• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年2月定例会企画空港委員会
退職する職員への発言要求(天野(進)委員) 【 議事運営 】 発言日: 03/03/2009 会派名:


○天野(進)委員
 委員長、一言よろしいですか。
 この企画・空港両部で今月末をもって退職なさる3名の方がいらっしゃいます、御苦労さまでございました。山村部長、杉山理事、そして山田理事、それぞれが今期をもって退職されるわけでありますけれども、大変に厳しいそうした環境の中で御尽力をいただきました。この際、思い出深き県庁を去るわけでありますので、それぞれ後輩に対し、そしてまた私たちに対しても示唆を与えていただければありがたいと思っております。どうぞ、それぞれ3人から一言お話をいただきたいと思って提案する次第です。よろしくお願いします。

○山村企画部長
 御丁寧なごあいさつ、ありがとうございました。本当にこれが最後の議会なのかなと、まだ実感はわきませんけれども、振り返りますと昭和48年に県庁に入りましてからさまざまな仕事をさせていただきました。振り返ってみると、本当に好きなようにやらせてもらえたなというのが私の感想であります。
 あと、職員――部下にもし残すとすれば、いろんなチャレンジをするところまで行かなかったこともありますけども、振り返ってみればやったほうが得かなと、それが成功する失敗するは次の話であって、とりあえずチャレンジしてみると。そういうことをすれば、おのずといろんなものが開けてくるのかなという思いを、もしでき得れば残る人たちに贈りたいなと、こんなふうに思っております。
 振り返るといろんな事柄が浮かんできます。今やっている業務棚卸表もちょうど私が行政改革室長のときに手がけたものでありますし、組織のフラット化、それから今残っている中でも相当なものがそのまま引き継がれているなという感じがしてます。これも後を引き継いでくれた職員の人たちがそれをブラッシュアップし、継続をしてくれたためでありますけれども、いずれにしても立ち上げるときに私が関与できたというのは非常に喜びであります。
 これから県庁を去るわけですけれども、今度は一県民として外側から行政を眺め、まだまだ私としてもいろんな方とパイプがありますので、そういう意味ではいろんな形で意見が言えたらなと、こんなふうに思っておりますので、今後ともぜひまた機会がありましたら、御指導、御鞭撻をよろしくお願いをしまして、お礼のあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)

○杉山静岡県理事(国際戦略担当兼空港需要担当)
 県議会の皆様方には本当に長い間ありがとうございました。いろいろ御指導、御鞭撻をいただきましてここまでやってまいりました。本当にありがとうございました。またこのような機会を与えていただきましたことを感謝申し上げます。
 ヨーロッパ駐在員を初めにしまして、それ以来、国際室、そして国際戦略の担当の理事としてここ20年ほど、国際関係に携わることが多かったわけでございます。本当にこの20年間、何を一番感じるかと言いますと、やっぱりこういうスピードの速さといいますか、20年前中国浙江省との交流を初めて担当したときは、中国浙江省にお土産を持ってきてほしいと、幹部がカード電卓を文明の利器だということでお土産に欲しいと言われまして、それを20枚も30枚も抱えて、それを配りにいったという思い出があります。
 ところが、その5年後にはもう既にカード電卓は要らなくて、外資を招いて安い労働力を山奥から連れてきて、日本よりはるかに安い最新鋭のカード電卓を既に浙江省でつくってる。昔は灰色で4階、5階建ての建物がすべてでしたけども、今の浙江省というのは、本当に丸の内も凌駕するほどの摩天楼が西湖のほとりにでき上がっております。その間のやり方というのは日本と全く違いまして、技術、それから資金を海外から大胆に招いて、労働力は山奥から格段に安い者を連れてくると。あっという間に、圧倒的な国際力の商品をつくり上げてると。
 そのとき、10年前にも思いました。今にこれだけじゃなくて、恐らく日用品さえも中国の独壇場になるということを予測しましたけども、現在では衣服、それから野菜すらも、あるいはメラミン入りのミルク製品までもそういった形で……。
 何を一番感じてますかと言いますと、中国の政府が非常に大胆に、日本が得意とする技術を育て、人材を育て、長い間市場調査をしてからやっとこういう最新鋭の武器を育てていくという伝統的なやり方と全く対極のやり方で、あっという間に世界第3位、恐らく第2位、第1位になるでしょうけども、そういった経済大国をつくったと。全く違うやり方が、考え方があるなというふうに思いました。
 ぜひ今後、私の後に続く人たちが、日本はそれと全く無縁の存在となるわけにはいきませんで、ますますこれから色濃く巻き込まれていく、もう巻き込まれていくという感じがぴったりかと思います。そういうアンテナを、ぜひこれから空路が開けますが、そういった最大の機会を利用して、自分のアンテナを広げて、知見を深めて、県のできることは限られていますけども、そういった現状分析と先行きを見込んで、自分のすべき施策に織り込んでいってほしいなというふうに思います。
 簡単でございますが、どうも長い間ありがとうございました。(拍手)

○山田空港部理事(空港建設担当)
 山田です。今回の開港予定日の延期とか、2,200メートルの暫定運用ということで、そういうことに対しまして責任の重大さを感じております。
 しかしながら、工事のほうでは新幹線トンネルの防護工とか、2600万立方メートルの大規模な土工事、生きている土を相手にして、無事完成に持っていけたというのは、土木技術の粋を集めたたまものであるというふうに感じております。
 これからのこういう大規模なプロジェクトというのは、当然のことながら地域と密着した計画づくりから始まって、地域の皆様の御意見、県民の皆様の御意見を取り入れながらやっていく必要があるということを、この空港の問題に直面しまして感じたところでございます。
 これからの公共事業のあり方についても同じように、地域と密着した計画づくりから始まって、完成まで持っていく、こういうふうにこれからの仕事はやっていかなければならないと感じております。
 37年間、土木行政ということでやってまいりましたけども、これもひとえに皆様方のおかげでここまで来たものでございます。どうもありがとうございました。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp