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委員会会議録

質問文書

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平成30年11月多様な働き方推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:11/28/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 ありがとうございました。私もいろいろ質問したいこととか切り込みたいことがたくさんあり過ぎるんですけれども、労働組合となると、やはり正規の会社員、正規の職員が労働組合になって、非正規の問題、どうしてもそこの壁が埋まらないという問題に突き当たります。やはり非正規の方たちの働きがあって、正規が支えられているところがあるんですが、その辺の端的なお考えはいかがでしょうか。

○谷俊子氏
 非正規の人のパーセンテージがすごく上がってますよね。ですので、労働組合、それぞれ違うと思いますけれども、やはり賃上げなんかはまだまだ正規雇用の人たちだけのための労働組合というところがありますけれども、働き方、環境に関しては労働組合が底上げしていることは1つだと思いますので、労働組合がなくなっていいという人もいますけれども、私は労働組合はあったほうがいいんじゃないかなと。私も執行委員を専従でやっていたことがあります。数年前になりますので、また状況も変わっているかもしれませんけれども。どういう、ちょっと意図が。

○佐野委員
 労働組合はあってほしいと思います。私は公務員、教職員出身なんですが、やはりそういうところで獲得した権利を使うことによって社会が変わってくるというか、社会全体を引っ張っていく意味があるかなと。

○谷俊子氏
 賃金だけではなくて、働く環境、時間の問題だとか、安全の問題だとか、人間関係だとか、ハラスメントもふえてますから、そういうことを整備したりだとか、そういうこともひっくるめて労働組合の役割はまだまだあると思いますし、だんだん歩み寄ってきているのかなと思います、時間はまだかかると思いますけれども。

○佐野委員
 育休とか介護休暇、育休が3年、当たり前になってきましたけれども、まずは労働組合というか、権利を獲得したことで、社会全体に広がってきたという自負がありますよね。そうあってほしいと思います。ありがとうございます。
 そして、先ほどもお話しになった27ページの短時間の人を採用。私は教員で、学校現場もブラック企業と最近すごく言われるようになって、教職員の働き方改革が今すごくブラックの代表になってしまったことが残念です。
 しかし、今年度から文科省がスクールサポートスタッフを取り上げて、教員の仕事をサポートする人をつけるという画期的な取り組みが始まりました。静岡県も採用しています。なので、そういう長時間の人の仕事を振り分けるというか、それもありますよね。
 お医者さんも医師クラークといって、横でカルテなんかをサポートする人をつけることによって、医師の仕事も短縮できたり、待つ時間を削減できるというメリットがあります。ですので、振り分け方が大事かなと思いました。
 そういう人を、今はスクールサポートスタッフは時給1,000円で主婦のバイトみたいな形なんですが、行く行くはそういう人たちを学校の中に、多様な働き方の中に取り入れていくという新しいやり方があるかなと思いました。

○谷俊子氏
 そういう方の1つの課題として、期間が終わったら雇用が終わりという不安定さですよね。まだ取り組みが始まったばかりですので、どうなのかあれですけれども、一般的に予算がついたときだけですよね。だからそれを本業にはできないですね。やっぱりサポート役。家庭の中で、稼ぎ手になる方ではやっていけないという課題もひずみもありますよね。

○佐野委員
 官製プアというか、県の中もそうなんですが、県の職員を減らすために、派遣だとかそういう身分の人が大変多くなって、官製プアの消失も1つの課題だと思いました。
 あとまた別なことなんですが、先ほど介護、そして元気で企業の中で働き続けることが大事だとありましたけれども、企業内保育園とかこのごろふえてきましたよね。企業がその会社で働く人たちをサポートするということで、そういう考え方は企業内保育所だとか、社員の健康管理とか、そういう方向でいくべきだと思います。
 それに加えて、介護もこれから企業の中のデイサービスとか、うちの親を一緒に連れていって、保育所じゃないんですけど、帰りに連れて帰るとか、介護でも会社もサポートするという時代になっているかなと思いました。

○谷俊子氏
 まさにそのとおりだと思います。ただ、日本の場合は、家と職場がすごく離れている。静岡の場合はもしかしたら近いかもしれませんけれども、結構首都圏は離れているので、保育所もつくっている企業ありますけれども、そこまで子供を連れてくることが、通勤ラッシュアワーにできないというケースもよく聞きます。だから介護も、会社サポートをするのはちょっと難しいかなという感じはありますけれども。やっぱり東海大でも、私、ワーク・ライフ・バランス推進室で子育て支援をやっていたときに、保育所をつくるという案があったんですが、結局、いろいろニーズを聞いてみると、かなり遠くから、2時間ぐらいかけて来ている先生が多かったので、そこにつくっても連れてくるのが大変と言われて、断念したことがあります。
 ただ、そのかわり、祝日一時保育なんかをやりまして、祝日は保育所が預かってくれないんですよね。そういうときにポピンズさんとかそういうところからスタッフを東海大に呼びまして、祝日だけ保育をするとか、建物をつくるわけじゃないけれども、そういうスタッフさんに見てもらうことはやっていました。そういうのを試行してみるのもいいかなと思います。

○佐野委員
 ありがとうございます。地方は結構車で通勤が多いので、そういうところのニーズも中央とは違いがあるなと思いました。
 テレビでも「主婦カツ!」とかドラマがあったりして、やはり女性の力を生かす、そして女性のさまざまな、建築であろうとどこであろうと、女性を活用することで活性化するというのは、いろんなところで実施をしていますので、これからの工夫の余地が多いなと思いました。ありがとうございました。

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