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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年11月就航地交流推進特別委員会
委員討議の開始 、委員討議の終了 【 討議 】 発言日: 11/25/2010 会派名:


○赤堀委員長
 おはようございます。
 それでは、ただいまから、第5回就航地交流推進特別委員会を開きます。

 はじめに11月1日付で会派の合流に伴い、民主党・ふじのくに県議団が結成されましたので、委員の座席を決定いたしたいと思います。
 委員席にはお手元に配付しました委員席案のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議ありませんので、そのように決定いたしました。

 それでは、本日の会の会議録署名委員を指名いたします。
 7番 多家委員、8番 奥之山委員、9番 中野委員、以上の方々にお願いいたします。
 次に、委員会の調査日程は本日限りとし、終了次第閉会することで御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議もございませんので、そのように決定いたしました。

 本日は、これまでの委員会で調査しましたことを踏まえ、報告書に盛り込む提言について、委員の皆様から忌憚のない御意見をいただきたいと思います。
 当委員会に付託された調査事項は「富士山静岡空港就航地との交流及び連携による産業の振興や観光施策等の推進に関する事項」であります。
 具体的には、富士山静岡空港の国内外における就航地との交流や連携強化による、本県の産業振興や観光誘客につながる施策などについて提言するということであります。
 事前に皆さんのところへ調査の要点をまとめた資料を送付させていただきました。
 また、提言はあくまでも委員の皆様の御意見を取りまとめて作成するものでありますが、何もないところから、きょうの議事を進めていくというのは大変難しいと考えまして、これまで調査を行ってきたものをまとめた資料を作成しました。
 この資料にとらわれることなく、どのような提言をするかについて、御意見を自由に発言していただきたいと思います。
 なお、議論に当たりまして「産業」、「観光」、「その他」の分野別に区切りまして進めてまいりたいと思います。
 また、分野をまたぐ御意見もあろうかと思いますが、内容を考慮していただき発言願います。
 では、まずは産業関連について御発言願います。
 このまとめた資料が、すごく細かいので、別に提言案もつくりましたので、そちらもお配りさせていただきます。
 今、配付していただきましたけれども、これを5、6分時間とりますので目を通していただいて、最初に送られている資料からの御意見もあろうかと思いますが、産業関連について御発言願います。

○小田巻委員
 提言2の産業について、この中に「静岡茶との交流」とありますが、これは静岡県においては避けて通れないブランドである静岡茶ですから、ここに載せることは結構だと思うんですが、静岡のブランド発信は、お茶のみならずほかの違う面から見た産業のブランド化。そういう何かを提言の中に盛り込んでいったらいいかなと思うんですけど。今ここでこういうのがいいんじゃないってことをなかなか言えないんですけども、お茶ばかりでなく違う面からも話を進めていって提言をしていただきたいなと思います。

○四本委員
 交流分野の拡大ってところに関連すると思うんですけども。交流が始まった中で、次の段階として個々の企業だとか、お土産業者だとか、それぞれの企業同士が結びつくことが、よりビジネスの発展となって、それが交流拡大につながっていくと思いますから。次の段階としては――大きな交流は、商工会議所の人だとか、観光協会の人が行ったことで、大体の道はついたと思いますので――次の段階ではそれぞれの業界の個別の人たちの交流をもっと盛んにするような仕掛けが必要ではないのかなと思います。

○吉田委員
 先ほど、3番委員からお話ありましたけれど、静岡茶での交流っていうことだけではなくて、食文化の交流っていう形でとらえたほうが。逆に静岡の場合はお茶だけじゃなくて水産からいろんな面において食材の宝庫ってこともあるので、もっと広い範囲に広げたほうがいいのかなっていう感じがしております。
 交流分野の拡大につきましては、企業の交流連携、こういうものもやはり就航地との間ではぐくまれていくことが、大事ではないのかという部分で。そのあたりを中心に提言していったらいかがかなと思っております。

○中野委員
 2番委員からもありましたが、若干ダブるかもしれませんけども。産業界の中1番問題というか、課題となっているのは販路拡大ということだと思います。結局どこへ売っていくのかを迷っている。また、新しく販路を拡大したいという思いが多い中で、資料の中には県産物の販路拡大は載っていますが、提言の交流分野の拡大という大きな表題の中で。やはり販路拡大には産業交流も含めて、展示会等の参加も推進して各企業をしっかり応援していくという体制っていうのも入れたらどうかと考えております。

