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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年2月臨時会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:02/12/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○阿部委員
 今宮沢委員からもマンホールトイレの件がありましたが、同じくマンホールトイレの件で、二、三お聞きしたいと思います。
 まず、この設置するトイレの型はどういうものを考えておられるのか。

 それから、平素はどこに保管しておくのか、誰が設置をするのか。設置をするというのは、先ほどの答弁にもありましたとおり、下水道管の被害をきちんと把握しなければいけないということを考えています。ですので、誰が点検して設置するのかの確認です。

 それから、このトイレを維持管理する責任はどこにあるのか。これは学校でありますので、そのあたりの責任の所在をはっきり確認しておきたいと思います。

 それから、余談ではありますが、下水道の危機管理というのは、当然教育委員会の所管ではございません。中越地震のデータを引っ張ってきたら、下水道管の被害だけで約150キロメートルもあって、マンホールの被害は2,700カ所もあったと。約1万3000戸が下水道使用不可になったということで、そういう状況を見ると実際用意をしても、使えるまでにかなりの時間を要したりすることもあろうかと思います。
 そのあたりを設置校それぞれに対して、発災時にどのような対応、また危機管理を教育委員会として指導していくのか、確認したいと思います。

 それからもう1点、パソコンの更新事業であります。実業高校に追加整備をされていますが、これで県内の実業高校全てにそれぞれ必要な整備が終わるのか、整備状況を確認したいと思います。以上です。

○原田財務課長
 まず、トイレの型式についてでございます。これにつきましては、メーカー等でさまざまな形のものがございまして、文部科学省が示しているものと、今我々が考えているものは違うものを考えております。
 具体的なメーカー名については、ちょっと申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、形としては、落ちてきたし尿を一定期間ためて、それで集中的に流すと。水を張るようなタイプの物もあるわけなんですが、そういったものではなくて、水は張らずに、落ちてきたし尿等が自然にたまったものをある程度のスパンで流すというようなものを考えております。

 それから、平素の保管管理等でございますが、平素については学校の敷地の中の適当な場所に保管していただくということになります。これにつきましては、それぞれの学校の敷地の空き状況等も確認した上で各学校で検討していただくようにお願いしたいと考えております。
 いざというときの設置でございますが、この設置につきましては、主に教職員の出番となろうかなと考えております。簡便に組み立てられるような形、あるいは設計になっておりますので、日ごろの防災訓練の中でも何度か実際に実務をやっていただいて、マスターしていただくことになろうかと思います。そのあたりはまた物ができましたら、実際の訓練等の中で個々の学校で考えていただくというようなことになろうかと思います。

 それから、維持管理の責任者でございますが、これは学校の設備ということになりますので、これにつきましても学校の中で考えていただくということになります。

 それから設置校への対応の指導は、中越地震の話もございましたが、我々も当初予算をいただきました後、実際に東松島市まで出かけまして、設置されたものが実際稼働をしている状況等も確認いたしました。下水道の状況確認のために10日ほど日数を要したというようなことが確認できました。
 そういったことを受けまして、先ほど申し上げましたような、稼働できるまでの扱いにつきまして、いろいろなシミュレーションを行った上で対応していく必要があろうかと考えております。
 そのための指導につきましては、これができましたら、各学校の防災計画の中へどのような形に落とし込んでいただくか、こういうようなものを検討していただいた上で対応していくということになると思っております。以上でございます。

○山下学校教育課参事
 パソコンの更新でございますけれども、今回の産業教育設備の中でパソコン更新をお願いしているものは、産業教育のためのパソコンということで、商業高校、商業系の学科を設置している高校、総合学科の中で商業系を実施している学校には全て設置をしておりまして、それを年度計画で更新しているものでございます。以上です。

○阿部委員
 御答弁ありがとうございました。
 マンホールトイレですが、今お聞きする中で何点か。先ほど来プールの水を確保しておられるということで、流すことができるということまで考えておられるのはわかりました。ただ、その下水道管の安全確認まで10日ほどかかるという認識をお持ちであって、また管をつなげるということであれば、発災時に実際工事をする方が確保できるかどうかという問題もあろうかと思います。それを、先ほどのお話では設置は教職員がするということだったのですが、果たしてそこまで教職員ができるのか、もう一度確認したいと思います。

 それから、維持管理、責任は学校内で考えるということでありますが、維持管理で一番大変なのは、多分汚物の処理だと思います。そういうところまで学校管理者だけでできるのか。県庁内でいってもそのあたりを他の部局ともきちんと連携をとらなければいけないと思いますし、県立高校が設置されている市町との連携というのも、非常に重要だと思います。
 そういう発災時を想定して、ただ物は用意しましたと、実際発災して使おうと思ったら使えませんでは、せっかくの血税を使った補正予算も無駄になってしまいますので、そのあたりの実用性をもう少しきちんと担保していく努力をしていただきたいと思いますが、御所見を伺います。

○原田財務課長
 まず1点目の工事をする方の確保ということでございますが、基本的に穴掘りとか、マンホールトイレを使うための埋設管とか、そういったものはできることになります。それで縦管もありますよと。それでなおかつその上の便器の部分、その囲いの部分といったものは、本当に簡易な組み立て式でできることになります。
 ですので、地中に埋まってできている設備の上に、物をかぶせて使えるようにするだけと。いわゆるセッティングだけです。そのようなことですので、発災後に使える状態になったら、倉庫のほうから出していただいて、多少生徒の手を借りるかもしれないですが、ボルトとスパナで組み立てるようなイメージでございます。職員でできるということで、御了解いただきたいと思います。

 それから、実用性の担保についてでございますが、これは仰せのとおりでございまして、この目的の中には、地域の方々がかなり避難所としての学校へ来るであろうという想定のもとにつくっております。当然ながら地元の市町の防災計画との整合、学校の防災計画との整合といったものをちゃんととっていただいて、連携の上で進める必要があると考えております。
 いずれにしても、これがあることによって、もしかしたら下水道の状況によってはなかなか使えない状況にもあるかもしれないですが、下水が大丈夫でしたら、すぐ使えるということになります。こういった機能はちゃんと担保した上でいざというときに対応できるよう、最大限の努力をするというような目的でございます。以上でございます。

○阿部委員
 わかりました。この前から整備が始まっていますし、今回これで26カ所の整備をするということでありますので、今課長がおっしゃるように、地域の防災計画、それと市町との連携を早急に進めていただきますようお願いをしたいと思いますが、教育長、よろしいでしょうか。

○安倍教育長
 避難所の運営は、基本的には各市町がやることになるかなと思います。県立施設の場合、避難所運営の支援マニュアルということで、避難所が確実に運営されるまでの橋渡しは、県立学校の教職員が行うことになると思います。立ち上げの部分では、先ほど財務課長から申し上げましたように、マンホールトイレのセッティング等あると思います。その後具体的に地域の住民の方がそれを使って、長期間にわたってそこを運営するということになりますと、これはやはり市町あるいは自主防災組織ということになると思いますので、今8番委員からお話がありましたように、市町と連携をとりながら、円滑な避難所運営ができるよう連携をとっていきたいなと思っております。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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