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委員会会議録

質問文書

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平成19年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:12/13/2007
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 質問をまず1つと、あともう1つは意見を申し上げさせていただきます。
 今部長が9番委員の質問に対して答えた。大変に私は正鵠を得た答弁だというふうに思っております。その趣旨、私には十分わかります。どうぞ、ぜひこれからの県政の中で、そういう意味で単にそのときに出した数字に固執することなく、自在の中で大いに生かしていただくような、そういうことを期待いたします。

 そこで、質問に入ります。
 まず、質問はこのアクセスネットワークの関係、このわずか2ページでありますから、なかったのかもわかりませんけれども、新幹線の言葉が1つも入っておりません。一体新幹線駅は県政の中でなくなってしまったんですか、それをお聞きしたいと思います。
 正直申します。私は空港問題については、これまで大変に強い姿勢で批判される言葉に対して、空港を大いに弁護しながらこれまでまいりました。しかし、今羽田が大きくその姿を変えようとしております。そうしたときに、一体静岡空港は本当に私たちが期待するほどの成績をおさめながら、県民のニーズにこたえていかれるのだろうかと疑問を持たざるを得ないし、さらにそういう中で知事がみずから数年間の赤字をはっきりと公言している。
そう思った時に、赤字が出た時に私たちが非難されること、それははっきり言ってもう覚悟しておかなきゃならないだろうなという思いでおります。それは数年間で確実に陵駕できるものじゃない。しかし、それが継続するようなことがあっては、我々、9番委員とは違って、自由民主党は大変にそれを推し進めてまいりました。バックアップしてまいりました。そういう立場からしても、私たちには大変に気の重い今の状況の中にあって、新幹線駅は静岡空港を生かすラストチャンスというふうに思っております。
 ぜひ、私はこの問題について勇気を持って進んでほしいし、JR東海の方でも決してそれをノーとだけ言ってるんじゃないというふうに私は聞いております。ぜひそういうことで、この中にせめて小さな活字であっても、新幹線駅は入ってほしかったなというふうに思っております。

 次に、これ、意見とさせてもらいます。
 浙江省25周年。そう25年前、私は県議会議員でした。そして浙江省と友好締結するときに、私は疑問を持ちながら拍手を送ったところであります。議場でこれが通っていくわけであります。それから間もなく、多くの県職員から怨嗟の声が聞こえてまいりました。例えば突然県の方へ電話がかかってきて、きょう大阪空港へおりるからという一報、たった一報で県は大阪空港へ行って、そして彼らにそれ以来ずっと県の金をもって対応せざるを得ない、宿泊も何もかも。そんなことが最初の時代でありました。
 もちろん、それを契機にしてたくさんの企業が中国進出ということになった。そう、先ほど自己有利という言葉を小杉企画監が言っておりましたけれども、中国は全く他人のことは考えてくれません。自分のことだけを考えてやってきました。だから、今日たくさんの企業が中国へ進出して、成功した企業もあるでしょう。でも同時にたくさんのそこに涙が流されてきたことを、やっぱり私たちは忘れてはなりません。
 そして、現代でもそうであります。中国の持つずるさに我々はどれだけ怒りを持ったでしょうか。上海でのデモも中国共産党がつくった1つのデモンストレーションだけだったんじゃないですか。その中国への協力が結局は日本経済の空洞化というものをつくりました。単に企業が進出したそのために空洞化が起きたんじゃない。日本は中国にさまざまな形で技術指導を、生産指導をした。そして中国はでかくなった。そして今とる態度は一体何だろうかというならば、それは対韓国と大きな違いを私は感じます。先ほどお話がありました、韓国は日本に対して大変にライバル意識を持っている。私は結構だと思います。そして韓国は成長してきた。およそ中国とは違う。ですから今後、恐らく日本経済の中で中国よりもこれからはベトナム、あるいはインドとの新しい経済交流があるでありましょうけれども、ぜひそういう意味で、私は後で反省しないような交流をつくってほしいと思います。
 1つの経験を申し上げます。今から10年前、どういう事情か私は中国の全国人民代表大会の副委員長の王さんという方とある会合で一緒になりました。実は日本人は私がたった1人でありました。その席には中国の大臣が3人おりました。毛沢東の身内もおりました。しかし言う言葉がなく、私は最後にその全人代の副委員長に質問をしました。私が「静岡県にはヤオハンという会社がありました。なぜヤオハンがつぶれなきゃならなかったんですか」、そうお尋ねしたら、たった一言、「あいつらは上海だけ見ていた」という言葉です。その言葉の意味は、上海には金を使ったが、北京には金を使わなかった、だからつぶしたという言葉なんです。それを聞いた時には、私は愕然としました。そう、そういう中で泣かされてきた企業がたくさんあることを、同時にこの25年の歴史の中にあることをぜひ知ってほしい、それが私の意見です。以上です。

○田代総括企画監(政策推進担当)
 空港の新幹線新駅の関係ですけれども、決してあきらめているわけではありません。整備方針の中では当面、その開港時点に向かってのアクセス整備を基本的にどういうふうに進めていくかという方針を定めていますので、そこには入っておりませんけれども、あきらめたということではなくて、引き続き関係団体等と連携して働きかけをしていきますし、それから県として国への要望の中でも国家的な見地から応援をお願いするような形で要望しているところです。

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