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委員会会議録

質問文書

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平成27年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:07/06/2015
会派名:富士の会


 6番大石です。
 ちょっとまず自己紹介から入りたいと。5番委員の天竜川の対岸、浜松市東区から来ました大石と申します。よろしくお願いします。2期目に入りましたがやっと今2年目、2年を越しました。ですからまだまだ初級ですので、市議会議員も同じように経験していませんのでお手やわらかにお願いします。
 では分割質問方式で、1つ目はいただいた資料の中にもございました草薙総合運動場についてお伺いします。
 この運動場は、それこそアマチュアスポーツの聖地というか野球でも有名ですけれども、ここ数年リニューアルされて硬式野球場が改修されたり体育館の建てかえが完了したと。
 この改修スケジュールを見ると、もうこの後に古い体育館を取り壊してそこを緑地にするというので一段落のようなんですが、県民の方からここの一部である球技場――サッカーとかラグビーに使う球技場です、弓じゃない――の施設が古いという話を聞いています。調べると昭和54年に改修されてからもう約35年間さわられていないようなんです。
 これからこの球技場について改修計画があるかどうかお伺いします。

 それから、この総合運動場のホームページに入ってびっくりしたのは、駐車場の案内というのを見ると土日は当然全部ペケになっている。平日はいいんだけど今月の18日に高校野球が始まります。それからはもう平日もだめ。もう敷地の中には置けないということなんですが、じゃあ近隣の駐車場を案内するというところをクリックすると、どこを教えてくれるかというと、私は印刷物で持ってきたんですが、東は県総合運動場駅の隣の駅の草薙駅に置いて電車に乗って来い、それか清水駅の駅前にありますから電車に乗って来い。西はJRの静岡駅、この前に公営の駐車場がありますから、ここに置いて来てください。ちょっとこれは利用者に対して失礼じゃないかなと思うんです。
 近隣の事情もありますから駐車場を拡大することはできないかもしれませんが、申しわけないという姿勢も感じられないんですね、これは調べると。そこらを含めて駐車場のこれからの計画もあわせてお伺いします。よろしくお願いします。

○M田公園緑地課長
 それでは、1つ目の草薙総合運動場球技場について御説明をいたします。
 草薙総合運動場の球技場につきましては、御指摘のように改修後相当の年数を経ている状況であります。現在のところサッカーを初めとする利用する各競技団体からは施設整備の改修の御要望はいただいておりませんが、公園を安全・安心、快適に御利用いただくため設備の計画的な更新は欠かせないことから、劣化診断により指摘された非常用放送設備など緊急性の高いものから順次改修、更新に取り組んでまいりたいと考えております。

 2つ目の草薙総合運動場の駐車場の案内について御説明いたします。
 現在、駐車場は常設383台、臨時駐車場310台、合計693台を確保しております。御指摘のように各種大会が同時に開催され収容能力を超過することが多くございますが、このような場合には指定管理者が各主催者の希望台数を調整した上で主催者側で場外にも臨時の駐車場を確保するよう対応いただいているというのが現状であります。
 また、一般の利用者に対しましてホームページなどで公共交通機関を御利用いただくよう呼びかけをしておりますが、あわせて周辺の駐車場の案内を掲載しております。
 先ほど6番委員御指摘のように一部遠いところを御案内をしているような状況でございまして、当日車で御来場の方には説明が十分であるとは言いにくいところがございます。
 現在そのような御意見を受けまして、駐車場の対応マニュアルの見直しに取り組んでいるところでございます。またホームページでは当日車で来られた方への周辺駐車場の案内につきまして工夫をするとともに、周辺駐車場とのより一層の連携を図りまして丁寧で実効ある案内に努めてまいりたいと思います。

○大石(哲)委員
 設備の老朽化の声が届いていないというお話でしたが、浜松まで届いているんです。特に球技場のスコアボードが古いと。動くんですけど、要するに今はもうデジタルで得点が入ったりするわけですけど、昔の野球場のように後ろに人が入って点数を入れかえをするようなタイプなものですから、使った人が古いんじゃないのと。これはある意味少しは我慢するとして、もう1つは放送設備。放送設備も使った人がアナウンサーなもので自分の声に自信があるのかもしれないですけど、声が割れて観客に私の声が聞き取りにくかったようだということで、特に放送設備の更新を要望していました。
 それで、いま一度点検していただいて、必要とあらば順次改修計画を。余りにも硬式野球場やこのはなアリーナとの落差が激しいと思いますので、ぜひ一度検討をお願いいたします。

 それから次に、先ほどの5番委員の質問と大分重なりますが、河川の改修の関係です。
 先ほど河川の関係で安間川の名前が出ました。安間川は一級河川なんですが、多摩川の野球場があるようなイメージの河川敷が全くないんです。断面を切ると台形が並んでいて、その間を河川水が流れているという川をイメージしていただければいいですけど、ですからこの時期は堤防の草を刈ると全部水に落ちてしまう。特にこの安間川というのは一級なんだけど、流域の田んぼに水を引く用水も兼ねているものですから、ところどころ堰があるんです。堰で田んぼに水を引いている。ですから、刈った草がたまるところがないんです。全部川に落ちちゃって流れて、草が堰をせきとめるという状態なんです。それでも苦労して刈っていただいています。
 ですから、私は河川と共存という意味で、県民の方がこんなところに川がなければいいなって思わないような形で積極的に――例えば草を刈るにも堤防の天端がそれこそ草がなければ第一歩が入りやすいんですよね、草刈り機を入れるにも。ですから天端を簡易舗装してあげるとか、そういう形で少しでも県民の協働に対して合わせる姿勢が必要かなと思います。
 逆に、馬込川は若干河川敷があります。浜松土木事務所で500メートルぐらい堤防の天端を簡易舗装していただきました。すごい県民の方から感謝の声が届いています。ぜひこれもまた継続していただけるかどうか、この2点。

 それから、安間川は長上地区のあたりで用地交渉がうまくいかないということで滞っていた部分が、急に用地交渉がまとまったということでスピードアップした感があります。遊水地の工事です。
 聞くところによると、この遊水地は広大なものですから平時はグラウンドとして使うという話も聞いています。でも平成28年度供用開始ということですのでもうあと2年ぐらいしかありません。今後どういうスケジュールで動くか、この3つを教えていただけますか。

○石垣河川海岸整備課長
 安間川及び馬込川の河川の維持管理、草刈りまた堤防舗装等についてお答えいたします。
 馬込川沿線ではリバーフレンドシップを11団体と結んでおります。また安間川沿線では8団体と締結しており、他の地域と比べましても非常に河川愛護に熱心な地域だと考えております。
 県といたしましても、活動してくださっている皆様方と一緒に地域づくりが行えるよう引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。除草の要望といたしましては、地元と県あるいは市と連携して必要性の高いところから順に実施していくということで考えております。
 また、地元の方が草刈りをする際に堤防が少し整備されているほうがやりやすいという御意見がありましたけれども、堤防舗装につきましても堤防の利用実態ですとか、市道認定等の市との連携あるいはリバーフレンドシップ団体の活動支援などとあわせて、現地の状況などをしっかり把握した上で実施するよう対応していきたいと考えております。

 次に、安間川の調整池の関係ですけれども、6番委員御指摘のとおり長年の課題でありました用地交渉が昨年度で全て調整につきましては完了いたしました。平成28年度の供用開始を目指して、今年度より本格的な工事を実施してまいりたいと考えております。
 工事の具体的な内容ですけれども、遊水地帯に流入する地下水を遮断するための遮水壁工事と貯水容量を確保するための掘削工事、あるいは調整池周辺のつけかえ道路等を進めていきたいと考えております。
 平時はグラウンドとして使うことにつきましても、地域の皆様方とワークショップを開催いたしまして地域の意見を反映した形で利用計画を作成しております。高水敷をグラウンドやあるいは防災拠点として利用する計画が盛り込まれております。引き続き浜松市と調整を図って、具体的な整備や維持管理の方針を決定して進めていきたいと考えております。
 今、少しおくれて大丈夫かという話がありましたが、今後も浜松市と連携して一日も早い遊水地の完成を目指してまいりたいと考えております。

○大石(哲)委員
 前半の堤防の天端の舗装の話ですけど、橋の部分しか交差点がないですから歩く方にとってはすごい歩きやすい部分ができたよということで感謝の声がありますので、ぜひ進めていただきたいと思います。

