本会議会議録


質問文書

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平成24年10月医療・福祉対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渥美 泰一 議員
質疑・質問日:10/12/2012
会派名:自民改革会議


○渥美委員
 私も看護師という仕事が、今4年制大学になったり、あるいは、せんだって北海道の医療大学で、ナースプラクティショナーの教育も始めてるというようなことも伺いまして、非常にレベルの高い分野の仕事だなというのは再認識しているんですが、先ほど9番委員からもお話あったんだけど、専門看護師、あるいは認定看護師、そして特定能力認証制度とか、そういったことが看護職の魅力として、若い人たちが知ってるんだろうかと。私だけ知らなかったのかもしれませんが、看護職を目指す人がふえてこないと、潜在看護師の掘り起こしもいいんですが、若い人がどんどん看護師の分野を目指すというふうになっていかなきゃいかんものですから。職業選択、進路決めるには恐らくいろいろ調べるんでしょうけど、一般の常識としては余りないですよね。そういった取り組みはどうかなと思うんですが、それが1点です。

○望月律子氏
 進路相談とか、そういうことに出向いてやっておりますので、高校生の間では、かなり独立した職業であるというふうな認識は持ってもらっています。先ほど、学生のというのが出ましたけども、今現在、大学の倍率なんですけれども、大学が5.1倍、そして、看護学校の専門学校の3年生の養成所が4.2倍、そして2年制の准看護師から進学コースに行くコースがあるんですが、そこは1.4倍。ですから、自立できる魅力ある職業だということで希望者は5倍を超えるということがあります。

○渥美委員
 もう1点は、訪問看護ステーション。あちらこちらにあるんですが、あの運営の形態というのがよく理解してないんですが、何となくできたり、場所によってはなくなっちゃったり、何か非常に不安定感を感じるんですが、どんな形態になっているんでしょうか。それから、今現在、何か課題というか、改善を要するようなことはあるんでしょうか。

○望月律子氏
 実は当協会も訪問看護ステーションを4か所持っております。ただ、運営につきましては、訪問看護ステーションの長は看護師でなくてはいけないという規定がありますので、ほとんどの看護職が開業できるわけなんですけども、ただ、これが小規模のところが非常に多いものですから、3人ぐらいとか4人ぐらいでやっているところですと、やはり応じきれない。
 それから、診療報酬の改正で大分よくはなってきましたけれども、長期の患者さんがだんだん重症化してくると、そこに1人の看護職が行くときに、なかなか診療報酬上のペイができないというのが今までの問題でした。ただ、今、通常どおりの営業をしていますと、経営的には成り立つことになっておりますけれども、何分にも病院と違いまして、経営の専門家がやっているわけではないということです。それから、これも夜間の問題で、3人で夜間をやるとなると、もう10日間ぐらいは携帯を持たなくちゃいけないものですから、今大型化していくことによって一人一人の負担がなくなっていくんじゃないかというふうなことです。
 それから訪問看護ステーションも包括支援とか、そういう発想になってきておりますので、包括支援センターとか、行政と一緒に取り組んでやっていこうというふうな動きに変わってきています。今訪問看護ステーションのあり方もちょうど変わってきているところです。ただ、経営的に、そういうわけで、看護職が経営しているところが非常に多いので、ノウハウ的にも、それから安定のところも不安感というのはあったと思います。

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