• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年6月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 利幸 議員
質疑・質問日:07/30/2013
会派名:自民改革会議


○鈴木(利)委員
 従来の一括方式で、7点ほど聞きたいと思います。
 委員会説明資料に基づきまして、13ページ、事業者指導の状況ということでございます。
 概要について、(1)、(2)、(3)とありますが、3番目は、昨日くらし交通安全課長に説明していただいたものだと思いますので、(1)と(2)の食品表示の適正化、広告表示等の適正化の内容はどういうものなのか、ちょっと例だけ教えていただきたいと思います。

 次に、16ページ、オスプレイの飛行訓練への対応ということでございますが、その質問はきのう出ましたので、私はオスプレイ自体のことで、県はこのオスプレイの安全性についてどう捉えているのかを部長に聞きたいなと思っております。
 実は、昨年沖縄県に行きまして、オスプレイは公園の上から見ますと10機見えました。中にはなかなか入れてくれなかったんですが、私の会派には自衛隊に精通している方がおりますので、ある部隊の隊長さんとお話ししたところによりますと、今の日本にあるヘリコプターのほうが型が古くて、こっちのほうがいつ落ちるかわからないという話もしておりましたので、そこのところを県はどういうふうに安全性を捉えているか、ちょっと質問が違うかもしれませんが、部長にお答えいただきたいと思います。

 次に、17ページの防犯まちづくりの推進ということでございます。
 これも部長が説明したので、部長に聞いたほうがいいのかなと思いますが、県民との協働という意味の説明があったんですが、私は協働という言葉を聞くとかちんと来るんです。実は、協働という名前のもとに、自治会に全部仕事を押しつけるというのが浜松市の協働でございます。この協働という言葉は本当に嫌いだなと思っておるんですが、県民との協働ということは、これは防犯ですので警察まで入りますが、県民がこの協働で危ない目に遭うんじゃないかと思いますので、そこのところをちょっと説明してください。

 4点目は、21ページでございます。
 答弁者の方で私のライフワークだと思っているかもしれませんが、違います。家・庭一体の住まいづくりの推進ということでございます。
 今年度は500万円の予算になってしまいましたが、これは定期借地権のパンフレットでございますので、これにしろという話をした覚えがございます。「家・庭」は家庭という字だから家庭には庭があると、家庭という字の一方が庭と書いてあるから、家庭には庭があるのが当たり前だと言った委員がいますが、草取りに大変時間もかかりますし、今はガーデニングですので庭なんか要らないと。
 そんな中で500万円になったということで、事業仕分けで指摘されたと言っておりましたが、やっぱり民間でやることは民間でやるということを一般の人もそう思ったのかなと思っております。
 その中で内陸フロンティアという説明がございましたが、私はこれも大嫌いな話ですが、内陸フロンティアというものは一体何なんでしょうか。これが定期借地権と関係があるのかということを私は非常に考えたわけでございます。
 当時の私の質問のときには、選挙区に田舎を抱えていますので、あいている家がいっぱいあるからそこに住んだらどうですかと、来年取り入れますとかという話もしました。
 それも1つでございますが、やはり新東名も開発をし過ぎて山のほうの環境がちょっと変わってきていますので、この内陸フロンティアというものは、里山を潰し、農地を潰す話でございますか。違いますよね。これを見てたら、沿岸・都市部の再生、内陸・高台部の革新、地域連携軸の形成と、何だか意味がわからんようなものが内陸フロンティアらしいですが、もうこれ以上、山のほうは開発しなくてもいいと思っております。この家・庭一体の住まいづくりと内陸フロンティアはどういうことなのか、これも部長さんが説明したんですが、少しお聞かせ願いたいと思います。