 それから、遊水地のグラウンドの件ですけれども、でき上がったらそのグラウンドの管理は浜松市が頼まれるような話も聞いていますけど、その点についてお伺いします。

○石垣河川海岸整備課長
 一応、今利用計画をつくっておりますけれども、市で例えば野球ですとかサッカー場とかあるいは防災拠点の公園として整備をしたいということになれば、やはり平時のグラウンドとしての管理については、ほかの地区でも同じようなことで対応しておりますけれども、市で占用していただいて公園として管理していただくようなことで今調整を進めております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございます。
 堤防の舗装の件もありましたけど、浜松市が政令市になっているので、それは市に任せろとかそれは県の部分だとか、私が窓口に行くたびにあっち行けこっち行けと言われるんです。ですからそういうことがないように、このグラウンドのこともそうですけどはっきり調整をしていただいて、よろしくお願いいたします。

 それから、防潮堤の関係に行きます。
 先ほど交通基盤部長から説明もございましたが、新聞報道等によると土砂は不足しているという話ですね。うわさによるとお金は余るじゃないかと、300億円の寄附金が残るじゃないかという話があるんですが、今浜松市の沿岸が17.5キロメートルぐらいですよね。これについての進捗状況を教えていただきたいのと、その土砂のボリュームと金額の消化ぐあい、要するに金額ベースで教えていただけますか、お願いいたします。

○石垣河川海岸整備課長
 まず、浜松市沿岸域の防潮堤の土砂あるいは全体額の話でございます。
 土砂は不足しているという報道ですけれども、実際には4月9日でしたか、新聞報道で土砂が不足しているじゃないかという報道がございました。これは不足というのは実は購入する土砂のことが少し誤った報道等になってしまったかなと思っております。
 全体で約500万立米くらいの土砂を使う計画になっておりますけれども、CSGの本体のセメントをまぜてかた目のコア材をつくるものについては今、阿蔵山から持ってきております。それは阿蔵山と掘削した砂をまぜて約200万立米ぐらいですけれども使う予定でいます。あとCSGの周りに盛り土を盛って、かたくなるようにして積み上げていくんですけれども、それが約250万立米ぐらいで、これも発生土を220万立米ぐらい使う計画でおります。不足するものがあります。その不足も実は購入という形で要は採石屋さん等から持ってくるということで考えておりました。この購入する分を少し不足という新聞報道になったかなと思っております。
 現在、そういった購入するものにつきましてもコスト縮減を観点に公共残土ですとかいろんな工事から持ってきてもらう、あるいは民間の工事から持ってきてもらうような調整をしまして、今現在、約20万立米ぐらいが、そういった公共工事等からの調達がまだ見通しが立ってないような状況でありますけれども、これにつきましては当初の計画どおり購入して当てるということで土自体が不足して困っているという状況ではございません。
 あと金額でございますが、資材費あるいは労務費単価が高騰していることを受けまして、あるいはいろんな状況の変化によって少し仮置きした土を持ってこなくちゃいけないとか、そういったいろんな細かいところの増加もございまして、なかなか300億円の中でおさまるということは厳しくなりつつあるのかなと思っています。
 先ほど公共残土を使うということでコスト縮減という話もしましたけれども、今そういったいろんな工夫をして300億円で完成させるような努力をしている最中でございます。
 工事の進捗についてでございますが、説明資料の71ページに全体の図面の17.5キロメートルをあらわしてございます。
 平成25年から始めまして、ここに試験施工@A完と書いてございますが、ここの試験施工約1キロメートル弱になりますが、これについては完了しております。
 そして、その試験施工Aのすぐ左側、本体施工@と書いてあります。ここに実施箇所とありますが、ここの約5キロメートルにつきまして今工事をしてございます。これにつきましては今年度中ぐらいに約5キロメートルが完了する見通しになっております。
 そして、右側の馬込川と天竜川の間にあります本体施工Aにつきまして2月議会で発注をかけております。これにつきましてはCSGのプラント1つとその西側の1キロメートルにつきまして発注をさせていただいて、今工事の着手の準備をしております。
 さらに、本体施工のAの3と本体施工のBの1につきまして、今年度中に発注をかけたいと考えております。
 事業費の進捗につきましても、72ページに津波対策施設等整備関連事業費ということで平成24年度で2億円、25年度で21億円、26年度で51億円というような事業費の消化をしております。
 今年度につきましては77億円を予算計上して、主たる工事の概要にありますように本体施工のAの3、本体施工のBの1というような工事を発注していく予定でございます。
 そして、債務負担で平成27年度から29年度につきましては残り80億円をまた予算計上して今後発注していく見通しでございます。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 県下各地で土砂が欲しいということですので、うちだけが足りないわけじゃないですから上手に調整していただいて、よろしくお願いいたします。