○奥之山委員
 静岡県でも新しい産業というか、そういうものをやる時に産業創造機構だったか、ああいうのをつくって、そしてふるいにかけてやっているんですけど。それと同じように知事が、地域外交部をつくりたい。外交部ではなくても地域外交をしていくってこと言っているということですから。例えば韓国の朝鮮ニンジンと静岡県のお茶と合同で新しい製品を作って両方で売り出すとか、そういうようなことを――日中とか日韓とか台湾ともつき合っているわけですが、モンゴルからいろいろありますが――静岡県と外国とで共同提案するようなことを投げかけてみる。同じように人にも売っていく。韓国では食もそうですが、日本へどんどん焼き肉店やそういうものを出して、それが国家戦略になっているわけです。そういうことも含めて食材の宝庫とも言われているということもありますから。一緒になって袋井のメロンと朝鮮ニンジンでニンジン飴をつくるでも何でもいいから、そういうようなことを静岡から提案する。できればお互いによさを出し合って日韓産業創造機構だとか、新商品開発機構だとかそういうのを作ってお互いに交流をする。例えば来年度予算でそういうもの。例えば500万円でも1000万円でも要求して、それを物にしていく、具体化すると。極端に言うと、我々は既に言いつくしている。ただ実際に予算がついたり、具体的に職員がやる気になるか、あるいは産業の皆さん方が交流するかどうか、そういうことにかかっているんじゃないかなと思います。私とすると具体的には、そんなことを提案したいとそう思っています。

○多家委員
 就航地交流ですから、就航地で独特なものを相手方に見つけなきゃ意味がないと思うんですね。それぞれと産業文化交流をしていくわけですが、それぞれのとんがったというか、先鋭的な物を見つけて、それをお互いにやっていかないと。ただお茶、ただ魚、ただミカンという話では意味がないし。そのためのプロジェクトをつくるなり、交流するための目玉事業を考えるなりしないと。ただ就航地交流特別推進委員会であっては、とっつきにくいと思います。そういうことを考えた時にお互いに惹きつけあう物を探し出して、その目的で交流をしていくということをしないとぼけてしまう。そんな心配があります。
 それともう1つ。10月28日から4日間お茶まつりをやって、3日間雨でだめだったと思うんですけど、だめだったと思っちゃだめだけどね。その時に静岡空港っていう話がなかった。ウエルカムするのに静岡空港からという発想が全く宣伝されなかった。現実にそういうイベントがあったのにそういうこと考えると。せっかくお茶まつりにしろ、さまざまの事業やっていく時に、1つの窓口として静岡空港から利用する人については、何かしますよと。例えば特別バスをピストンしますよとか。そういう目玉が産業交流も含めて必要ではないのかなという感じがしました。

○早川委員
 産業分野に限って言いますと、もう少し膨らませた形での提案が必要かなと思います。8番委員から提案がありましたように、新産業というか技術交流という部分も産業面では非常に大きな課題であると思います。そのあたりの提言とそれから物流という点でも――これは非常にいろんな規制だとか、採算ベースの問題とかあるかと思いますが――人の交流とともに物流も考えていかないと、空港活用という点では欠けてしまうかなと思いますので。そこも視点に入れた提言があるといいかなと思います。
 静岡茶の交流は、ほかの委員の皆さんがおっしゃったように、お茶に限らず静岡ブランドの食文化という視点で大きくとらえて提言していただいたほうが、よろしいかなと思います。

○赤堀委員長
 産業関係はこれくらいでよろしいですか。あるようでしたら、また後から兼ねた形で御意見をいただければと思います。
次に観光関連について御意見をいただきたいと思います。

○四本委員
 静岡に来てもらうために、それぞれの就航地と連携をしていく。例えば鹿児島に行った人が鹿児島から富士山に向かうとか。石川県と組んで石川県に行った人に、またそこから静岡に来てもらうというような。お客さんに対して静岡だけじゃなくて就航地と組んだ形で宣伝をしていく。例えば海外で言えば、先ほど奥之山委員からもありましたけど。例えば韓国も、アメリカだとか欧米から観光客を呼ぶために、そこから富士山行きましょうというような呼び方もしているというようなことでございますので。もっと韓国などと組んで欧米から観光客を呼んできて、そこから静岡へ来てもらうというような。いろんな形での連携を具体的に進めていく必要性があるんではないのかなと思います。

○奥之山委員
 産業だろうが観光だろうが、これは人が来ればみんな観光だし。飯を食えば産業になるもんだから何でもいいんだけど、富士山の日を決めてイベントやるということなので。この前も県庁の幹部の人に言ってやりましたが、一番苦手なことやっているわけです。県庁の職員が、一番下手なことやっているわけですよ。極端に言うと、イベントなんていうのはお金をかけるばかりで、本当のところがわかっちゃいない。それも含めて指摘してやったわけです。例えば、気のきいた車掌は新幹線で、きょうは富士山がきれいですって言ってくれる。静岡県としてJR東海なり含めて、富士山がきれいな時はいつも紹介してくれと。そういう具体的なことを頼んだらどうだという話もしました。ほんの3、4日のイベントで終わらずに、何だかえらい人たちばかりを呼んでさーっとさばいて、大したことはないということでいかんぞと。そういうことやっていながら学校が、みんな休みにならないということは、まだまだPRが足らんと。そういう意味でイベントに合わせて小・中学校の皆さん方が絵画展をやるだとか。富士山の絵を書いたらそこに掲示するとか。あるいは我々子供の時には富士山と習字で書いたけど、あるいは書初めで東海――中学になると東海の富士だったかな――そういうものを全県下の小・中学校に富士山になぞらえて書いてもらうとか。そうしてみんなが、あるいは特に子供等がこぞって富士山の日を祝うと。そういうように広げたらどうだってことを、この前お話をさせていただきました。一番苦手なことを役人がやっとるわけですけど。私はそういう、例えば外国の方々も来られると――これは就航地とは関係ないけれども――富士山の前を通る。まさにこの前、東京へ行く時に晴れていて。ちょうど車両に外国の方が乗っておりましたが、上りですので。左側というか、車窓へ寄って写真をパカパカ撮っている人がいました。もう個別具体的にもうそういうこと頼むと。JRへ晴れている日には富士山がきれいにごらんになれますよと。その一言だけであそこを通った人がどれほど感動しとるかというようなことを含めて。具体的に役人がわからんとこ、どんどん我々が指摘して、必要なら予算つけてやると。JRに頼むとかそういうことなんかを具体的にやっていったらよくなると思います。
 まだ、いくらでもありますけども、バラバラ言ってもしょうがないですから。そういうことなんかもちょっと言ってやりましたが。そんなことをぜひ正副委員長でまとめてやってください。

