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委員会会議録

質問文書

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平成29年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:12/15/2017
会派名:自民改革会議


○多家委員
 分割質問方式で、三、四問を質問します。
 まず、第126号議案に関し、美術館運営事業費についてお尋ねします。
 いわゆる改修設計費、それから改修工事契約で1億1000万円です。来年3月から4月中旬まで本館を休館する計画と聞いておりますが、来年3月から4月といいますと春休みとゴールデンウイーク、いわゆる県立美術館にとって書き入れどきの時期と重なると思いますが、来館者数に影響が出てくる感じがします。
 それほど私も行きませんが、副館長から遊びに来てくださいというお声がよくかかりますので何回か行きました。ここのところ若冲の浮世絵、直虎、ピラミッドもしくは黄金のファラオ、没後ロダン展と大変な企画展で人気があるわけです。この企画展も含めて今の休館とあわせて今年度の来館者数の状況と見込み、それから来年度の休館の影響を考えてどう見込んでいるのか。県立美術館にとりまして非常に今いい時期にあると思いますのでお尋ねします。

○紅野文化政策課長
 まず、県立美術館に係る今年度の状況でございますが、12月10日現在の来館者数は14万3000人でございます。また12月22日から新たな企画展を開始することから、年間来館者は今年度の目標15万6000人に達する見込みと考えております。
 それから、来年度の影響でございますが、4月から6月までの3カ月間、年間の4分の1が休館になることは影響が少なくないと考えております。しかしながらロダン館については通常どおり開館予定であり、また7月以降も企画展を予定しておることから、普通の各都道府県の美術館の年間来館者数は大体10万人が一つの目安であり、10万人を超えるよう来年度も開館後、頑張っていきたいと思っています。

○多家委員
 非常にヒットした企画が続き、私も行ってみたのでぜひ休館を機に新たにリニューアルした美術館の来館者が多くなるよう頑張っていただきたいと思います。

 それから、次はオリパラについて伺います。
 もうずっと、本件については話が進んでいるわけでありますが、先ほど7番委員から伊豆市のベロドローム、もしくはサイクルスポーツセンターの施設整備についてかなりのおくれが出ていて関係市町が懸念しているとのことでした。現実にそのとおりであると思いますし、ある方が執行責任者になってから約半年間オリンピックの諸事業がとまってしまったことは全国共通して認識しているわけですから、静岡県も大変苦労しながらオリパラに取り組んでいると思います。
 そこで、何とか状況を前向きにと11月10日に県の開催推進委員会を設立し、全県が官民組織一丸となってオリンピック・パラリンピック双方への対応を推進して、大会を契機とした県全域の観光交流の拡大と地域活性化に向けた取り組みを推進していこうと決めました。伊豆市だけでやるのではなくて静岡県の伊豆半島もしくは東部地域でサイクルスポーツの活性化、それからロードレース競技開催の可能性を踏まえ、ロードレースの開催可能性とは言い過ぎかもしれませんけれど、ロードレースも静岡県でやる動きがあるわけです。東部20市町が一丸となってオリンピック・パラリンピックに向けて盛り上げる動きが首長レベルで始まっているとの新聞記事を見ているのですが、具体的に首長レベルでどんなことを始めているのかお尋ねします。

○山本オリンピック・パラリンピック推進課長
 11月10日に全県挙げて、当然20市町も含めた東京オリンピック・パラリンピック自転車競技静岡県開催推進委員会を設立しているところでございます。首長レベルでは11月6日に伊豆半島地域サミットがございまして、伊豆市長からオリンピック・パラリンピックは伊豆市だけではなく伊豆半島全域で開催準備を進めていこうと提案がございまして、同じメンバーである三島市長、関係市長からも伊豆半島全体でこれから盛り上げていきましょうという提案がございました。
 三島市長からも御提案があり、これからロードレースも広い圏域で開催準備をして盛り上げていかなければなりませんということで、伊豆半島東部地域で開催準備を進めていこうという動きと連携して私ども開催推進委員会が東部20市町の首長の意見も伺いながら、これから県独自のおもてなしや機運醸成といった取り組みを進めていきたいと思っています。

