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委員会会議録

委員会補足文書

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平成24年6月内陸フロンティア振興特別委員会
協議の開始、調査の方向性、県内視察の日程と内容、9月の視察日程、委員会の開催日程、協議の終了 【 協議 】 発言日: 06/05/2012 会派名:


○林委員長
 それでは協議に入りたいと思います。本日は第1回委員会でお伝えしましたとおり、当特別委員会の調査をどのように進めていくかについて、委員の皆様から御意見をいただきたいと思います。お手元に第1回委員会でも配付しました資料1「内陸フロンティア振興特別委員会の運営について」を配付してありますので、ごらんください。前回も御説明したとおり、当特別委員会の調査事項は新東名高速道路を活用した内陸部の地域振興に関する事項です。
 また、3の(1)の実施方針でありますが、この資料にありますように東日本大震災以降、防災、減災に対応した国土利用が強く求められる中、新東名高速道路の開通により、本県は災害に強い安全で安心な地域として発展の可能性が高まっており、新東名高速道路を活用した内陸部の振興など、安全、安心で魅力ある新時代の県土づくりについて調査し、提言したいと考えております。
 県では、「内陸フロンティアを拓く取り組み」を推進していくこととしており、今年度は基本となる全体構想の策定や総合特区の申請などが予定され、まさに現在進行中の取り組みであります。したがいまして、調査に当たりましてはそれらの進捗状況等を注視しつつ、進めていきたいと考えております。
 具体的には3の(2)の調査の観点にありますように、新東名高速道路の開通を契機とした内陸部の新たな地域づくりのための方策、沿岸部から内陸部への移転に伴う空間を利用するなど、災害に強い都市機能や住民生活の満足度を高める地域づくりのための方策、交通ネットワークの充実や地域資源を活用した都市と農山村との交流促進など、内陸部と沿岸部の地域連携を強化するための方策を端緒としながら、調査を進めていきたいと考えております。
 実施方針で申し上げましたが、「内陸のフロンティアを拓く取り組み」が現在進行中の取り組みであることから、調査の観点についても進捗状況を注視し、状況に応じて必要であれば見直しを図りながら、臨機応変に進めてまいりたいと考えております。
 次に、調査方法ですが、2ページの4の調査スケジュールをごらんください。第1回で御提案のあった県内視察については、現状を知るという観点から、正副委員長で検討した結果、先日決定していただいた日程に加え、6月21日の木曜日に予定しております。日程及び視察先につきましては、後ほどお諮りいたします。
 次に第3回目は8月6日月曜日に執行部から説明を求め質疑応答を行います。9月には県外視察または県内視察を実施したいと考えておりますので、これについても後ほどお諮りいたします。
 また、9月に内陸フロンティアの全体構想の策定や総合特区の申請がなされると伺っておりますので、第4回の10月9日の委員会では、再度、関係部局から説明を受けることや有識者や関係者から意見等を伺うことを予定しております。
 第5回、6回は、報告書作成に向けた委員協議を予定しております。説明は以上ですが、調査のポイントや調査範囲など、調査方法については御意見を自由に御発言いただきたいと思います。それでは、皆さん、委員の御発言をお願いいたします。

○中澤(通)委員
 私の意見としては、結局、内陸フロンティアというのは要は内陸部の開発ということになると思います。あわせて地震があって高台への住宅地、それから工場用地、そういうものの移転ということが必然的に求められて、減災という対応をしていくことなのですが、これについては市町の都市計画、開発計画等、そういうものが非常に多く絡んでおります。県だけで主導するというわけには当然まいらないし、今後はどちらかというと市町の意向をかなり聞いていかないといけないのかと思ってはいます。逆かもしれません。
 そこら辺が新しくトータル的に新東名沿線を中心として考えれば、ある程度整合性があった開発計画というのを町が、区域が違っても、行政区が違っても通っていく必要があるし、そこらあたりは十分対応していかなければならないと思っていますので、そういうところの意見をピックアップできる場が必要になってくるのではないかと思います。そうしたことがどこかで取り上げられるのか、それとも県当局がそういうものも十分クリアして立ち上げるべきなのか、その点だけクエスチョンというか、どうしたらいいのかということを単純に今思っています。

○林委員長
 意見として伺っておきます。
 ほかにいかがでしょうか。

○仁科委員
 基本的に新東名が開通し、県内の形状が東西に伸びてるわけですから、その新東名の道路端からどれくらいだとか、あるいはインターだとかのアクセス道路からどれくらいだとか、特に東部のほうにつきましてはファルマバレープロジェクトは県が申請して特区に認められておりますので、その辺のエリアと新東名の今から内陸フロンティアという部分で定めていく部分にはかなり重複していくのかという気がしています。
 ですから静岡県を新東名で一つにくくるということは大前提であるとしても、西部の状況、中部の状況、東部の状況とか少し地域的に絞っていかないと、最初にそれを絞るかどうかは別としても、最終的にそういうような形をとっていかないと、地域の実情が変わっているのではないのかという気がしています。
 例えば西部のほうを一つの例に出しますと、既存の企業だとか集落が移転していくということと、東部のほうでは既存というよりもファルマバレーはまだ企業を誘致していこうという、既存のものがなくてそういう状況を生み出そうという特区になっていると思います。ですから、引っ越すというのとはまた違うような気がしますので、絞っていくような進め方をしていかないとなかなか行ったり来たりの効率性も悪い進め方になるような気がしております。これは進め方に対しての意見です。

○林委員長
 他の委員の方いかがでしょうか。

○大池委員
 何を話していけば、この委員会は何をまとめていけばいいのかというのが、当然ながら始まったばかりですのでイメージが分からないところがあります。当局の皆さんは内陸フロンティアという大きな構想を仕立てて、新東名のインター周辺の開発行為をイメージ図も描いて、企業の集積ゾーンとか田園ゾーンとか宅地を誘致するゾーンとかいうことをイメージして進めようとはしておりますけれど、現実的には全くそれができる状況ではないと、土地利用を含めて。
 そういう中で特区構想というのをあげてはいるものの、それが私たち議会サイドで当局が考えているその内容がわかった上でその是非とか進め方の良さ悪さみたいなものも議論するのならいいのですけれど、それがまだ何も当然ながら聞いていませんので、それでは何をやっていけばいいのかというのがちょっとイメージ的につかめないというのが私の率直な今の思いであります。まずは進めていくにしても、静岡県として知事がおっしゃっている内陸フロンティアは何ぞやというのをまずきちっとしないといけないのかと、そこがまずスタートではないのかという思いがあります。
 では、どうやるのだ、と言われても頭の中が混乱するばかりでありまして、ぜひ一度、特区構想なり、この内陸フロンティアとはこうだというものをぜひお聞きしたいという思いであります。

○林委員長
 ほかの委員の方いかがですか。特にありませんか。

○天野(一)委員
 今、9番委員、7番委員からお話がありました。この内陸フロンティア振興構想と総合計画がどう整合しているのか。単なる思いつきで新東名ができたから振興ということでは簡単にいかないわけです。市町はこの内陸フロンティア構想について全く考えていないわけですよね。例えば静岡市の場合なんかもインターチェンジのことの開発についてどうするかということについてはまだ議論していないわけです。県が勝手に内陸フロンティア構想としてどんどん進めていって、市と町との議論が乖離していったときにかえってこの内陸フロンティア構想を進めれば進めるほどおかしくなってくる可能性もあるわけです。そういう意味では先ほど県が、この知事が言っている内陸フロンティア構想の具体的な考え方、そういったものをみんな委員共通の認識を持たないと、ただ振興策といっても、そう単純なものではありません。
 先ほど、6番委員の話にもありましたように、ファルマバレー構想とインターチェンジ周辺の開発というのとオーバーラップするところがあると。例えば沼津は、東名と新東名が伊豆縦貫道とつながれば、もしかしたらぐるめ街道というところが衰退してしまうという、新東名ができることによって逆にいうとまち全体の構造もおかしくなってくるところだってあり得るわけです。
 ですから、そういった意味では知事が言っている内陸フロンティア構想というのはそんな単純な話ではないわけですから、知事が言っている構想についてはもっと県当局はどういう考え方でいくかということをしっかり聞いた上でこの委員会を進めていかないと、何となくはっきりしない私たちの提言になってしまう可能性もありますので、私たちはじっくりその辺のところを聞く時間をとるべきではないかと思います。

○林委員長
 ほかにいかがでしょうか。

○田(泰)委員
 私も同感であります。県の内陸フロンティア構想、県下で一体とした特区を目指してということで関連する市町と協議会を立ち上げ、それぞれの個々の構想を県下一つにして9月には国へ申請すると伺っていますけれども、それではそれはどういうふうに組み立てていくかというのを我々はこの特別委員会の中でその中身というか、個々の構想について提言していく上でもどういう手順でやっていくかということをまずは伺って、そして先ほど7番委員も言われたように個々の市町がそこにどういうふうにかかわっていくかということが具体化、見えるような手順でないと特別委員会としていろいろ検討協議をして提言をしても形になっていかないと思いますので、まずは当局側の考え、方針、手順というものを伺うことが第一だと思います。

○林委員長
 ほかには特にございませんか。
 それでは御意見が出尽くしたとは言いがたいのですけれども、このあたりで各委員の皆さんの意見は終了したいと思いますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、今出されました幾つかの各委員の皆さんからの御意見につきましては当然参考にして、調査の観点について取り組んでまいりたいと思います。方法については、当局の関係も、次回には当局の意見を聞くことになっておりますけれども、今の出された意見も踏まえて正副委員長にお任せいただいて、どういう進め方をするかということを改めてしていきたいと思いますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございます。それでは、そういうようにさせていただきます。

 次に、予定しております県内視察についてでありますけれども、前回の委員会でも県内の状況を把握することが大切であるとの御意見もいただきましたので、それを踏まえて視察案を作成いたしました。
 資料2を改めてごらんいただきたいと思います。まず、清水区のインターチェンジ近くにある畑総地区、新東名の駿河湾沼津サービスエリア、新富士インターチェンジ周辺地域の物流団地等を視察する案となっておりますが、御意見があれば御発言いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。

○中澤(通)委員
 時間的な余裕がどうかと思うのですが、現地の関係者というか、多少は話を聞けるような場があるのですか。どういうスケジュールや内容なのですか。

○林委員長
 清水、それから沼津、富士の地元の方、あるいは中日本高速道路等、関係者ですね。今調整しておりますけども、できればそういう形を考えております。

○中澤(通)委員
 多少そういう時間があるということですか。

○林委員長
 ただ、見てくるだけということではなく、そのつもりでおります。

○中澤(通)委員
 はい。(了解する。)

○林委員長
 他にはよろしいですか。
 それでは今の御意見をいただきながら6月21日に実施することで御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 そのようにさせていただきます。なお、視察までの準備期間が少ないことを考慮しまして、最終的な視察先の行程決定につきましては正副委員長に改めて一任させていただきたいと思いますのでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)

 次に、9月の視察についてであります。前回の委員会では9月3日から5日を県外視察の日程と決定しましたが、当委員会はまず県内の状況を視察することが重要と考えております。県外視察、県内視察につきまして資料3にありますように3パターンを考えました。これについて御協議いただきたいと思います。
 御協議いただく前に、資料3により説明いたします。1ページにあるように、案1は、県内視察1日、県外視察1泊2日の案です。案2は県外視察2泊3日の案です。案3は、県内視察2日か3日の案です。2ページ以降に県外視察の候補地と県内視察の候補地を掲載してあります。2、3ページには県外視察の東北方面の震災の復興特区や高台移転などの候補地、4、5ページは県外視察の九州方面で交通の要衝での産業誘致や地域振興などの候補地、6ページは県内施設の候補地となっております。3つの案について皆さんの御意見を伺いたいと思います。御発言をお願いいたします。いかがでしょうか。
(「正副一任で」と言う者あり)

○大池委員
 21日に県内の視察もやっていただきますが、県内の視察というのは、随時やっていかなければいけないと思いますし、それは例えば日帰りでも委員会に追加してでもおやりになっていただきたいと思います。ただ、しっかりした視察という面で言いますと、県が特区をお考えになっているので、その前提――ベースになる復興関係の特区を土台につくり上げるのであれば、今、東北地方で、震災関係の特区で復興をやっているところはきちっと見させていただきたいと個人的に思っています。しっかりした視察をするのであれば復興関係の特区の状況をぜひ見させていただきたいと、ですから案2を実施していただきたいと個人的には思います。

○林委員長
 ほかの委員の方、いかがでしょうか。
○中沢(公)委員
 9番委員の言うことも、もっともだと思うのですが、被災地は議連とか会派とかさまざまな角度からさまざまな視点で現地に行ったりお手伝いしたりも含めてやっている中で考えると、内陸フロンティアということの観点でいうと例えばこの九州方面の既に内陸のところの開発、活用もしくはその展望に対しての取り組みというのを見たほうが参考にはしやすいかと思います。
 私どものところは今のところまだ被災地ではないので、被災地の復興というより、さまざまな観点から見ていけるということで言えば、私は九州方面の特にインターチェンジ付近の開発とか、インフラ活用の中での観光拠点とか、そういうところのほうが参考にしやすいのかなと思います。

○林委員長
 そうすると、資料3の1ページでいうと1の(2)ですね。

○鈴木(洋)委員
 いろいろ言って申しわけありませんが、県外または県内視察というようなところで見ていきますと、県外にそのまま出て行きますと西部には1回も行かないということになってしまいます。その辺も含めて私の意見とすると内陸フロンティアの候補地というようなところは、先ほどからいろいろお話が出ていますけれども、何が目的でどうなっているんだと、どういう構想なんだということがわかりませんので、新東名ができたところをまず1度は見ておくほうがいいのではないかという意見であります。9番委員も5番委員もいろいろなことをそれぞれごもっともだと思いますけども、その辺がまずは基本にないと認識が浅くなってしまうのではないかと思います。

○林委員長
 他の委員の皆様よろしいでしょうか。それでは御意見を参考にしながら、正副委員長に御一任いただきたいと思いますがよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、そのようにさせていただきますのでよろしくお願いします。

 次に委員会の開催日程と内容についてでありますけれども、第3回委員会につきましては8月6日月曜日の10時半から開催し、調査事項に対する関係部局からの説明と質疑応答を実施することが、前回決定しております。内陸フロンティアにつきましては、全庁を挙げて推進会議を設置し推進しております。当日の当局部局の説明員については、お手元に配付してあります資料4の説明員案のとおりとしたいと考えていますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それではそのようにさせていただきます。
 なお、今後の動向を見ながら最終的な説明員の決定は正副委員長に御一任させていただきたいと考えておりますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 では、そのようにさせていただきます。
 また、第4回、5回の日程は、前回10月9日、11月28日と決定しておりますが、内容につきましては、次回の委員会でお諮りすることとさせていただきます。

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