○吉田委員
 観光の中で提言案を見ると、訪日外客っていう項目がありますけど、これは国内就航地と海外就航地を分けることがまず必要で。じゃないと余りにもアバウトになってくる。そのあたりで、もう少し国内就航地の観光を別に提言する必要があると思います。もう1つ、私が9月に沖縄・福岡に視察させていただいて、10月に企画文化観光委員会で北海道へ行きましたけど。その時の印象は、ガイドさんや皆さんの話の中で静岡に来たことがない。静岡を訪れるっていう方が非常に少ないと私は感じました。その中で、やはり就航地交流推進委員会であるのであれば、もっと観光協会などとしっかりした連携とか。そういうものが問われてくるんじゃないのかなと思います。ただ形でやるんじゃなくて、もう少しその中でポイントって言うんですか。しっかりそのあたりをやっていかなきゃならないと思います。特に仕掛けの中で、医療ツーリズムですとか、いろんな形が出てきていますけど。そういう新しい状況を受け入れる場合においても、もう少し細かな部分で戦略的に考えていかないと。ただ就航地との交流という形になってしまうような危惧を感じましたので、そのあたりをもう少しこの中で詰めていく必要性があるのかなと感じております。以上です。

○奥之山委員
 以前、石川県知事の時代にも言ったけど、大体県はやる気がないみたいで。例えば我々が県外の視察でバスに乗ると、よくぞこんなに故郷を自慢できて立派だなというガイドがたくさんいます。わけのわからない橋からなにからみんなが忘れてしまうような場所を全部紹介して。よくもこんなに故郷のことを自慢げにというか、誇りに思ってやっているなと。すばらしいガイドの人がいて感動しますよ。視察から帰って来て、県外の観光客に、そういうことを本当にやっている静岡県のガイドさんなんかは、ちゃんとたたえてやって表彰してやったらどうかってこと言ったことあるんです。きのうも久能山東照宮に行きましたが、たった数分間の乗っている中で、そのガイドの説明が素晴らしくてあれを聞いただけでも行った価値があったなと思いました。日本平から久能山行くだけの短い間だけど。ああいう人なんかを。乗りおりするときにはありがとなって言ってくるけど。本当に県知事だか静岡市長だか知らんけど。ああいう人をたたえてやるようなことも私は必要だと思いますよ。それほど、あれによって心がいやされたり、これほど故郷のことを自慢できる子がたくさんいるのかっていうことです。ガイドを始めて歴史とか何かを勉強しつくしてやっている。まだまだ年が若くて20代後半とか30歳ぐらいのガイドさんが、よくぞこんなに勉強しとるなと。そういうのをたたえるちゅうようなことなんかも観光の中でやるべきだと。10年も15年も前にやらないんだからしょうがないんだけど、今からでも遅くないからやったほうがいいと思いますよ。みんな県外に行って感動していると思いますよ。

○小田巻委員
 今の奥之山委員のお話とちょっと重なるんですけど、ガイドのお話をされたんで。通訳も同じだと思うんですよね。静岡に思い入れのある人たちの通訳っていうのは。仮に中国の方が静岡に留学していて中国人に通訳をした時には、それなりの思い入れを持って静岡を紹介してくれると思うんですよね。先ほどのガイドの話と同じように通訳が、静岡の食、それから生活だとかいろんな物を学生時代に静岡という地域で体験しながら勉強している。そういう体験をした通訳というのは、これから大事にしていかなくてはならないと思うところがあります。

