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委員会会議録

質問文書

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平成24年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 卓也 議員
質疑・質問日:03/07/2012
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○阿部委員
 大きく7つの分野について質問させていただきます。
 まず、観光交流の分野について御質問します。
 平成24年度当初予算の中で、ふじのくに観光ブランド創出事業1億7100万円が計上されていますが、まず前年比ダウンというのは、これは効果が薄いというふうに感じてのダウンなのか。これはきちんと検証していると思うので、ぜひその根拠を教えていただきたいと思います。
 また、細かく言うと、平成23年度はどこに投入したのか。ばらまきは効果がないと思いますので、特に市町の観光協会等々にばらまきをしたものがどのぐらいブランド創出につながっているのか。個人的な所感としては、観光協会に投入しすぎではないかと。もっと県は絞り込んで広域にしないと、なかなか観光ブランドというのができないのではないかと感じていますが、この分析をぜひお聞きをしたいと思います。

 それから、観光交流促進を考えたときに、最近この経済状況の悪化から、旅行も安・近・短という言葉がよく出てきますが、まず静岡県で観光を考えたときに、県外から来ていただくというのももちろんありですが、静岡県380万人の県民の皆様がいらっしゃるわけですから、この皆様を動かすこと、まずは足元からということをもう一度考えることが必要だと思います。
 というのは、昨年の震災の後、伊豆のキャンペーン等々がありましたが、旅行会社各社に取材をしましたらかなり効果があったと、特に県外の人間が伊豆に行っている率が上がっているということでありました。なので、県内の魅力を再発見していくキャンペーンをぜひ平成24年度も考えていくべきと思いますが、どのようにお考えかお伺いをしたいと思います。
 例えばよく今回も陳情の中で西伊豆町でしょうか、観光協会からでしょうか、フェリーを活性化してくれというような陳情がきていますが、ただ補助金をつければいいというものではなくて、今言ったように、例えば静岡県西部の浜松市在住者に限りこの期間はフェリーは2,000円で乗れますよと、例えばですよ、そういうキャンペーンを打って旅行会社と一緒にキャンペーンをやる、もしくはインターネットで打ち出すというようなことも考えられますし、家康プロジェクトをやるというのであれば、家康の静岡県での特徴は、静岡を中心とする中部は晩年の家康、浜松を中心とする西部は若いときの家康。だったらば晩年の家康の暮らしぶりを知るために西部の人は、中部に来てください。中部の人、若いときの家康を知るために西部のいろんな家康の史跡をめぐりましょうよという県内のまず県民の皆様が動いてこそ、その人たちが熱伝導で知り合いに、「私も知らなかったけれど静岡もいろいろいいものがあったんだよ」と、熱伝導をしてこそ、県内の観光というのは育っていくんじゃないかと感じますので、ぜひ提案をしておきたいと思います。

 それから、今、旅行会社に取材をしたと申し上げましたが、その中でヒントがありました。
 民間とのコラボを考えてもいいんではないかと。JTBをちょっと引き合いに出しますが、JTBというのはエリアごとにJRと同じように分社化されていまして、JTB東京が今、熱海市と磐田市、それから県外の市を2つほど行政視察、政策視察をツアーとして打ち出しています。それで、磐田市、熱海市は条件として視察はしてもらいますが、そのかわり熱海に泊まってください、磐田に泊まってください。それで夜、その関係者と懇談会、意見交換会をしてくださいというようなメニューで組み立てられています。非常に問い合わせも多いようでありますし、静岡県は大分先進的な事例も多く行政資源、施策資源も多いということなので、例えば2日目は静岡県のこの施策を見に行ってくれというようなものを売り込んで、この静岡県庁に来てもらう。それからまた、それぞれの県の施設を見てもらう。例えばがんセンターとか、そういうことが考えられると思いますので提案いたします。
 また、もう1つJTBを引き合いに出しますが、JTBは年度で上半期、下半期と分けて重点地域を決めてキャンペーンを打っているようなんですが、2011年のキャンペーンが愛知県、岐阜県、三重県のキャンペーンだったそうです。そのときにコラボレーションをして、名古屋に世界の山ちゃんという手羽先屋があります。その手羽先屋の1人前無料というチケットを配ったそうです。2011年の下半期なのでキャンペーンは終わっているのですが、それが非常に好評で、世界の山ちゃんと愛知県のそれぞれの利用者が継続して今やっている。非常に地域経済も活性化したと。
 これはとてもヒントになると思いますので、ただ旅行会社に静岡県はこんな魅力がありますよじゃなくて、こういうことも考えられますねというような、一歩踏み込んだ企画をしないと静岡県の魅力を打ち出し切れないんじゃないかと思います。併せて提案いたします。

