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委員会会議録

委員会補足文書

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平成23年2月定例会企画文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 03/01/2011 会派名:


○出野文化・観光部長
 文化・観光部関係でこの2月定例会に提出しております議案及び所管事項につきまして、お手元に配付してございます議案及び企画文化観光委員会説明資料等に従って御説明申し上げます。
 まず初めに、議案では、平成23年度一般会計予算の5ページ及び7ページ、委員会説明資料では1ページをお開きください。
 まず、第1号議案「平成23年度静岡県一般会計予算」についてであります。
 文化・観光部分の一般会計予算は、第3款企画広報費3億9641万8000円と第5款文化・観光費78億1664万8000円と第11款教育費332億193万円の合計414億1499万6000円であり、対前年で8億4394万9000円、率にいたしますと約2%の増となっております。財源の内訳は、説明資料の下段に記載のとおりであります。なお来年度の組織改正によりまして、文化・観光部の国際・交流局国際課は廃止し、企画広報部に新たに地域外交局を設置して、業務を移管します。このため組織改編後の文化・観光部予算は、説明資料1ページ中段の太枠に記載のとおり410億1857万8000円となります。
 議案の10ページ説明資料の2ページをお開きください。
 債務負担行為についてであります。
 グランシップ安全対策工事設計業務委託契約と石雲院展望デッキ等工事契約の計2件について債務負担行為を行うものであります。
 次に、説明資料2ページ中段に記載のふじのくにづくり推進事業についてであります。
 平成23年度当初予算は、実質初年度となる新しい総合計画を着実に推進し、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりを実現していく予算としております。このため、総合計画の基本計画に記載した主な取り組みのうち、重点的に取り組む事業をふじのくにづくり推進事業と位置づけ、平成23年度当初予算におきましては、62事業を設定いたしました。このうち文化・観光部関連は、説明資料2ページに記載のとおり17事業、12億8381万7000円であります。なおこれらの事業も含めた文化・観光部の主要事業概要につきましては、別冊資料としてお配りいたしましたので、あわせて御参照ください。
 次に、別冊資料で配付いたしました事業仕分け実施事業部局別一覧表をごらんください。
 文化・観光部において事業仕分けを実施した10事業、仕分けの単位では12件のうち、事業の改善により、平成23年度当初予算におきまして、県負担額を縮減した事業は7事業、仕分けの単位でも7件でございますが、その効果額は合計欄記載のとおり約4500万円であります。
 恐れ入りますが、議案では予算補5ページ及び7ページ、委員会説明資料にお戻りいただき、資料の3ページをお開きください。
 第48号議案「平成22年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 平成22年度一般会計の歳入歳出予算に係る補正は、説明資料の1、歳入歳出予算及び議案の予算補5ページから7ページに記載のとおり、第5款文化・観光費を6456万4000円増額、第11款教育費のうち、第5項大学費を672万4000円減額、第10項私学振興費を5億6618万円増額することとし、この結果、文化・観光部の補正予算額は6億2402万円の増額、補正後の予算累計額は412億9606万7000円となります。
 なお、今回の予算の補正は事業費及び補助対象経費の確定などに伴うものであり、その内容は、説明資料3ページ下段の3、主な補正事業に記載のとおりであります。
 次に、議案の予算補10ページ、説明資料では3ページ中段の2、繰越明許費でありますが、観光施設整備事業におきまして、年度内に事業を完了することが困難と予測されるため、8600万円を繰り越すものであります。
 私からの予算に係る議案の説明は以上でありますが、詳細につきましては、後ほど所管局長及び課長から改めて御説明申し上げます。
 次に、文化・観光部の所管事項について御説明いたします。
 説明資料の4ページをお開きください。
 初めに、平成23年度文化・観光部組織体制の概要についてであります。友好的互恵・互助の精神に基づき、相互にメリットのある地域外交施策を全庁的視点で戦略的に展開するため、現在の国際・交流局の国際課を廃止して、新たに企画広報部に地域外交局を設置し、同局内に地域外交課及び多文化共生課を設置することといたしました。またこのことに伴い、文化・観光部の国際・交流局を廃止し、新たに交流局を設置いたします。
 この結果、平成23年度の文化・観光部の組織は、3局10課1出先機関となります。
 説明資料の5ページをお開きください。
 富士見の祭典の開催報告についてであります。
 2月19日から23日にかけて開催いたしました県が主催した富士見の祭典につきましては、県議会議員の皆様を初めとする県内各界の方々、さらには国内外から有識者やふじのくににゆかりのある方々などが県主催事業に限っても、延べ5万1000人もの皆様に御来場いただき、盛況のうちに終了することができました。御参加いただきました皆様に対して、改めてお礼を申し上げます。
 また、期間中県主催の事業ばかりではなく、市町や民間団体などの御理解と御協力により、277件もの協賛事業が開催され、富士山の日に係る県民運動の全県的な展開とその理念の周知が図られたものと考えております。
 説明資料の6ページをお開きください。