○早川委員
 観光については5番委員と同じように、国内と国外で提言は分けるほうがいいと思います。空港が開港して1年たって今の状況見ますと、福岡に行っても沖縄に行っても向こうの県の職員の方たちに静岡空港が開港したっていう認識がなかったりして。もうほんとにPR不足だなっていうのを改めて痛感しました。今まで、空港開港までの20数年間の間に開港してからのビジョンをいろいろ出してきたはずなのに。1年たってもこの結果かというのは、やはり厳しい現実であるので。特別委員会を立ち上げたからには、しっかりとした力強いメッセージを発信すべきだと思います。ですから国内外に対して、特に8番委員さんからもありましたように。富士山を生かした観光PRと観光交流ということは、以前からずっと言われてきているので。もう少しそのあたりを具体的に提言できるような内容にすべきだと思います。細かいところでは、おもてなしの心という点で、ガイドさんを表彰されるという話もありましたし。通訳もそうですし。あと観光ボランティアとして各地で活躍されている方々もいらっしゃいます。もうありとあらゆるものを表に出しておもてなしの心でようこそ静岡へということで。静岡県民でも、あっ静岡っていいところだなって再認識できるような。観光のメッカになりうるような、細かい提言をしていくべきなのかなと思いました。ちょっと抽象的で申しわけありませんが、そんなふうに思いました。

○小楠委員
 どうしてもソウルとか上海とか外国のお客さんを静岡に迎えるってことに目がいきがちなんですけど。さっきからところどころで出ているように、こちら側の静岡県民からすると就航地に向けて、例えば旅行商品なんかも開発されていて、こんなものがあるんですよっていうことを熱心にやっているわけですが。逆に向こうの就航先の方々のところにどんな旅行商品が静岡県向けてあるのかなっていうと、多分ほとんど出回ってないと思うんですね。だからはっきり言って一方通行になっているんじゃないかなという心配をしています。
 それはやっぱり宣伝も大事なんですけれども、静岡空港を使った旅行商品をいかに開発してもらうかというようなことを具体的に働きかけていかなきゃいけないのかなと思っています。
 1つちょっと最近聞いた話で驚いたのは、若いゴルフのプロみたいな女の子たちが全国を回っているわけですけど。沖縄の子たちが静岡空港へ来て葛城で練習をやって、そのあと三重県のゴルフ場へ行ったと。これは、静岡ナンバーのレンタカーを借りてずっと移動しているんです。目的を持って来るんなら静岡空港を使ってもらえるんですよね。だからやっぱりそういう具体的な観光地であったり、レジャーであったり。そういうものをきっちりと打ち出していきながら、旅行商品というものを開発してもらわないといけないのかなっていうのを感じました。

○多家委員
 恵まれ過ぎているからという話があるけれども、貪欲じゃないですね。鹿児島県なんて物すごく貪欲ですよ。来た人間からいかに絞り取って、いかにお金を使わせるかとしています。したがってそれがバスのガイドさんにもあらわれる。行った先の旅館にもあらわれる、ホテルにもあらわれる。観光地にあらわれるということです。静岡県の場合は、そういう意味では静岡空港を使ってくださいと言っても。それじゃ来たお客から全部金を絞り取ろうという発想は全くかけらもないですね。だからこれは今でもそうかもしれないけれども、議会の視察で一番多いのは鹿児島県だって言うんだね。その次は札幌だって言って。それはそれだけ来い、来いっていう働きかけをしているような気がしますよ。したがってそれは、観光協会なり、観光協議会なり、いろんな組織を立ち上げてやっているけれども。じゃ静岡空港使って我がまちにそれを引っ張ろうという動きにまでなってないようなことなんで。もう少しそれをやってやる必要があるんじゃないかなと思います。
 それからもう1つは、静鉄にしろ、遠鉄にしろ。伊豆箱根にしろ、富士急から比べると迫力がないんだね。富士急は、やっぱり東京のお客さんを全部山梨側の富士山へ連れていくんですね。それで定期バスも出しているし。結局、富士吉田口は富士登山の中で、すごく栄えるのは富士急があるからですよ。富士宮口へ伊豆箱根もしくは静鉄が東京のお客を持ってくるかというと、そういう発想がないから。やっぱり元の話に戻ると貪欲にならないと観光という意味じゃ静岡空港は交流とかけ離れてしまう。そんな気がしますね。

○吉田委員
 先週木曜日のスカイサミットという静岡、神奈川、山梨のサミットが御殿場でありまして参加した時に。実は富士吉田の市長とちょっと話をした中で非常に感じたのは、やはり彼ら今のお話じゃないけど本当に一生懸命で貪欲なんですよね。例えば、中国人が富士山――静岡県は富士山、富士山と言っていますけど――8割以上の方が山梨に行くというこの現実です。そういう意味でほんとに私はもっと観光協会ですとか。先ほど10番委員からもありましたけれど旅行会社、バス会社もそうですけど。本当に静岡のよさ、すばらしさってあるわけですから、食も含めてそのあたりを私たちも。もっと観光協会ですとか、旅行関係の皆さんを集めてその辺の話もしていきたいというのもありますし。そういう部分でもう少し具体性を持てるようなものをこれから見つけていく必要性って非常に感じますね。そのあたりをまたこれからの就航地交流推進特別委員会の課題として、当然、提起したらいいのかなと思っております。

