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委員会会議録

委員会補足文書

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平成27年11月大規模スポーツイベント対策特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 11/20/2015 会派名:


○中沢(公)委員長
 それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 それでは、ここからは当委員会の提言に向けての委員間討議を行います。
 第1回委員会でお話ししましたとおり、当委員会の調査事項であります、国際的な大規模スポーツイベントの開催を契機とした地域経済の活性化に関する事項について、調査結果を提言として報告書にまとめるとともに、本会議で報告することになっています。
 これまで執行部との質疑、県外視察、有識者からの意見聴取を進めてきたわけでありますが、今から委員の皆さんにいただく御意見、そして次回の第5回委員会の委員間討議での意見を踏まえて提言内容を固めていきたいと思っておりますが、きょうは進め方として、内容は次回にじっくりやるとして、項目立てをしたいなと思っています。
 ですから、題名といいますか、項目をまずきょうは決めたいなと思います。次回にその項目にそれぞれ皆さんの意見をいただいて、採用するもの、採用しないもの、含めてやっていきたいなと思いますので、御了承いただきたいと思います。
 お手元にですね、資料7、資料8、資料9及び資料10を配付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
 それでは、皆さんの意見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
 ちなみに、あらかじめちょっと私のほうから項目の案を今から説明させていただきます。
 それに基づいて、過不足訂正を言っていただければと思います。
 まず、1つ目は、この大規模スポーツイベントにあわせた観光のあり方ですね。地域おこしを含めた観光のあり方。それと2つ目、学校授業、学校現場を含めた教育のあり方。3つ目、インフラ施設整備、周辺整備、さっきファンゾーンの設置等々ありましたが、そうしたいわゆるインフラ施設整備、周辺整備等々のあり方。それと警備ですね。テロ対策というお話もございましたが、警備のあり方。それとキャンプ、合宿誘致のあり方。
 この5つを一つのたたき台にしたいと思いますので、ここから過不足訂正を含めて、皆さんの御意見いただければと思います。
 
○山本委員
 当然、今、委員長のほうからおっしゃっていただいた項目は必須だと思いますけれども、これに加えて、情報発信やPR、広報活動、周知活動といったものを加えていただいたほうがよいかなということと、先ほど9番委員のほうからも話がございましたが、やはり集客やチケット販売等の県のかかわり方については要望を入れていただきたいと思います。

○中沢(公)委員長
 チケット販売って、これかかわるべきですか。どうなんでしょう。チケット販売の部分まで踏み込みますか。

○山本委員
 チケットそのものを売る売らないということよりも、やっぱりその地元の人たちがこの競技にかかわってくるというのは、この観戦の部分と、観戦ができるからこそ、ボランティアであったりとか、いろんなかかわりに参加していただけるということもあるかもしれません。それは広報とか、そうした情報発信に含まれるのかもしれませんけれども、そうしたちょっとトータルの部分で御検討いただければと思います。

○塚本委員
 先ほど項目の案、委員長のほうから示されまして、もしかしたら、その中に含まれるという話になるのかもしれないんですが、スポーツの振興に関することについては、どこかでこう盛り込んでもらえればいいんじゃないかなと。今回特にオリンピック、ワールドカップを対象にした形で議論を進めてきましたので、今のお話だと、明確にスポーツという名前がちょっと活字で出てこなかったもんですから、どこかに含めるのか、項目立てしていただくのか、御検討いただけたらと思います。
 あと、もう1つありまして、今回の参考人のときもそうだったんですけども、こういった大規模イベントを契機に、一過性に終わらせないで、その後何かにつなげていくというところがあったもんですから、項目として、こういう項目がいいという考えが今すぐには思いつかないんですけども、ここで終わらせないで、その後につなげられる何かを触れるようなところがあったほうがいいんじゃないかなというふうに思いました。

○中沢(公)委員長 
 大会後のやつね。大会後のあり方ね。

○塚本委員
 そうですね。事前の合宿誘致だとかキャンプだとか、大会にあわせての警備だとか、インフラだとか出てきたと思うんですけども、その後についての話、地域おこしとか、そういうところで、その後につなげるんだということが明記されるのか、学校教育のほうで触れられるのか、それとも項目立てして別に設けるのかわからないんですけども、その後のことについても、どこかで触れてもらったほうがいいんじゃないかなと思いました。
 以上です。

○相坂委員
 今回講師をお招きしたり、視察をさせていただいたりという中では、そんなに大きく出てこなかったような気もしているんですが、項目として、もう一個やっぱりぜひ入れたらどうかなと思うのは、スポーツ関連のビジネスが恐らく集積をしてくることに、この数年間でなってくると思いますので、スポーツ関連のビジネスを集約して、新産業としてきちんと育成していくというような取り組みも入れていただければなと思います。
 特別委員会の目的が経済活性化ということですから、これは観光にもつながっていくし、教育にもつながっていくということで、全体のベースにあるのかもしれませんけれども、あるならそれでいいと思いますが、なければまた入れていただきたいと思います。

○蓮池委員
 1つは機運の醸成等の関連から、例えばその地域の住民の皆さんや地元企業、こういったところがボランティア、当然必要になってくるので、そういうイベントに関連した地域としての受け皿、これをどう取り組んでいくか、地域との連携というような観点も少し入れていただいたらどうかなというふうに思うんですが。
 静岡は、何をやるにしても、地域挙げてこういったものを受け入れられる態勢がどこでもあるよというようなことも一つ必要かなと思うんですがね。

○多家委員
 まとめるとね、スポーツのあり方というのが、教育のあり方の中に含まれるのか、先ほど鈴木参考人から聞いた体育とスポーツとの根本的な相違という発想を持つならば、教育のあり方、スポーツのあり方、一つくくってやった方がよりよい考えになるのではないかなと1点思います。
 それから情報発信、PRということも、チケット販売とか集客とか、同義と思いますので、その中でくくればいいと思います。
 それから、もう1つ、先ほど西阪さんが言っていたレガシーという言葉が今回のオリンピックでもラグビーでも、いわゆる共通のキーワードになっている。
 例えば、伊豆半島、べロドロームで自転車をやりたいというのは、遠い将来にわたっても、日本での自転車スポーツのメッカとなり得る、足り得るレガシーを示さなければべロドロームは選ばれませんよということを盛んに組織委員会、UCI、それからIOCは言っているわけですから、ラグビーも同じように先ほど西阪さんが言った、このラグビーの大会を通じて、地域にレガシーを残してもらいたい。
 そういうことであるならば、ラグビーが残るかどうかではなくて、静岡県がかつてスポーツ王国と言われた形を、この際、再構築できるような考え方を、このラグビーワールドカップとオリンピックを起爆にして、もう一回つくり得るかというような話を、この委員会としての大きな指針に出されたらよろしいんではないのかな、そんなふうに思います。

○中沢(公)委員長
 それは大会後のあり方と同じような形ですね。はい。レガシーとですね。
 ほかはいかがですか。
 じゃ、ちょっととりあえず整理をしますと、いただいた御意見のスポーツ振興と学校現場含めた教育のあり方、これは1つの項目にしておきましょうか。よろしいですか。

○塚本委員
 この部分、否定するものじゃないんですけども、教育というと、それは子供たちだけじゃなくて、もう少し幅広く生涯教育的なものも含めての教育ということでいいですか。
 さっき委員長のほうは、学校のあり方から教育というようなニュアンスで話されたものですから、学校現場に限られちゃうと……。
 
○中沢(公)委員長
 それは1つの案として。案というか例として。

○塚本委員
 教育がもうちょっと幅広くですね、学校だけに限らず、大人というか、シニア世代も含めてということになれば、それはスポーツと教育一体でいいと思うんですが。
 
○中沢(公)委員長
 じゃ、それでいいですか。スポーツ振興と教育ですね。
 具体的な中身については、次回の委員会でそれぞれまた意見を出してもらうということで。
 スポーツ振興と教育が1つの項目。2つ目が、先ほど情報発信、広報、PRというものと集客、チケット販売等々含めた問題がありましたが、これは合わせるような感じでいいですか。それで提言内容の中で次回出してもらって、もんでもらうと。
 そうするとこれはどういう項目になるのかな。

○多家委員
 広報、PRで同じじゃないですか。情報発信。

○中沢(公)委員長
 情報発信イコール広報イコールPRですよね。頭痛が痛いみたいになっちゃうね。情報発信でいいですか、じゃ。
 その中に先ほどの言った御意見等を、次回のときに詳しくまた教えてください。
 続いて、観光ですよね。これは観光として立てていいですか。地域おこしと。