 それから、27ページでございます。
 富士山の地下水を活用した新型熱交換システム構築事業ということで、すばらしい事業だなと思っておりますが、私が不思議に思うのは、水をくみ上げない、温度差を利用した新しいエネルギーだということでございますが、メロン業界ではこれをもう十何年も前からやっていますよね。農作物は全部そうですが、最近のメロン業界は、夏の温度を下げると昼間と夜の寒暖の差で甘さを増すというので、静岡県の農業技術では温室の空調で使っているわけでございます。
 それで、くみ上げた水を戻すというのが一番困っているということで、流しちゃっているので、これが何とかできればとメロン農家が言っているんです。地下水の熱だけを活用とありますが、このシステムを簡単にわかるように少し説明をお願いしたいなと思っております。

 6番目は、37ページでございますが、地下水の賦存量調査ということでございます。
 調査目的は、地域を分割した地下水利用可能量を算出、地域の実情に合った条例区域や取水基準の見直しを含めた検討と書いてありますが、最終的にこれは井戸を掘っている人の井戸水の取水制限なのか、ちょっとそこら辺を教えていただきたいなと思っております。

 最後になりますが、説明書にはございませんが、芝生文化創造プロジェクト事業費というのが平成24年度が1490万円、平成25年度が1000万円とありまして、幼稚園とか保育園等に芝生を植えて、どんどん学校を芝生化する事業ということで、三、四年前に私もいろいろ質問させてもらいました。
 はだしで外を走るというのは相当健康にいいということでございますが、資料をもらいましたら大分ふえてきまして、たくさんの保育園とか小学校とかでやっているわけでございます。この事業は今どのように進んでいるのか、教えていただきたいと思います。以上です。

○神村県民生活課長
 私から、事業者指導の状況のうち食品表示の関係につきまして、例ということで御紹介したいと思います。
 説明資料13ページにあります、2(1)イの行政指導状況の欄のうち、指示・公表につきまして御説明いたします。
 この2件につきましては、レストランで国産牛交雑種を黒毛和牛という表示をしていた例でございます。それからもう1件は、ホテルで、ロコ貝といういわゆる巻き貝の一種のようですが、それをアワビと表示をしていた事例でございます。以上でございます。

○伊熊くらし・環境部長
 まず、オスプレイの安全性についてであります。
 開発段階からかなりの事故があったり、あるいはアメリカのフロリダとかモロッコで事故があったということもありまして、政府としてこれを受け入れるに当たり、事故の原因究明をアメリカ政府から受け、人為的なものではないということで再発防止策を講ずることとし、飛行運用については、例えば低空飛行をしないとか、あるいは夜間飛行しないというような日米合同委員会の合意を受けて、それを遵守していただくという前提で、政府としても受け入れをしたと聞いております。
 やはりオスプレイに対する安全性は、委員おっしゃるとおり、CH−46はかなり老朽化して、その部分では危ないということがございますので、早くかえたほうがいいということがございますが、これまでの運用実績を見ますと、必ずしもその合意事項が遵守をされていないものもございます。
 そういった点は、我々も十分注意していかないといけないということからしますと、オスプレイに対する安全性について、本当に懸念が払拭されたということは言えないとは思います。もし、東富士演習場に飛んでくるということであるならば、我々としてもその合意事項が遵守されているかどうか十分確認をして、安全性も確認していきたいと考えております。

 次に、防犯まちづくりの県民との協働ということで、これは言葉として委員はお好きじゃないということだと思います。防犯のまちづくりの主体は、まさに犯罪の取り締まりは警察にやっていただくお仕事であると思いますが、その周辺部分の普及啓発については、県の仕事です。県でも市町にやっていただくように指導しながら、市町としても地域の方々と一緒になってということだと思いますので、この仕事を自治会に押しつけるというような意図ではないと思います。
 県としても、普及のためのパンフレット等を作成しながら、この事業を進めていくというスタンスでおりますので、余り誤解をしていただかないようによろしくお願いしたいと思います。