○早川委員
 再発言で申しわけありませんが関連して。例えば国内でも広島あたりは個人タクシーが――観光協会のホームページだったと思うんですが――ドライバー紹介をして、自分が案内するとしたら何時間でこのコースを回ります。それに幾らぐらいの料金がかかります。自分がドライバーとして案内するとしたら、これが売りですっていうような顔写真入りの紹介がありまして。非常に安心して、またどんなところに回れるのかということが旅行前にイメージができて。非常に好評を得ているっていう話を伺いました。
 また下関あたりでは、ほんとに小さな町ですけど、その町を散策するコースに何コースかの観光案内を出していて。市内の巡回バスが赤いバスだとこのルートを通って何分ぐらいかかります、ここはどういう名所ですっていうような細かい案内が出ていたりして。本当に行きたくなるような。また安心していけるような情報提供をしているということ考えると、やはりもっと貪欲に。行政先行でもないし、旅行会社先行でもないというか。今はどこかでリーダーシップ取ってやってほしいような感じがすごくどこに行っても感じますね。つまり、例えば富士山にはほとんど山梨のほうに行ってしまう。それは泊まるところがあるから。富士、富士宮で旅館をやろうと言っても、本当に果たして自分たち1旅館で客を呼べるのか。そういうルートが実際に空港からこの富士、富士宮まで来て、そこから案内するようなルートが自分たち1事業者だけではなかなかできないので手をこまねいているという話もあったりして。だれかが何かをやってくれるのを待っているっていうような雰囲気があるように思います。問題意識はみんな同じ所でもっているんですけど。何となくその一歩が踏み出せないっていうところが感じられるので、ぜひそういう協議をする――それぞれ設けていますけど――もっと大々的に戦略的にやってく必要があるように思いました。

○赤堀委員長
 業者同士の連携を取るっていうか。そういう何て言うかライバルもあるけれども、うまくやればということもあるでしょ。

○早川委員
 やっぱり旅行会社を中心とした、その商品開発っていうところも。

○赤堀委員長
 そう、そういうのも出してもらえたらね。

○奥之山委員
 もう、中国なんかもそうだね。大体、関西とか京都見るとか、あるいはディズニーとか大体ワンパターン化してきてね。おもしろくないっていうの。新しい商品ほしいって向こうは言っとるんだよ。だからもう同じところに行って、京都、東京、ディズニーランドもうあの衆はいやになっとる。もうワンパターンは。だから我々のところがいい商品をつくるっていう、まさにそれは旅行業界の衆なんかが貪欲的に、やるかやらないか。だからそういうところをちょっとセットして、県もいろいろやっているけど。向こうで向こうの旅行社の人集めたりしてやっているけど、もっと具体的に。
 向こうで聞いてみると清水なんかもちびまるこちゃんが物すごく有名なんだよね。この前言ったかもしれんが、ただ現地に行ってみたけど何の形跡もないってこう言うんだよね。だからそういうことなんかをもっと向こうの人が、どんなアニメ見たり、何に関心もっとるかってことを含めて。それらを反映するような商品をつくるっていうそこまでまだいってないですね。指をくわえて待っとるだけみたいなね。そんなことがあるし。さっき小楠さんが言ったみたいにゴルフなんかもそうだったかもしれんが。この辺なんかゴルフ場はたくさんあるし、1年中やれてクローズになること全くないからね。そういう意味でのこれだって1つの売りでしょうし。そういうこともっと上手にやっていけばいいなと思うし。台湾の屏東県へ行って、そこの知事と一緒に飯を食ったら、桜エビは駿河湾とその屏東県のとこの世界で3カ所しか採れないとかって言って。それだって1つの売りですよ。ああそうかなと思ってさ。そういうことももっと宣伝すりゃいろいろあるでしょうし。うまく交流していけばもっといろいろあるんじゃないかなということですわ。もうちょっと何か1つ踏み込むちゅうそこのなんだか静岡県民のなせる技というのか。一歩足らんな。

○赤堀委員長
 いかがでしょうか。それでは、ここからは分野はあんまり分けないで全体的に。これに入らないものも加えながら御意見ありましたら。今皆さんから聞いていると、やっぱりもうちょっとそういった分野の人たちにも来てもらって、知恵をかりればよかったなというのもありますけれども。

○奥之山委員
 例えばメディカルツーリズムってことを国も言っとるわけね。だけどお医者さんが足らんのだわね、日本は。国内だけ見とるんですよ。国内だけ見て人口10万に対し、医師がどのくらいおるかって国内だけの多い少ないってわけですよ。だけどメディカルツーリズムって外国の富裕層含めて、日本へ医療観光に来ると、そうすればそれだって医者は足りなくなるわけだ。あと向こうの富裕層は医療にかかれるかもしれんが、日本の貧乏人はかかれないことになっちゃうでしょ。あんなものやり始めるには、ある程度医師の数をふやすと。それは観光にもつながってくる。そしてその人たちが日本へ来て、自分の国では治らなかった病気が、日本へ来て治ったと。日本は命の恩人だと。将に徳のある国をつくるには医師の数をふやすと。今のままでふやさずにいて、それでメディカルツーリズムなんて空論ですよ。
 そういうとこなんかは、本当に国家が観光含めてこれを日本の大きな発展の場面にしたいとなれば、そういう角度からいったってある程度医師をふやさなければだめですよ。貧乏人が医者にかかれるにも富裕層ばっかり来ていいとことられちゃうということも含めて。言うべきして簡単ではないということです。もっとそこら辺は国家として本当にそれが必要だとするならば、大胆な政策転換をしなきゃ言っているばかりでだめだと思いますよ。そういうことも正副委員長言ってください。話は大きいが。