○多家委員
 観光はしっかり1つの項目として残しておく必要があると思います。

○中沢(公)委員長
 じゃ、これはいいですか。
 それと、インフラのほうはいかがでしょうか。
 一番最初の委員会でしたっけね、インフラまで触れるのか触れないとかという。実際問題、説明員側に交通基盤部の人間はいないんですね。どこまで踏み込むかというところの中の1つにあるんですが、きょうの話を聞くと、ファンゾーンが設置されるのが義務づけられるとか、周辺施設整備がどれぐらいにぎやかになるかによって集客も変わるなんていう話がきょう参考人質疑でありました。

○多家委員
 それとね、エコパスタジアムを、いずれにしても全面芝の張りかえにして、観客席をよりそれに近づけるんですね。そして、いわゆるサッカー競技場兼を完全にラグビー競技場に一回直すわけですから、当然インフラというのは、もう既に提案しているんですね、静岡県は。じゃないと選ばれなかったはずですから、その点をどういうふうに考えるか。
 それとべロドロームについていうならば、既にもうインフラは整っているんですね。ところが逆に、観客席を1,800から4,000ないし5,000に、べロドロームの観客席ふやさなきゃならない問題と、それから東駿河湾環状道路ができたといえ、いわゆる大仁からべロドロームまで、べロドロームから宇佐美まで、ここの道路インフラを考えないと、なかなか……。それを条件に出していると思います。
 だから、インフラはやっぱり入れておかないと成り立たない。

○中沢(公)委員長
 外国語の標識の問題もありますよね。今どこら辺まで整理されているか、実は結構曖昧で、なぜ曖昧かというと、部局によって整備している場所が違うからなんですよね。富士山やっているとこは富士山の外国語標識やっているけど、その富士山やっていない部署は別の観点からやっているわけですよ。
 だから、その辺の整理が必要ですもんね。
 
○多家委員
 インフラは相当のお金を覚悟しないと、もう決まっちゃっているわけですから。

○中沢(公)委員長
 これはどういう表現ですかね。インフラ整備でいいんですか。
 インフラの中に施設という言葉を含むのか、それともそれは含まないのでインフラ施設整備というふうになるのか。
 インフラ整備でいいですか。
 そのインフラという言葉の中には、施設もあれば、周辺整備もあれば、標識等々のことも含めてと。一応今回はそのことでやりますか。次回のときまたもめばいいんでね。
 次、警備。

○野澤委員
 今まで警備の議論が出たっけね。この委員会で。

○中沢(公)委員長
 出てないですけど、参考人の中からは出た。
 
○野澤委員
 というのはね、当然そのワールドカップでも、オリンピック、パラリンピックでも本会場になろうがなるまいが、そういうその事故のないということが大前提です。ただ、テロ対策から交通安全から空港の警備から、ありとあらゆることになっちゃって、物すごく大きなことになっちゃうんじゃないかなと思うんです。ちょっと本来この委員会の趣旨とは外れているんじゃないかなという気もします。
 ただ、何かあれば、大変なことですから、しっかりやれというしかないんですが。

○中沢(公)委員長
 だから、もし提言としても、しっかりやれという提言しかないでしょう。
 だけど、そこに、要は触れるか触れないかですね。触れるとするならば、しっかりやれという提言しかなくて、触れないなら触れないで、ここのことは加味しない特別委員会でしたというふうにすればいいだけの話だと思いますが。
 
○野澤委員
 しっかりやれというようなことの提言なら結構と思うんですが、あれやれこれやれというのは物すごく難しくなっていきますね。

○多家委員
 やれじゃなくて、警備についても考えるべきだということを言っておかないと、やっぱり何してるんだという話になりますわね。

○相坂委員
 警備、安全・・・インフラの中に施設やら言語環境やら、安全対策やら、全部これ一緒に施設環境安全対策みたいなことで一本にできないですかね。

○中沢(公)委員長
 要するにこの警備というのが出てきている最大の理由は、この間のフランスのテロ事件ではないですけど、ISの問題があって、この間のイングランドの大会でもそこはかなりデリケートにやったそうなんですね。
 だから、項目として独立させて、警備頑張れよとか、しっかりやれよという、そのことを触れるか触れないかだけの議論だと思います。多分中身については、9番委員のおっしゃるとおり、そんなもの俺たちが議論する話じゃないというかね、できない。

○多家委員
 警備ということも、委員会の中では触れたということにしとけばいいんじゃないですか。

○蓮池委員
 項目立てして警備と入れると、それはもう広がっちゃうんだけど、だから提言の中に、どこに入れるかはあるんだけど、警備についても万全の体制を要望するというような。