 観光交流でもう1つ。
 内陸フロンティア構想が今、動き出しました。
 県として幾つか沿線にモデルを打ち出していくということですが、部長、ぜひ観光モデルもひとつ具体的に提案をしていくことが必要だと思いますが、いかがお考えかお聞きをしたいと思います。

 2つ目の分野ですが、空港振興についてお聞きをしたいと思います。
 まず、空港の振興策として今の観光振興にかかわりますが、富士山静岡空港の県内利用者の状況はどうかお聞きをしたいと思います。
 先ほど申し上げたように、まず県民が富士山静岡空港の魅力をどれだけ周辺に語れるかだと私は常々感じています。特に静岡県民というのは、他県に比べて飛行機に乗ったことがない人の割合が多分他県より高いと思います。今までは新幹線で旅行に行く、車で旅行に行くというように東海道の恵まれたエリアにいたものですから飛行機に乗る必要がなかったということがありますので、「飛行機を見るものから乗るものに」というキャンペーンをやる、意識改革をやる。ちょっと話が横道にそれますが、石雲院の展望デッキも、ただただ見てもらうためじゃなくて、これは飛行機を見るものから乗るものにするためにつくるんですよと、そういう打ち出しをする。子供が飛行機を見て、「ああ、お父さん、飛行機乗りたい」、「お父さんも乗ったことがない」、「じゃあ、一緒に乗ろうよ」というような連動するものになるんですよと。そういう打ち出しをしてほしい。ただつくってください、つくりますではなくて、そういういろいろな波及効果を、魅力を語らないと予算、お金というのは生きてこないと思います。
 余談でしたが、質問の本筋は、この県内利用者の状況がどうなのか。もしきちんと分析ができているならば、キャンペーンをいろいろ県内全域に打っていますが、絞り込みも必要なのではないかと私は考えます。例えば富士川以西、浜名湖以東に絞って徹底的にキャンペーンを打つとか、見込みがないところは思い切ってあきらめるめり張りも必要と考えます。例えばやはり地勢的な状況で熱海の人や湖西の人たちというのは、それぞれ中部国際空港へ行ったり羽田国際空港へ行ったほうがいいというのはいたし方ない状況であります。なので、漠然と富士山静岡空港の利用キャンペーンを打つのではなくて、絞り込みを考えるかどうか、これはきちんと分析したうえでお考えになっているかどうかお聞きしたいと思います。

 それから、空港関連でLCCの誘致戦略についてどう考えているかお聞きをしたいと思います。
 君塚部長代理、国の戦略も含めてお聞きをしたいと思うんですが、LCCというのは私の思うところ、集客が見込めるところをねらっていくというふうに考えています。その場合、例えば発着料金が高くても集客が見込めればそこに行くんだということがねらいではないかと思います。
 富士山静岡空港に当てはめたときに、果たしてそれが当てはまるかどうか。また茨城空港はよくライバル視をされますが、茨城空港は最初からLCCをターゲットにして空港づくりをしました。発着料とか体制とか。それと比べて果たして勝ち目があるのか、そのあたりについてどのように考えているかお聞きをします。

