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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/05/2016
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 よろしくお願いいたします。分割質問方式で何点かお伺いいたします。
 初めに、組織の改編についてであります。
 先ほど局長からも丁寧な御説明がありましたが、まず一番疑問に思いますのは、なぜこの時期に年度の途中で組織の改編を行うことになったのかという点を伺いたいと思います。

 さらに、昨日の経済産業部でもお話がありましたが、特に新産業の育成というところで、国内産業振興プロジェクトチームが企業局の中に位置づけられるわけでありますが、よくよく見ますと、この新設の局理事も併任ということでありますし、責任の所在がどこにあるのかなという疑問ですとか、また政策企画部、経済産業部と部をまたがっての組織改編になりますので、このあたりはどういう捉え方で今後進んでいくのか、まずお伺いしたいと思います。

○望月企業局長
 先ほど説明させていただいたものに、ちょっとつけ加えまして、もう少し説明させていただきます。
 この時期にということなんですけれども、私、4月に企業局長になって、いろいろ企業局は非常にコストカットだとか、一生懸命経営努力をしていると。ただ、やっぱり先ほど6番委員からもお話があったように、人員がかなり削減されておりまして、営業というか渉外という部分が非常に弱いなと感じていまして、特に小山湯船原工業団地もこれから本格的に売っていかなければいけない。そのための十分な人員がなかなか我々のところだけでは厳しいのと、それとレディーメード方式を久しぶりに企業局としてやって、ノウハウも余り企業局の職員はないということもあるものですから、やはりそこは企業立地推進課とか、また東京事務所、大阪事務所と連携をとってやらないといけない。
 小山湯船原工業団地はかなり価格も安いことで相談はかなり来てはいるんですけれども、実際に契約にまで持っていくところになると、やはり経験豊富な企業立地の職員のフォローが必要だなと考えておりまして、あと内陸フロンティアの関係も我々積極的に推進区域として指定したところの事業をこれからとっていきたいところもあって、そこら辺は連携をとって今まで以上にやる必要があるんだろうと思っております。

 2点目の、責任の所在であります。
 もともと行政は非常に縦割りが強い組織でございまして、事業ごとに所管する課なり部局が決まっているわけで、例えばCNFについても、我々のところでサンプル展示会なんかやっていますが、景気回復については経済産業部の新産業集積課だとか、工業技術研究所で、それはそれで、そこの部分は責任を当然持ってやっていただいている。
 全体として、我々はやっぱり工業用水の将来のユーザーを確保するという、かなり危機感を持って取り組んでいますので、そこのところを理解していただいて、ある意味叱咤激励しているわけじゃないんですけれども、関係の部局に対しては、本当に力を入れて、先ほど言いましたようにCNFもかなり企業の動きも最近出てきているものですから、そこを本当にスピード感を持ってやらないとまずいので、そういった意味で進めていきたいというあらわれでございますので、よろしくお願いします。

○早川委員
 御説明ありがとうございます。
 最初の望月企業局長の御説明の中にありましたが、思いのほかスピード感があるというか、迅速に対応するところでの改編であったかなと今説明を伺って理解いたしました。そういった意味では、最終的なゴールはどこの部局もユーザーの確保を経て、県全体の経済発展が大きな目標だと思いますので、ぜひ新しい大きな組織改編だと思いますので、そうした使命を全うできるように、部局を越えての連携を密にして進めていただきたいと思います。

 その中で1点、CNFにつきまして、私も地元で非常に関心も高い中で、実際に島根県で大手メーカーの製造が始まったというところで、ちょっと出おくれたかなという嫌いもありまして、そうしたところを考えていきますと、先ほどの話に戻りますけれども、特にこのプロジェクトチームの果たしていく役割、連携が必要になってくるのではなかろうかと思います。
 そういった点での果たす役割、また特に営業という点が非常に重要になってくるのではないかなと思うんですが、実際に経済産業部との連携の中でどういうネットワークを使いながら進めていくのか、ちょっといま一つ出おくれ感が強くて、次をどんなふうに進めていくのかというところが、非常に関心が高いので、そのあたりのお考えがあればお伺いしたいと思います。

