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委員会会議録
質問文書
平成21年10月海外就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 藪田 宏行 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/27/2009 |
| 会派名： | 自由民主党県議団 |
○藪田委員
２点お伺いします。ただいまも出ていたわけですが、韓国を訪問したときの韓国観光公社からのお話で、日本人はともすれば外国へ行っても、すぐ有名な観光地へ行きたがるわけですが、韓国の方はそうじゃなくて、余り日本人が行かないようなとこでも行く傾向があるということで、少し傾向が違うということがありました。先ほど来いろいろ出ているんですが、もう少し詳しくその点、こういう実感を持ってますよといいますか、韓国人の方がいろんな日本を訪問する際、日本人が行く観光地とは違う傾向がありますよということで例がありましたら、御紹介いただきたいと思います。
○波多腰実氏
韓国の方は、日本の例えば政府など、だれかが「こういったところがいいです」と決めたことよりも、実は、「何かこういった体験をしてきた」というようなネットを通じたブログの方を信頼します。ですから、だれかが決めたことは、行かされている感があるんですね。
実は、ＴＩＣという――今、静岡県の顧問をやられている谷口さんがいらしたところですけれども――インフォーメーションセンターが有楽町の我々ＪＮＴＯにあるんですけど、そこの活用率って数％なんですね、韓国の方がですね。これはなぜかと言いますと、政官に来て聞く情報よりも、自分たちでネットで調べて、ブロガーが感じたことの方を信用するというあらわれなのかなというふうに思います。
日本人が行かないところへ韓国人は行くという視点については、ちょっと具体的には出てこないんですけど、「東京タワーへ行った方がいいよ」ということや、「富士山に行った方がいいよ」というようなことではなく、ネットで見て「何とか鉄道に乗ったらこんなことが」とか、「ここへ行ったらこんな体験ができた」とかっていうようなことを欲するんだと思います。その辺は日本人も韓国人も同じだとは思うんですけれども、ただちょっと先ほど申し上げたように、日本人よりもかなり健康とか、いわゆるダイエットとか、そういうものには敏感なんじゃないかなというのはすごく感じますけれども。
○藪田委員
もう１点ですが、御案内のように富士山静岡空港の地下を新幹線が通っておりまして――波多腰さんはＪＲの関係もありますが――私も地下駅をつくった方がいいと思っている１人ですが、将来リニアモーターカーが開通した後なら可能性があるじゃないかとか、いろんな話があります。韓国を含め外国の方が静岡県内を訪問する際、あるいは出ていく際にも非常に有益ではないかというように思っているんですが、ＪＲの関係者として新幹線地下駅についてお考えを――もちろん個人的なことで結構ですが――御紹介いただけたらありがたいと思います。よろしくお願いします。
○波多腰実氏
会社が「東」と「東海」で違うので、自由に私が言えるかなと今思っているんですけど、やはりアクセス交通ってすごく大切だと思うんですよ。日本のお客様はもちろんですけど、外国のお客様にとって、わかりやすさってすごく大切だと思うんですね。そういう意味では、やはりそういった駅ができることが大切なのかなと思います。
実は、「東」と「東海」の関係もあって直接的な後輩にはならないんですが、今、ＪＲ静岡駅の副駅長をやっている中沢さんという人がいるんですけども、彼もやはり外国人の方によく「富士山へどうやって行くの」って聞かれるそうなんです。やっぱり、「静岡」って言うと「富士山」っていうふうにイコールの方も多いので、「実はここから行くのには」というようなことで案内に苦慮しているような話をされておりましたけれども、やっぱりアクセス交通ってすごく大切だと思います。
また、わかりやすさという意味では、こちらの「MY JAPAN」の方にも書いてありましたけども、やっぱりフリーパスみたいなものとかっていうのは、どこへ行っても乗れて、これ１枚あればっていうようなことでわかりやすい。そういう意味ではやはりＪＲというか、鉄道業者、アクセス業者、バスも含めてですけれども、アクセスをちょっと充実させていくこととか、あとはそういったわかりやすい切符を提供していくというようなことは非常に大切だし、課題なんだなというふうには思います。
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