 第2期文化振興基本計画の策定についてであります。
 平成20年3月に策定いたしました文化振興基本計画の第1期期間が今年度で終了いたしますことから、現在平成23年度から25年度までの3年間の第2期計画の策定を進めております。
 平成23年度から始まる第2期は、第1期計画で基本目標に掲げた10年後の静岡県の文化振興の目指す姿を実現するための展開期と位置づけております。
 このため、第1期の文化振興施策について自己評価を行うとともに昨年8月には文化政策審議会による第三者評価をいただき、説明資料の7ページ上段の(2)に掲げた第2期計画への課題を踏まえつつ、今後取り組むべき施策などについて計3回の御審議をいただき、お手元に別冊資料として配付いたしました6つの重点施策からなる基本計画案を取りまとめたところであります。今後、本委員会における御意見を踏まえるとともに、現在実施しておりますパブリックコメント等の手続を経て3月末までに基本計画を策定し、公表してまいりたいと考えております。
 説明資料の8ページとお手元に別冊資料として配付いたしました季刊誌「アトリエふじのくに」をごらんください。
 ふじのくに芸術祭2011の開催についてであります。
 今月19日から23日まで開催された富士見の祭典を起点にふじのくににおけるさまざまな芸術文化のイベントや祭りなどを季節ごとにくくってこれを広く紹介し、相互の盛り上げを図る今年のふじのくに祝祭年間が始まりました。このふじのくに祝祭年間の中核事業がふじのくに芸術祭であります。
 新たにスタートするふじのくに芸術祭は、これまで開催してきた静岡県芸術祭の50年の伝統を引き継ぎながら、ことしから通年型で開催するものであり、四季折々の特色ある事業や、本県の文化を担う若い世代が参加する事業などを新たに盛り込み、創造性にあふれ、質の高い総合芸術祭として、今後一層の発展を目指してまいります。
 また、このたび発刊いたしました「アトリエふじのくに」は、これらのイベントや祭り、さらには食の情報などを春夏秋冬で取りまとめ、県民の皆様や他県から来訪された方々が計画的に県内各地をめぐり、ふじのくにの魅力を満喫していただけるよう企画したもので、1つ先の季節の情報をお届けできるよう4半期ごとの季刊誌として発行してまいります。
 説明資料の9ページをお開きください。
 県立美術館の平成23年度展覧会計画についてであります。
 県立美術館は、ことし4月18日に昭和61年の開館から25年目を迎えますが、これを記念する「静岡県立美術館コレクション百花繚乱展」及び「芸術の花咲く都市展」を初め、年度後半にはふじのくに芸術祭共催事業として「草原の正倉院―煌く契丹 遼の時代」を開催するなど来年度も国内外のすぐれた美術作品の鑑賞機会を広く県民の皆様に提供してまいります。
 説明資料の10ページをお開きください。
 グランシップの平成23年度自主企画事業計画についてであります。
 グランシップの指定管理者である財団法人静岡県文化財団では、家族で楽しめるこどもの日コンサートや音楽の広場、静岡の魅力第6回フォトコンテスト入賞作品展など来年度も年間を通じて多彩な自主企画事業の実施を計画しており、多くの県民の皆様にグランシップを御利用いただけますよう皆様のさまざまなニーズにこたえながら、引き続きサービスの向上に努めてまいります。
 資料の11ページをお開きください。
 グランシップスレート抜本対策の方針についてであります。
 昨年12月に静岡県コンベンションアーツセンター外壁化粧石材剥落抜本対策検討委員会から提出されました報告書の内容を精査し、御提案いただきました各種の対策構法について、これまで比較検討を行ってまいりました。
 この結果、抜本対策といたしまして、スレートにメッシュを張る構法を採用することとし、来年度、設計者や施工者の選定方法等につきまして慎重に検討を行った上で、設計に着手することといたしました。今後とも利用者の安全確保を第一に考え、適切な施設の維持管理に努めてまいります。
 資料の13ページをお開きください。
 SPACの平成23年度年間事業計画についてであります。
 SPACは平成9年度に本格的な活動を開始して以来、来年度で15年目を迎えます。宮城聰芸術総監督のもと、ふじのくに・せかい演劇祭などを通じてSPACの新作や海外のすぐれた作品を紹介するなど、引き続き質の高い作品の鑑賞機会を提供するとともに、本県の舞台芸術情報の発信に努めてまいります。
 また、この間に培ってきた人材や技術などの資産も十分に活用し、舞台芸術にかかわる人材育成や県民の舞台芸術活動を支援する事業に重点を置いて展開をしてまいります。
 具体的には、県内の中学生や高校生を学校単位でSPACの公演に無料招待する取り組み、世界的に著名な振りつけ家の指導のもと県内の中高生によるダンス作品の創造と公演、SPAC俳優による戯曲の朗読会などに加え、県内の大学等への講師派遣や地域の芸術団体が行う舞台公演への技術支援を説明資料3の事業費のとおり、文化庁の受託金や基本財産の取り崩し収入等を活用して実施してまいります。
 説明資料の14ページをお開きください。
 富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みについてであります。
 富士山の世界文化遺産登録につきましては、昨年7月末の登録推薦書原案の提出を見送り、現在課題の解決に向けて全力で取り組んでいるところであります。このうち柿田川及び大鹿窪遺跡の構成資産に係る検討につきましては、県学術委員会に構成資産検討部会を設置して、慎重に検討を重ねており、3月10日に開催いたします静岡県学術委員会におきまして、構成資産への追加の可否を改めて決定していただくこととしております。
 また、このほか推薦書原案につきましては、年度内におおむね修正作業を完了のうえ英訳作業に取りかかるとともに、包括的保存管理計画につきましても、文化庁の指導の下、環境省、林野庁等との協議を継続し、年度内に実務レベルでの合意を得る予定となっており、ことし7月の文化庁への推薦書原案の提出に向けて万全を期してまいります。
