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委員会会議録

質問文書

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平成30年7月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:07/13/2018
会派名:無所属


○桜井委員
 一問一答でお願いします。
 まず、文化・観光部のほうからですが、本県における魅力ある観光地域づくりの取り組み、私もいろいろ経験上言いますけども、大体今までの観光協会、市町とあえて言いますけど、観光協会というのは半官半民というか、市町から補助金をもらって、それで、商工会議所の下にというのが大体どこもそうだと思います。民間の企業人が観光協会の会長をやっているんですけども、独自でいろいろ案を出しても、市の補助金が絡んでいるものですから、どうしても市町の意向、首長の意向が強くて、首長が観光に対して、地域づくりに対して意欲あるか、ないかによって、それぞれの観光開発に差が出てくると思うんです。例を挙げれば、島田市の場合は、せっかくあの岐阜県の陶芸家が過疎地でその人の人脈でフランスだとか、ドイツだとか、イタリアから陶芸家を呼んで、過疎の廃校になった学校で陶芸展を開いて、泊まりで、最初は予算が300万円ぐらいしっかりつけたんだけども、金がないというわけで200万円減らしちゃって、金額を減らすのはいいんですけども、それによってやっぱりやっている人の意欲がうせてきた。お金が欲しいためにやっているんじゃないんだけども、いろいろな助成措置が減らされるということはまことにやる気をなくさせると思う。陶芸も一種の観光資源ですから、マスコミにも取り上げられると。ですから、県はやはり観光地域づくりを一生懸命やるからには、DMOで3つの団体が、東、中、西でできていますけども、ここでまた、島田、藤枝、焼津もみんなひっくるめて、するが企画観光局ができる。これはいいことですけども、これを県はやっぱりしっかり指導していかないと、ただ補助金もらった、適当にやればいいなんていうことになりかねない、特に中部地区は。伊豆はいいですよ、伊豆はやはり例のオリパラで自転車競技やりますから、伊豆の専任の副知事がおりますから、そういう面では伊豆の観光開発はこれを機に大いにやるのが大変すばらしいと思うんですけども、目玉があるから、いろいろと。富士山が近いし、この前認定されたのは、伊豆のジオパーク。そういうのがあるから、そういうのをうまく利用してやるのは結構ですけども、また、西部、浜名湖とかはいろいろありますけども、中部というのは意外と目玉がない。そういうことを考えますと、できることから県がどんどん指導して、やっぱりどうしても民間の考えが公務員とまた価値観が違いますから、民間主導でやるのがいいと。それで、余り補助金に縛られないで自由な考えを持って観光開発するのが私は重要だと思っておりますので、意見でございますけども、参考にしていただければありがたいと思っております。
 それで、先ほども6番委員からちょっと質問がありましたが、富士山静岡空港、出雲にしても順調にいっていますけども、どうもソウル便が今まで7便あったのが5便になって、5便が8月から3便になると。あるいは、台北、これなんて搭乗率が結構いいのに、確か運休になって週2便ということになるとか。聞くと、機材を優先的によそへ向けているからどうしようもないということですけども、観光地域づくりのためにはやはり富士山静岡空港の乗客をふやすというのが重要でございますので、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。
 次に、クルーズ船ですが、清水港などへの寄港が41にふえた。これは結構なことですけども、問題は、清水港へ来て、乗船客がおりて、富士山だとか周辺へ行くとか、時間としては5時間しか停泊しないだとか、2,000人とか3,000人の船客がいるのに200人しかおりてこないとか、そういうものは調査しているのか。そして、おりたお客は静岡市も頑張っているでしょうけども、当然県も頑張っているでしょうけども、そこでそこから、多分バスでしょう、個人で近くを観光で出る方もいるでしょうけども、どこの範囲まで、箱根まで行けるのか、5時間ばかりではどうかなと思うんですけども、その点についてお答えいただきたいと思います。

○都築港湾振興課長
 クルーズ船の旅客の動向についてお答えいたします。
 旅客の動向につきましては、詳細に調査を行っておりませんが、日々見ている動向等を確認する限りでは、基本的にはクルーズ船の大きさそれぞれまちまちでございますけども、規模的には大きな船だと4,000人クラス、小さい船だと200人クラスとありますけども、基本的にほぼ乗船客の大半は下船しております。下船した行き先でございますけども、おおむね6割方は地元のバスを借り切って、県内各地への観光地へ行くケースと、あとは、実際に清水港周辺から静岡市内に個別に回るケースと大きく分けて2つあります。実際にバスで行く場合は、大半の今の傾向ですと、朝寄港しまして、夕方出るということで、おおむね1日ありますので、今、委員言われたように、箱根あたりまでの行程は可能でございますので、やはり傾向としては富士山方面、箱根方面まで足を伸ばしているという状況でございます。以上でございます。