○田内委員
 その他で入れたらどうですか。

○多家委員
 いずれにしてもそれは触れなきゃね。

○中沢(公)委員長
 だから、括弧警備にしときますか。どこに入れるかは別として。
 警備を独立して立てるかその他で立てるか。どこかの中に組み込むかね。括弧で警備。
 あとあれはどうしますか。次、キャンプ誘致。 

○多家委員
 これも最大の眼目がここに来るわけですから、これ入れておかないとまずいね。

○中沢(公)委員長
 いいですか。これは合宿誘致でいいですか。
 そして、情報発信が入って。
 ボランティアというのも7番委員から出たと思いますが、これちょっと済みません。私も理解してなくて申しわけないですけど、ボランティアを集めたり、ボランティアの指導育成というのも県は関係あるんですか。

○相坂委員
 私も言いそびれて、ああこれも必要かなと思ったのは、自治体がかなり、各自治体ですね、基礎自治体の職員かなり先行して動いていくので、ボランティアも含めて、住民やらも含めて、自治体職員も含めて、これに向かってのその教育、学校教育とかではなくて、人材育成じゃないけど、そういう人の準備というか、そういうことで1項目つくらなくてもいいかもしれませんけれども、そういうくくりで何かやったらどうかなという気がしますが。

○多家委員
 ボランティアの種類に、先ほどワールドカップラグビーの中にシニアボランティアの育成ができたというくくりがあるわけですね。
 だけど、もう1つは高校生ボランティアというのもね、非常に自治体はあてにしなきゃならないと思うんですよ。だからボランティアというのは、年代各層にわたってのボランティアであって、ある程度限定をしないで、ボランティアについては。ボランティアがなければ恐らく全てのものが成り立たないと思いますよ、今の状態では。
 だから、ボランティアはしっかり入れといて、それをくくるのは難しいと思いますよ。地域によって、ボランティアのあり方が違うと思いますから。

○中沢(公)委員長
 そうすると、どうすればいいんですか。 

○相坂委員
 受け皿づくりとかというのでこうくくれないですかね。

○中沢(公)委員長
 要するにその行為のことまで特別委員会で触れるかどうかだと思うんですよ。

○多家委員
 だからボランティアの検討。ボランティアについての検討。ボランティアについて検討課題の提言があったと。

○中沢(公)委員長
 これも括弧。ボランティアね。
 そことちょっと似てきますが、さっき8番委員から出た、その地域連携というんですか。要するにさっきのボランティアもそうなんですが、恐らくここから先は市町がどうするかによって県が歩調を合わせるというか、県だけじゃとてもできないというか、市町あってのことになってくると思うんですね。地域連携、ボランティア等々というのは。
 だから、何か突っ込んで触れ過ぎるのも微妙になってくるのかなとか、だけどそれは必要な行為なもんで、列記はしなきゃいけないのかとか、だろうなとかっていうとこに、これもジャンルとして入るような気がするんですけどね。

○田内委員
 地域連携ともかかわってくるんですけども、やっぱり今こうずっと述べられたことを対応する県の組織、どういう組織をつくってこれに対応していくかということも提言で盛り込んだほうがいいのかなと。
 例えば、国立競技場の問題も、最初の組織の、国立競技場をつくることに対して向かっていく組織のつくり方が多分おかしかったんで、ああいう問題が起きちゃったかなという認識なので、県の組織とは、地域、連携、一緒になった状態でやっぱり提言として盛り込んだほうがいいかなと思うんですけど、いかがでしょう。
 
○中沢(公)委員長
 それは当局にこのことを踏まえた組織をつくりなさいという提言。

○田内委員
 提言というか、これも踏み込むか踏み込まないか、皆さんの認識、違うと思うんですけど、こういう組織形態のほうがいいんじゃないですかみたいな提言ができたらいいのかなと思うんですけども。