 説明資料の15ページをお開きください。
 静岡県立大学看護教育の充実についてであります。
 医療の高度化や看護ニーズの多様化など、現在の医療や看護を取り巻く環境は大きく変化しており、看護職員に求められる役割はますます大きくなってきております。
 このような中、静岡県立大学では、現在看護学部と短期大学部看護学科におきまして、看護師の養成を行っておりますが、全国の看護師養成校が大学と専門学校に二極化していることや、高校生の4年制大学への進学志向が高まり、さらには短期大学部の3年間という限られた時間の中で教養教育と専門教育を行わなければならないため、高度化する医療やニーズに十分に対応することが難しくなってきております。
 このようなことから、県といたしましては、静岡県立大学における看護教育の充実を図るため、短期大学部看護学科の4年制への移行を進めてまいります。
 説明資料の16ページをお開きください。
 平成23年度観光関係主要事業についてであります。
 平成23年度は説明資料の表の左側に記載いたしました世界に誇れる観光ブランドの創出や海外誘客の推進などの5つを施策推進の柱として、右側の表に掲げる事業の展開を図ってまいります。
 まず、世界に誇れる観光ブランドの創出につきましては、首都圏、国内遠隔地等における観光キャンペーンの実施や観光圏の整備のほか伊豆半島ジオパーク構想の推進支援など、富士山、伊豆、浜名湖といった観光ブランドの充実を図ってまいります。
 また、海外誘客の推進につきましては、東アジア地域等へのプロモーション活動や海外メディアを活用した観光情報の発信、訪日教育旅行の誘致などに積極的に取り組んでまいります。
 さらに、地域資源を生かした新しいツーリズムの推進やコンベンション及びインセンティブ旅行などのMICEの誘致を支援するとともに、人材の育成や市町等の行う観光施設の整備を促進するなどして、おもてなし日本一の基盤づくりに積極的に取り組んでまいります。
 説明資料の17ページをお開きください。
 しずおか観光アクションプランの策定についてであります。
 新しい総合計画の策定に合わせ、観光分野の平成23年度から25年度までの3年間における具体的な行動計画として、現在ふじのくに観光アクションプランの策定を進めております。これまでに有識者による観光推進懇話会や観光、まちづくり関係者等による意見交換会により、御意見、御提案をいただき、お手元に別冊資料として配付いたしましたアクションプラン案を取りまとめたところであります。
 プランでは、アジアの経済成長、国内外の観光地間の競争激化、観光形態やニーズの変化などに的確に対応するため、温泉、歴史文化、食など本県のさまざまな観光魅力を総合的にあらわすふじのくにの観光ブランドの構築、外国人観光客の倍増、地域資源を生かしたニューツーリズムの創出の3点について、重点的に取り組むこととしております。今後、本委員会に提出しております他の計画と同様に3月末までに策定を行い、その後、公表してまいりたいと考えております。
 説明資料の18ページをお開きください。
 伊豆半島ジオパーク構想の推進についてであります。
 伊豆半島の地質的、地形的特質を保全、活用するジオパーク構想につきましては、このたび構想の骨格となるテーマ等の指針や具体的なジオパークの見どころであるジオサイト候補地を取りまとめた伊豆半島ジオパーク構想指針書が完成し、先日皆様に配付したところであります。今後はこの指針書をもとに伊豆半島ジオパーク推進協議会が構想や整備計画を策定し、平成24年度中の日本ジオパークネットワークとその後の世界ジオパークネットワークへの加盟を目指し、ガイドの養成やジオツアーの実施など各種の事業を推進していくこととなります。
 県といたしましては、この推進協議会に参画するとともに、その運営に対し助成を行い、事業の円滑な推進を支援することとしています。
 説明資料の20ページをお開きください。
 国内就航先での観光キャンペーンの実施についてであります。
 富士山静岡空港を活用して国内遠隔地からの誘客を促進するため、就航先での観光キャンペーンを実施し本県の魅力をPRするとともに、現地の旅行会社に対して、本県に向けた旅行商品造成のためのプロモーションを実施してまいりました。
 今年度行った各地におけるキャンペーンの内容及び成果は、説明資料の表に記載のとおりでありますが、新たな取り組みとして、各地の信用金庫との関係を構築し年金旅行を誘致したほか、航空会社と連携して旅行商品を販売するなどして、本県への誘客を図ったところであります。今後とも就航先各地での観光キャンペーンを実施するとともに、現地メディアや航空会社と連携するなど、多面的なアプローチで本県の多様な観光魅力について情報発信して、一層の交流拡大に努めてまいります。
 説明資料の22ページをお開きください。
 地域外交の展開についてであります。
 グローバル化が進展し、大きく変動しつつある現在の国際社会におきましては、国や地域による文化の違いを理解し、自立した相互の信頼関係を築くことが大変重要であります。このため本県におきましては、今後も引き続き国際協力や国際貢献に地域レベルで積極的にかかわっていくとともに、富士山静岡空港の就航地である中国や韓国及びチャーター便就航先の台湾、さらにモンゴルなどを含めたアジア諸国、またこれまで交流実績のあるアメリカなどの国や地域を対象といたしまして、友好的互恵・互助の精神に基づいた政府間外交によらない自治体間や民間による海外との交流を促進するなど、新しい地域外交を推進してまいります。
 なお、昨日、本県の地域外交施策への展開について統括していただく対外関係補佐官として、元外務省在オランダ大使の東郷和彦氏を内定したところであり、4月1日付で知事より任命される予定となっております。また説明資料中段の地域外交戦略推進機能の強化の下に、ふじのくに大使と記載しておりますが、御本人の御希望により対外関係補佐官とするものであります。