 空港についての3点目、FDAとの関係についてお聞きしたいとお思います。
 御承知のように、FDAは名古屋空港へのシフトが著しい状況であります。いまや静岡路線は3路線しかございません。果たして今後、静岡県がFDAに対して支援を拡大していく価値があるか否かお聞きをしたいと思います。
 ですので、今の3路線のそれぞれの状況をお聞きをしたいと思います。

 空港に関しての4点目、山梨県との関係であります。
 山梨県は、よく富士山静岡空港じゃなくて富士山山梨空港だと思っているということを、本県の空港振興のキャンペーン担当者からお聞きします。というのは、静岡県に寄らずに山梨県へそのまま連れて行くつもりでいると。それじゃあ困るんだと。
 でも私は思うんですが、逆手に取って、富士山という共通の財産があるわけですから、山梨県で飛行機利用者をちゃんと造成してくれて空港利用料等をきちっと払ってくれれば、泊まらなくていいから、そのかわり1カ所静岡県内の観光地にも寄ってよというようなことで話をすれば、山梨県側も乗ってくるんじゃないかと考えますが、どのようにお考えかお聞きしたいと思います。
 またあわせて、ビジネス利用や教育旅行、物流に関しては、当然山梨県も使ってくれればいいわけですから、視野を広げて一緒にやっていけばいいと思うのですが、山梨県との関係についてお聞きをします。

 最後に、インバウンド及びアウトバウンドの戦略化ができているかどうか、お聞きをしたいと思います。
 就航地の3カ国は当然ですが、仁川経由の周遊型を今打ち出しています。本会議の公明党の盛月議員の質問でもありましたが、例えば、ちびまる子ちゃんが人気がある、ヤマハやカワイのピアノが人気があるなど、それぞれの国で事情が違います。それぞれの国に対して、戦略の目玉になる静岡県としてのキャンペーンを打っていくべきと思いますが、どういうふうに考えているかお聞きしたいと思います。
 それから、この国はインバウンドより逆にアウトバウンドだなというように思える国もあります。というのは、台湾について言えば日本からの出国者の6.7%が台湾なんですが、静岡県からは5%にいくかいかないかという数字であります。これだけ見ても、少なくとももっと台湾に行く要素があるんじゃないかと、行く魅力があるんじゃないかということだと思います。そういうところを戦略的に考えているかどうか。
 また、インバウンドについて考えると、今、日本へのインバウンドの1位は韓国であります。245万人。中国が2位で140万人。ただ、それぞれ韓国からの海外旅行者が4900万人中245万人。中国は6000万人中140万人。パーセンテージに直してくと、日本に来ているのは韓国は5%、中国は2.3%。常にそこでパーセンテージに差があるんです。ただ旅行者が多いから日本に必ず来てくれるというわけではなくて、日本のことが好きな国、嫌いな国があります。そういう思考もしっかりインバウンドの場合は分析をして、単に全部の国にやるんじゃなくて、日本が好き、例えば静岡県でいうと富士山が好きというような国に集中してキャンペーンをやっていくべきと考えますが、所見を伺います。

 3分野目、天竜浜名湖鉄道であります。
 先ほど来、手厳しい議論が続いていますが、それぞれの委員が追求すること、至極ごもっともと思うところもございます。ただし天浜線は御承知のように5カ年計画で、現在県として支援をしていますが、この後のことをただ天浜線を支援するのはいいだ、悪いだではなくて、先ほど交流局長も答弁されてましたが、天浜線の必要性を今、問うのではなくて必然性が何なのか、それをきちんと洗い出していく時期に今あると思います。また地域と沿線市町に天浜線の存在意義というのをきちんと見直してもらうための時期だと私は考えています。
 それに関して、7番委員に申し上げますが、市町を巻き込むことは大事であります。我々はそれぞれ沿線市町から出てきている県会議員であれば、浜松市は浜松市のこと、県は県のことじゃなくて、お互いみんな共通の県民、市民にとっての天浜線の存在意義でありますので、その上で先ほど申し上げたように、この必然性は何かということをともに考えるというのが我々の責務だと思います。それを果たした上で、沿線市町や県民が要らないというのであれば、それはその判断で私はいいと思いますが、その努力をまず今すべきと考えますので、一緒にお力添えをいただきたいと思います。
 質問の内容からちょっと脱線しましたが、5カ年計画の終了後、必然性をきちんと洗い出していくべきだと思います。今度県から2人出向者を出しますが、彼らにはそのあたりについてどのような整理をして、目先のことだけではなくて、将来5カ年計画が終わった後のことを考えて出向させているのか、どういうふうに段取りをするように、手当をしていくように、また議論を喚起していくように話をしていくのかお聞きしたいと思います。

