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委員会会議録

質問文書

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令和2年11月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:11/26/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 いろいろありがとうございました。
 ただ、率直な感想を言いますと、今、私も孫がもう小学校高学年ですけどもね。ちょっと違う世界のイメージのお話と正直感じ取りました。
 我々県議会、当然公立が多い中で、今のオンラインの話、それからやっぱり一番問題なのは、要するに教育格差が今、出てきちゃっている。こぼれそうなことを予測している。非常に考え方としては優れていると思うんですけれども、現状を見てみますとね、やはり公立の場合は、非常に格差が出ていて、残念ながら、例えば子供によっては、その分を例えば塾で埋めることができる人、できない人の格差が出ている。当然、我々もその意味では人員加配もしているわけです。
 今、オンラインの画面が出ましたけれども、やはり非常に改めて重要だなと思うんですけれども、先ほど随分安くやってもらえるという話をされましたけれども、今、先生の目から見られて、公立の状況というのはどうでしょうか。

○星野明宏参考人
 私も小学校4年生の娘がおりますので、そういう意味では保護者として当事者でした。公立の小学校では、やはりプリントが配られて、やっているんだか、やっていないんだか。宿題を出して、まとめて出して終わるという状況でした。
 私も3月からいろんな方に提案していたんですが、先ほどのAプランからZプラン。私たちがやっていることは、正直、Aプランだと思います。だから、どうだ、すごいだろうという気は全然なくて、先ほども申し上げました、第3波ではないと思うんですけれども、第4波で本当にロックダウンしたときに、どういうZプランまでつくっておくかがまず重要だと思います。
 実際ですね、BYOD――ブリング・ユア・オウン・デバイスですね。家にスマホかパソコンを持っている率は、全国ではもう95%を超えているんですね。持っていないだろうとかというのは、実はそんなことはなくてですね。まずその調査をちゃんと、やっていると思うんですけれども、もう1回ちゃんとやる。それが実際、どういうデバイスになっているか。本当にスマホで自分のものなのかどうかとかも含めて調べて、その漏れてしまう子に対して、どういうサポートをするか。それは先ほど申し上げましたDVDに焼くというのが、私は手だと思います。公立の強みとして、優秀な先生を5教科とか集めて、そのモデル授業を録画しておけばよかったんです。この半年で、1年分の録画をしておけばよかったんです。そうしたら、DVDで配ればいいし、場合によっては民放ですね。NHKでもいいです。静岡のローカル局、これだけあるんですよ。1県にこれだけちゃんとローカル局がある地域って少ないんです。そことちゃんと連携して、教育に携わることなので、コストもダウンしてもらって、そういう番組を作ってもいいはずなんです。朝のホームルーム特番10分を、持ち回りで月曜は第一テレビ、火曜日はどこどこ、水曜日はSBS。場合によっては授業は2コマ枠を買い取ってそれを流すという、放送大学みたいなことをやることだって可能なはずです。
 じゃあ、テレビがない子にはどうするかといった場合は、例えばDVDと、DVDのハード。これは民間から寄附してくださいといったら、絶対集まると思います。安いからです。しかも売れないからです。余っているのがいっぱいあると思います。
 だから、そういうプランを教育行政がやれてないことが問題だと思います、結局は。結局、皆さんは、ずるいよね、すごいよねで終わっているんですけれども、それぐらいまで考えた上で私たちはやっています。幾らでもあります。DVDもありますし、あとメディアを使う、新聞を使う手だってあるわけです。課題なんかは別に、チラシに入れたっていいわけです。先生が配りに行かなくてもいいわけですし、そういったところは、まだまだ余地があると思います。
 コミュニティFMなんかは、もう幾らでも枠が空いていると思います。そんなこと言っちゃ失礼ですけれども。そこを活用して、そういうこともできると思います。
 それなので、もしまた半年前に戻れるとしたら、私は教育委員でも何でもないですけれども、私だったら、とにかく各地区、東部、西部、中部の優秀な教員をピックアップして、それでプロジェクトチームをつくって、そういうことをやります。半年あれば、何らかの形にはなってるはずです。
 ただ、また4月以降、新しいウイルスとかがきたときのために、これは止めるべきじゃないと思います。今からでもいいからやるべきだと思います。そうすれば、本当はもう優秀な先生が1人いれば、その人がオンデマンドで授業をやれば、ある程度の共通の質は担保できると思います。
 プラスで塾へ行く子の格差というのは、また別の問題だと思っていますので、単純にしっかりとみんなに最低限のことを行き届かせる公教育、プラス塾。ところが、その公教育のところが崩れたから、塾がそこも負っているから、塾がビジネスチャンスを生かしているだけだと思いますので、やはりここの部分を今からでもプロジェクトをつくって準備するべきだと思っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

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