○小楠委員
 この間、たまたまテレビを見ていたらバンコクの医療ツーリズムのことやっていたんですね。タイでも全く同じ状況になっていて、医師はバンコクにしかいない。医学部を出て何年かは地方勤務をするっていうのが義務づけられてるもんだから、若い医者が田舎にいるんですね。ところが、その人たちは田舎に絶対定着しない。バンコクのお金の稼げる病院に行くということになっているんですよ。タイはタイなりにこれから考えていくんでしょうけど。ただ僕は逆にいうと、日本の医療ツーリズムってものには、その医師の多い少ないも別にして、あんまり期待してない。やっぱり言葉がだめな国なんで。例えばシンガポールとかバンコクっていうのは、華僑とか何かもいっぱいいて英語、中国語いろんな国の言葉をしゃべる人がいっぱいいるわけですよね。日本はその言葉の部分で完全におくれているから、実はあんまり期待をしてない。してないっていうと怒られちゃうけど、そんな見方をちょっとさせてもらっています。
 もう1個その教育旅行のことも載っているもんですから。これはもう前にも言いましたけど、教育旅行を実際に企画する側になってみると、これは貨物も同じなんだけどね。機材が大きくならないとどうにもならない。静岡空港は使えない。チャーター便は高いんですよ。定期便の大型化、ほんとにふだんから大勢の人が乗ってくれるっていうふうになってかないと。少なくとも修学旅行でこちらから行くというような場合には、なかなか使えないっていうのが現状なんですね。もうみんなで搭乗客数をふやすっていう努力しかないんですと思っています。

○吉田委員
 確かに今話の中であったように、やはり空港に関連してくると思いますけど。先日貨物で大坂の方の業者が静岡空港を利用したっていう話もありましたけど。やはりこれからキャリアの大きさっていうのも含めて、貨物はなかなか今のままでは、10番委員の話じゃないけど。やっぱりキャパが小さいってことで貨物のほうもなかなかほんとに進まないんじゃないかと私は思っているんです。本来は貨物をうまく利用して、これから第2東名もできることによって、陸・海・空をうまくリンクさせるってことは非常に重要で。そのあたりでもっと機動性があるような通関の保税倉庫をつくるですとか。そういう部分も含めて、今回企業会計で出てきた14億の赤字を埋めるためにはどうしたらいいかってことに。だから私は今の状況では限られた中で、やっぱ貨物ですとか違ったものを方向性の中で見つけていくってことも1つ。
 もう1つがですね。例えば先日、ジェトロの話の中にもありましたけれども。静岡県のいい食のもので中国では、リンゴはだめですが、ミカンとかイチゴだとか非常にその中で、農水省とのあれもありますけど。ふじのくにの中でそういう働きかけっていうことも。ただ加工品だけじゃなくて、お茶であれば韓国が、関税率400%ってこともありましたけれども。そういう部分ではTPPもいろいろ出ていますけど。やっぱり日本の持っている素材のすばらしさとか、そういう部分をもっと出していけるような仕組みづくりっていうのかな、そういうものもこの就航地の中で、また考えていくテーマの1つになるのかなという風にちょっと私は感じていますけれども。

○堀江委員
 皆さんのお話聞いていて、例えば奥之山委員からの話も聞いていても、就航地同士で参加したくなるような行事を考える。県内で開催をするということも必要ではないのか。例えばガイドさんのおらが国自慢のコンクールをやるとか。北海道のよさこいなんか見ていたって、本当ならよさこいなんて四国のものじゃないかと思うんだけど。北海道でああいうイベントやると、みんな参加したくなって大勢集まってくる。だから就航地の人たちが参加したくなるような催しを県内で考えていく必要性があるんじゃないかなと思うんです。
 それから、1カ所だけで。例えば熊本と静岡とだけの友好をはかるんじゃなくて。就航地の人たちが競い合って何かやれるような催しを企画して。それで静岡へ行こうかっていう気にさせるようなことを、何か発想していったほうがいいんじゃないかなと1点思いました。