 説明資料の23ページをお開きください。
 多文化共生推進基本計画の策定についてであります。
 平成20年12月に制定された静岡県多文化共生推進基本条例に基づき、県内に居住する外国人県民と日本人県民とが相互の理解と協調のもとに、安心して快適に暮らす多文化共生社会の形成を推進するため、平成23年度から27年度までの5年間の計画として、多文化共生推進基本計画の策定を進めております。これまで多文化共生審議会などから御意見、御提案などをいただき、お手元に別冊資料として配付いたしましたふじのくに多文化共生推進基本計画案として取りまとめたところであります。本委員会に提出しております他の計画と同様、今後3月末までに策定を完了し、公表してまいりたいと考えております。
 計画策定後は、これまで行ってきた広報啓発や情報提供事業などに加えて、外国人労働者の雇用適正化に関する憲章の制定などに向け、経済団体や企業等との連携はもとより幅広い分野の関係者と協力し、計画の推進を図ってまいります。
 説明資料の24ページをお開きください。
 ふじのくに移住・定住促進戦略の策定についてであります。
 新しい総合計画との整合性を図りながら、「住んでよし 訪れてよし」の理想郷づくりを目指し、家・庭一体の住まいづくりの取り組みの1つとして、平成22年度から25年度までの4年間のふじのくに移住・定住促進戦略の策定を現在進めております。お手元に別冊資料として配付いたしました戦略案は、移住者・定住者の拡大による地域社会の活性化に向け、総合的かつ体系的に施策を展開するため、県や市町等が協働して取り組むべき具体的内容等を定めたものであります。本委員会に提出しております他の計画と同様、今後3月末までに策定を完了し、公表してまいりたいと考えております。
 説明資料の25ページをお開きください。
 農林漁家民宿基準の策定についてであります。
 滞在型のグリーンツーリズム促進において、大きなウエートを占める宿泊に関しまして、国における規制緩和を活用した農林漁家民宿の基準を定めるものであります。お手元に別冊資料として配付いたしました農林漁家民宿業開業の手引き案は、同基準に基づく民宿開業までの事務手続を示すとともに、旅館業法など関係法令の規制緩和内容等を整理したものであります。今後本委員会における御意見を踏まえ、3月末までに策定を完了し、公表してまいりたいと考えております。
 説明資料の26ページをお開きください。
 ふじのくに総合交通計画案についてであります。
 新しい総合計画の策定に合わせて、交通分野の個別計画として、ふじのくに総合交通計画の策定を進めております。お手元に別冊資料として配付いたしました計画案は、富士山静岡空港を初め新東名高速道路、中部横断自動車道、三遠南信自動車道等の高規格幹線道路や港湾など、陸・海・空が一体となった広域交通体系の整備と活用を図るとともに、少子高齢化の一層の進行と人口減少の中で厳しい状況にある地域公共交通の維持・活性化を図るため、そのあり方を見直すことなどにより快適に人や物が行き交い、多様な交流と地域の自立を目指すための総合交通体系の確立を目指してまいります。今後、本委員会に提出しております他の計画と同様に3月末までに策定を完了し、公表してまいりたいと考えております。
 説明資料の27ページをお開きください
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 航空会社からの情報提供に基づきまして、国内線7路線、国際線2路線の定期便と国内及び国際チャーター便の1月末現在における平成22年度の累計搭乗者数及び搭乗率を路線別にまとめました。
 まず、搭乗者についてでありますが、国内線が約26万7000人、国際線は約20万3000人、合計で約47万人となっております。また搭乗率につきましては、国内線の搭乗率が56.3%、国際線の搭乗率は71.5%、全体では62%という状況であります。このような中、去る2月2日に開港以来の利用者数の累計が100万人を達成いたしました。これもひとえに県議会を初め県民の皆様方の御理解と御協力のたまものと感謝申し上げます。
 説明資料の28ページをお開きください。
 富士山静岡空港の利活用促進についてであります。
 空港の利活用を促進するため、富士山静岡空港利用促進協議会と連携して、新聞を活用した定期便の利用促進拡大広報を初めビジネス向け旅行商品の造成促進に向けた広報費への補助や、チャーター便への支援などに重点的に取り組むとともに、説明資料の中段の2の事業概要に記載いたしました空港の利活用促進支援策を引き続き実施してまいります。
 説明資料の29ページをお開きください。
 空港ティーガーデンシティ構想の推進についてであります。
 昨年11月に有識者会議から御提言をいただいて策定いたしました空港ティーガーデンシティ構想に基づき、空港を訪れる皆様が飛行機の離発着を眺めながら憩える施設として、石雲院の隣接地に展望デッキを整備することといたしました。
 また、エアポート楽座や空港を取り巻くように広がる空・茶・風・海の4つの道の観光資源を生かした振興策につきましても、有識者会議や地域の方々の御意見を伺いながら、空港の利用状況などを踏まえて段階的に取り組んでまいります。
 説明資料の30ページをお開きいただくとともに、本日、追加資料として提出しました富士山静岡空港開港に伴うその他の効果の資料をごらんください。
 富士山静岡空港の県内経済波及効果についてであります。
 空港が開港したことによる県内経済への波及効果は、間接効果を含めた総合効果が約245億円、また雇用誘発効果が1,653人と推計されました。さらに追加資料に記載しましたとおり、その他の効果といたしまして、税収効果が約17億円のほか空港関連企業・商業立地状況や空港周辺の地価動向などの調査結果がまとまりましたことから、今後、県民だよりやホームページなどの広報媒体を初め市町の広報誌や民間団体の機関誌への掲載協力を得ながら、県民にわかりやすい内容で速やかに公表し、空港に対する理解が一層深まるように積極的に広報してまいります。