 それから、この三者基本合意を見ると今切口の東側から天竜川の河口の西側までの17.5キロメートルを整備する。今切口の西の湖西市は湖西市で今動き始めているようですが、この中に含まれる馬込川はどなたがどうやってやるのか。
 それから両方に入らない今切口、要するに浜名湖の出口と天竜川の出口、河口、これは二級河川の出口ですので多分県がやると思うんですが、天竜川の河口と今切口の河口の施工主体。
 それで1つ、和歌山県で浮力式のこういう防潮堤を海岸でやろうとしたら何か失敗したらしいんですけど、この3カ所について工法的な検討はされていますか、あわせてお願いします。

○石垣河川海岸整備課長
 まず、私から馬込川の河口対策についてお答えいたします。
 馬込川は県の管理河川になっております。そしてその両側を今先ほど説明した防潮堤の整備をしております。馬込川の河口対策につきましても津波対策の一環で今いろんな角度からどういった工法が最適かという検討会を設けております。河川整備計画の基本方針をつくりまして、来年度整備計画をつくるというような状況で、それにあわせまして河口対策につきましても検討会で先ほど6番委員がおっしゃった浮上式というものも含めまして検討しているという状況でございます。

○梅原港湾整備課長
 三者基本合意の西側にあります今切口の津波対策について港湾局から御説明させていただきます。
 浜名湖の今切口は戦後間もなくの昭和28年に台風の大災害を復旧する中で、地方港湾の浜名港や第3種漁である舞阪漁港との浜名湖における内水漁業利用に関する取り決めから、現在の形で今切口が固定されたものでございます。
 この今切口両側の防潮堤の高さは6.2メートルでございまして、新たに6月18日に公表されましたレベルワンの津波による堤防の必要高は8メートルになります。この8メートルの高さを基本に両岸の改良をする計画でございます。
 この整備によりまして、レベルワンの津波が海岸沿いの防潮堤を乗り越えることはございませんで、浜名湖内に入る水量をカットすることができます。これにより今切口から湖内に津波が入り込みますが、この水量でも湖岸からの背後地になります居住地への浸水はないものとして、今切口の津波対策はこのように考えているところでございます。

○長繩河川企画課長
 三者基本合意の東端に当たります天竜川の河口における津波対策についてお答えいたします。
 天竜川は国土交通省の直轄河川でございまして、国土交通省によりましてレベルワン地震津波に対する耐震性能等の調査を行い、その結果を踏まえまして必要な対策を講じていく予定であるということを確認してございます。
 県といたしましては、今後国に対しまして必要な対策の推進を要望してまいりますけれども、御質問にありました工法的な検討のうち水門方式につきましては、非常に大きな河川でございますので天竜川においては水門方式の検討はないと承知をしております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 聞き逃したかもしれませんが、今切口は両側を上げるから、都田川の出口そのものは何も講じないという受けとめ方でよろしいですか。

○梅原港湾整備課長
 現在の堤防を上げることによって海岸堤防からの津波の浸水はなくなりまして今切口からは津波の水量は入るんですけれども、その津波の水量では市街地には浸水が生じないということでございます。レベルワンの津波に対しては浸水しないということになります。
 あわせて、今切口の対策として今切口の西側に新居海釣り公園を港湾事業で整備してございます。この公園はウオーターフロントの魅力を生かした公園ですが、公園の利用上どうしても防潮堤ができませんので、我々は海釣り公園利用者のための津波防護施設として命山もつくるところでございます。
 この盛り土によっても津波の低減効果があると私どもは考えておりまして、今後この命山と先ほど申し上げました8メートルの防潮堤、これらにつきましてはレベルワンを上回る津波が来てもできる限り壊れない、壊れにくい構造、粘り強い構造でつくることによって、レベルワンを上回る津波についても、できる限り浜名湖内に入る水の量、津波の水量を減らす工夫を考えて減災対策に努めていきたいと考えているところでございます。

○大石(哲)委員
 浜名湖の沿岸はレベルツーで整備するのではなかったですか。レベルワン、レベルワンと言いますけど。
 それと、今切口を何もしないと浜名湖は徐々に水かさが上がるというのはわかりますが、細江のほうまで浸水のハザードマップでは浸水域になっているのですが、その部分についての説明はどうなりますか。