○多家委員
 長野オリンピックもそうだった。東京、今度の東京オリンピックもそうですけど、オリンピック組織委員会の職員がゼロなんですね。いわゆる各省庁から最もそれにふさわしい人間が出向しているんですね。だから警備は警察庁とか、外務省とか、国土交通省とか。
 したがって、いわゆるもろくも、1つのことが崩れ始めると誰の責任だっていうと、今指摘されているとおりなんでね。長野オリンピックに静岡県は相当人を出しましたよ、長野の組織委員会に。
 そういうことを考えると、じゃつくれと言っても、一過性という話とまたこれ相反しますけども、つくったところで、最後まで残せるかというとね、なかなか残らないから、いわゆるそれはもう当局がしっかりそのことについては考えを持っていると思うんだよ。
 そうしないと、例えばニュージーランドに人を出せと、ラグビー協会から言われて出しているんだね。それからイングランドに事前に人を出せと、出ているんですよ。もう組織が、こういう規模でつくろうという考え方はあると思うんだね。あるだろうと思われる。
 じゃないと、とてもじゃないけども、誘致はしました、誘致できましたけど、どうするかなんて発想じゃとても行政は対応しきれてないと思いますよ。

○田内委員
 ある程度県のほうで描いている絵があるのであれば、そんなとやかくこっちから言う必要もないと思うんですけど、余り絵が上がってないようだったら、こっちからある程度提言をしていったほうが当局もやりやすいのかなとは思ったんですけど。

○多家委員
 スタートで、僕は、多分スポーツ振興課が窓口になると思う、教育委員会の。
 ところが、それを全部取り除いて、スポーツ交流室というのを文化・観光部スポーツ交流課に変えてね。4人体制、今7人体制、それから藤原さんが専門局長になるのかもしれませんけれども、そういう形でつくられてきているんで、ある程度、これが大きくなってくればふえていくと思いますが、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会がね、スタート200人か400人で始まったのが、最終的には数千人の規模にならないと、というんですね。
 当然二百幾つの国々からの組織を集めるとなるとそうなるでしょうし、静岡県だって、やっぱり合宿の誘致ということを考えると、半端な対応じゃできないと思うんですね。
  
○中沢(公)委員長
 今の皆さんの一連の御意見を伺っていくと、多分大きく2つに分かれるんだと思うんです。それは、能動的にアクションを起こせるであろう分野と、受動的にならざるを得ない分野と、例えばボランティアの問題、それに今言った組織の問題、警備の問題、これはまさに受動的にやらざるを得ないことですよね。ましてや、特別委員会で突っ込んだところで、「おまえらごときに突っ込まれる話じゃねえよ」と言われかねないようなネタなわけです。
 だけど、スポーツ振興、教育だとか、情報発信だとか、地域おこし、観光だとか、インフラ整備というのは、これはまさに能動的に取り組んでいかなきゃいけないことになっていこうかと思いますので、1つの案として、能動的に取り組むべきことに対しては項目立てをする。受動的にやらざるを得ないであろうものは、その他というか、その別のくくりをつくって、とりあえず、気にかけている文言を列記する。ボランティアはちゃんと育成しましょうとか、それに対応する当局組織をちゃんとつくってくださいねとか、警備は万全な体制をお願いしますとか触れるだけにする。
 つまりそれ以上触れても意味がないから。受動的なことなのでね。それでいかがですか。
 
○多家委員
 そういう考えでしかまとまらないと思います。

○中沢(公)委員長
 じゃ、そういうことで、今言った当局内組織も括弧でいいですか。
 次が、大会後のあり方。レガシーですね。これはまさに能動的なものだと思いますので、どういう表現にしましょうか。
 レガシーの生かし方とか。大会後のあり方とか、何かないですか。とりあえず。仮題名。
  
○多家委員
 スポーツ王国静岡の再構築って……。

○中沢(公)委員長
 このレガシーって言葉はやっぱりつくってこれ出したほうがいいんでしょうね。
 
○多家委員
 そうだね、まさしくキーワードだね。レガシー、レガシーって言われて。

○中沢(公)委員長
 レガシーって題名にしておきましょうか。とりあえず。レガシー。
 これ最後になろうかと思いますが、スポーツ関連ビジネス、新産業への取り組み。

○多家委員
 その他でいいかもしれない。そんなにこれ触れてきてないんですよね。

○中沢(公)委員長
 関東経済産業局の方の話にあったように、もうかなりの部分で新産業やっている企業というのは、多分民間力だけでやっているんですよね。ほとんどその公的なものが何もしてないというか、サポートしてないというか、民間が持っている技術ノウハウをそっちに転換させて、プレゼンしたら通ったというか、民間の力様々で行われている現象なんですね。もう既に結構あったみたいですよね。この間の意見陳述だと。
 どう取り扱いましょうかね。
 どうでしょうか。

