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委員会会議録

質問文書

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平成25年12月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大池 幸男 議員
質疑・質問日:12/13/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○大池委員
 一問一答でお願いします。
 中央新幹線の環境影響評価準備書の件でございますけれど、JR東海から出されて、粛々と手続をする段階で、最終的には県が意見書を出すということになろうかと思います。私は大井川の下流の島田市に住んでおりますので、まさしく大井川水系の恩恵を毎日受けて生活をしている者です。
 その人間が、大井川の流量が最上流部で2トン、2立米、さっとなくなるよと言われて、はいそうですかと言えるような話では全くないと思ってるんです。
 というのは、大井川最上流部の田代ダムで東京電力が発電所に水を使うために富士川水系に落としてるんですね。この水利権の更新をちょっと前にやったわけですね。結果的に3年がかりで田代ダムから大井川の本流に0.43トンですよ。これを取り返すためにどれだけ苦労したかという、そういう住民なんですよ。それがその上2トンなくなるよなんて冗談じゃないですよ。平気でそれを言えるJR東海の神経を疑いますよ。このまま行きますよでは、そんなの地域ではぜちゃうよ。リニアなんか要らないという話になりかねないと私は思います。これは丁寧に対応していただかないと困ると思います。
 そういう思いの中でいろいろ調べていきますと、リニア中央新幹線の実験線工事をやってもう通っているわけですね。あした委員長が行かれるというんですけれど、そこにもトンネルが何本かあって、そのトンネル工事のときにかなりそこに湧いた地下水が破水して漏れたという現実があるような話を聞いてるんですが、そういう情報は皆さん受けてるんですか。

○市川生活環境課長
 これはJR東海のホームページに記載してございますけど、はぜたというよりは、本当に水道水源が枯渇したということで、別に水道水源を上水から用意をして、その手当てをしたと聞いております。以上です。

○大池委員
 そうなんですよね。JR東海は、リニアのトンネルだけではなくて、トンネル掘削の経験がいっぱいある中で、トンネルを掘ると水が出るんだよね。流れていっちゃうんだよね。
 その実績があるもんだから、2トンというのは相当信憑性のあるデータではないのかなと思うんですよ。南アルプスの地下400メーターであるかもしれないけど、そこでそのトンネルに2トンを吸収してしまう。
 その可能性が十分ある中で、とはいってもこれは出してもらっちゃ困るわけですよ。そのままにしとけば工事は進むんだけど、これに対して、そのトンネル工法なりの知見を有した人間に、例えば皆さんがそういう人たちから勉強をして、こういう工法だったら地下水の流出がなくて、外部に影響ないような対応もできるというような、しっかりした静岡県としての対応策も持つべきではないのかなと私は思うんですけれど、そんな勉強をなさってますか。

○市川生活環境課長
 トンネル工法等については、そのJR東海をしのぐ知見というのはなかなか得られないところもございまして、まだ調査をしているところでございます。
 ということで、このリニアの環境影響評価による知事意見書というのは、なかなか難しいところがございまして、環境保全の見地からという範囲を抜けないということは、もちろん大きな問題なんですけど、工法を示すとか、そういうところはまたこの10年の工事の中で新しい知見も出ますので、そこをリアルに示すというのも、なかなか難しいと思いますが、役に立つ知見があれば書き込んでいきたいと思います。

○大池委員
 要は、静岡県側がJR東海に出す意見書の中に、私はこの地下水は漏れては困るということを明確に言ってほしいんですよ。漏れるということは、我々の生活に絶対影響するわけですから、これは静岡県のこの工事に対する大きな柱として、明確に言ってほしい。
 そのためにこういう工法があるんだったらば、JR東海はそれなりに対応しなければいけないというところまで突っ込んでいただかなければいけないと思うんですよ。
 まさしくこの部や課は、県民の暮らしと環境を守る、そのために存在している部であって、皆さんの総合力を発揮して、2トンの水が漏れちゃうのが当たり前のような、JR東海のそんな話がまかり通らないよう、そこはぜひ何とか県民のために頑張っていただきたいなと思います。伊熊部長の決意を聞きたいと思います。

○伊熊くらし・環境部長
 大井川水利調整協議会を以前、課長時代にやっておりまして、関係市に対してこんな大きな問題があるということで、関係市と直接JR東海に問題ありというので言っていただいて、私も申し上げました。
 大変大きな問題ということで、これをどうするか、JR東海にしっかり対応してもらいたいと、そういう姿勢で臨みたいと思います。

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