○長繩河川企画課長
 浜名湖周辺は二級河川の都田川ということで、ごく一部、弁天島の埋立地の間の水路などを除きまして県が管理しているものでございます。ここにおきます津波対策としましては、ほかの河川、海岸と同様にレベルワン津波を防ぐ対策が基本でございます。
 今切口につきましては200メートルの幅がありまして、潮汐によりまして、毎日大量の水が出入りしているわけですけれども、ここにつきましてはその左右の盛り土の高さをレベルワンを超える高さにすることによりまして、レベルワンを超える津波が浜名湖内に進入することを極力減らすというのが基本的な考えでございます。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 では、質問を変えます。
 いただいた説明資料の中で森の力再生事業がございます。資料を見ますと県下で順次4月から先月までタウンミーティングをされているということですが、そこで1,000人以上の方が出席されて、当然林業に携わっている人が多いと思うのですが、その中で出された御意見、それから今年度でこの事業が終わって陳情も出されているのですが、県としてはどういうふうにこの事業を進めていきたいのか。

 1万2000ヘクタールがほぼことしで終わると思うのですが、この事業で残った面積はどれぐらいありますか。教えてください。

○田島森林計画課長
 タウンミーティングの結果ですけれども、参加者は1,000人くらい出席していただいたのですか、その中でいろんな御意見をいただいております。
 基本的にはやはり環境等について御関心のある方が集まってくださったこともありまして、事業の継続あるいは拡大してもっと進めてくださいというような意見であったりとか、竹林についてもより一層やっていただきたいとか、そういったような意見をいただいております。
 また、今後の事業の進め方につきましては、このタウンミーティングでいただいた御意見、さらには森林県民円卓会議の開催でありますとか、現在県民のアンケート調査というものも別に行っております。
 さらには、市町の首長たちや経済団体の関係の方にも意見を伺いながら、今後そういった意見を集約して事業継続について検討させていただきたいと考えております。

 この全体計画につきましては、今年度で1万2300ヘクタール終わる予定でございます。
 次期の計画については、皆さんの御意見をいただいた中でまた判断したいと考えております。

○大石(哲)委員
 この説明資料を見ますと3つのタイプに分かれていまして、一般型と災害対応型とその他。一般型が基本的にこれが全てというぐらいの割合ですよね。
 私の地元の浜松市東区は森林がないもので思うかもしれませんが、地元、所有者がやるべきという発想がまず私は浮かぶんですけど、先ほどの収用委員会の方の御説明にあったように公益性を判断するところがあるわけですよね。公益性があるもの、高いものという尺度で選んでいるようですが、公益性というのは主観ですごい変わると思うのですが、そこらはどのように私は理解したらいいか。教えていただけますか。

○田島森林計画課長
 公益性につきましては、やはり山地災害の防止、危険の箇所でありますとか水源涵養機能が高いというようなところを基本的には公益性が高いところとしてありまして、市町の森林計画の中で一応、市ごとにエリアを決めて当初は計画しておりましたので、そこを対象としてございます。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 では、質問を変えます。
 次に、天浜線の関係ですけど、先ほど交通基盤部長から6期連続で黒字が計上できたという話です。この鉄道は北遠に住む方々の貴重な生活路線でありますのでぜひ残していきたいと思っていますが、今回3つの高校が1つになったように、人が減っているから乗る人が減って、乗る人が減るから便数を減らすと、どんどん悪循環になっていると思うんですよ。
 平成26年度決算が終わって、この決算を分析して県としてはこの路線をどうしていこうかという所感をお願いしたいと思います。
 あわせて、来年度以降支援をどうしていこうかというところを教えてください。お願いします。