○多家委員
 伊豆半島地域の首長サミットで20市町が一体となる。20市町と言いますと熱海市、三島市、沼津市から以南の伊豆半島13市町に長泉町、清水町が入った15市町、そして小山町、御殿場市、裾野市、富士市、富士宮市が入った5市町で20市町となります。東部が一丸となって参加するという理解ですが、現実には石川前知事の時代から伊豆は一つというのは全くのうそで伊豆は一つ一つでどう頑張ってもまとまりません。だからオリンピックも相当締めてかからないといけません。ロードレースについて踏み込んで言いますと、小山町がゴールでフィニッシュになる形でやっていけるかどうか。首長同士で意見交換があるのかどうか、もしくは県が主導的に進めていくのかどうかについて伺います。

○鈴木文化・観光部理事(スポーツ担当)
 伊豆半島東部地域20市町でございますけども、先ほど山本オリンピック・パラリンピック推進課長が説明したとおり、11月に伊豆半島地域サミットが行われ、その中で2番委員がおっしゃったようにもともと伊豆市長の発案でさらに三島市含めた各首長が同意しました。
 12月22日に東部地域サミットが予定されており、前回の伊豆半島地域サミットのときと同様に三島市長は東部地域サミットにもあわせて入っておりますので、そこで東部の皆さんにお話をしましょうとなっております。決してロードレースだけではなくて、先ほどいわゆるオリンピックのレガシーの話がございまして、今ちょうど伊豆半島東部地域でサイクルスポーツについていろんな主体で取り組みが始まっております。これをレガシーとして盛り上げていくために20市町で取り組むことについて22日にお話をし、私どもとすれば各市町が主体的に、取り組みを合同でやっていただければと思っておるところでございます。

○多家委員
 よくわかります。
 ただ、決めなくてはいけないのは誰がチャンピオンになって、どうやって引っ張っていくかです。チャンピオンがたくさんいますから、チャンピオンを決めないと問題は解決しないと思います。ベロドロームを抱えている市の市長は心の病にかかってしまうくらいに追い込められる状況が続いています。22日の東部地域サミットでしっかりリードしてほしいという要望ですが、僕が言ったって連中が決めなきゃしようがないから一応要望しておきます。

 もう1つ、機運醸成についてですが、伊豆市へ行きましたら伊豆市職員がエンブレムのついたシャツを着ているのです。何だと言ったら職員専用ですと言いました。静岡県職員の一部、もしくは東京都に行きますとオリパラのエンブレムマークの入った名刺を差し出す方が多くなってきました。これはこれからの機運醸成の1つと考えますが、我々はそのことについてまだ全くわかっておりませんので教えてください。

○山本オリンピック・パラリンピック推進課長
 名刺に大会エンブレムを入れる話でございます。県も伊豆市と同様、自転車競技会場を抱える競技開催の関係自治体として名刺にロゴマークを入れて職員が使うことができます。2番委員から非常に貴重な御意見をいただきましたので、これから効果的に活用できるよう検討していきたいと思います。

○多家委員
 県は、シャツは考えているのですか。

○山本オリンピック・パラリンピック推進課長
 名刺だけではなくて、シャツ、ポロシャツ、Tシャツなどいろんなものがあると思います。競技関係自治体として、これから推進委員会等いろんな市町関係団体と全県を挙げて盛り上げる機運醸成の一つのいいツールといいますか、取り組みだと思いますので同様に検討していきたいと思います。

○多家委員
 わかりました。
 それから、9月に県屋外広告物条例が改正され、オリンピックを支えることが主目的だと思いますが、会場もしくはアクセス道路周辺の美しい景観を維持するために規制を強化し違反広告物の是正指導を開始し、11月から道路周辺の森林の修景伐採にも着手と聞いておりますけれども、現実にどこがどうやっていくのでしょうか。

○山本オリンピック・パラリンピック推進課長
 屋外広告物の規制につきましては、交通基盤部が条例改正し、屋外広告物の規制に関する各種調査をやっております。
 森林の修景伐採につきましては、経済産業部が伊豆半島で今年度から進めていきます。