 以上で私からの説明を終わります。なお、お手元に別冊資料として事業関係のパンフレット等を配付しましたので、あわせてごらんいただきますようお願いいたします。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○芝田総務企画課長(富士山総合調整担当)
 引き続きまして、本議会に提出しております議案の概要につきまして、お手元の議案説明書により御説明申し上げます。
 初めに平成23年度関係でございます。
 私からは第1号議案「平成23年度静岡県一般会計予算」のうち、総務企画課関係の概要について御説明申し上げます。
 議案説明書平成23年度関係の35ページをお開きください。
 一番上でございますけれども、第5款文化・観光費のうち、第1項文化・観光費は20億6189万9000円であります。
 第1目文化・観光総務費19億8980万5000円は、文化・観光部職員の人件費の年間所要額見込み額であります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 第2目文化・観光企画費は7209万4000円であります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 (1)文化・観光企画推進費のうちアの文化・観光企画推進費の2009万4000円でございます。これは、文化・観光行政を円滑に進めるため各種施策の総合的な調整を行う経費であります。
 36ページをごらんください。
 一番上のイの「富士山の日」総合推進事業費2200万円は、富士山の日運動を推進するため、富士山の日フォーラム、秀景ふるさと富士写真展などを開催する経費であります。
 次に、今回の組織改編に伴いまして、文化・観光部総務企画課関係の予算のうち、企画広報部総務課に移管するものについて御説明を申し上げます。
 恐れ入りますけれども、議案説明書の17ページをお開きください。
 第3款企画広報費のうち文化・観光部総務企画課からの移管分は、第1項企画広報費第2目企画広報管理費のうち、めくっていただきまして18ページに記載しております上段のくくりでございますけれども、カのワールドカップ開催記念基金積立費244万9000円であり、これはワールドカップ開催記念基金の運用益の積み立てを行う経費であります。その他の一般会計予算につきましては、後ほど各担当局長から御説明申し上げます。
 次に、債務負担行為であります。飛んで恐縮でございますけれども、議案説明書170ページをお開きください。
 文化・観光部に係るものは中段に記載してございます。委託契約に係るものとして、9のグランシップ安全対策工事設計業務委託契約の1件、それと工事契約に係るものとしまして、10の石雲院展望デッキ等工事契約1件の計2件でございます。
 次に、平成22年度関係でございます。第48号議案「平成22年度静岡県一般会計補正予算」につきまして、私から一括して御説明申し上げます。
 議案説明書平成22年度関係の27ページをお開きください。
 まず、第5款文化・観光費につきましては6456万4000円の増額でございます。第1項文化・観光費でございますが、1億5991万1000円の増額で、補正後の予算累計額は20億8199万4000円であります。第1目文化・観光総務費でございますが、1億6048万1000円の増額で、これは(1)職員給与費における文化・観光部職員の人件費の補正でございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 第2目文化・観光企画費でございます。(1)の文化・観光企画推進費のうち、事業費の確定に伴いまして57万円の減額補正を行うものでございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続いて、第2項文化学術費は1353万8000円の減額で、補正後の累計額は19億1391万8000円でございます。
 続いて、28ページをごらんください。
 第1目文化事業費は、事業費の確定等に伴い329万7000円の減額をするものでございます。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 このうち(2)の富士山世界文化遺産登録推進事業費440万7000円の減額でございますが、これは両県合同会議事業、県事業の経費の確定に伴い補正を行うものであります。
 続いて、第2目美術館費でございます。これは事業費の確定等に伴い1024万1000円の減額をするものであります。このうち(1)の美術館運営事業費914万6000円の減額は、国の交付金を活用して館蔵品を取得するほか県立美術館太陽光発電パネル設置ほか改修工事で生じました入札差金等を減額するものであります。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続いて、第3項観光費第1目観光費でございますが、これは事業費の確定等に伴い1078万5000円を減額するものでございます。補正後の累計額は15億7348万1000円であります。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続きまして、29ページをごらんください。
 このうち(1)観光交流推進費、イの(イ)ふじのくに観光ブランド創出事業費516万4000円の減額及び(カ)でございます。富士山観光魅力発信事業費475万1000円の減額は、いずれも事業費の確定に伴い補正を行うものでございます。