○林地域交通課長
 まず、平成26年の天浜線の決算状況の御質問についてお答えをします。
 平成26年の営業収入におきましては、旅客収入が定期以外と定期収入と分かれますけれども、定期を使ったお客様が伸びているということでございました。原因を言いますと天竜高校の統合ですとか遠江総合高校の利用の方がふえたという分析でございます。旅客収入が定期収入の大きな伸びにより前年度5.7%増の3億8900万円となりました。
 あと、旅客収入のほかに受託事業の収入ですとか広告収入が増加しましたことにより、前年度33.7%増の4600万円の増加でございました。旅客収入を伸ばすことも大事でございますけれども、サイドビジネスによりましても収入の安定化を確保していきたいと考えているところでございます。
 平成27年度以降の支援につきまして御説明します。
 施設整備に関する支援につきまして、平成26年度から平成30年度までの中期経営計画に基づきまして、県と沿線市町が協力しまして5年間で総額10億5700万円の財政支援を行うこととしております。
 支援内容につきましては輸送施設の整備、維持、補修経費等でございまして、平成27年度は前年と同額の1億570万円を予算計上しているところでございます。
 さらには、県は天浜線が行う施設改修費用の一部としまして1億2300万円を補助する予定でございます。
 また、利用促進に関する支援につきましては、県、沿線市町、会社で組織する天竜浜名湖鉄道市町会議を中心に、マスメディア等を使った情報発信による天浜線の認知度の向上や鉄道利用のきっかけとなる企画切符の企画周知等を行ってまいりたいと思っております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 資金的な支援をいただくのは結構なんですが、結局根本的な解決にはならないと思うんですね。これはもうこの路線がある以上、ずっと継続していかなくてはいけなくなります。
 私もここに来るには遠州鉄道という私鉄を使って来ているのですが、この遠州鉄道と天浜線を相互乗り入れさせたら、客は例えば三ヶ日のほうからとか、森町のほうから浜松市に来て、また名古屋、東京に行くという新たな客層が生まれると思うのですが、そういう相互乗り入れを検討した経過はございますか。
 それから、もし何か課題があるなら、その課題も教えていただけますか。

○林地域交通課長
 遠州鉄道の電車は現在、西鹿島駅でとまっておりますけれども、これを天竜二俣駅まで乗り入れることにつきましては、6番委員の御指摘のとおりでございまして天浜線の利便線の向上につながるものと考えております。
 遠州鉄道の電車が天浜線に乗り入れる検討につきましては、平成18年度に浜松市を中心に行われております。
 電車が天浜線に乗り入れるためにはトンネルの断面が狭いですのでその改修、あと電気設備の設置、あと今使っている車両のホームの高さが違うものですからホームの改善というようなところに工事費が約34億円かかると。電車が乗り入れることのランニングコストが約6000万円かかるという検討結果が出ているところでございます。

○大石(哲)委員
 34億円ですね。なかなか厳しい数字ですね。ありがとうございました。

 では、昨今課題になっているドローンについてお伺いします。
 今ドローンを規制する方向で広場とか公園がほとんど規制されていますが、先ほどもあったように施設の長寿命化というところで、たたいて音で検査するという話もありますけど、災害を未然に防ぐためにカメラをつけたドローンを飛ばすとか、効用はいろいろあると思うんですよ。
 ですから、これも全部規制してしまうと技術が伸びない。だからここではこの時間帯は飛ばせますよというような、逆にほかに逃げない、ここに誘導するというような政策も必要かなと思うんですが、県の管理する公園でこんな検討をされたことがございますか。

○M田公園緑地課長
 ドローンの活用についてお答えいたします。
 ドローンについては遠隔操作で飛行するという性質上、際限なく飛行させた場合には一般のほかの公園利用者に対して危険が及ぶと判断をいたしまして、従来から禁止でありましたラジコンヘリなどと同様に原則禁止ということを5月末に7公園に通知をしたところであります。
 その段階で確認をしましたところ、7公園のうち2公園でドローンの飛行を確認し、その際利用者に注意をして中止をしていただいたという実績を確認しております。
 原則禁止としておりますけれども、例外といたしまして都市公園条例の許可の中に行為の許可というのがございまして、業務として撮影をする場合ですとか、一部の施設を貸し切りまして協議会とかイベントを開催するような場合につきましては指定管理者の許可を受けまして一般の他の公園利用者に影響を及ぼさないことや、ドローンの使用者が責任を持って安全管理を行うという2点を確認の上で許可をすることができるとしております。
 7公園の中には広大な公園もございますので、範囲を限定したドローンの操作の練習などを認めることについては今後指定管理者と十分に検討をして、その方向で検討してまいりたいと思います。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 ぜひ、後半の部分の考えで進めていっていただきたいと思います。そういうこともありですよというPRをぜひ徹底していただきたい。今禁止しか伝わっていませんからね。ですから事前に許可をとっていただければ可能性はありですよというようなPRをぜひお願いしたいと要望して終わります。

○曳田委員長
 では、ここでしばらく休憩します。
 再開は15時とします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では発言願います。

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