 家・庭一体の住まいづくりに絡みましての内陸フロンティアでございます。これは新東名高速道路ができたということ、あと東日本大震災で東北地方がかなり甚大な被害を受け、東日本では内陸部を走っている高規格幹線道路によって防災・減災機能が発揮できたということで、本県も新東名高速道路を活用して、いざというときに防災・減災機能を確保していきたいという大きなところがございます。
 ただ、新東名高速道路は、インターチェンジが内陸部にございます。これを活用するということで、内陸部では、このインターチェンジ周辺に物流の機能の基地をつくる、あるいは工場もつくるということもありますと。そこで職住近接ということからすると、比較的広い土地がある、あるいは直接庭をつくらなくても、奥の森を借景に使うようなということもあるわけですから、そこで家・庭一体の住まいづくりを進めていくことができるかなという観点で考えているところでございます。
 ただ、沿岸部につきましても、これはやっぱり防災・減災ということで、防潮堤とか防波堤をつくりながら、そこが全て使えなくなるというより、むしろそういったものをやることによって、内陸部も沿岸部も県として使っていくということです。そうすると、少しすき間もできるというか、比較的広い土地を使うことができるということになれば、そこでの家・庭も広くとれる住まいづくりもできるんじゃないかと。そこでも家・庭一体の住まいづくりをやっていこうというつもりで考えてございます。以上でございます。

○田代環境政策課長
 地下水を活用した熱交換システムについてでありますけれども、通常、我々が今使っています空調機は、空気を圧縮したり膨張させて冷房なり暖房をしていますが、これは空気にかわって水を使うというものです。熱交換率は、空気に比べまして水のほうが効率がいいものですから、消費電力は少なくて済むというものです。
 先ほど委員からありましたように、地下水を使った冷暖房というのは、利用がされているとは思いますが、直接、水を利用していますので、温まった水を地下に戻す。きのう地中熱でちょっとお話もしましたけれども、熱を地下に戻すと、それが蓄積されるというようなことを懸念されていますけれども、このシステムにつきましては、富士山周辺地区の特性であります温度が低く流速が速い地下水ということで、熱がたまるということは避けられると考えています。このシステムは、そういうような特徴がございます。以上です。

○橋水利用課長
 地下水賦存量調査は最終的には取水制限になるのかという御質問に対して御回答します。
 本県の沿岸部では、かつて地下水の過剰なくみ上げによりまして、塩水化だとか、そのような地下水の障害が発生したために、県条例によりまして、主に沿岸部に地下水の規制を設けております。今後内陸部の取水量が増大した場合に、内陸部を含めた水系全体への影響が不明であるということから、今回調査をするものでございます。
 この調査の結果によりまして、現在規制している地域におきましては、緩和も含めた見直しをしていくと。全体的には、地下水の有効利用と障害防止を両立させるという意味で調査を行っていくことになっております。以上です。

○志村環境ふれあい課長
 芝生文化創造プロジェクトについてお答えいたします。
 このプロジェクトにつきましては、芝生緑化の推進と研究調査の両輪で進めておるところでございますが、芝生緑化の推進におきまして公園とともに、学校の校庭の芝生緑化を重点として推進しているところでございます。
 特に、校庭の芝生化につきましては、外で遊ぶ機会の増加による子供たちの体力の向上や、けがの減少など子供たちへの心身への効果と、ヒートアイランド現象の緩和、周辺への砂の飛散等の環境保全効果等、高い効果がございます。一方、管理をする学校の先生方につきまして、その維持管理に多くの労力や経費がかかるため、なかなか推進が困難という面もございます。
 したがいまして、県といたしましては、公益財団法人静岡県グリーンバンクと連携いたしまして、校庭等で芝生緑化の推進ができますように、グリーンバンクの芝生緑化事業の拡充や専門家による技術指導、住民リーダーの養成、住民参加型の芝生緑化の助成等を進めているところでございます。以上でございます。

○鈴木(利)委員
 事業者指導の状況についての広告表示等の適正化の例をお願いします。食品のほうはわかりました。

 次に、オスプレイは部長に1回乗ってもらいたいなと思うんだけど、私も1回乗りたいなと思っているんですが、乗ってみないとわかんないよね、安全性は。飛行訓練への対応でございますので、この質問はこれまでにしておきます。今お話を聞きましたので、考え方はわかりました。ありがとうございました。