○植松委員
 皆さんの御意見もごもっともだと思っております。提言案の中でちょっと気になったんですが。4番目に通訳案内士の養成とありますけど。国の観光庁が免許持っていなくてもっていうことを進めているようですが、これについて何か通訳の人たちの間でもいろいろ摩擦が今起きているような話も聞いております。そういう意味で、通訳案内士という肩書じゃなくて、本当にもう観光ボランティア、義務教育を終えた中学生程度の英語ができる方とかですね。そういう県民上げてですね、いわゆる静岡県の案内士っていう形にすれば。学校に頼んだり、国内外に中国だと日中友好協会の方の手助けを借りたり。また日米の友好協会の人にも協力していただいたり。そうしたら案内士という役目はかなり広がって静岡県のアピールにつながるかなと思っております。
 それから、医療観光ということで、私も10番委員と一緒でタイの医療関係あっちこっち見学したことがあります。ある医療関係は、実際に本社がバンコクにあって中央にあるんですけど、日本の商社員がかなり住んでおります。実情としては、お金を払っても、日本で払う保険を抜いた実費以下の安い値段で人間ドックができたり。もろもろのサービスを受けられるということで本当に好評ですね。もちろん日本人のスタッフも常駐しています。だから今から日本が医療観光に取り組んでいくっていうと、静岡県もですけど。かなりまだ差があって、時間がかかると思います。今後、日本国内で医療機関に行っても1時間も2時間も待たされて、5分しか診療してくれないっていう時代に。また外国からそういう方がたくさん来て――高額医療の方でしょうけど――それらとうまくスムーズに医療ができるのかと。そういう不安があります。そんな気持ちもありますので、医療観光への取り組みはかなりいいことだと思いますけど。実際に可能かどうかっていうとクエスチョンマークかなと。そんな気持ちがあります。今思ったことはそれぐらいです。

○赤堀委員長
 ほかに皆さんありますか。皆さんから本日いろいろ出た意見を正副委員長でまとめて、次の委員会の時に皆さんにまた見ていただいて直すとこは直していくっていう。そんな感じにしていきたいと思いますけれども、いかがですか。まだあったら出しておいてください。

○小田巻委員
 就航地の情報スクランブルを見ていて、ちょっと気になったとこがあるんです。静岡空港の傾向で、ビジネス客に比べて観光客が多いのが現状だっていうことが載っているんです。静岡空港をどういうふうにして生かしていくっていうためには、やはりメインとなるものを。何か核となるものを考えていかなきゃならないとしたときに、やはり観光空港静岡なんでしょう。今、国内外ともに観光客が多いっていう状況をさらに活用し、進めていくっていうことが、重要になってくるんじゃないかと思うんですね。どうでしょう。国内で65%、海外で85%の観光客利用があるということで、ビジネスは低調とこう書いてあるんですよね。これが静岡空港の利用状況だっていうことですから。やはり観光をメインに静岡空港を考えていくっていうのは、妥当なところじゃないでしょうか。どうでしょうか。

○赤堀委員長
 どうですか、皆さんそういうふうに感じますか。

○小田巻委員
 ビジネスが少ない分、やはりもっとビジネスのほうに力を入れていかなきゃならないのか。どうなんでしょうね。

○赤堀委員長
 ビジネスで使っている人たちが、空港ができる前には、要するに電車なんかを使っていたわけですよね。その人たちの現状を調べたこと、その比較ってないでしょうから、その辺も調べてみたらいいのか。今、不景気の時だから企業でもお金を出さないっていう部分もありますよね。

○吉田委員
 静岡の場合、東京や大阪の空港。1番ビジネス需要のあるところに飛んでいませんよね。それがやっぱりかなり大きな要因じゃないかなと、私は思います。

○中野委員
 航空機を利用して静岡県へ来た人の約98%が静岡空港を利用しているとのことです。ほかの空港に降りた人は静岡県には来ないっていうか。静岡県に航空機を利用してきた人は全部、静岡空港を利用しているという現状がある中で。また観光の流動実態調査で、先ほど3番委員から観光っていうのが出ていましたけども。北海道、九州、沖縄から来た人はふえているわけですよね。0.4%から2.9%まで上がっていることが委員会の中でも御説明がありました。他にない自然というか。ほかの委員から出たかと思いますけど、富士山はどこにもないんです。山梨県との競合もあるんですが、静岡県としてできるPRの仕方をしっかりしていくっていうことで。こんないいところもあるんだよっていうPRをもっと強化する必要があるんじゃないかなっていうのは思っています。また航空機を利用してということは、航空会社にお願いする部分。先ほど各委員から出ていましたけども。やっぱり大型機が静岡空港に就航できないとか、ダイヤが不便とか。私の娘も今修学旅行で沖縄に行きましたけど。やっぱりセントレアから行っているんですね。修学旅行を行う際の体制というのは、航空会社にお願いする部分と我々が県の施策の中でできる部分というのが、二つ大きく違うと思うんですね。もちろん他の委員から出ていましたいろいろな団体とか。そういう方との懇談を、委員長ももう少しやった方がというふうにも言っておられましたけども。ほかの団体はもちろん収益面でいろんな形で考えています。それはフイルムコミッションもそうだし。航空会社の特にFDAとか、国内便の便数が限られているのでキャパが決まっているわけです。それをふやしてもらう云々は別個にやっていくにしても、県で今できるPR。宮崎県がああやって知事が芸能人でがんがんやっていてかなりの効果があるのは、いい悪いは別にしてもやっぱりPRの仕方がかなり強烈なんですよね。だからそれをどういうふうに県のほうで。静岡県はせっかく富士山があって、静岡県のイメージはお茶と富士山っていうのが定着しているんで。そのPRを強化していただきたいっていうのが。我々もあと押しするのでやってもらいたいなというのを考えていました。
 この前、焼津の商工会議所の女性部が東京でアンケートしまして。焼津はカツオとかマグロかなと思ったんだけど、東京の方が見ると海と魚って言うんですね。だから我々が思っているのとは違うイメージだったんですけど、ただ静岡県のイメージはやっぱり富士山とお茶って言っていたんで。その辺をきちっとPRをしていく体制を作って、なおかつ航空会社にもきちっとダイヤ、チャーター便も含めていろいろな形で、来やすい体制というか。それをお願いをしていくというか、懇談をしてくということも重要じゃないかなというふうに考えています。

