクシー業界、または、行政が一緒になってさまざまなことを考えて、お金の捻出の部分も考えて、あわせて、そういう方々にクーポンをやるというのもありかもしれません。75歳以上になって、返納した人には、クーポン、毎月幾つ出すというのも一つのアイデアかもしれません。いろんなアイデアが私は出てくると思います。それが、公共交通の足としての可能性が私は第2フェーズにあると思います。そして、第3フェーズは、自動運転です。これからやはりタクシーの運転手がどんどん高齢化していて集まらないようになってきたら、タクシーの業界は、やはり自動運転を考えなきゃいけなくなってきます。そういう実証実験も実際にやっています。そうなったときに、やはりもっともっとそれが普及していくようになったならば、低価格になるでしょうし、普及すると思いますので、私は第3フェーズには自動運転も入ってくると。そうしたときに、一番最初のこの段階、本気度が試されますので、ぜひともタクシー業界と一緒になってインバウンド施策として成功できるようにお願いします。以上です。

○神戸観光交流局長
 タクシーの利用につきましては、今委員お話がございましたとおり。インバウンドの取り込み、それから、2次交通の足として非常に今後活用を図っていく部門だというふうに考えております。
 ただ、先ほど課長も答弁いたしましたけども、白タクの問題、それから、アプリについても、先ほど全国タクシーと言いましたが、DeNAのつくったタクベルであるとか、あと、ラインタクシーとか、さまざまなものもございます。そういうものについても比較検討する中で、交通基盤部と一緒になってインバウンドの取り込み、2次交通の確保という観点で研究してまいりたいというふうに考えております。

○多家委員長
 よろしいですか。

○諸田委員
 結構です。

○多家委員長
 時間がきていますので、しばらく休憩いたします。再開は午後1時10分にいたします。

○多家委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 ここで、先ほど8番委員の質問に対して答弁を追加いたします。

○深井空港利用促進課長
 午前中に8番委員のほうから、質問いただいた件になります。富士山静岡空港におけますWeChatペイとアリペイの決済歳出売上額についてでありますけれども、富士山静岡空港株式会社に確認したところ、売上高の約3割を占めているということでした。ただ、これ以上の情報はやはり営業に係る事項ということですので、これ以上の情報は差し控えたいということですので、御理解のほう、よろしくお願いいたします。以上です。

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