○望月企業局長
 CNFについては、いろんな利用方法があって、1つはCNFを添加剤として化粧品とかいろんなものにやるパターン。これは日本製紙株式会社の島根県の江津工場でつくられています。もう1つは純粋なCNFをコーティング剤として使うという、これは日本製紙株式会社の石巻工場でつくり出している。
 一番大量に使うのは、3点目の樹脂にCNFをまぜ込んで使うと。これは建材だとか、自動車のボディーだとか、そういった形で使うのが本命の利用なんですよね。我々はそこをぜひ本県で研究開発なり、製造拠点を持っていただきたいということで、今、関係の大学、企業といろいろお話をさせていただいて、これも時間が多少かかるかもしれないんですけれども、ここを目指してやっているということでございます。
 これについては、我々の工業用水のユーザーに製紙企業がありますので、そういったところと密接な連携をとってやっていますし、また経済産業部では、研究開発の観点で、産総研だとか国の機関、また東京大学、京都大学といろんな情報交換をしたり、職員を派遣したりして、役割分担をとってやっているけれども、経済産業部との情報交換は本当にしょっちゅうやっていますので、そこは県として一体となってやっていると御理解いただければと思います。

○早川委員
 ありがとうございます。
 ぜひ、特に自動車産業、また建材につきましても静岡県の大きな主流の産業となっておりますので、第3の使用方法のメッカとして発展していただきたいと思います。
 また、サンプルの企業展示会は産業委員会の視察の初日なので参加できなくて非常に残念なんですが、予定されている出展企業を見ますと、新規の出展企業もかなりたくさんあるようにうかがえますので、改めて今お話を伺って、企業局がリーダーシップをとっていくという意味合いはすごくよくわかりますので、ぜひおくれをとらずにスピーディーに対応できるようにお願いしたいと思います。

 次の質問に移ります。
 委員会資料の10ページ、水道施設更新マスタープランの策定についてであります。
 6番委員からも質問がありましたが、実際この更新の基準年度を見ますと、平成34年度から平成45年度の間にかけて、かなり大きな事業展開が必要になってくるのではないかと思います。前倒しして更新計画を立てられるわけでありますが、かかる費用も膨大になってまいりますし、一度にということは非常に難しいかと思いますので、そのあたりのスケジュールですとか、手法についてこの計画に反映していくことになるのでありましょうが、お考えをもう少し詳しく計画内容を伺えればと思います。

○佐藤事業課長
 マスタープランにつきましては、そもそも各施設が耐用年数を迎えたり、迎えようとしている、また老朽化が著しいということで施設の更新をしなければいけないという点と、人口減少などの関係で施設自体を適正規模に変えていかなければいけないという目的を持ちまして、今回基本計画としてのマスタープランを策定しているわけでございます。
 そこに記載されているように、将来の水需要による効率的な水運用の方法、あとは適正な施設規模での更新事業費の算出、施設の優先順位の検討ということでございますが、おのおの将来水需要の予測等につきましては、ユーザーや関係市町の方々から将来の必要となる水量の希望なりを推測していただいて、提出をしていただきます。効率的な水運用につきましては、浄水能力の集約や配水する管の集約等、再編等を考えていきます。 
 施設管路等の規模の見直しにつきましては、水の使用量が下がっておりますので、浄水量を下げる規模の検討とか、管路の関係の縮小等を考えます。あと最終的にはそれらを全て加味した中で更新事業費を算出しますけれども、その中で老朽度や重要度に合わせて優先順位をつけていくという形をとらせていただきたいと考えております。
 これからの展開でございますけれども、マスタープランはあくまでも基本計画と私どもは捉えておりまして、今後、実施に向けて長期修繕改良計画を策定しまして、マスタープランで定めた施設更新の優先順位をもとに個別事業の平準化を図り、あわせて投資と財源の均衡を確保する内容を経営戦略に反映しながら、今後進めていく計画でおります。

○早川委員
 ありがとうございます。
 特に人口減少社会に突入いたしましたので、それこそ縮小という考えに至らざるを得ないかなとは思いますが、先ほどのお話を受けていると、そうは言いつつもユーザーの拡大を目指しているという非常に相反するような両方を見据えて将来を見ていかなくてはならないというところで、非常に判断が難しいところがあるかなと、今お話を伺って感じました。

 そうしたところで、今、ユーザーとか関係市町の話を十分調査してということでありましたが、この調査の内容を聞き取りでやっていくのか、どんなところにポイントを置いていくのか、伺いたいと思います。

○佐藤事業課長
 まず将来水需要予測につきましては、各ユーザーにはアンケート調査です。市町の皆様については、市町が必要とする将来水需要量をお聞きするというやり方でやっております。

○早川委員
 ありがとうございます。
 ぜひ、十分にユーザーと市町の意見を反映していただきたいと思います。要望で終わります。

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