 続きまして、第4項国際・交流費でございます。7102万4000円の減額でございますが、これも補正後の累計額は26億169万3000円となります。そのうち第1目国際費でございますが、事業費の確定に伴い2719万円を減額するものであります。財源及び節の内訳でございますが、これも記載のとおりでございます。
 続きまして、30ページをごらんください。
 このうち最上段にございます(3)多文化共生事業費のイ県民国際理解推進費1485万円の減額でございますが、旅券発給事務経費等の確定に伴い補正を行うものでございます。
 続いて、第2目交流促進費でございます。これも事業費の確定に伴い、68万2000円を減額するものでございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続いて、第3目交通政策費でございます。補助対象経費の確定等に伴い、2956万4000円を減額するものでございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続きまして、31ページをごらんください。
 上段からまいります。まず(2)のアのバス運行対策費でございます。4225万円の減額でございますが、バス路線維持費等の確定に伴い補正するものでございます。
 続きまして、第4目空港利用政策費でございます。これも事業費の確定に伴い、1358万8000円を減額するものでございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 このうち(1)空港企画推進事業費1200万円の減額でございますが、富士山静岡空港の旅客ターミナルビル利活用スペースの運営費の確定等に伴い、補正を行うものでございます。
 続きまして、ページが飛びまして恐縮でございますけれども、95ページをお開きください。
 第11款教育費でございます。
 また、ページがちょっと飛びますけれども101ページをごらんください。
 下段の第5項大学費でございます。大学費第1目大学費でございますけれども、672万4000円の減額でございます。補正後の累計額は65億2820万8000円でございます。財源及び節の内訳でございますがこれも記載のとおりでございます。このうち(1)の大学運営指導費でございますけれども、555万7000円の減額でございますが、2つの公立大学法人の運営指導経費の確定等に伴い補正を行うものでございます。
 再度ページが飛んで恐縮でございますけれども、今度は109ページをごらんください。
 下段の第10項私学振興費でございます。第1目私学振興費でございますが、これも補助対象事業費の確定等に伴い、合計で5億6618万円を増額補正をするものでございます。補正後の累計額は265億9677万3000円でございます。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 続きまして、110ページをごらんください。
 このうちアの私立学校経常的経費助成がございます。これのうち(ア)私立学校経常費助成3億4486万6000円の増額でございますが、これは補助対象となる園児、児童及び生徒数の確定に伴う補正でございます。イの私立学校事業費助成でございますけれども、(イ)私立高等学校等就学支援金助成3億2813万8000円の増額は、就学支援金の支給対象となる生徒数の確定に伴う補正でございます。さらに下段の(3)私立学校地震対策緊急整備事業費助成でございます。5466万7000円の減額でございますけれども、これは県予算に計上しておりました事業が、国庫補助事業に採択されたということに伴いまして、補助対象事業が減少したことによる補正でございます。
 続きまして、126ページをお願いいたします。
 繰越明許費についてであります。文化・観光部にかかわりますものは、上段に記載してございます観光費の8600万円でございます。これは観光施設整備事業におきまして、計画設計に関する諸条件の調整に日時を要したことによりまして、年度内に事業を完了することが困難と予測されるため、繰越明許費を追加でお願いするものでございます。
 私からの説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

○宇佐美文化学術局長
 引き続きまして、平成23年度関係の文化学術費の予算について御説明いたします。
 申しわけございませんが、平成23年度の議案説明書の36ページをお開き願います。第5款文化・観光費第2項文化学術費第1目文化事業費の14億4711万円についてであります。なお財源及び節の内訳につきましては記載のとおりであります。
 イのふじのくに芸術回廊創出事業費4200万円につきましては、ふじのくに芸術回廊の創出に向けて、平成23年度から新たに実施しますふじのくに子ども芸術大学の開催を初めとした文化振興のための各種事業を実施する経費であります。
 ウのふじのくに芸術祭等開催事業費1億2300万円は、富士見の祭典を機会に始めましたふじのくに祝祭年間の中核となりますふじのくに芸術祭や第6回静岡国際オペラコンクールなどの開催に要する経費であります。
 エのグランシップ管理運営事業費9億1980万円は、財団法人静岡県文化財団を指定管理者といたしまして静岡県コンベンションアーツセンターグランシップの管理運営及び自主企画事業等を実施する経費であります。
 オのグランシップ安全対策事業費200万円は、グランシップのスレートの安全対策に着手する経費であります。カの財団法人静岡県舞台芸術センター事業助成の2億5000万円は、財団法人静岡県舞台芸術センターが行う舞台芸術作品の創造と公演、ふじのくに・せかい演劇祭の開催、人材育成などに対して助成するものであります。
 続きまして、37ページをごらんください。