○多家委員
 若干トラブルが起こるかもしれませんけれども、限られた期間ですので、ある意味では問答無用でしっかりとやっていかなければいけないなと思っています。ぜひ交通基盤部、経済産業部と協力しながら進めていただきたいと思っております。

 それから、ロードレースのコースはまだ最終決定されておりませんので、次回の委員会で質問します。
 先ほど、9番委員からラグビーワールドカップの話が出ました。
 意見ですけれども、本当に皆さん頑張って予選リーグ4試合をかち取ったと思います。12会場の中で日本が出られる試合は4会場しかないわけです。味の素と横浜とトヨタとエコパの4会場がラグビー会場の中で最もすぐれていると国際ラグビーボードなり組織委員会が認めたわけです。キックオフは味の素東京スタジアムで、横浜スタジアムは日本戦の最終戦です。日本の成績によっては最終戦に人が集まるかどうかはわからないけれど、静岡県はとりあえず開幕戦で本当に当たったのか努力したのかわかりませんけれども、大変な努力だったと言っておきます。テストマッチが2万7000人で僕は大いに満足していると言っているわけですが、やはり結果がここにあらわれたんのではないかなと思います。だから県を挙げて、文化・観光部を挙げて一生懸命やった御褒美だったと思います。
 チケットですが、12月1日の第4回推進委員会に出ましてやはり高いなという感じと同時に、きのう40人の忘年会に出たらチケットIDを登録しちゃったのが8人いました。4万円が高いか聞いてみましたら、多分静岡県の、いわゆる地元の3月の抽せんに申し込んでいますけれども、3万円か4万円のどちらかに申し込むと言っていました。ラグビー熱はそういう意味ではかなりあるのかもしれません。だから子供のチケットをまけてくれなんて国際ラグビーボードに言ったら怒られますからそういう話は抜きにしておいてください。せっかくここまで来たのに何を静岡県は言っているんだという話になると思いますので、つくづくそれだけは言っておきます。

 もう1つお尋ねしたいのは、先ほど7番委員から住宅宿泊事業法にかかわる条例制定について質問がありました。もう少し聞きたいと思ったのは国のガイドラインの概要とそれを踏まえて本県条例をどのようにしようと考えているのかについて、これから進めることですからそんなにしっかりした答弁ではなくてもいいので教えていただきたいと思います。

○神戸観光交流局長
 ガイドラインの概要でございますが、まだ出ていない状況でございます。ガイドラインは法律や第18条の解釈、政令を規定する内容になっているため、具体的に作業を進めていくのがなかなか難しい状況にございます。
 そういう中で、条例を制定する場合には、住民の安全を守っていくために条例を制定していくことになりますので、基礎自治体であります市町の御意見を十分に聞くためにきょうも市町の担当者との説明会を計画してございます。
 それと並びまして、いろんな関係者の御意見を聞くことも大事だと思っております。例えば旅館業組合、不動産関係、学識経験者という方々の御意見を聞く機会を年内に設けるように考えてございまして、御意見をお伺いしながら条例制定の可否も含めて検討してまいりたいと考えております。

○多家委員
 いろんな形で努力してきても、恐らく思っているようにはおさまり切れない意見が出てくると思います。パブコメをやってもどこまで広がっていいかがわからないだろうと思います。2月議会に間に合わなかった場合、どんなお考えがあるのか、もしくは影響があるのかについてお尋ねします。

○神戸観光交流局長
 法の施行が6月15日で、その3カ月前の3月15日から住宅宿泊事業者の届け出受け付けを行うようになっております。したがいまして2月議会で制定されないことになると、今18条で申し上げている地域への規制がかからないことになります。したがいまして住宅宿泊事業を認めてやっていただくこともございますし、ある部分について住民の安全を考えて御遠慮いただくという考えもあろうかと思います。
 いずれにいたしましても、受け付けが3月15日に始まりますので、2月議会に向けて対応してまいりたいと考えております。

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