 防犯まちづくりですが、啓発活動ということでございますので、市町に押しつけないじゃなくて自治会に押しつけない。市のほうがそうなっているので、それはしようがないなと思っております。これもわかりました。

 それから、家・庭一体の住まいづくりの推進でございますが、やっぱりわからないのは内陸フロンティアかなと思っています。
 いつも知事が答弁で、インターチェンジの活用とか土地の有効利用というのはわかるんですが、この質問にはないんですが、里山にたくさんの鳥獣被害が出てくるのは、里山と山の境がなくなったからだと。これも事業を今やっていると思います。そこをはっきりすると、出てこないんじゃないかという議論もあるそうでございますので、なるべく開発はもうやめていただきたいなと思っております。
 私もこのごろ新東名を通りますが、夏はトンネルが多くてエアコンがききますので、いい高速道路だなと思います。しかしながら排気ガスというものはすごく温度を上げるということです。私の家のところには東名が通っておりますが、茶畑がございまして、浜松で一番早く芽が出ます。というは、排気ガスが毎日上がってきて、霜がおりない無霜地帯になってしまいました。
 私のところより新東名は3度ぐらい温度が低くて、3度上がるということは、相当生態系が変わってきますので、そんな意味でも、あいているところはいっぱいあるんですが、余り内陸フロンティアで工場を山に持ってくるとかせず、やっぱり農地は農地、山は山という形にしていただきたいなと思っております。

 それから、富士山の地下水の活用ということで、その地域が流速が速いということがわかりまして、これも納得でございます。もっと早くどんどん普及していただきたいなと思っております。

 それから、地下水の賦存量調査ですが、調査をするのはわかるんですが、その後、調査結果をどうするのかというのがもしわかったら――わからなかったらまだわからないと言ってくれれば結構でございますので、よろしくお願いします。

 それから、芝生文化創造プロジェクトでございますが、ぜひともどんどん芝生をふやしていただきたいんですが、やっぱり管理の話が出ました。
 鳥取県が結構早かったんじゃないかなと思っているんですが、ラグビーをやっている外国の人が、岐阜県とか、そういうところで芝生化を進めて、種をまいて芝生を育てながらラグビーをやっているわけなんですが、はだしでやるということでございます。管理はやっぱりPTAの皆さんでやっておりまして、手押しの芝刈り機でみんなでやっていまして、あれもいい運動だなと思いました。
 しかしながら、やっぱり芝生というのはなかなか管理が難しくて、私も畑をたくさん持っていますので、草が生えてくるところは生やしたくないなと思い芝生の種をいろいろ見ましたら、最近いい芝生がございまして、あぜにその種をまくと、根がすごく張るから草が生えないというような、そういう芝生もございます。またそれなどを入れて、どんどん普及していただきたいなと思っております。
 事業者指導の広告表示等の適正化の例をいただきたいのと、それから地下水の調査の結果、なければないでいいですが、その2点を再質問します。

○神村県民生活課長
 事業者指導のうち、広告表示の関係についてお答えいたします。
 先ほどお答えいたしました説明資料13ページの2(1)の欄のレストランとホテル、これはJAS法によりまして指示を行ったわけなんですが、景品表示法に基づきましても、同じくその2業者を指導しております。
 それに加え(2)の指導区分の欄の表示の指示という欄に3件という数字がありますけれども、このうち2件が、先ほど言いましたJAS法の2件、それにプラスしまして、美容機器等販売会社によるインターネット上の表示に不適切なものが1件ございましたので、指導等をしているという状況でございます。以上でございます。

○橋水利用課長
 基準の見直しなんですけれども、今回これまでよりもより詳細な調査をやるということで、この調査の結果をもって検討を進めるということにしております。以上です。

○鈴木(利)委員
 まだ決めていないということですね。

○橋水利用課長
 これから検討していくということでございます。

○鈴木(利)委員
 はい。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp