本会議会議録
質問文書
平成25年10月子どもの人権擁護特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 竹内 良訓 議員 | |
質疑・質問日: | 10/11/2013 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○竹内委員
いただいた資料の9ページで、いじめられたときに誰かに相談しましたか、それは誰ですかという質問があります。我々が調査に行った神戸でも、もちろん我が県においても、いじめに対する110番、電話のコールセンター、あるいはNPOでつくってらっしゃる方でそういういじめの相談をやっているのですが、結果的に相談した、しないはあるんですけれども、相談した方がカウンセラーだった場合が、こんな数だったら、その予算の配分を少し考えたほうがいいのかなと。
要するに、コールセンター的なものも必要かもしれないけれども、現実的には親や先生には相談しているとするならば、コールセンターのそもそもの意義を先生はどのように考えているか、教えてください。
○武田さち子氏
実は私、いじめホットラインというのを10年間やっていました。年に1回だけ、夏休みごろに電話を受けていただけなんですが、電話相談というのはやはり非常に限界がありますし、いじめの被害者はアプローチしてきますけれども、要するにいじめの加害者に対応することができないんですね。でも、いじめというのはやっぱり加害者が変わらないと、解決しないですので、気持ちが少し楽になるとか、そういう部分はありますけれども、やはりいじめ事件があるとやたら相談窓口はいっぱいふえるのですが、現実には余り機能してないのではないかなと思います。
またその電話を受ける人たちも、あんまりいじめのことや子供のことを理解してないことが多いんですね。いじめの電話を受けると、あなたにも悪いところがあるんじゃないか考えてみたかとか、親や先生に言ったのか、言わなきゃだめよとか、あなたの悪いところを直したらとか、あなたがそう思うからそう思うんじゃないのみたいな対応をされて、かえって傷ついたということは非常によく聞きます。やはり電話相談よりも直接介入できるような人たちを育てていくほうがよいのではないかと思います。
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