○四本委員
 先ほど3番委員からも観光メインというような話があって、反面ビジネスが足りてない。やはり私も観光、また、当然富士山をやっていくべき。これが第1だと思いますけれども。やっぱり、ビジネスも大事だなと思うんですね。今回、小松便が当初の目論見どおりのビジネス客がなくて、反面、鹿児島にビジネス客があるということなんですけども。やっぱり個々の企業に静岡空港を使うとこれだけいいよっていうようなものをもっとアピールしていく。例えば福岡は、日帰りで十分仕事できるんですね。私も何回か日帰りで使ったことがありまして。朝行って半日十分仕事をして帰ってくることができる。やっぱり使うことによってビジネスにプラスだよってことを、個々の企業にもっとアピールしていくことが必要ではないのかなと思います。
 それとちょっと違う話ですけど。静岡空港を利用した人が、富士山に行くための直通バスがないんですよね。現実、私もことしの夏に大分頑張ってやってきたんですが。それぞれ皆さん営業の中でなかなか直通便が出せないというのが現状なんですね。やはり私も富士山に来てください、登山に来てくださいっていうんですが。来る人はたくさんの荷物を持ってきますが。直通で行けないんですね。静岡で乗りかえれば行けるっていうことですけど、それじゃだめなんですね。そこからしてやはり根本的にもうちょっと考えていかないといけない。先ほどからいろんな人から意見が出ていますけど、根本的に私たちの気持ちから考えていかないとだめだなと思います。
 中国人は温泉が1番の目的で、確かに温泉に来ること多いんですね。この間、御殿場で聞いても。ある日突然、たくさんのバスが来て、ものすごくにぎわった。しかし、おふろの入り方を知らないから大声でタオルを振り回して。そうすると日本人のお客がみんないなくなっちゃったということで。それからちょっとサービスが悪いと、ある日突然いなくなっちゃったそうですけども。
 その中で1カ所、御殿場市の指定管理者がやっている御殿場なんとか温泉というところは、おふろはこうやって使うんですよとかいうアドバイスをしたり、看板をだして。標識がおふろの中やトイレの中にもあったりだとか。こういうことをすれば、温泉は非常に売り物になると思うんです。ただ入り方がまだ伝わっていませんので。やはりこういうものは温泉業者、旅館業者が個々で発信していく必要性があると思いますね。温泉は非常にプラスだと思いますね。ただ受け入れの態勢ができてないのが現状じゃないのかなと思います。

○赤堀委員長
 どういうふうにまとめていったらいいかなというのを感じますけど、とにかく今皆さんが出してくださったものを一応まとめまして。第6回の時にはそれを見ていただいて、第5回の結果を皆さんに報告していきたいと思いますけれども。まだ思い当たることがあったら言っていただきたいと思います。
 それから私の意見で、修学旅行の高校生など利用する人たちが、時間帯の問題を非常に言っていましたよね。時間が朝早いとか、向こうを朝出るとかって。そんな時間帯になるから利用しにくいっていうのも聞いていますので、就航地との話し合いをちゃんとしていかないといけないのかなっていうのもありますし。皆さんの今の話の中から、やっぱり観光協会とか――この前は来ていただきましたけれども――もっと県内の身近な人たちの意見も聞く機会があったら聞いていただいて、第6回委員会までに持ってきていただきたいなと思います。よりよい方向で就航地との交流をもっと進めていかなくてはいきませんので。富士山静岡空港が発展していくためには、この就航地との関係が非常に大きいわけですから。ぜひそういう意味でもお願いしたいと思います。
 まだ、今、思い当たってあるようでしたら出していただきたいです。

○吉田委員
 1つ漏れたなと思ったのは、インターネットの活用が今回入ってなかったと思ったんです。例えば百度と書いてバイドゥっていう中国のインターネットの活用ですけど。これから特に旅行に来る場合はインターネットを見てくる方が非常に多くなると思います。インターネットの活用を今後どのような形でしていくかってこと、その辺ちょっと入れていただけると。

○赤堀委員長
 若い人って、今、そういう旅行の仕方をするそうですね。

○吉田委員
 インターネット、メディア。そのあたりの活用ってことも、ちょっと入れていただければありがたいなと思います。

○赤堀委員長
 では、意見が出尽くしたとは言えないかも知れませんけれども、正副委員長で今皆さんの出していただいたものを、まとめてみたいと思います。それで第6回に持ってきたいと思います。
ここで委員の討議を終了したいと思いますけど、御異議がございますか。
(「異議なし」の声あり)
 それでは異議もありませんので、これをもって委員討議を終了いたします。

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