 (2)の富士山世界文化遺産登録推進事業費1627万2000円は、富士山の世界文化遺産登録に向けた推薦書案の作成や包括的保存管理計画の策定等に要する経費であります。(3)の富士山世界遺産センター(仮称)検討費200万円につきましては、富士山にかかわる包括的な保存管理や富士山への来訪者の多様なニーズに対応する拠点施設の設置の検討に要する経費であります。
 続きまして、第2目美術館費3億9872万7000円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。(1)の美術館運営事業費の3億9800万円は、国内外のすぐれた芸術品の鑑賞機会を提供するための企画展等の開催とか美術作品の購入、教育普及講座等の開催、さらには施設の維持管理等に要する経費であります。
 続きまして、ページが飛んで申しわけございませんが、146ページをお開きください。
 第11款教育費第5項大学費第1目大学費の65億174万2000円についてであります。なお財源及び節の内訳は記載のとおりでございます。
 (3)の静岡県立大学支援事業費48億9000万円は、静岡県公立大学法人の運営に必要な経費に対して運営費交付金等を交付するものでございます。(4)の静岡文化芸術大学支援事業費15億839万6000円につきましては、公立大学法人静岡文化芸術大学の運営に必要な経費につきまして、運営費交付金を交付するものであります。(5)の静岡県立大学看護教育充実計画策定事業費200万円につきましては、静岡県立大学短期大学部看護学科の4年制への移行を進めるために、静岡県立大学の看護教育の充実に向けた計画を策定する経費であります。次に、(6)のふじのくに学術振興事業費3690万円につきましては、大学間連携の推進や学術の振興を図るために大学コンソーシアム設立に向けた検討を行うほか、学術研究成果の発信や外国人留学生の支援などを行う経費であります。
 次に147ページ上段にございますけども、(7)の人づくり推進事業費450万円につきましては、人づくり実践活動への支援など人づくり施策の推進に要する経費でございます。
 続きまして、少し飛びますけども157ページをお開きください。第10項私学振興費第1目私学振興費の267億18万8000円についてであります。なお財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 (2)のアの最下段にございますけども、私立学校経常的経費助成208億7670万6000円についてであります。
 次のページをごらんいただきたいと思います。158ページでございます。
 (ア)の私立学校経常費助成204億3170万円につきましては、私立の小中高校及び幼稚園の教育条件の維持向上、保護者負担の軽減及び学校経営の健全化を図るために経常的経費に助成するものであります。
 次に、少し下段のほうになりますけども、イの私立学校事業費助成の54億1756万3000円についてであります。(イ)の私立高等学校等就業支援金等助成の44億1230万円につきましては、私立高校生等の保護者等の教育費負担を軽減するために世帯収入に応じて就学支援金を支給するものであります。
 次に、159ページをごらんいただきたいと思います。
 下段でございますけども、(ケ)私立学校農業体験事業費助成300万円につきましては、私立高校生の農業への理解と関心を深めるために私立高校が実施する農業体験活用に対して助成するものであります。(コ)の就業支援キャリアカウンセラー配置事業費助成564万円につきましては、私立高校生への就学支援を強化するためにキャリアカウンセラーを配置する事業に対して助成するものであります。
 最後に下段でございますけども、(3)の私立学校地震対策緊急整備事業費助成の4億円につきましては、私立学校の校舎等の地震対策を促進するために改築、耐震補強及び応急対策を行う私立学校について助成するものであります。
 以上、文化学術局の予算についてお話ししました。御審査のほどよろしくお願いします。

○渡井観光局長
 続きまして、観光局の予算の概要について御説明いたします。
 議案説明書にお戻りいただきまして、37ページをお開きください。
 第3項観光費第1目観光費、表の下段のほうですけども、15億278万7000円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 38ページをごらんください。
 (1)のイの(ア)ふじのくに海外誘客推進事業費9020万円は、東アジア地域などとの交流拡大に向け、富士山静岡空港を活用した海外誘客を促進し、国際観光地の形成を図る経費であります。続いて(イ)のふじのくに観光ブランド創出事業費1億8490万円は、観光圏の形成など魅力ある観光地づくりの取り組みを支援し、観光ブランドの創出を図る経費であります。(ウ)の伊豆地域観光交流促進事業費2500万円は、伊豆地域が主体となった観光誘客の取り組みの成果、検証を踏まえた誘客対策を行う経費であります。(エ)の富士山観光魅力発信事業費3455万円は、夏の登山期間の富士山5合目に観光案内人を配置するなど富士山の観光魅力を発信する経費であります。(オ)のニューツーリズム推進事業費3780万円は地域の魅力ある観光資源を生かしたニューツーリズムを推進する経費であります。(カ)の伊豆半島ジオパーク構想推進事業費1200万円は、伊豆半島ジオパーク構想の推進に向け、地域で構成します伊豆半島ジオパーク協議会に対して助成する経費であります。(キ)のおもてなし推進事業費1億140万円は、観光情報の発信や観光資料の整備のほか、観光地を牽引する人材育成などを行う経費であります。(ク)のMICE(マイス)誘致促進事業費1210万円は、国際会議や報奨旅行、展示会などMICE誘致の促進を図る経費であります。
 最後にウの観光施設整備事業費9億9500万円は、市町等が行う観光施設の整備に対して助成するとともに県有観光施設の整備等を行う経費であります。
 観光局の当初予算関係は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いします。