○桜井委員
 次に、交通基盤部の自転車の走行空間の整備についてです。これ、昔、東海遊歩道計画というものが記憶にあるんです。ここには載っていないですけど、これは自転車道とか、環富士山の周遊、その東海遊歩道、多分中山間地あたりにずっと東西に遊歩道を整備して、だけども、残念ながら最近はそんなこと言われなくなっちゃって、いろいろ調べると、大井川で行きどまりになったり、大きな河川で行きどまりになって、ここの橋ができなかったり、道路もそうですけど、そういうところがありますけど、この遊歩道というのはある面では、観光面でもこれは外国人向けというよりも日本人の観光面に対して、私は遊歩道計画というのは存在していたらやはりこっちのほうにも力を入れるべきだと思いますけども、それについてちょっとどういうふうに把握しているのか教えていただきたいと思います。

○永井観光政策課長
 今、桜井委員がお話しになったのは、東海自然歩道のことだというふうに理解しております。東海自然歩道につきましては、私たち観光政策課のほうで基本的に維持管理、保全、こういったものを所管しております。それこそ、本コースというものがバイパスコースということで、本県の場合、富士宮市から浜松市のほう、北部のほうを通過するわけですけれども、その本コースというものと、あと、バイパスコースといいまして、ちょっと焼津のほうを回って歩きやすくするというようなコース、この2コースを整備してございます。実は、昨日も東海自然歩道の協会の総会というのが静岡市内で開かれまして、これは東京から大阪まで、東海自然歩道というのは通っているわけなんですが、かなり歩いている方が実は多いと。特に、最近は外国人の方もふえてきているということで、私どものほうでは特に道迷いがないように、標識の整備等を毎年予算をとって地元の市町とともに実施していると。毎年必ず確認にも行って、補修箇所とか、そういったものがないかどうか確認して、これからますますインバウンドなんかでも東海自然歩道に価値が高まるんじゃないかというふうに思っていますので、今後ともしっかり保全してまいりたいと思っています。以上であります。

○桜井委員
 そういうことであるのでしたら、ここの、これは自転車ですけども、ここに自然歩道もある程度力を入れるということを表記したほうがよろしいじゃないかと思いますけども、これも観光地域づくりの一環で。ただ問題は大きい河川には行きどまりになる、ここへつり橋をつくるだとか、お金はえらいかかるもんだからそこでとまっちゃっているんです。だから、連続性がない。河川ごとにとまっちゃっている。そういうのをやはりある程度市町でもやらなきゃいかんですけども、県も尻をたたくような形でやっていただければありがたいと思っております。
 次に、これは経済産業部。1ページ目で、今日本食というのは大変世界的なブームで、フランスなんかはもう第2の食事は日本食だということで最近テレビでやっていましたけども、やはりフランスの話を持ち出したら、結構日本の食、SNSだとか、いろんな形で拡散して、外国の観光客が今スマホの時代ですから、調べたら出るんですけども、やはり静岡県は静岡県なりにミシュランの一つ星だとか、三つ星とかで、静岡県独自にそういう和食、そば、肉、あらゆる面で静岡県というのはすばらしい食が私はあると思っていますから、そういう面でちょっと格差つけるようですけども、東京なんかはミシュランの星マークが2つだ、それを宣伝文句にしていますから、素朴な食品、静岡県いっぱいある、自然食とか、海産物もそうですけど、そういうものに対してこういう料理を提供している、だから、味がおいしいというよりも、おいしいのも必要ですけども、要するに、体に優しい、添加物を使っていないだとか、本当の自然、有機農法でできた野菜だとか、そういうものに対して格付をして、そして、競争をして、それで外国人がそういうところなら行ってみたいなという気持ちを起こさせるためには、ある程度ミシュランみたいに違った形での格付をするのも私は必要じゃないかというふうに思います。今後の問題として、いろんなことをやるのは、私は細かいことでも重要ではないかと思いますので、ぜひ参考にしていただければありがたいと思っております。
 次に、最後、お茶の都づくり。先ほど来館者が3カ月で5万人近く、6月の計算によるとえらい人数になったというけども、お茶の博物館のときには、最初できたときに年間30万人来た。それがだんだんだんだんじり貧になって、全然お客が来なくて、毎年1億円ぐらいの赤字で、お荷物状態になっちゃった。ですから、途中から民間に指定管理者制度で、製茶会社の大手に、それでも5,000万円ぐらいで指定管理者でやらせた。この館長、熊倉さんはそこの経営を設計した方、枯れススキ、要するに、草が青々と生えているんじゃなくて、枯れているような池にするということで、それは民間人から見ると大して魅力がないの。文化人というのは自己満足で、自分たちの文化的な素質でいいな、いいなと思うけど、民間から見ればそんなところは見たいと思わない、正直言って。だから、これも今は5万人が来ていると自慢はしているけども、やはり民間嗜好、県民の一般の県民の皆さんが楽しめるようなことをやらないと、これも多分じり貧になるんじゃないかと、そういうことも考えながら、文化人は文化人特有の価値観がありますから、それはそれで結構ですけども、観光客を呼び込むには、最初はいい、1回目は、物珍しいから。だけど、それは2回目から来なくなる。お茶のミュージアムというのはすばらしいと思いますけども、ちょっと玄人っぽいところでございますので、民間の本能をくすぐるような施設でないと私はだめだと思います。そういうことを念頭に置きながら、観光客が減らないように頑張っていただきたいということで、私の質問を終わらせていただきます。

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