 次、4点目の分野でありますが、グランシップ及び県文化財団について質問します。
 まず、グランシップの自主企画事業についてお聞きします。
 我が会派の田内議員も本会議で質問させていただきましたが、グランシップの自主企画事業というのは、方向性をある程度明確にしていく時期ではないかと思います。その方向性というのは、今のように県民に広く一般的な文化芸術を提供していくのか、それを使命とするのか。それとも民間が興業として取り上げられない、いわば採算に合わないような前衛的な、また新しい、また埋もれている文化芸術を紹介していくことや県内の若手の芸術家とか音楽家を紹介していくことによって県内の文化人や芸術家の育成を図っていくというところに力点を置くのか、そのどちらかではないかと考えますが、その方向性についてどのようにお考えになっているかお聞きをしたいと思います。

 また、よく野球の世界では、目指せ甲子園ということがあります。
 静岡県内でいえば、決勝戦は草薙球場で準決、決勝があるので、草薙に行くことをまず目標にすると。ところが、このグランシップが文化芸術の点で殿堂だという割には、じゃあ目指せグランシップという文化芸術的行事が少な過ぎるのではないかと。そこをもう少し考えて、全県の目標になるような事業を打ち出すべきと考えますが、いかがでしょうか。

 大規模改修工事についてお聞きをします。
 平成24年度6870万円の予算計上がありましてコージェネレーション、照明、音響の更新ということでありますが、当然ながら安くできればなるべく安くやろうというのもあるかもしれませんが、考えようによっては、県内音響産業とか照明、またコージェネレーションそれぞれ先進的な企業群があります。こういう企業群の県内技術のPRの場としても使えるのではないか。グランシップの音響は県内のそれぞれのメーカーの音響ですと、すばらしいでしょうと。照明はこういう県内のメーカーのものですばらしいでしょうと、ある意味でグランシップそのものをショーケースにする。そういうような考え方もすべきと思いますが、いかがお考えになるかお聞きします。

 外壁のスレートの件についてお聞きをします。
 当然ながら安全対策の工事は必要ですが、そもそもこのスレートの耐久性というのは、あと何年あるのか、もともとの設計者は責任を逃れているようですが、それについて設計時にどのように言っていたのか確認をしておきたいと思います。

 県立美術館についてお聞きをします。
 第19号議案の件が先ほど来出ていますが、私は、簡潔に申し上げて、文部科学省の省令を参酌してというのは結局は地方の自主性が全く出てないというふうに感じます。
 県民の美術館にするためには、例えば学生とか民間企業、なぜ民間企業かというと企業メセナで美術館を応援してもらう。先ほど来話が出ていましたが、応援してもらうためには、そういう方々に入ってもらったり、公募もあり得るべきだということをうたってこそ初めて県の独自性のある条例だと考えますが、御所見を伺います。

 それから今、静岡市内の6つの美術館と博物館が初めて連携して小学生専用のミュージアムパスポートというのをやっていますね。
 入館料無料でそれぞれの美術館や博物館に行けるというものですが、ことしの1月から6月まで静岡市内の3万7000人の小学生を対象にしてやると。これは実は、協賛金で凸版印刷、早稲田システム開発、はごろも教育研究奨励会がお金を出していただいてやっている事業だそうであります。
 こういうことは県立美術館だからでしょうが、こういうものはそれぞれ地域に、浜松に行けば浜松の美術館、博物館群があります。そういうものをぜひ全県のそれぞれの地域でやることですそ野が広がると思います。これは今、展開中ですので事業の結果がどうなるかわかりませんが、ぜひその結果も検証して、こういういい事業は予算の出どころもこれからお考えになっていくべきと思いますが、いかがお考えですか、お聞きしたいと思います。

 あわせて美術館ですが、今浜松エリアでは三遠南信ミュージアムサミットというものをやっています。
 美術館や博物館は持っている資産が限られていますので、何回も何回も行っても飽きてしまうというものがあるので、三遠南信という枠の中でそれぞれの展示物を交換して、いつもの美術館でいつもと違うものが見られると、博物館で違うものが見られるというような事業であります。
 そういうものも県内で考えていくということも必要かと思いますが、いかがお考えかお伺いしたいと思います。

 それから、芸術関連でもう1つ。
 今申し上げてきた県立美術館、グランシップ、そしてまたSPAC等ですが、ふじのくに芸術回廊創出事業の中でふじのくに子ども芸術大学をやりました。こういうところに、彼らにも県内の各地に出てもらって競ってもらう。それでこそ県費を入れて県が支援をしている意味があると思いますので、それはぜひお考えいただきたいと思います。

 それから、国際オペラコンクールであります。
 オペラコンクールの入選者には、非常に優秀な方が出てらっしゃると思いますが、実は優勝しても1回静岡でコンサートやって、あとは東京でコンサートをやるというだけでもったいないなと思います。3200万円も使うんですから、費用対効果を考えたらなかなか厳しいのではないかと。
 これから、もし富士山世界文化遺産登録が実現すれば、世界の人々が訪れることになると思います。そこに世界に通用するオペラが静岡県にもある。そこにヤマハやカワイという一流の楽器もあるということをアピールしていくいい機会、オペラの優勝者を使ってアピールしていくいい機会になると思いますので、もう少しオペラコンクールに対する費用対効果を考えたほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。

 最後に、大学についてお伺いをします。
 先ほど来、7番委員からの質問もありましたが、実は入学金の優遇制度について、6月のこの委員会で私も議論をさせていただきました。
 その折に、特に静岡文化芸術大学というのは浜松市と経済界が一緒につくった経緯があります。浜松の若者を地元で育てたいという経緯でつくった大学で、そういう意識が高いのですが、昨年、お隣の愛知県等々から優秀な学生が流れ込んで県内の学生が、地元の学生が行けなくなってしまったということもあって、ここはやはり県内の学生にそういう学ぶチャンスを地元で与えたいということで優遇措置をしていくという議論であったと思うのです。そして、この平成24年度当初予算になっていると思いますので、諸般意見があると思いますが、私は、24年度の実績を見て、検証していくべきと考えています。
 そこで1つ質問をしなきゃいけないのですが、県から県立大学と短大及び公立大学法人に対して84名、静岡文化芸術大学に対して18名、合わせて102名の出向者がいます。
 大学というのは学問の府でありますから、学の独立というのがございます。この学の独立は侵してはならないと考えていますので、この出向者の数が果たして経営という観点から見たときに、学の独立が侵されて県の意向に従わざるを得ないということにならないかどうか、そのあたり各学長がいかがなお考えをお持ちなのか、もし聞いていればお聞きしたいと思いますし、もし聞いていなければ、それはきちんと胸襟を開いてお話をして、将来的に県からの派遣者をこれ以上ふやすべきか、もしくは減らしていくべきか、それをいずれはっきりさせておかなければいけないと考えますが、今の大学側の意向がわかればお教えいただきたいと思います。以上です。

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