○若梅国際・交流局長
 続きまして、国際・交流局の予算の概要について御説明申し上げます。
 今回の組織改正に伴いまして、国際・交流局関係の予算のうち国際課計上予算につきましては、企画広報部地域外交局へ移管することとなり、名称につきましても国際・交流局から交流局に変更になります。
 初めに、議案説明書の38ページをごらんください。
 最下段でございますが、第5款文化・観光費のうち交流局に係る予算は、第4項交流費24億612万5000円であります。
 そのうち第1目交流促進費2232万円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 39ページをごらんください。(1)のイのふじのくに交流・定住促進事業費1600万円は、グリーンツーリズムを通じた都市と農山漁村との交流促進や、本県の魅力を生かした移住・定住の促進に要する経費であります。ウの子ども農山漁村交流プロジェクト支援事業費260万円は、農林漁業体験などにより子供たちと農山漁村との交流を推進する団体の取り組みに対する支援に要する経費であります。
 続きまして、中段第2目交通政策費16億5894万5000円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 まず、(1)総合交通対策費2億2581万8000円についてであります。イの天竜浜名湖鉄道新経営計画支援事業費助成1億2500万円は天竜浜名湖鉄道の新経営計画を支援するため、沿線市町と連携し、基金を造成する浜松市に対し助成する経費であります。ウの沿線鉄道地域交流拡大事業費500万円は、天竜浜名湖鉄道の一括有形文化財登録を契機に沿線地域の交流人口増加と鉄道の利用客増加を図るための取り組みに対する支援に要する経費であります。エの空港アクセスバス運行事業費9300万円は、富士山静岡空港の利活用を促進するため、在来線及び新幹線の最寄り駅や主要都市との利便性の高いアクセスの維持確保に要する経費であります。
 次に、(2)公共交通対策費14億3312万7000円についてであります。アのバス運行対策費助成2億9200万円は、広域的、幹線的な生活交通路線を維持するため、乗り合いバス事業者の運行費等に対し、国と協調して助成する経費であります。
 40ページをお開きください。
 市町自主運行バス事業費助成2億7300万円は、自主運行バス事業を行う市町に助成する経費であります。エの鉄道交通対策事業費助成2億5600万円は、車両運行の安全性向上事業や老朽化した施設の整備を行う鉄道事業者等に対し、国と協調して助成する経費であります。オの運輸事業振興助成交付金6億612万7000円は、バス及びトラック事業者の経営基盤を強化し、輸送サービスの向上を図るため、静岡県バス協会などに助成する経費であります。
 続きまして、中段の第3目空港利用政策費7億2486万円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 (2)のアの富士山静岡空港交流拡大推進事業費2340万円は、国内外の航空会社、企業団体等に対し、空港利活用の働きかけを実施する経費であります。イの空港利活用促進支援事業費4億5096万円は、富士山静岡空港利用促進協議会の活動を支援するとともに、利用者、旅行会社、航空会社等に対し助成する経費であります。
 41ページをごらんください。
 (3)空港ティーガーデンシティ構想推進事業費2億2540万円は、富士山静岡空港の魅力を高め、空港周辺のにぎわい空間を創出するため、空港ティーガーデンシティ構想に基づく石雲院展望デッキの整備等に要する経費であります。
 次に、企画広報部への移管分についてであります。
 議案説明書につきましては、ページが戻って恐縮でございますが、19ページをお開きください。
 中段でございます。第3款企画広報費のうち、第1項企画広報費第6目地域外交費4億9626万円についてであります。財源及び節の内訳は記載のとおりであります。
 まず、(1)地域外交展開事業費2億2145万8000円についてであります。アの地域外交展開事業費7650万円は、中国、韓国、アジア諸国、米国などとの友好的互助・互恵関係による地域外交の推進に要する経費であります。イの国際化総合推進費835万7000円は、本県のすぐれた技術力などを生かした国際協力を推進するため、JICAボランティアへの参加促進、技術研修員の短期受け入れなどに要する経費であります。
 20ページをお開きください。
 ウの海外駐在員事務所運営費1億3660万1000円は、東南アジア、中国、韓国の各駐在員事務所の運営に要する経費であります。
 次に、(2)多文化共生事業費1億7251万1000円についてであります。アの多文化共生推進事業費2913万9000円は、国や地域による文化の違いを理解し、だれもが安心して活躍できる多文化共生社会の形成を推進するため、相互理解フォーラムの開催などに要する経費であります。イの県民国際理解推進費1億737万2000円は、県民の国際理解推進のため、国際交流員の招致、活用や、旅券の審査・作成事務などに要する経費であります。ウの静岡ゴールデンサッカーアカデミー開催事業費1500万円は、サッカーを通じた人づくり、国際交流と異文化理解の推進を図るため、富士山静岡空港の就航先の中国や韓国と県内チームとのサッカー大会に要する経費であります。
 国際交流局の当初予算関係は以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

○石橋委員長
 以上で当局側の説明は終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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