○相坂委員
 これがないと極端な話、人が来て帰る、人が来てめし食って土産物買ってという以外の経済効果は出ないということですから。やっぱりスポーツ関連ビジネスというのは、例えばスポーツにちなんだ食を提案するだとか、学者にそういう栄養素を調べさせるとか、いろんなそのスポーツのトレーニング機器だとか、何とかっていう、いろんな産業集積できると思うんですけど。
 一過性のままこれを終わらせるんだったら、別にそんな産業は成り立たないけど。

○中沢(公)委員長
 この分野が一番難しいのは、能動的に取り組むと言いながらも、姿勢は受動的なんですよね。
 
○相坂委員
 民間任せで。

○中沢(公)委員長
 そうそう。だから、こっちが新産業やれよっていったって、俺たちは俺たちの力でやってるんだよみたいな……。
 
○多家委員
 石川知事の時代にね、御殿場に東京大学の教授を呼んできて、いわゆるナショナルトレーニングセンターみたいなのをつくってね、その産業を興そうという提案があってね、かんかんがくがく議論したけども、つぶれちゃったんだね。ところが、この教授は、まだしたたかに日本国のそういう部門の責任者なんだね。
 だから、業として提案することはあって、蓮池議員覚えているかどうかね、そういう話は出たりするんだってさ。残った話にならないんだね。

○蓮池委員
 一部残っています、三島の健康センター……。

○中沢(公)委員長
 結局それは民間の人次第だから残らないんでしょ。
 
○多家委員
 それを行政が口突っ込んでみて、残ったかといったらね、とてもじゃないけども、残らないんですね。

○中沢(公)委員長
 レガシーに入れますか。
 
○多家委員
 そうですね。そういうことにしとけば、それもまさしくね。

○中沢(公)委員長
 結果として残るか残らないか別としても、そんなこともレガシーの1つだよと。
 それは次回の委員間討議のときにまた御提言いただければ、レガシーという項目の中でお願いしたいと思います。
 地域連携というのは、とりあえず括弧で地域連携入れときますか。これも何を言っているのか難しいですよね。地域連携をというか、市町連携を、やれということになりますがね。
 じゃ、これも括弧で市町連携。市町地域連携ね。
 じゃ、整理しますね。項目として立てていくということで、スポーツ振興・教育、情報発信、観光地域おこし、インフラ整備、合宿誘致、レガシーと。
 そして、一つの中で触れていきたいということで、警備、ボランティア、当局内の組織、市町地域連携と。こんな形でよろしゅうございますか。
(「はい」と言う者あり)
 では、そのことを踏まえてですね、次回の委員間討議のときに、それぞれの項目の中でまた皆さんの御意見等を出していただきながら、その意見内容を取りまとめて精査していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ちなみに、キャッチコピーとロゴがないところって、静岡ぐらいだという話をちょっと聞いたんですが、釜石とか、花園とか、そういうとこは独自キャッチと独自ロゴを持っているとかね、そういう意見も聞いております。そのこともどうなのかなということだけですけど。
 あと、協議会というのも、どのポジションにどういう位置づけの協議会なのかも、よくわかりませんが、先ほど協議会がもう既にあるなんてところもありましたけども、どのレベルのどの人たちをそろえた協議会が必要なのかとか、どうあるべきなのかも……。
 
○多家委員
 ロゴやキャッチコピーは釜石なんて、3年も4年も前から持っているんだね。いわゆる震災復興に絡めてラグビーを招致することに対して、全身全霊で打ち込んでいるからさ、大きなポスターそこらじゅうに張ってあるんだよ。ラグビー弁当なんてね、広告を出してあって……。

○中沢(公)委員
 レベルが違いますね。

○多家委員
 それでね、ラグビーのワールドカップが決まってからね、おっ取り刀で静岡も会場でお願いしますと頼みに行くわけでしょ。そこでね、もう熊谷とか、大分とか、横浜とかとね、静岡と同じレベルで環境持っているから、静岡は落ちてくるだけで、他はもうむしり取りに行ってだね、だからそれはないのが当たり前というか、そんな歯を食いしばってなんて状況じゃないですよ。
 
○中沢(公)委員長
 静岡県の典型例ですね。静岡県なんてほっといても恵まれているみたいな。
 そんな感じでよろしゅうございますか。
 次回は、それを踏まえた皆さんの御提言をお待ちしております。
 ということで、本日の自由討議を終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 はい、これをもって終了いたします。

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