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委員会会議録

委員会補足文書

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平成24年10月産業育成支援特別委員会
委員討議 【 討議 】 発言日: 10/12/2012 会派名:


○吉川委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 それでは、ここからは当委員会の提言に向けて自由討議を行います。
 第1回委員会でお話しましたとおり、当委員会の調査事項であります成長分野の産業の育成、支援に関する事項について、調査結果を提言として報告書にまとめるとともに、本会議で報告することになっています。これまで執行部との質疑、県外視察、さらには有識者からの意見聴取を進めてきたわけですが、今から委員の皆さんにいただく意見、そして次回の第5回委員会の委員討議での意見を踏まえまして、提言の内容を固めていきたいと考えております。
 それでは、委員の皆さんの御意見をいただきたいと思いますので、発言願います。提言に取り上げるべき事項であるとか、提言のまとめ方に対する意見をお願いしたいと思います。

○源馬委員
 先ほども参考人の方にお伺いしたのですが、結局、成長分野で新しいイノベーションを生み出していくためには、行政がやることも、今までとは違ったイノベーションという観点で、新しい枠組みをつくっていかなければいけないのかなということを感じました。1番委員からの質問のそれに対する回答の中でもありましたけれど、やっぱり行政が今までのように同じような何とかネットワークとか、組合みたいなのをつくっても、結局結果は一緒なので、なるべく自由な経済活動ができるような、フリーな枠組みと潤沢な資金提供、あとはもう地元の民間の方に任せるというそういう新たな仕組みが必要なのかなというかんじがしましたので、行政のやることの新しい取り組みをしていかなくてはいけないなということで、提言に入れていただければと思います。

○吉川委員長
 他にどうでございましょうか。

○遠藤(榮)委員
 今、9番委員からもいろいろ話があったわけですが、私もいわば技術屋と言いましょうか、そういう立場でいたものですから、確かに行政の指導的なこととかいろいろなことも必要かもしれませんが、やはり産業となってくると企業努力だと思うのです。それで、企業努力をしていることに対して、いわば行政なり金融が何というか助けていく、そういうことは基本だと思うのです。しかしながら、今例えば行政があなた方こういう商売をやったらもうかりますよという言い方はできないと思うのです。いろいろなことを考えたときに、行政の中でいろいろなことをやることも必要かもしれませんが、企業努力の中にその人たちが仕事をやりやすいような環境をつくっていくのが、私は行政だと思うのです。行政は行政なりを考え方、それからそういう主導者、そういう主導者の考え方かもしれませんが、やはり企業努力した人たちの支援をしていくことも一つは大切かなということと、新しいことを生み出すときに、果たして行政がどの程度できるかということを考えていかなければならないと思います。私はそんなふうに感じています。

○源馬委員
 済みませんつけ加えて、提言に盛り込むべき分野ということが委員長からおっしゃられたものですから、先ほどの参考人の話にもあったとおり、教育の分野ということも、ぜひ、直接産業育成支援とはかかわりないように見えるかもしれませんけれど、教育分野で感性豊かな人材を育てていくという側面的な支援もぜひ提言に挙げていただきたいなと。

○吉川委員長
 わかりました。

○竹内委員
 実は、きょうのNEDOのときに138ページのコピーをお願いしております。人・金・もの・基盤整備とありますので、今、9番委員から御発言をいただいたのも、人のカテゴリーの中の教育だと思っておりますし、先ほどの2番委員の御発言もこの中の何らかには入ると思います。少し整理をしていったらどうかなという気が個人的にはしております。

○藪田委員
 つけ加えて言うと大変失礼ですが、私も人づくりがまず大切だなと思っております。最近こんなことがありまして、子供たちを教えている民間の先生が、昔の子供は将来アメリカへ留学したい、あるいはヨーロッパへ行きたいという子供が大変優秀な子の中に多かったと。ところが今は、優秀な子供は外国なんかに行きたくないと。日本の大学出ればいいんだというような、それが特徴がなくてみんな勉強ができるのだけれど、そういう意欲というのは日本人はなくなってしまったのではないかという心配をされている先生がいらっしゃったわけですが、今、電機業界もサムスンに抜かれたり、サムスンがトヨタよりも上にいってしまったような、近隣諸国の教育の入れ方等がいいかどうかは別として、そういう状態に日本も戦後から頑張ってきた教育が少しあの当時のアメリカ、ヨーロッパに追いつけ追い越せという時代から変わってしまったことは事実でありますが、このままいって日本が本当にいいのかどうかという人づくりについて、人づくりの教育のイノベーションという、これも大きなテーマとして直接のテーマではなかったわけですが、ぜひ提言の中に取り込んでいただきたいとこのように思います。

○多家委員
 5月17日、6月8日の特別委員会の議事録が来たので読み返していましたら、なかなか曖昧模糊とした広い話の中で、絞り上げていくと大変だと思いますが、きょうファルマバレーのことを聞いていて、もしくはフォトンバレーのことを聞いていて、起業家、業を起こすというところにワンポイント置いて新しい産業の育成をしていくというのが大切だと思います。ファルマバレーでいうならば、本当にねじ屋として、中島飛行機の部品屋として起こった沼津駿東の起業家が、下請業だったものがある日突然創業オーナーになっている。そして、医療機器をつくってメーカーになって、町工場が大きなブームになりつつあると。それが続くかどうかとさっき言ったのだけれど、続くか続かないかは別にして、ここで産業育成支援というのが、フォトンバレーもそうだったかもしれないです。いわゆる業を起こした人に手厚く光を与えてやれば、何と言うか静岡県の新しい産業が大きくなっていく。輸送機器なんてまさしくそのとおりで、ホンダモーターが何十社かあったうちの世界の企業に、ここ60年ぐらいでなったわけです。トヨタさんもしかりかもしれないけれど。そういう光の当て方を、せっかくの委員会だからひとつ力を、いわゆる考え方をそこに集約するものを1つつくってもいいのかなと、そんな思いがします。

○東堂委員
 新産業の育成というよりももう少し長期的な話になるかもしれませんが、産業の種をまくと言いますか、そういう観点でありますけれど、今回の委員会を通じて神戸の視察をしたときに思ったことでありますが、ポートアイランドで理化学研究所を中心に研究機関が集積している地域がありましたけれど、あれを見てうらやましいという思いもしたんでありますけれど、静岡県としても将来を見据えてそういう研究機関の集積ということも必要ではないかなというふうに思いました。もう一度再編をする必要というのでしょうか、ある程度県の幾つかの場所に集積するようなそういうビジョンを描いたほうがいいのではないかということ、さらに中核として国の研究機関の1つを誘致できれば、大きな起爆剤になるのではないかと、そういう感想のようなことでもありますけど持ちましたので、すぐの話ではありませんが、将来ビジョンとしてはそういうことを考えていくべきではないかということを思いました。

○吉川委員長
 どうでございましょうか。いいですか。
 まだ御意見等があろうかと思いますが、このあたりで自由討議を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 御異議もありませんので、これを持って自由討議を終了いたします。

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