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委員会会議録

質問文書

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平成23年11月エネルギー有効利用推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:11/28/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○佐野委員
 碧南の火力発電を見にいったんですが、こちらの資料にあったようにもう少しバイオマスを石炭に混合すればCO2の削減で一石二鳥だと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。

○野田英智氏
 実は今、機器として耐え得る上限いっぱいを入れています。今、年間30万トンぐらいがマックスだと。碧南火力でいいますと年間1000万トンぐらい石炭をたいてるんですけれども、そのうちの3%ぐらいが機器上の限界です。それは、いろいろテストをやった中で、機器を壊さない上限いっぱいいっぱいまで入れるように努力した結果が今の数字です。これよりふやしていこうとすると、多分、設備構成上かなり新しい設備をどんどん入れていかなきゃいけないので、今の発電所でそのまま使うというのはちょっと無理かなと思っています。
 もう1つあるのは、今ちょうど浜岡がとまっているさなかで、碧南というのはベースの供給力として今非常に重要な電源になっていまして、多分もう定期点検以外のときにとめるわけにはいかない。100万キロ1基落ちると予備力が大体4%ぐらいポイントが落ちちゃうものですから、私どもからいうと非常にもうとまってもらっちゃ困る、何かトラブルがあってもらっちゃ困るということです。
機器上のことを考えても、供給力上のことを考えても、今の運用が限界だと思っています。

○佐野委員
 石油のほうも古い発電機を無理に動かしてますよね。ずっとこのままの状態で中電さんはいくつもりなのですか。

○野田英智氏
 今、具体的に何か計画があるというわけではまだないんですけれども、古い高経年の発電所も本当はちゃんと新しいものに切りかえていければいいなというぐあいには思ってます。ただ、今現状、まずは供給力をきちっと維持しておかなきゃいけないので、当面こういう状況の中では使っていく形になるんだと思っています。本当は、もう古い機器はスクラップアンドビルドみたいなことをしていきたいなというのは思いとしてはあるんですけれども、なかなか今の需給状況ではそう簡単にはという形ですかね。

○佐野委員
 浜岡がこのまま止まり続けていると、中電さんではこういう状況が続くのかなと思ってしまうんですが。
あと――先ほど午前中もちょっと話が出ましたが――エネルギーの地産地消ということで県も進めているんですが、地産地消といっても、電気で考えると静岡県は中電さんと東電さんがあると。電力で考えると地産地消という言い方が難しいんですよね。浜岡がとまっていると静岡県は火力から全部もらいっぱなしなんですよね。今まで原子力で愛知県等に供給していたということですが。県という枠で見たときに、静岡県の電力の将来としては、中電さんはどういうふうにとらえてるんでしょうか。

○野田英智氏
 まず、私どもとしてお話しできることは、今までお話をさせていただいてますとおり2年後にはきちっと浜岡が立ち上がって、そこで電力がちゃんと賄えるようになることがまずは第一義なんだなとは思っております。発電所の今の状況からすると、まずは発電所をつくるに当たっても環境アセスから何から考えると10年近いプロセスがかかってくる中の話です。地産地消というお考えもいろんなところからも私ども聞きますし、わかるのはわかるんですけれども、とりあえず今必死なのは足元の2年間、3年間をちゃんとどうしていくのかということ。それが今言えることの第一義です。
 それからもうちょっと将来的なことに関しては、先ほども言いましたけどエネルギー基本計画みたいなものがどうなっていくのかによって、私どもがどういう電源をどう持つべきかというのはやっぱり変わってきます。
 なかなか今、即答できる話でないので、そこはちょっと御容赦願いたいなということでございます。済みません。

○佐野委員
 静岡県も地産地消関係の委員会を立ち上げて、分散型エネルギーの議論をしているんです。県は電熱併用のガスのコジェネレーションで、各企業で電気を起こすという仕掛けをしているわけですよね。その余剰電力を、中電さんでそこまで買い取っていただければ一番いいと思うんですが。そこまでどうでしょうか。

○野田英智氏
 別に、余剰ということで私どもがちゃんと買わせていただいている事業者さんの話はたくさんありますし、それを拒んでる理由は何もないものですから、「買っていただけますか」と言われれば、普通に私ども民間事業者間でちゃんと契約の条件が折り合えば買わせていただくのが通常ということでございます。
 ただ、一般的に言いますと、コジェネレーションを持たれる事業者さんは熱需要に対して設備を設計されるものですから、通常は電気の出力が余ることはなくて、足りなくて系統から一部買い足すということをされる場合のほうが多いと。売ることを通常のベースにしてしまうと、今度は熱が余ってしまって、結局、コジェネの熱部分をとめなきゃいけないので効率が落ちてしまうということで、経済運転をされる事業者さんは、多分、通常、熱需要に合わせて設計されるというのが私どもの理解です。
 当然、余ってきて、条件が折り合えば、私どもは普通に買わせていただくということだと思います。

○佐野委員
 わかりました。
 大きい会社が全部コジェネを始めたら、電力会社は買う一方だと困っちゃうのかと思ったんですが。

○野田英智氏
 熱需要に合わせられます。

お問い合わせ

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